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  • 切手
  • 2025.12.20

切手の買取相場は?種類や状態別の相場目安と高く売るポイントを解説

古い切手や使う予定のない切手がいくらで売れるのか、気になる方も多いでしょう。切手の買取相場は種類や状態によって大きく異なり、珍しい切手には意外な高値が付く可能性もあります。

本記事では、切手の買取相場を種類・状態別に詳しく解説します。切手を少しでも高く売るための相場情報と実践的なポイントも確認してみましょう。

切手の種類別買取相場を徹底解説

たくさんの使用済み切手の上に置かれたはさみ

切手の買取相場を知るには、まず種類ごとの特徴を理解することが大切です。日常的に使われる普通切手と、発行枚数が限られている記念切手では、中古市場での価値が大きく変わります。

それぞれどのような基準で査定されるのか、具体的な買取相場の目安と併せて詳しく見ていきましょう。以下の4つの項目に分けて解説します。

  • 普通切手の買取相場と特徴
  • 記念切手・プレミア切手の買取相場と特徴
  • 使用済み切手の買取相場と特徴
  • 海外切手の買取相場と特徴

普通切手の買取相場と特徴

普通切手は、郵便局やコンビニエンスストアなどで手に入る日常的な切手です。買取相場は、シート状態で額面の8割~9割程度、バラでは6割~7割程度が一般的です。例えば84円切手の場合、100枚シートなら約7,000円、バラ1枚なら50円~60円での買取が目安となります。

ただし額面が50円未満の普通切手は、相場よりも買取価格が下がるケースが多いため注意しましょう。50円未満のバラ切手の場合、額面の6割に満たないこともあります。

記念切手・プレミア切手の買取相場と特徴

記念切手は国の重要な行事や出来事を記念して発行される切手で、枚数や販売期間が限定されている点が特徴です。コレクターに人気があり、買取相場も普通切手より高くなるケースが多いでしょう。

また普通切手でも、発行年が古いものにはプレミアが付くことがあります。現存する数が少なく、歴史的な価値があるものほど、高額で取引される傾向にあるといえるでしょう。ただし人気の切手には偽物が出回っている可能性もあり注意が必要です。

使用済み切手の買取相場と特徴

消印が押された使用済み切手でも、種類や状態によっては買取が可能です。切手自体に価値があるケースもありますが、消印の状態や日付によって相場が変わることもあります。

特に切手の中央に鮮明な丸形で押された「満月印」や、記念切手の発行日に押される「初日印」は、コレクター人気が高く、評価されます。

封筒やはがきに貼ったまま残っている「エンタイア」と呼ばれる状態も、価値が認められやすいポイントです。切手を剥がしてしまうと破損や消印の劣化につながるため、そのままの状態で査定に出しましょう。

海外切手の買取相場と特徴

海外の切手の買取相場は、国や希少性によって大きく異なります。イギリスやアメリカなど、切手の歴史が古い国の初期発行品は特に人気が高く、コレクターからの需要も安定しています。世界初の切手・イギリスの「ペニー・ブラック」や、「逆さまジェニー」と呼ばれるアメリカのエラー切手などが有名です。

中国の切手にも、買取相場が高いものがいくつかあります。特に1980年に発行された「赤猿」は世界的に人気があり、1枚で10万円以上の値が付くことも珍しくありません。また文化大革命期(1966年~1976年)に発行された切手にも、高い価値が認められています。

切手の状態が買取価格に与える影響

アルバムにきれいに保管された切手

切手の買取相場は、種類だけでなく「状態」によっても大きく変動します。同じ切手でも、シート状態かバラ状態か、保存状態が良好かどうかで、買取価格に差がつくことも珍しくありません。切手の状態と買取価格の関係について解説します。

シート状態とバラ状態

シート状態の切手は、バラ状態の切手に比べて高値で売れる傾向にあります。人気のプレミア切手「見返り美人」の美品を例に挙げると、バラ1枚の買取相場は、シート(5枚つづり)の1枚当たりの価格の半分程度が一般的です。

シート切手は発行時の姿を保っているため、コレクターからの需要が高いのが主な理由です。またシート切手は経年劣化によりシミ・汚れ・糊落ちが起こりやすいことから、良好な状態で保存されているものほど、価値も高まります。

一方、バラでも希少性の高い古切手や保存状態が良好なもの、珍しい消印があるものは高額買取の可能性があります。

保存状態の良しあし

切手の買取価格に大きく影響するのが、保存状態の良しあしです。 汚れ・破損・折れ・変色がある、糊が落ちている、湿気でカールしているような切手は、コレクターからの需要も低く、査定額に響きやすいでしょう。

きれいな状態を維持するには、専用のストックブックやアルバムの活用がおすすめです。保管場所にも注意が必要です。高温多湿を避け、直射日光が当たらない風通しの良い場所を選びましょう。

湿度が高い場所や温度差の激しい環境では、カビ・シミ・黄ばみが発生しやすくなります。また、素手で触ると皮脂が付着して劣化するため、ピンセットを使うのも有効です。

切手を高く売るためのポイント

コルクシートの上に並べられた外国の古い切手

切手の買取では、事前準備や業者の選び方などで査定額に差が付きます。通常は買取対象にならないバラ切手も、工夫すれば買い取ってもらえるケースもあります。所有する切手をできる限り高く売るために、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

相場を知る

切手を売却する際には、事前に買取相場を調べておくことが重要です。相場を把握しておけば、査定額が適正かどうかを判断でき、安く買い叩かれるリスクを避けられます。例えば、記念切手の相場が額面の数倍にもかかわらず、額面程度の金額を提示された場合、すぐに疑問を持てるでしょう。

