反物の買取相場・高く売るコツ!着物より生地の方が高く売れるかも

嫁入り道具として受け取ることが多かった反物(たんもの)やハギレ。着物に仕立てる前の状態ではありますが、需要が高く高価買取されています。もし、生地のまま使う予定がないようでしたら、ぜひ福ちゃんの出張買取査定をご検討ください。確かな目で買取し、求めている方のお手元へ届けます。

反物は仕立てた着物よりも高く売れることがあります

着物や帯に仕立て上げる前の生地「反物」。芯棒と呼ばれる円筒に生地が巻き付けられています。

」は生地の長さを指す単位で、一反の横幅は34〜36cm、長さ12m程度です。大人ひとりぶんに相当する大きさを指しているため、産地や種類、その時代によっても異なります。

仕立てる工程がかかっていないぶん、買取価格は控えめという想像される方も多いですが、買取市場の現状はそうでもありません。

昔と比べて今の世代の平均身長は高く、着物のサイズが合わないこともあるためです。自分のサイズに仕立てられる状態の反物は、仕立てた着物よりも高く売れることがあります。

最近では、着物はリメイク素材として用いられるようにもなってきました。

西洋の洋服の形に作り直したり、現代のスカートと合わせて縫い直したりするお嬢さん方もいらっしゃるようです。

有名な方では、浅田真央さんが無類の着物好きで知られ、現代のバッグとうまく合わせて外出されることもあります。

生地の状態であれば活用範囲が広がり、より自分の理想とする服に仕立ててもらったり、リメイクしてもらったりできますね。

反物の買取相場について

反物は多くの作家が手がけていることで有名です。そこで、有名作家の反物を一例に取り上げます。

なお、同じ作家でも、状態により価格がつかない場合もあります。ご留意ください。

上野為二氏が手がけた反物の買取相場

重要無形文化財として認定された上野為二氏は、京友禅に深い歴史を残した名家です。2003年には孫にあたる上野真氏が二代目を襲名しました。

格調高さや繊細さが特徴的です。友禅で初めて人間国宝になったこともあり、初代・上野為二氏の反物を求める声が後を絶ちません。

初代の反物であれば、状態次第で100,000円を超える価格がつくお品物も多いです。

初代と二代目では買取価格が異なり、落款が素人目では見分け難いと言われています。

浦野理一氏が手がけた反物の買取相場

昭和に活躍した染織研究家、「浦野理一」氏が手がけた反物も注目されています。

紬帯で使うひょうたん糸の供給不足により、市場でほとんど出回らないため、希少価値が高いことで有名です。

中でも経節紬は多くの人が求めています。数万円代で買取される機会が多いものの、買取価格の変動が大きいと予想されます。

気になるお品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

木村雨山氏が手がけた反物の買取相場

木村雨山氏は加賀友禅の巨匠。「加賀五彩」に日本画の優美さを取り入れた独自の技術により人間国宝に認定されています。

中でも大胆なデザインの物は人気が高く、〜200,000円程度で買取されていますが、流行により買取価格が変わる可能性もあります。

木村雨山氏の落款は非常にシンプルで、縦書きで「雨山」と書き、六角形の中に収めているため確認しやすいのが特徴です。

羽田登喜男氏が手がけた反物の買取相場

手描き友禅作家の羽田登喜男氏は、京友禅と加賀友禅を融合した「羽田友禅」を確立させた人物。

1986年には、イギリス王室のダイアナ妃が来日した折に、振袖を献上しており、世界中に着物の魅力を伝えたと言われています。

買取相場は100,000円以上の値段が付くことも珍しくありません。中でも、代表作の「鴛鴦(おしどり)」は人気があります。

いち早く落款を取り入れ、登喜男という刻印を正方形の角印に収めた物を使用していることで有名です。右半分に「登」、左半分に縦書きで「喜男」の字が記されています。

大島紬の反物

フランスのゴブラン織、イランのペルシャ絨毯と並び「本場大島紬」は「世界三大織物」に数えられています。

大きく分けると30以上の工程を経て、半年から1年かけて作り上げられる織物ですから、元のお値段が5,000,000円するようなものもあります。

