【中国切手】万里の長城の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

今回は1979年の中国切手「万里の長城」のデザインや種類について解説します。「ユネスコ世界遺産」にも登録されている万里の長城は中国の代表的な建造物であり、世界的にも有名な観光地でもあります。同切手の価値や買取価格を踏まえた高価買取のポイントなども解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

「万里の長城」記念切手とは

【中国切手】万里の長城の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

中国切手の「万里の長城」は1979年に中国で発売された記念切手です。偉大な歴史遺産を広く紹介するために発行されました。

万里の長城は日本でも有名で、「グレートウォール(大いなる壁)」や「中国の長城」とも呼ばれる世界最大の人工構造物の一つであり、古代中国の防衛システムの一部を成す壮大な石と土で造られた防壁です。

主に中国の北部と北西部に位置しており、東は海から西は砂漠までを横断しています。全長は正確には不明ですが、最近の調査では約2万キロメートルにも及ぶと推定されています。名前の「万里」もその巨大な長さを表しており、「万里」は「無数の距離」を意味する中国の単位です。

2万キロメートルと言われても想像しにくいですが、地球一周の長さが約4万キロメートルのため、その半分くらいの長さと表現すればイメージしやすいでしょうか。

日本列島が約3千キロメートルとされているだけに、そのおよそ7倍となる万里の長城は果てしない長さの城壁だといえるでしょう。

万里の長城の建設は紀元前7世紀頃の春秋戦国時代に始まり、複数の小国が自己防衛のために築いた壁がその起源とされています。その後、秦の始皇帝が紀元前221年に中国を統一した後、これらの壁をつなげ、拡張することで万里の長城が生まれました。

最もよく保存されている部分は、明代(1368年-1644年)に建設されたもので、この時期には壁の建設が盛んに行われ、現在の形状がほぼ完成しました。

そして、1987年にユネスコの世界遺産に登録された万里の長城は中国の象徴ともなっており、その存在は中国の文化、歴史、そして人々の誇りを反映しています。

「万里の長城」記念切手の特徴やデザイン

【中国切手】万里の長城の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

万里の長城記念切手には4種類のデザイン切手と小型シート切手が存在します。4種類のデザイン切手は「万里の長城」がメインテーマでそれぞれの四季が描かれています。

・万里の長城の春(額面:8分、発行枚数:1,500万枚)
・万里の長城の夏(額面:8分、発行枚数:1,500万枚)
・万里の長城の秋(額面:8分、発行枚数:1,500万枚)
・万里の長城の冬(額面:60分、発行枚数:150万枚)

それぞれのデザインから万里の長城の移りゆく四季が楽しめます。たとえば、春の切手は桃を中心とした花が咲き誇り、ピンク模様に染まった景色が非常に美しく表現されています。

どの四季も洗練されたデザインですが、冬バージョンの切手だけは額面が他とは異なることもあり、1/10の発行枚数となる150万枚しかありません。

▼中国切手「万里の長城」の詳細
・発行日:1979年6月25日
・額面:8分、60分、2元(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類+小型シート
・発行枚数:20万枚~1,500万枚(詳細は本文に記載)

「万里の長城」の小型シート切手

【中国切手】万里の長城の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

万里の長城の小型シートは「2元」の額面で同日に発売されています。発行枚数は前項の切手よりも少ない「20万枚」の発行です。

小型シートのデザインは「山海関(さんかいかん)」がテーマです。青系の色合いを背景として左上に黄金の長城が描かれたシートで、切手部分である山海関がクローズアップされた構成で描かれています。

中国の河北省秦皇島市に位置する山海関は、万里の長城の重要な部分です。また、山海関の名前には、「山の端(山海)」と「関所(関)」の意味が込められています。山海関は東の端に位置しており、「天下第一関」と称されることでも知られていますね。この場所は、長城が黄海に到達する地点を示しています。

山海関は戦略的に重要な位置にあり、歴史的に何度も軍事的な紛争の舞台となりました。その中でもとくに有名なのは、明の時代から清の時代への遷移期に発生した、清の皇帝である「ヌルハチ」に対する抵抗の場所だったことです。

なお、”山海関“という名前は、古代の地理書「山海経」から取られたもので、中国の東方の端、つまり「山と海の間の関所」を意味しています。これは、地理的に山海関が山と海の間、つまり中国の大陸部と海洋部をつなぐ重要な位置にあるとされています。

「万里の長城」記念切手の市場価値や高く売るコツ

【中国切手】万里の長城の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

中国切手「万里の長城」は福ちゃんでも切手買取実績がある切手です。ここからは、同切手や価値のある中国切手を買取に出して、少しでも高く売るためのコツやポイントを紹介します。

主なポイントは、以下の3点を押さえておきましょう。

・切手の状態が良好かどうか
・市場状況を踏まえた上での希少性
・高く買い取ってくれる業者選び(福ちゃん)

切手の買取は状態が良好なほど買取価格も高くなる傾向にあります。

ヒンジ跡があるかどうか、破れや汚れなどがあるかどうかも重要なポイントです。そのため、価値のある切手の保存には専用アルバムを利用するなど、劣化を防ぐ工夫をすると良いでしょう。

また、時期によってバラつきはありますが、市場の需給バランスも査定額に影響を及ぼすことがあります。たとえば、市場に流通している枚数が少ない状態で欲しい人が多ければ価値が上がります。

そして、非常に重要な項目なのが「買取業者選び」です。

同じ中国切手でも、買取業者によって買取額が異なるケースは多々あります。少しでも高く売りたい場合、買取実績の多い業者や切手買取に力を入れている業者がオススメです。

買取実績が多いのはリピートしているお客様が多い可能性が高く、切手買取に力を入れている業者は価値を正確に見定められる専門査定士が在籍していることが多いです。

先ほど述べたように、中国切手は市場の需給バランスが買取額に影響してくるため、最近では明確に買取価格を掲載していない買取業者も信頼できる傾向にあります。

実際に買取に持ち込んだときは価値が上がっていたのに、明示された金額で低く売ってしまったということがないよう、変動する価値に対応してくれる業者の方が良いでしょう。

福ちゃんでは、そのときの市場価値などを総合的に判断しながら、ベストな買取価格を提示できることが強みの一つです。中国切手の知識豊富な査定士も在籍していますので、手数料無料の査定依頼を活用して少しでも高く売りましょう。

まとめ

【中国切手】万里の長城の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

万里の長城は中国においても国家の象徴として、また文化的、歴史的、観光的な側面からも重要な建造物です。

さらに、長城は中国人の持続力と団結を象徴しており、”不到長城非好漢“(万里の長城に行かない者は真の勇者ではない、最終目的地に到達しなければ良い男とはいえない)という言葉が示すように、その象徴性は中国文化に深く根ざしています。

同切手は、このような重要な建造物がモチーフとなっているだけに、切手買取市場でも人気のある中国切手の一つです。

また、デザインや種類によって発行枚数にバラつきがあることや、極端に発行枚数が少ない小型シートの希少性の側面からも、切手の状態が良ければ高価買取の可能性がある記念切手といえるでしょう。

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