- 切手
- 2025.11.12
切手の交換方法と手数料を解説!郵便局でのルールとお得な活用法

切手の交換を考えているものの、最新の手数料の金額が分からず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。切手の交換手数料は一律ではなく、交換する枚数や種類によって金額が変わります。また、郵便局では切手を現金化できないため、現金に替えたい場合は買取サービスの利用も選択肢の一つです
この記事では、切手の処分・交換方法や最新の手数料、現金化する方法を紹介します。寄付制度の仕組みも解説しているため、ぜひ最後まで読んでみましょう。
【記事のポイント】
- ✅不要な切手は郵便局で所定の手数料を支払えば、新しい切手やはがきに交換できる
- ✅プレミア切手など額面以上の価値が期待できる場合や、現金化したい場合は買取サービスの利用がおすすめ
- ✅どの方法が最適か迷ったら、まずは福ちゃんの無料査定へ。価値のある切手も見逃さず、1枚から丁寧に査定します
不要な切手やはがきを処分・交換する方法

不要な切手やはがきを処分する方法には、郵便局での交換や買取業者への持ち込みなどが挙げられます。
額面以上の利益を得たいのであれば買取業者が向いており、利益を求めず別のはがきや切手に交換するなら、郵便局での交換がスムーズです。
ここでは、切手の買取サービスと郵便局での交換に分けて、それぞれどのような処分・交換方法なのかを解説します。
切手を現金化するなら買取サービスを利用
切手を現金化したい方は、買取業者に持ち込んで査定を依頼するのがおすすめです。郵便局で切手の交換をすると手数料がかかるため、額面以上の利益を得られません。そのため、少しでもお得に処分したい方は、買取サービスの利用がおすすめです。
買取業者では、経験豊富な査定士が切手の歴史的価値や状態などを評価してくれます。珍しい切手や現存数が限られている切手は、高く売れる可能性があります。
例えば、見返り美人切手や赤猿切手は、希少価値が高くプレミアが付きやすい切手です。効率良く現金化したい方は、保存状態が悪化する前に早めに売却を検討しましょう。
福ちゃんでも切手の査定・買取を積極的に行っているので、ぜひご活用ください。プレミア切手だけでなく、普通切手や状態の悪いもの、破損している切手も査定可能です。
郵便局で切手を交換する方法と条件
郵便局で切手の交換をする場合、交換したい切手を最寄りの郵便局に持ち込み、規定の手数料を支払うことで別の商品に交換できます。交換対象には切手のほか、郵便はがき、レターパック封筒などの特定封筒、郵便書簡などが含まれます。
交換条件は、未使用かつ汚れや破れが見られないことです。普通切手だけでなく、記念切手やグリーティング切手などの特殊切手も交換の対象ですが、交換できるのは普通切手や郵便はがきなどに限られます。
特殊切手とは、季節の行事やイベントを記念する目的で発行された切手です。中には希少価値が高いものが含まれている可能性があるため、額面以上の価値が期待できる場合、まずは買取業者に査定を依頼した方が良いでしょう。
(参考: 『書き損じはがき・切手の交換』)
査定・出張費・手数料はすべて無料。
切手交換にかかる最新の手数料と注意点

郵便局での切手の交換にかかる手数料は、99枚までの交換なら1枚につき6円、100枚以上の交換なら1枚につき13円です。(※2025年10月時点の情報です)
以下は、枚数ごとの交換手数料を項目別にまとめたものです。
| 交換するもの | 99枚までの交換 | 100枚以上の交換 |
| 郵便切手・通常はがき | 6円 | 13円 |
| 往復はがき・郵便書簡 | 12円 | 26円 |
| 特定封筒・レターパック封筒・スマートレター封筒 | 55円 | 78円 |
| 10円未満の郵便切手・普通はがき | 合計額の半額になる | 13円 |
切手を交換する際は、「額面の違う切手と交換する」という決まりがあります。その際は差額分を支払う必要があり、額面が低い切手と交換する際はお釣りが返ってこない点に注意しましょう。
また、大きな破損や汚れが生じている切手は、交換対象外となる可能性があります。汚れや破れ、変色などの劣化を防ぐには、クリアファイルやポチ袋などに入れて持ち歩くようにしましょう。
(参考: 『手数料』)
手数料の具体例(交換シミュレーション)
切手を交換する際に、手数料の計算方法が分からないと思っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、50円切手10枚(合計500円分)を、110円切手10枚(1,100円分)に交換する場合を例に計算してみましょう。
まずは、交換する切手と交換したい切手の合計額の差額を求めましょう。
| 110円 × 10枚 = 1,100円分 50円 × 10枚 = 500円分 差額:1,100円 - 500円 = 600円 |
次に交換にかかる手数料を計算します。99枚までの交換であれば、手数料は1枚につき6円になるため、以下のように計算します。
| 6円 × 10枚(50円切手の枚数分) = 60円 |
最後に差額600円と手数料60円を合計し、最終的な支払い金額を計算しましょう。
| 600円(差額) + 60円(手数料) = 660円 |
今回の例では、660円を支払えば、50円切手10枚を110円切手10枚に交換できる仕組みです。切手の枚数が多いほど手数料が増えるため、事前に計算しておきましょう。
年賀切手・年賀はがきが無料で交換できるケース
年賀切手や年賀はがきも、基本的には手数料を支払って交換します。しかし、近親者の不幸(服喪)が理由で使用できなくなったお年玉付き年賀はがき・年賀切手(寄付金付き)は、無料で別の商品に交換できます。
無料で交換してもらうには、その切手・はがきの販売期間中に郵便局窓口での申請が必要です。
具体的に交換できる郵便商品は、以下の通りです。
- 普通切手(弔事用切手を含む)
- 通常はがき
- 往復はがき
- 郵便書簡
- 特定封筒(レターパック封筒・スマートレター封筒)
喪中である旨を窓口のスタッフに伝え、備え付けの請求書に住所・氏名・亡くなった方との続柄などをご記入ください。
なお、特殊切手やお年玉付き郵便はがき・切手には交換できないため、事前に交換条件を確認しておきましょう。
(参考: 『書き損じはがき・切手の交換』)
使用済み切手は「寄付」できる

