- 古銭/記念硬貨
- 2025.07.15
プレミア硬貨はどこで売るのが正解?オススメの売却方法と注意点

テレビやインターネットで見かけた情報などから、「私の手元にある小銭がもしかしたら価値のあるプレミア硬貨かもしれない」と、気付かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あるいは、プレミア硬貨をお持ちでも「どこで売れば高い価格で買い取ってもらえるのか」という疑問をお持ちの方も多いことでしょう。
本記事では、プレミア硬貨の種類や特徴、最適な売却先、そして高価買取を実現するためのコツを詳しく解説いたします。
「プレミア硬貨」とは?価値が付く硬貨の種類と特徴
プレミア硬貨とは、発行枚数の少なさや製造過程での特殊性、独自のデザイン・素材などの理由から、額面以上の価値が認められる硬貨を指します。
日常的に使用される硬貨であっても、特定の年号や希少なエラーが存在するだけで、市場価値も大幅に上昇することがあります。
古い硬貨や記念硬貨は収集家からの需要も高く、相当な高額で取引されることも珍しくありません。
ここでは、どのような基準で「プレミア硬貨」と評価されるのか、具体的な種類や特徴についてご説明します。
発行枚数が少ない年代の硬貨
発行枚数が限定的な年の硬貨は、その希少性からプレミア価格が付きやすい代表例です。
たとえば、昭和61年の10円玉は「前期」と「後期」でデザインに微妙な相違があり、とくに後期版は高い評価を受ける傾向にあります。
また、昭和27年や昭和32年に発行された5円玉なども、コレクターの間では希少な存在として知られています。
このような「発行枚数の少ない年号の硬貨」は、一般の硬貨と外見上の違いがほとんど見られない場合でも、収集家にとっては非常に価値のある存在です。
対象となる年号の硬貨を発見した場合は、専門家による査定を受けてみましょう。
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デザインや素材が特殊な記念硬貨
オリンピックや万博、皇室に関連する行事など、重要なイベントや歴史的節目を記念して発行されるのが記念硬貨です。
通常の流通硬貨とは異なる素材やデザインが採用され、金貨や銀貨などの貴金属が使用されることも少なくありません。その限定性と美術的価値から、高いプレミア価値を持つことが一般的です。
代表的な例としては、昭和39年の東京オリンピック記念1000円銀貨や、天皇陛下の御在位を記念して発行された各種金貨・銀貨などが挙げられます。
記念硬貨はもともとの発行枚数が限定的に設定されているため、未使用の状態で保管されていた場合には、より高額な査定にも期待できるでしょう。
製造ミスによるエラーコイン
硬貨の製造工程で生じたミスによって誕生する「エラーコイン」もまた、プレミア硬貨として高い評価を受けています。
たとえば、穴の位置がずれている(穴ずれエラー)、刻印が重複している(影打ちエラー)、余分な金属が残っている(ヘゲエラー)などさまざまな種類が存在します。
エラーコインは、そもそもの発生数が極めて少なく、同一の特徴を持つエラーコインの発見が困難であることから希少性が非常に高いのです。
日常的な小銭の中に紛れていることもあり、偽造品との区別が難しい場合もあるため、専門業者による鑑定が不可欠です。
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→ エラーコインの種類を知りたい!珍しいエラーや見分け方も紹介
現行では使われていない古いお金(古銭)
明治・大正・昭和初期などに発行された硬貨、いわゆる「古銭」は、歴史的価値と収集価値の両面から、一定のコレクター需要を集めています。
代表的なものとしては、大正時代に発行された「大正銀貨」や、昭和初期の「旧50銭銀貨」などが広く知られています。
これらの古銭はすでに流通しておらず、現存数も限られているため、相応の価値が認められるケースも。
ただし、同種の古銭であっても保存状態や年号、刻印の違いなどによって査定額も変動するため、専門的な知識を持った査定士による正確な評価を受けることが重要です。
