古代マケドニア王国アレキサンダー大王スターテル金貨の特徴や価値（買取）を解説

今回は紀元前に発行された古代マケドニア王国のアレキサンダー大王スターテル金貨を紹介します。同金貨はコレクターからの人気も高く、古銭買取市場でも高値が付きやすい金貨です。

古代マケドニア王国アレキサンダー大王スターテル金貨とは

古代マケドニア王国アレキサンダー大王スターテル金貨はアレキサンダー大王（アレクサンドロス3世）が題材で、紀元前の時代に発行されていた金貨です。

アレキサンダー大王は父親が「フィリッポス2世」と母親「オリュンピアス」の子供で、歴史的にも有名な人物の一人です。外国の古銭に興味がある人はもちろんのこと、世界史の教科書にも登場するような人物ですので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

紀元前336年に父である「フィリッポス2世」が暗殺されてから20歳で父親を継ぎマケドニアの国王（在位：紀元前336年から紀元前323年）となりました。

アレキサンダー大王スターテル金貨はその頃に発行された金貨とされていますが、アレキサンダー大王の死後も彼の名を刻んだ類似デザインの金貨が後継者たちによって発行され続けています。

なお、アレキサンダー大王は「アレクサンドロス3世」「アレクサンドロス大王」と表記されることもあります。

古代マケドニア王国アレキサンダー大王スターテル金貨の特徴

表面は、頭にコリント式兜を被った女神アテナの横顔がデザインされています。女神アテナは戦い・知恵の女神としてだけでなく侵略も多かったこの時代には、守護女神としても用いられることも多かったギリシア神話の女神です。

裏面は右手に月桂冠を手にした勝利の女神である「ニケ」が描かれています。女神ニケはスニーカーで有名なNIKEの社名に由来するギリシア神話に登場する女神であり、月桂冠は勝者に捧げる冠として当時の金貨にもよく描かれているアイテムです。

裏面のデザインは様々な種類があり、女神ニケの横に蛇が描かれているものがあったり、ニケの足元が少し開いているようなデザインもあります。

この足元が開いている姿は女神ニケが羽ばたこうとしているようにも見えることから「フライングニケ」と呼ばれ、アレキサンダー大王金貨の中でも人気が高いデザインになっています。

古代マケドニア王国アレキサンダー大王スターテル金貨の買取価格アップのコツ

ここからは、古代マケドニア王国アレキサンダー大王スターテル金貨を古銭買取で出したときに、少しでも高く売るためのポイントについて紹介します。

古銭買取の高価買取は購入時の付属品と一緒に査定に出そう

数千年が経過している外国の金貨は購入時のケースや鑑定書などの付属品と一緒に査定に出すようにしましょう。

第三者機関によって鑑定されてスラブケースに入っているようなものは、金貨単品ではなくケースのままで買取に出したほうが高値が付きやすい傾向にあります。

古銭買取の高値は保存状態がポイント

アレキサンダー大王スターテル金貨のような紀元前の金貨は発行から年月が経過していることもあり、新品同様の状態で現存している金貨はほとんどありません。

手にした時点で経年劣化による変形や傷などがあり、売却時に少しでも高く売るためには「少しでも良い状態で査定に出す」のがポイントになります。

今よりも状態を悪くしないよう普段はケースに入れておき、金貨を傷から防ぐようにしましょう。

古代の価値ある金貨は買取実績の多い専門業者を利用しよう

古銭買取は古銭の買取実績のある買取業者を利用すると良いでしょう。数千年前の金貨などは正しい査定に専門知識が必要となります。

福ちゃんでは経験豊富な査定士が在籍していますが、古い金貨の価値をしっかりと見定めてもらうためにも大手の買取業者をいくつかピックアップして高い買取価格を付けてくれるところを選びましょう。

まとめ

歴史的にも有名な人物が生きていた時代の金貨はそれだけでも価値があり、数千年前の金貨ともなれば現存している枚数もかなり少なくなっているため希少性が高くなっています。

中でもアレキサンダー大王の代表的なスターテル金貨は、手にしたいと考えているコレクターも多く人気のある金貨の一つです。さらに、地金価格の高騰とも相まって高値での買取価格も期待できます。

アレキサンダー大王スターテル金貨はデザイン性、希少性、地金価値や人気性など総合的に見ても市場で大きな値崩れは起きにくいため、高価買取の可能性が高い金貨といえるでしょう。