- 古銭
- 2025.04.25
記念硬貨を換金したい方必見!失敗しない換金方法と高価買取のコツ

日常生活ではなかなか目にする機会のない記念硬貨。
コレクションとして集めたり、大切な方からの贈り物として受け取ったまま、どう活用すればよいのかわからず保管している方も多いのではないでしょうか。
記念硬貨は、通常のお金と同じく支払いに使用でき、中には額面以上の価値をもつ硬貨もあるため、安易に換金してしまうと本来の価値を損なってしまう可能性があります。
この記事では、記念硬貨を賢く換金する方法や、銀行・フリマアプリ・古銭買取店などの選択肢を比較しながら、より高く換金するためのコツをご紹介します。
記念硬貨は換金できるの?
記念硬貨は法定通貨のひとつなので、基本的には普段使っている硬貨と同じように使えます。ただし、額面よりも高い価値が付くコインも多くあります。
とくに金や銀などの素材価値や希少性が高い場合は、日常の買い物で使ったり銀行で両替したりするよりも、専門業者への売却を検討するほうがずっとお得です。
ここでは、記念硬貨の上手な利用方法や気を付けるべきポイントを詳しく見ていきましょう。
お買い物での利用は可能?
日本で発行された記念貨幣は、通常のお金と同様に使うことが法律で認められています。
しかし、一般的なコインとは違う特殊なデザインのため、お店で支払いに使おうとすると店員さんが戸惑ったり、「お取り扱いできません」と断られることもあるのが現実です。
日本銀行の公式発表によると、記念硬貨を普通に使いたい場合は、まず銀行の窓口で通常の硬貨に交換してから使うことを推奨されています。
とはいえ、美しいデザインが施された記念硬貨を単なるお金として使ってしまうのはもったいないですよね。
場合によっては本来得られるはずだった価値を失ってしまう恐れもあるので、記念硬貨の利用は慎重に考える必要があるといえるでしょう。
換金に向いていない記念硬貨
記念硬貨の中には、純金や純銀などの貴金属が使われていたり、発行枚数が限られていたりするものがあります。
こうした希少価値の高い記念硬貨は、コレクターの間でも額面をはるかに超える金額で取引される貴重な逸品です。
そのため、何も考えずに銀行で両替・交換してしまうと単に額面分の価値しか得られません。しかし、専門の買取業者やフリマアプリなどで売却すれば、驚くほど高額な査定額が付くこともあります。
もし「手元にある記念硬貨、もしかして貴重なものかも?」と感じるようなら、すぐに銀行へ持ち込む前に、一度専門の買取業者に相談してみることをオススメします。
記念硬貨を換金するにはどうしたらいい?
記念硬貨を現金に換える方法はいくつかあります。もっとも手軽なのは銀行で両替してもらう方法であり、そのほかにもフリマアプリやネットオークション、古銭を専門に扱う買取業者を利用する方法もあります。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、ご自身の状況や持っている硬貨の種類、状態などに合わせて、もっとも適した方法を選ぶことが大切です。
銀行で両替してもらう
銀行窓口での両替は、記念硬貨を確実に額面分の現金に換えられる大きな安心感があります。
通常のお金と同じように扱われるため、お店で「これは使えません」と言われる心配もなく、手続きもスムーズに行えるでしょう。
ただし、本来なら額面以上の価値が付く記念硬貨であっても、両替してしまえば単なる通常のお金と同じ価値になってしまいます。
金や銀を使った硬貨や、限定発行でコレクターに人気が高いものは、銀行での両替だけでは損をしてしまうかもしれません。
とくに記念金貨など、高い査定額が期待できる硬貨をお持ちの方は、銀行での両替を選ぶ前に、ぜひ専門の買取業者での査定依頼を検討してみてください。
フリマアプリやオークションで売る
フリマアプリやネットオークションを活用すれば、記念硬貨に興味をもつコレクターと直接取引ができるため、高値で売れることもあります。
また、インターネットを通じて全国の購入者にアピールできるのも魅力的です。
一方で、購入希望者とのやり取りや梱包・発送作業など、ある程度の手間と時間がかかることは覚悟しておく必要があります。
さらに、出品時の価格設定が難しく、売れ残ったり、「もう少し安くなりませんか?」といった値下げ交渉を受けたりするリスクも。
取引相手とのトラブルが発生する可能性も否定できないため、手間なく安心して売却したい方は、専門知識をもった古銭買取業者や実店舗での査定を検討するとよいでしょう。
古銭買取に出す