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プレミア硬貨はどこで売るのがベスト?主な売却方法とメリット・デメリット
プレミア硬貨を売却する際には、複数の選択肢があります。
主な売却の選択肢としては、買取専門店・フリマアプリ・ネットオークション・銀行・古銭商やコインショップ・リサイクルショップなどが挙げられます。
それぞれに特有のメリットとデメリットがあるため、何を優先するかによって最適な売却先は異なるでしょう。
ここでは、最適な方法を選択しやすいよう、主要な売却方法の特徴をわかりやすく整理して解説いたします。
「福ちゃん」をはじめとする買取専門店
買取専門店の最大の魅力は、プレミア硬貨の査定に精通したスタッフや査定士が在籍している点にあります。
古銭や記念硬貨、エラーコインなど、専門的な知識を要する分野においても、的確な価値評価を受けられる可能性が高いといえるでしょう。
査定の際には、年号や発行枚数、デザイン上の特徴など細部にわたるポイントを考慮した評価が行われるため、額面を超える本来の価値が適切に反映された買取価格に期待できます。
出張買取や宅配買取といったサービスも充実しており、大量の硬貨を持ち運ぶ必要がない点や、多忙な方でも郵送のみで手続きが完了する利便性は大きなメリットでしょう。
一方で、店舗や担当する査定士によって査定額に差異が生じるケースも。複数の業者から相見積もりを取得するなど、比較検討を行うことで、より納得のいく取引につながりやすくなります。
フリマアプリ・ネットオークション
フリマアプリやネットオークションの特徴は、スマートフォンやパソコンがあれば手軽に出品でき、予想を上回る高値での取引が実現する可能性がある点などです。
出品者側で販売価格を設定できるため、相場以上の金額を目指すことも可能です。
また、写真や説明文などを自由に掲載できるため、商品の魅力を効果的に伝えられれば、より高額な取引につながる可能性もあります。
しかしながら、専門知識が不足したまま出品すると、適正価格を見誤り、本来の価値よりも低い金額で売却してしまうリスクも否めません。
さらに、個人間取引であるがゆえにトラブルが発生しやすい点は看過できない欠点といえます。
たとえば、落札者から「商品が説明と異なる」といったクレームを受けたり、支払いが円滑に行われなかったりするケースも散見されます。
出品作業や梱包、発送といった手間や時間的コスト、各種サービス利用料や手数料が発生することも含め、メリットとデメリットの両面を慎重に検討したうえでの利用が望ましいでしょう。
銀行
銀行は私たちにとって最も身近な金融機関であり、プレミア硬貨をお持ちの場合、まず両替という選択肢を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
銀行での取り扱いには安心感がある一方で、あくまでも硬貨の両替業務に過ぎないため、プレミア価値は一切考慮されません。
したがって、手にできるのは硬貨の「額面通りの金額」のみとなり、高額買取を目指す場合には適切な選択とはいえないでしょう。
実際に価値のある硬貨を銀行に持ち込んでしまい、そのプレミア価値を失ってしまうケースも報告されています。銀行での両替は「単に現金化したい」という場合を除いては推奨できません。
プレミア硬貨をお持ちの場合は、適正価格を知るためにも、まずは専門業者による査定を受けることが賢明な選択といえます。
古銭商・コインショップ
古銭商やコインショップは、古銭や海外コインなど、コレクター市場を対象とした専門的な売買を行う店舗です。
このような専門店では、収集家のニーズや市場相場に精通したスタッフが多く在籍しており、希少性や保存状態などを詳細に査定してくれる点が大きなメリットといえます。
とくに希少価値の高いエラーコインや、海外の珍しい硬貨についても適切な評価を受けられる可能性が高いでしょう。
ただし、専門店の数は限られており、地域によっては近隣に適切な店舗が存在しないこともあります。
また、買取よりも販売に重点を置いている場合、在庫コストや流通上の事情から、期待ほどの買取価格が提示されないケースも考えられます。利用される際には、事前に評判や実績を確認しておきましょう。
