【中国切手】延安「文芸講話」発表30周年切手の特徴と詳細、買取市場について解説

今回は1972年に発売された中国切手「延安文芸講話発表30周年」の種類や特徴について解説します。「延安文芸座談会での講話」から30周年となる節目で発行された同切手は、6種類のデザインで構成された枚数限定の記念切手です。

延安「文芸講話」発表30周年切手(全6種)とは

【中国切手】延安「文芸講話」発表30周年切手の特徴と詳細、買取市場について解説

延安文芸講話発表30周年切手」は、1972年に中国で発行された切手です。1942年の「延安文芸座談会での講話」から30周年を記念して発行されました。

文芸講話」は、毛沢東が1942年に行った一連の講演をまとめたもので、中国共産党の文芸政策の基礎を形成しています。これは、延安で整風運動の一部として開催された「中国共産党の文芸作業座談会」における、毛主席の主要なスピーチを集めたものです。

文芸講話の主なテーマは、「芸術と文学が政治的な目的に仕えるべきである」という考え方に基づいています。具体的には、毛沢東は芸術と文学が労働者、農民、兵士などの人々に対する教育の一部であると強調しました。

彼はまた、中国の作家や芸術家が人々の生活を深く理解し、その主題と問題を作品に反映させることを求めました。そのため、作家や芸術家は一般的な人々と密接に関わり、彼らの生活と経験から学び取ることを推奨していたことが切手デザインにも反映されています。

これらの文芸講話からなるアイデアは、中国共産党の芸術と文学の方針の中心となり、文化大革命期を含むその後の歴史的な出来事に大きな影響を及ぼしました。

延安「文芸講話」発表30周年切手の特徴やデザイン

【中国切手】延安「文芸講話」発表30周年切手の特徴と詳細、買取市場について解説

延安文芸講話発表30周年切手」は全6種類のデザインで構成された切手セットです。

それぞれのテーマは以下の通りとなっています。 

・講話発表の開場
・革命歌の合唱
・街頭劇
・労働のすすめ
・紅灯記
・紅色娘子軍

講話発表の開場」は座談会が開催された場所で、延安の雄大な自然を背景に、延安の楊家嶺にある中央公会堂の外観が目立つように描かれているのが特徴です。「革命歌の合唱」は、人民服を着た民兵が合唱する様子が描かれています。

街頭劇」は1943年の春節に王大華らによって書かれた「兄と妹が荒野を切り開く(兄妹开荒)」という街頭劇を演じている様子がデザインされています。

労働のすすめ」は、延安宝塔山を背景に、文芸家や宣伝家たちが畑で演奏し、熱心に労働に取り組む様子が描かれているのが特徴です。

紅灯記」は、畑と電線鉄塔を背景に、文芸家たちが農民のために近代京劇「紅灯記」を演じるシーンがデザインされています。

紅色娘子軍」は、近代工業施設を背景に、文芸家が労働者のためにバレエ「紅色娘子軍」を踊る様子について描かれているのが特徴です。

これら、切手背景の多くに宝塔山の「延安宝塔」が描かれているのをみると、この場所が非常に重要だったことがわかります。

▼延安「文芸講話」発表30周年切手の詳細
・発行日:1972年5月23日
・額面:8分
・デザイン:全6種
・発行枚数:各700万枚

延安「文芸講話」発表30周年切手の市場価値や高く売るコツ

【中国切手】延安「文芸講話」発表30周年切手の特徴と詳細、買取市場について解説

価値のある中国切手は、額面以上のプレミア価格で取引されることがあります。しかし、すべての中国切手がプレミア切手となるわけではありません。

そこで切手買取に出す際、少しでも高く売るためのポイントを紹介します。

ヒンジ跡や消印の有無、切手の状態は買取額に影響

切手買取では状態の良いものに高値が付く傾向にあるため、可能な限りきれいな状態を保てるようにするのがポイントです。

延安文芸講話発表30周年切手」のように発売から50年以上が経過しているものは、きれいな状態で現存する枚数が徐々に少なくなっています。

超プレミア切手と呼ばれるような中国切手は、使用済みでも価格がつく場合もあるのが特徴です。しかし、同じ切手でも、未使用できれいな切手のほうが、やはり好まれます。

価値のある中国切手を保管するときは「専用アルバムを利用する」など、適切な方法で保管しておきましょう。

切手買取の実績が多い買取業者を選ぶ

切手買取の実績が多い買取業者は、それだけリピートして利用するお客様が多い証拠でもあります。

買取価格やスタッフの対応などの満足度が高いのは、それなりの理由があるのです。切手買取において、買取実績の多い業者を選ぶのは大事なポイントです。

また、買取実績の多い買取業者では、専門の査定士が在籍していることがよくあります。専門的な目線で切手を査定しているため、切手の価値を正確に見定めることが可能なのです。

福ちゃん切手買取では、経験豊富な査定士が多数在籍しています。価値のある中国切手を少しでも高く売りたい方は、ぜひ買取福ちゃんまでお気軽にご相談ください。

まとめ

【中国切手】延安「文芸講話」発表30周年切手の特徴と詳細、買取市場について解説

延安文芸講話発表30周年切手」の舞台となった場所「延安」は、中国共産党の歴史において非常に重要な地位を占めています。

1937年から1947年までの期間、延安は中国共産党の本部となった一方、長征の終点であり、抗日戦争中(※日本でいう日中戦争)の重要な抵抗の中心地でもありました。

この期間の延安は共産主義運動の中心地となり、共産主義の理念を学んで体現するために全国各地から青年知識人、学生、労働者が集まりました。ここで毛沢東が自身の思想を展開し、党の政策を形成するためのプラットフォームを提供したのです。

今日、延安はその歴史的な重要性から、観光地としても人気があります。毛沢東の旧宅や共産党の旧本部が観光地となっており、中国の近代史を知る上で重要な場所として有名ですね。

この時期、毛沢東は「労働者、農民、兵士に奉仕する文芸」を提唱し、マルクス主義的な文芸論を展開していました。その影響もあり、「延安文芸講話発表30周年切手」のような、労働者や文芸に関するデザインについて取り上げられた切手が多くあります。

それゆえ、同切手の価値は希少性やデザイン性だけとはいえません。

中国の偉大な指導者が人民解放軍を率いた革命の拠点となる、「延安」が舞台になっているなど、歴史的な側面もあります。つまり、コレクターから高い人気を得る要素がある、貴重な記念切手だといえるでしょう。

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