未使用の切手は、買取サービスを利用したり、郵便局に持って行ったりすることで別の郵便商品と交換できます。
しかし、消印が付いた使用済みの切手は、郵便局での交換ができません。買取業者でも金銭的な価値が付かない場合、買取不可となる可能性があります。
とはいえ、そのまま捨てるのはもったいないと思う方もいるでしょう。実は使用済み切手は、福祉団体や国際支援団体などへの寄付に活用できます。
ここでは、一度使用した切手が支援につながる理由を解説します。
使用済み切手が「支援」になる
寄付で集められた切手は、ボランティア団体によって販売され、その収益が発展途上国の子どもたちへの教育支援や医療物資の提供などに役立てられています。
使用済み切手を収集し、さまざまな「支援」に役立つお金に換えるという活動は、古くから行われています。日本で初めて使用済み切手の寄付による支援を開始したのは、世界の恵まれない国々での医療支援を行っている「日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)」でした。
JOCSのWebサイトによると、約5,000枚の使用済み切手で、タンザニアの看護学生1人が学ぶための1年分の教科書代を支援できると記載されています。約12,000枚収集すれば、インドネシアの助産師学校にかかる1カ月分の授業料に換金されるとのことです。
家庭に眠っている使用済み切手も、切り取って送るだけで気軽に社会貢献ができます。「捨てるのはもったいない」「使い道が分からない」と悩んでいる方は、ボランティア団体への寄付も検討してみることをおすすめします。
(参考: 『公益社団法人 日本キリスト教海外医療協力会 使用済み切手などを寄付する』)
使用済み切手がお金になるまでの流れ
使用済み切手を寄付すると、以下のような流れでお金に変わり、支援に活用されます。
1.全国から支援団体に使用済み切手が送られる
2.支援団体のスタッフが仕分け・整理する
3.コレクターに集めた使用済み切手を販売する
4.販売で得たお金を、発展途上国の医療支援や教育支援などに役立てる
切手の収集方法や換金までの流れは支援団体によって異なりますが、基本的には切手のコレクターに販売して得た利益で、発展途上国の支援に役立てています。
海外では、経済力に余裕がある切手コレクターがお宝を探す目的で、使用済み切手をまとめて購入するケースが多いようです。
不要だと思っていた切手でも、コレクターから見たら貴重だと思われるかもしれません。一度使われた切手でも、世界の人々を支える資金源として役立てられるのが寄付の魅力です。
寄付できない使用済み切手
寄付する際に注意すべき点は、すべての使用済み切手が寄付の対象になるとは限らない点です。
多くの支援団体では受け取り不可の基準を設けています。基準に値しない場合、引き取ってもらえない可能性があるため、あらかじめ団体のWebサイトで確認しておきましょう。
寄付できない切手の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
- 消印以外の汚れがある
- 破れ・折れが生じている
- 目打ち(ギザギザの部分)が欠けている
- 上からセロハンテープが貼られている
このような状態の切手は換金が難しく、寄付の対象外となる場合があります。例えば、JOCSでは「しわや折り目がない切手なら寄付できるが、台紙からむしったものは取り扱えない」と定められています。
また、支援団体によって切手の送り方が異なるため、寄付対象外の条件と併せて確認しておきましょう。
(参考: 『公益社団法人 日本キリスト教海外医療協力会 使用済み切手運動Q&A集 はがした切手も送って良いですか?』)
切手を高く売るなら「福ちゃん」へ!
不要になった切手を郵便局で交換する際は、所定の手数料を支払う必要があります。枚数や交換したい郵便商品によって手数料が異なるため、あらかじめ金額を確認しておきましょう。
郵便局での切手の交換はスピーディーですが、額面以上の価値が得られない点はデメリットです。使わなくなった切手を現金化するのであれば、信頼できる買取業者に査定を依頼すると良いでしょう。買取サービスなら、コレクター需要に応じて額面を超える価格が付く場合があります。
「少しでも切手を高く売りたい」「切手の枚数が多くて処分に時間がかかる」とお悩みの方は、切手の買取実績が豊富な福ちゃんにご相談ください。古い切手・汚れがある切手でも価値が付く可能性があるため、まずはお気軽に査定をお申し込みください。