ルーブル美術館200周年記念コインは高価買取が可能なのか?価値や種類について解説
ルーブル美術館200周年記念コイン12種セットとは1993年に発行された金貨と銀貨のセット品です。 発行枚数も限定されており、非常に希少価値の高いコインとなります。今回はルーブル美術館200周年記念コインセットはどのようなコインなのか、種類や特徴、高価買取への期待について紹介します。
目次
ルーブル美術館200周年記念コインとは
ルーブル美術館200周年記念コインセットとは1993年に発行された金貨と銀貨のセットです。 フランスの国立造幣局にあたる「モネ・ド・パリ」より発行されたコインで、発行枚数も限定されていることから非常に希少価値も高いコインとされています。
記念コインが発売されるきっかけとなったルーブル美術館は、フランスのパリにある世界最大級の国立美術館です。フランス語で「Musee du Louvre」と書き、日本語表記ではルーブル美術館と表記されることもあればルーヴル美術館と表記されることもあります。
そんな世界最大級美術館であるルーブル美術館の200周年を記念して誕生したのが「ルーブル美術館200周年記念コイン」です。
ルーブル美術館200周年記念コインの主な種類や特徴
ルーブル美術館200周年記念コインには複数のデザインで発行されており、主な種類として金貨と銀貨が発行されています。
超プレミアとされる5オンス金貨から流通貨や試鋳貨が存在する銀貨まで種類は幅広く、同じ金貨であっても500F(フラン)金貨や100F金貨、そして同じ500F金貨であっても重量や大きさが異なるものが存在します。
ルーブル美術館200年記念金貨の主な種類
金貨は重量・大きさの異なる種類が発行されており、デザインは以下の6種類となっています。
・モナリザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)
・サモトラケのニケ(作者不明)
・民衆を導く自由の女神(ウジェーヌ・ドラクロワ作)
・ミロのヴィーナス(アンティオキアのアレクサンドロス作)
・ナポレオン一世の戴冠式(ジャック=ルイ・ダヴィッド作)
・マルガリータ王女(ディエゴ・ベラスケス作)
ルーブル美術館200周年記念金貨の中でも特に価値が高いとされているのが5オンス金貨です。こちらの発行枚数は各99枚(それぞれにシリアルナンバー刻印あり)と非常に少なく、数ある金貨の中でも超プレミア級とされている逸品です。
5オンス金貨は流通がほとんどなくお目にかかることすら難しいコインですが、5オンス以外の金貨でも発行枚数はデザインによって異なり、ミロのビーナス(500F)は6種デザインの中でも発行枚数が特に少なく希少性の高いものになっています。
ルーブル美術館200年記念金貨の種類としては、
・5オンス500F金貨が6種
・500F金貨2種、100F金貨が4種
となっています。
ルーブル美術館200年記念銀貨の主な種類
銀貨は重量・大きさ・額面の異なる種類が発行されており、デザインは以下の6種類となっています。
・モナリザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)
・サモトラケのニケ(作者不明)
・民衆を導く自由の女神(ウジェーヌ・ドラクロワ作)
・ミロのヴィーナス(アンティオキアのアレクサンドロス作)
・ナポレオン一世の戴冠式(ジャック=ルイ・ダヴィッド作)
・マルガリータ王女(ディエゴ・ベラスケス作)
ルーブル美術館200年記念銀貨は100Fとなっており、通常とされている銀貨の他にも試鋳貨や流通貨が存在します。
一般的に試鋳貨は貨幣を発行する際に試作されるコインとなっていて市場での流通はありませんが、こちらのルーブル美術館200年記念銀貨に関しては試鋳貨も流通しています。流通貨よりも発行枚数が少ないことから、試鋳貨の方が希少性が高いとの見方もあります。
試鋳貨には通常デザインに加えてフランス語で「試用・テスト」を意味する「ESSAI」の文字が入っていますので、お手持ちにルーブル美術館200年記念銀貨があればぜひ確認してみてください。
ルーブル美術館200年記念銀貨の種類としては、
・100F銀貨が6種
・100F銀貨(試鋳貨・ESSAI)が6種
となっています。
これらに付随して
・100F銀貨(流通貨)が1種
・100F銀貨(試鋳貨)が1種
となっています。
ルーブル美術館200周年記念コインを高く売るためのポイントやコツ
ルーブル美術館200周年記念金貨は発行枚数が限定されていることもあり、希少性が高い商品の部類に入ります。さらには金貨という素材上、資産価値もあるため高価買取も期待できます。
このような記念コインは通常の金貨や銀貨とは異なり、金や銀の市場レートだけでは判断できない付加価値があります。そのため、市場レートだけでなく商品の状態も重要ですので少しでも高く売るためのポイントやコツを紹介します。
付属品があれば捨てないで
ルーブル美術館200周年記念コインは単体でも価値がありますが、付属しているケースがあれば査定額アップの対象となる場合があります。ルーブル美術館200周年記念コインに限らず、買取に出す際には付属品であるケースや保証書も一緒に持っていくようにしましょう。
きれいな状態を保っておこう
ルーブル美術館200周年記念コインを買取に出す際は、可能な限り綺麗な状態でもっていくようにしましょう。ただし、コインを無理に磨こうとしたりケースを掃除しようとして商品自体を傷をつけてしまい、結果的に査定額が下がってしまう可能性もありますのでくれぐれもご注意ください。
金は傷つきやすい特性があります。そのため、金貨やコインの形状であってもゴシゴシ磨くことは避けるようにしましょう。特に、研磨剤の入った汚れ落としを使ってしまうと小さな傷が入ってしまうこともあります。
お手入れとしては傷がつかない柔らかい布で表面のホコリをサッと拭く程度で充分(必要なければ触らないのが無難)です。日頃から付属のケースにあれば保管しておき、良い状態を保つようにしておきましょう。
ルーブル美術館200周年記念コインは福ちゃんに査定してもらおう
福ちゃんには外国コイン買取の専門知識が豊富な査定士が在籍しており、ルーブル美術館200周年記念コインの買取査定に費用はかかりません。買取や査定に手数料が発生することもないため、安心して買取依頼ができます。
また、ルーブル美術館200周年記念コインもセット買取ではなく一点だけの買取であっても下記の福ちゃん連絡先までお気軽にお問合せください。
まとめ
ルーブル美術館200周年記念コインには誰もが一度は聞いたことのあるような名画や彫刻がデザインとして採用されており、コイン収集家だけでなくアート好きな方からの人気も非常に高い商品です。
世界的に有名なアートがコインにデザインされ、そしてそれらが集結されているルーブル美術館200周年記念コインにはロマンを感じる人も多いでしょう。
また、冒頭でも述べたように、5オンス金貨は直接拝めることはないくらい非常に希少価値の高い金貨の一つです。しかしながら、その他5オンス金貨以外のルーブル美術館200周年記念金貨や銀貨も発行枚数が限られていることもあり、なかなか手に入るものではなく価値のある外国コインであることは間違いありません。
外国コインを知り合いから譲ってもらい、何のコインかわからないものでも、実際に福ちゃんで専門家が査定してみたら高額な金貨だったというケースもよくあります。
ルーブル美術館200周年記念コインはそのセットによって箱が異なり見分けが付きづらいケースもありますので、気になるコインがあれば一度査定に出してみて判断してもらうのも一つの手でしょう。
金貨や銀貨はその素材のみで判断されることもありますが、ルーブル美術館200周年記念コインは希少性やデザイン性の部分でも額面以上の価値が付く可能性が高い外国コインといえます。