調べ方は簡単で、インターネットで「切手の名前+買取相場」と検索すれば、おおよその目安が確認できます。複数のサイトを見比べて平均的な価格帯を把握しておくと、より正確な判断ができます。

相場を知っておくことは、買取業者との価格交渉にも役立ちます。根拠を持って交渉できるため、納得のいく金額で売却しやすくなるでしょう。

複数業者で査定してもらう

切手を売る際は、複数の業者で査定してもらいましょう。切手は在庫状況や販売ルート、専門知識の有無によって評価が変わります。

特に記念切手は額面以外の要素が加味されることも多いため、業者間の価格差が大きくなりがちです。1枚当たりの差額はわずかでも、枚数が多ければ合計で数万円の違いが出るケースもあります。

店舗に足を運ぶのが面倒な場合は、メールやLINEでの事前査定を活用するとよいでしょう。画像を送るだけでおおよその査定額がわかるため、効率的に比較できます。信頼できる業者を選ぶことも大切です。業者のWebサイトや口コミサイトで実績や評判をチェックしてから依頼しましょう。

査定しやすいようにまとめる

小さくて薄い切手は、査定に出す前に自分で仕分けしておくだけで、評価が高まりやすくなります。記念切手と普通切手、さらに額面ごとに分けることで、査定士の作業効率が上がり、見落としも防げます。

整理されていない切手の山を持ち込むときに比べて査定士の心証も良くなり、結果的に納得のいく査定額を引き出せるでしょう。またプレミアの付かないバラ切手は、「台紙貼り切手」にすると買取率や査定額が上がる可能性があります。

台紙貼り切手は料金別納郵便の支払手段として使えるため、企業から一定の需要があるからです。ただし作り方を間違えると買取不可となるため、Webサイトなどで正しい作り方をチェックして慎重に行いましょう。

切手の売却先の特徴と選び方

切手を両手に持つ男性

切手の売却先には、切手買取専門店・金券ショップ・ネットオークションやフリマアプリといった選択肢があります。それぞれに特徴があり、手持ちの切手の種類や状態によって、適した売却先は異なります。各売却先のメリット・デメリット、選び方を見ていきましょう。

切手買取の専門店

記念切手やプレミア切手の価値を正しく評価してもらうなら、切手買取の専門店が最も適しています。 専門店には切手の鑑定に精通した査定士が在籍しており、金券ショップなどでは見落とされがちなプレミア切手の価値も見逃しません。

発行年代や希少性、状態といった細かな要素まで考慮した正確な査定が期待できるため、高価買取につながりやすいのです。

さらに、多くの専門店では店頭買取だけでなく、宅配買取や出張買取にも対応しています。近くに店舗がなくても利用でき、自宅にいながら査定を受けられる点は大きな魅力でしょう。

金券ショップ

金券ショップは、新幹線の回数券や商品券と同じように切手を現金化できる店舗です。額面に対する買取率が事前に公開されていることが多く、売却前におおよその金額を把握できる点が魅力でしょう。

ただし、買取対象は現行の普通切手がメインです。記念切手やプレミア切手、使用済み切手は対象外とされるケースがほとんどで、額面以外の価値が評価されないため注意が必要です。

一方で、使う予定のない普通切手を、商品券や旅行券などと一緒に売りたいときなどは便利です。駅前や商店街に店舗があることが多く、思い立ったときにすぐ立ち寄れる手軽さも金券ショップならではのメリットといえます。

ネットオークションやフリマアプリ

ネットオークションやフリマアプリは、自分で価格を決められる上に、自宅から手軽に出品できる点が魅力です。タイミングによっては買取専門店より高値で売れる可能性もあります。

ただし、額面が円表示の未使用の切手を出品禁止物に指定しているネットオークションやフリマアプリもあります。これは、現金化目的の不正取引や会社からの持ち出しといったトラブルを防ぐためです。出品できるのは、古い単位(銭・圓)の切手や使用済み切手、希少価値のある記念切手など限定的です。

個人間取引では、商品の状態に関する認識の違いや配送トラブルなどからクレームに発展するリスクもあります。規約違反でアカウントが停止される可能性もあるため、出品前には各サービスの利用規約を確認しましょう。

切手買取店をお探しなら「福ちゃん」へ!

白い手袋をはめてほほ笑む女性の査定士

切手の売却先に悩んだら、切手買取に強い「福ちゃん」がおすすめです。 福ちゃんでは、切手に精通した経験豊富な査定士が一枚一枚丁寧に査定します。

普通切手から記念切手、中国切手まで幅広く対応しており、同じ名称の切手でも発行年度や枚数によって異なる価値を正確に見極めます。古い切手や保存状態が気になる切手でも、まずはご相談ください。

査定料や出張料は無料で、査定額に納得できない場合はキャンセルも可能です。 女性査定士が対応するレディースプランもあるため、初めての方も安心して利用できます。「実家から大量の切手が出てきて困っている」「コレクションの価値を知りたい」といった相談も気軽にできます。

まとめ

日本の古い切手

切手の買取相場は種類や状態によって大きく異なります。普通切手は基本的に額面以下での買取となりますが、「見返り美人」や中国の「赤猿」などのプレミア切手には、額面以上の価格が付きます。シート状で、保存状態の良い切手ほど高額査定が期待できるでしょう。

高く売るには相場を事前に調べ、複数業者で査定を受けることが重要です。売却先は切手の種類に応じて、買取専門店・金券ショップ・オークションから最適な方法を選びましょう。