古銭を専門に扱う買取業者に査定を依頼する方法は、記念硬貨の希少性や保存状態などを専門的な視点から総合的に評価してもらえる大きなメリットがあります。
とくに高額買取が期待できる金貨や銀貨などは、素材としての価値だけでなく、コレクターからの需要の高さ、付属品の有無など細かい点までチェックされます。
そのため、額面をはるかに超える査定額が提示されることも少なくありません。
また、専門知識をもったスタッフが対応してくれるため価格交渉の手間が省け、すぐに現金化できる手軽さも魅力です。
ただし、買取業者によって査定基準や買取価格が異なることもあるため、買取実績や知名度を見て信頼できる業者を選ぶのがオススメです。
お持ちの記念硬貨を実店舗に直接持ち込むか、自宅にいながら利用できる宅配買取サービスを選ぶかは、各業者のサービス内容をよく確認して決めましょう。
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額面以上の高い換金に期待できる主な記念硬貨
記念硬貨の中には、発行枚数が限られていたり、純金や純銀といった貴重な素材が使われていたりするため、市場での評価が高くなるものも存在します。
とくにコレクターから熱い視線を浴びている記念金貨は、額面を大きく上回る査定額にも期待できるのです。
ここからは、高額買取が期待できる代表的な4種類の記念硬貨について、それぞれの特徴や魅力をご紹介します。
天皇陛下御即位記念硬貨(10万円金貨・平成2年銘)
平成3年(1991年)4月に発行された「天皇陛下御即位記念10万円金貨」は、表面に「鳳凰と瑞雲」、裏面は気品あふれる菊の御紋章がデザインされた、非常に美しい記念硬貨です。
直径33mmと大きめなサイズの純金で作られており、発行枚数も限られているため、発売当時から大きな注目を集めました。
額面は10万円ですが、実際の価値は金相場に影響されるため、近年の金価格高騰によって額面を大きく上回る取引価格になる事例が多くなっています。
また、天皇陛下の御即位という日本にとって歴史的な重要行事を記念して発行された背景もあり、国内外問わずコレクターからの人気は非常に高いのです。
状態が良く、専用ケースや証明書などの付属品がすべてそろっていれば、さらに高額査定につながる可能性が高いため、大切に扱うことをオススメします。
2002FIFAワールドカップ記念硬貨(1万円金貨・平成14年銘)
2002年に、史上初めて日本と韓国で共同開催されたFIFAワールドカップを記念して発行された1万円金貨は、世界中が熱狂したサッカーの祭典を祝した特別な記念硬貨です。
純金で作られている素材的価値はもちろんのこと、サッカーファンやスポーツ記念品を集めるコレクターからの需要も高いのが特徴です。
中央に大きく描かれた選手や2002年大会の公式ロゴをあしらったデザインは、当時の熱気と興奮を今に伝えるものとして、現在でも多くの根強い人気をもっています。
発行当時はある程度の数が市場に出回りましたが、現在では入手困難になりつつあり、今後さらに希少価値が高まる可能性もあるでしょう。
もし手元にあるワールドカップ記念金貨が美品状態であれば、査定額も上がりやすいので、傷や汚れから守るために丁寧に保管しておくことが大切です。
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→ 【2002年】FIFA日韓ワールドカップ™公式記念コインセットの種類や特徴を解説
2005年日本国際博覧会記念硬貨(1万円金貨・平成16年銘)
2005年に愛知県で盛大に開催された「日本国際博覧会(愛称:愛・地球博)」を記念して、平成16年(2004年)に登場した1万円金貨です。
この硬貨は、地球環境と人類の共生、そして未来への希望をイメージした洗練されたデザインが特徴で、万博のメインテーマであった「自然の叡智」を象徴するような美しい意匠が施されています。
国際的な博覧会として世界中から注目を集めたイベントを記念した硬貨であることから、海外のコレクターからも関心を寄せられることがあります。
純金製であるため金相場の変動に左右される面はありますが、記念硬貨としての歴史的価値や芸術的な美しさによって、額面を超える高い査定額が期待できるケースも少なくありません。
査定に出す際には、専用ケースや発行証明書などの付属品がそろっているかどうかが価格に大きく影響するポイントのため、しっかり確認しておきましょう。
「2005年日本国際博覧会記念硬貨」の詳細コラムはこちら
→ 2005年日本国際博覧会(愛知万博)記念1万円金貨プルーフ貨幣セットの詳細や価値