世界的評価や元のお値段に加え、生産数が減少していることも相まって非常に需要が高いです。

買取価格には状態や元のお値段によってかなり幅があり、1,000,000円程度の価値がつく物もあります。

伝統工芸品の反物には必ず証紙がついているためご確認ください。

結城紬の反物

重要無形文化財に指定されている絹織物の結城紬。亀甲の織柄が代表的です。

常陸国の特産物の布(あしぎぬ)が原型であり、「常陸紬」の名を経て今の「結城紬」と呼ばれるようになったと言われています。

伝統工芸品の本場結城紬は、証紙に「結」と記されているのが特徴です。本場であれば、買取相場は数万円〜100,000円程度の買取が期待できます。

⚠︎注意
上記の買取相場はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は着物買取業者にご確認ください。

反物を高く売るコツ

反物の価値を損なわないよう、以下の点にご留意ください。

詰め込みすぎない

巻物の状態とはいえ、保存状態や持ち込み方も重要です。詰め込みすぎてしまうと、重さで繊維が伸びてしまい価値を損ねてしまう可能性があります。

出張査定を依頼する場合には、そのままの状態で確認することも可能です。査定員が運び出しから対応いたしますので、取り扱いに迷ったら、遠慮なくご相談ください。

証紙や落款、桐箱などの付属品をできるだけ持っていく

証紙、桐箱などの付属品がご自宅に眠っている可能性があれば、できるだけ揃えましょう。

コレクターの中には、証紙などがすべて揃っていてこそという方もいます。また、桐箱は湿気対策の意味でも重要です。

反物などの着物類は「福ちゃん」にお任せください

多くの着物買取を実施してきた「福ちゃん」は、仕立てる前の反物も積極的に買取しています。

せっかく高価な反物を持っていたけれど仕立てる予定のない方などは、ぜひお問い合わせください。価値がわかりにくいからと、不適切な査定は致しません。自信を持って買取査定させていただきます。

反物買取によくある質問

使わずにいた反物を買取に出す際、お客様から多くの質問を頂きます。

中でも多い質問を掲載しておりますが、そのほかに買取で気になることがある方はぜひ「買取福ちゃん」へお問い合わせください。 お客様に寄り添った回答ができるよう、心を込めてご対応します。

高く売れる反物の特徴は何でしょうか?

有名作家の反物であるかどうかのほか、素材なども重要です。

絹は使用量が多いほど高く、(もんめ)という単位で表されます100%の正絹(しょうけん)は最も高価買取が期待できる素材です。伝統工芸品の木綿製も価格が期待できます。

ポリエステルなどは洗濯がしやすくお手頃なだけに、価格はつかない可能性が高いです。

デザインもまた、市場価格に影響を与えています。古典柄や現在の流行に即したものは、需要が高いぶん高価買取される傾向にあります。

証紙がなくても価格はつきますか?

着物をはじめとした衣服は種類が膨大なため、査定員が価値を判断できるかによるところがあります。 しかし、産地や作家によって特徴的な部分は必ずあります。

「福ちゃん」は証紙がない反物や着物も、確かな目で適正価格のご提示が可能です。どうぞご安心ください。

コレクターからは、証紙をはじめとした「付属品がすべて揃っている」方が需要は高くなります。ご自宅に眠っている方は、まずはお探しの上でご相談いただければ幸いです。

虫食いやシワがある物でも買取できますか?

虫食いやシワがあるものは買取が難しい場合もあります。

とくに深いシワの場合は対処が難しいため、ハギレとして再利用が可能かどうかが重要です。

反物の適切な保管は何でしょうか?

虫食い・カビ防止のために普段は防虫剤を使用し、数ヶ月に1〜2回は虫干しをしてください。湿気対策として、たとう紙で包み桐の箱にしまうことも重要です。たとう紙は防虫剤と同じく、定期的な交換が必要です。

反物買取によくある質問」は以上です。

着物買取に関する疑問点や不安点をはじめ、これまで大切にされてきた着物の買取先をお探しの方は、ぜひ福ちゃんへお問い合わせください。

何点でも無料で買取査定させていただきます。

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