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨(1万円金貨・平成30年銘~令和2年銘)
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念して、平成30年(2018年)から令和2年(2020年)にかけて、さまざまなデザインの記念硬貨が次々と発行されました。
とくに1万円金貨は、日本全体が熱狂した国民的一大イベントを記念した特別感のある硬貨として、多彩なデザインバリエーションが用意されています。
高純度の金を使って丁寧に作られているため素材価値も非常に高く、さらに大会のシンボルとなった公式エンブレムや、さまざまな競技シーンをモチーフにしたデザインが採用されています。
そのため、国内だけでなく海外からも高い人気を集めているのです。
発行数自体は比較的多めではあるものの、デザインによっては入手困難なものもあり、シリーズごとや発行年ごとの違いをすべてコレクションしている熱心なファンも数多く存在します。
購入時の化粧箱やパンフレット、ケースなどの付属品がすべて残っていると査定額がアップする可能性も高いため、処分してしまわないように気を付けましょう。
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨」の詳細コラムはこちら
→ 東京2020オリンピック競技大会記念一万円金貨幣プルーフ貨幣セットを徹底解説
記念硬貨を高く換金するためのポイント
ずっと大切に持っていた記念硬貨を換金するなら、できるだけ高い価格で買い取ってもらいたいものですよね。
そのためには、硬貨自体の保存状態はもちろん、付属品の有無、そして信頼できる専門業者選びが重要です。
ここからは、高額査定を目指すときに押さえておきたい3つの大切なポイントについて、それぞれ詳しくご紹介します。
良い状態を保っておく
記念硬貨の査定額は、その硬貨がどれだけ美しい状態で保管されているかによって大きく変わります。
とくに金貨や銀貨などの貴金属製の記念硬貨は、わずかな傷や変色、指紋による汚れなどが査定額に直結しやすい繊細なものです。
硬貨を手に取るときはできるだけ綿の手袋を着用し、素手で触れて指紋が付かないように細心の注意を払いましょう。
また、専用のコインホルダーやケースに入れて、湿気や埃、物理的な衝撃から守ることも大切です。
もし汚れが付いてしまった場合でも、自己流の方法で洗浄や磨きを行うと表面に細かい傷を付けてしまう恐れがあるため、むやみに手を加えないことが肝心です。
今の状態をできるだけ維持し、プロの査定に出すまで丁寧に保管しておきましょう。
購入時の付属品
記念硬貨を発行時に購入した場合、通常は専用のアクリルケースや化粧箱、発行証明書などさまざまな付属品があるものです。
これらの付属品は、その硬貨が本物であることを証明する重要な証拠となるだけでなく、オリジナルの状態を保っているという価値を示すものでもあり、査定額を大きく左右する重要なポイントとなっています。
とくに金貨の場合は、その純度や重量を保証する公式な証明書の有無が査定に大きな影響を与えるため、決して紛失しないよう大切に保管しておきましょう。
付属品が一部でも欠けていると「完品ではない」と判断され、思わぬ減額評価を受けてしまう可能性もあります。記念硬貨を購入したときに付属しているアイテムは、そろえた状態で査定に出しましょう。
信頼できる買取業者を利用する
高い査定額を目指すなら、古銭や記念硬貨の買取実績が豊富で信頼できる専門業者を選ぶことが何よりも重要です。
経験豊かな専門スタッフが在籍していれば、素材としての価値だけでなく硬貨のデザインや歴史的背景、発行枚数の希少性や最新の市場相場など、多角的な視点から公正な価格を提示してくれます。
また、価格変動が激しい金貨などの場合は、刻々と変わる金相場や、コレクター間での需要動向なども考慮した適切な査定が期待できるのも大きなメリットです。
「福ちゃん」では、長年培ってきた豊富な専門知識と経験を生かした丁寧な査定を行っています。大切な記念硬貨を安心して買取に出したいとお考えの方は、お気軽に無料査定をご利用ください。
まとめ
記念硬貨は法律上、一般のお金と同じように使用でき、実はその多くが額面以上の価値をもっています。
銀行での両替は確かに手軽で確実ですが、少しでも高く換金したいなら、フリマアプリやオークション、さらには専門知識をもった買取業者への依頼を検討しましょう。
もしお手元に眠っている記念硬貨があれば、この機会に「買取福ちゃん」でその価値を確かめてみてください。