リサイクルショップ
不用品の一括処分を検討される際に、多くの方がまず思い浮かべるのがリサイクルショップではないでしょうか。お住まいの整理と合わせてプレミア硬貨を持ち込み、一度に現金化できる利便性が魅力的です。
しかしながら、リサイクルショップでは古銭や記念硬貨に特化した査定士が在籍していないことが大半であり、そのプレミア価値を十分に評価してもらえない可能性が高いという点は見過ごせません。
結果として、本来の価値を大幅に下回る金額での買取となってしまうリスクが懸念されます。
とくに、特定年号の希少硬貨やエラーコインのように専門的な知識を要する品目については、適正な価値評価を受けられないことがほとんどです。
大量の不用品処分の際にも、プレミア価値が見込まれる硬貨については、まず専門店での査定を検討されることが望ましいでしょう。
プレミア硬貨をより高く売るための3つのコツ
プレミア硬貨をお持ちであっても、保存状態が良くなかったり、査定に向けた準備が不十分だったりすると、本来の価値よりも低い評価を受けてしまう可能性があります。
ここでは、より高額での買取につなげるための具体的なコツを3つご紹介します。
いずれも特別な専門知識を必要とするものではなく、ちょっとした心がけの違いで査定額が大きく変わることもありますので、ぜひ参考にしてください。
コツ1:硬貨の状態を良好に保つ(無理な洗浄はNG)
プレミア硬貨の査定において、保存状態は非常に重要な評価です。傷や汚れ、変色などがあると、査定額に大きく影響することも。
だからといって、研磨剤やブラシを使用して強く洗浄することは厳に慎むべきでしょう。古銭や記念硬貨の表面を傷付けたり、本来の風合いを損なったりしてしまう恐れがあります。
最も理想的なのは「そのままの状態での適切な保管」です。湿気や直射日光を避け、専用のケースや袋に入れて保管することで、経年による劣化を最小限に抑えられます。
万が一、汚れが気になる場合でも、まずは専門家に相談しましょう。
コツ2:付属品があれば一緒に査定に出す
記念硬貨の場合、発行時に付属していたケースや化粧箱、鑑定書、保証書などの関連品がそろっていれば査定額が上昇しやすい傾向にあります。
とくに純金や純銀で製造された硬貨は、購入時に証明書が添付されていることが多く、それを提示することで真贋の証明や金属純度の確認が容易になり、より高い評価につながることも。
「ケースが見当たらない」「保証書の保管場所を失念してしまった」といった場合でも、可能な限り付属品と合わせて査定に出すようにするとよいでしょう。
コツ3:専門知識のある買取業者を選ぶ
プレミア硬貨の価値を正確に評価するためには、高度な専門知識と豊富な取り扱い実績が不可欠です。そのため、古銭や記念硬貨の査定に精通した業者や店舗を選定しましょう。
福ちゃんでは、これまでに数多くのプレミア硬貨の買取を行ってきた実績があります。
明治・大正・昭和初期の古銭から、オリンピック関連の記念硬貨、さまざまなタイプのエラーコインまで、幅広いジャンルを専門的に取り扱っております。
高度な専門知識を有する査定士によって、1枚ずつ丁寧に精査し、希少性や保存状態、年号や刻印の有無などを総合的に判断することが可能です。
希少なエラーコインや特定の年号の硬貨は、外見上のダメージがあっても相応の評価を受けることがあります。
「このような状態でも大丈夫だろうか」と疑問に思われる場合こそ、福ちゃんに相談する価値は十分にあるといえるでしょう。
まとめ
「プレミア硬貨」とは、「発行枚数が限られた年号の硬貨」や「エラーコイン」「記念硬貨」「古銭」など、通常の額面を超える価値が認められる可能性のある硬貨です。
このような価値ある硬貨を売却する際には、銀行での単なる両替やリサイクルショップへの持ち込みでは、本来のプレミア価値を適切に評価してもらえないケースがほとんどです。
専門的な知識と経験を持った買取専門店などを利用することによって、より適正な査定額に期待できます。
ご自宅に眠っている硬貨が「もしかしたらプレミア硬貨かもしれない」とお考えの際は、ぜひ一度、福ちゃんの無料査定をご利用ください。価値に見合う高値で買取いたします。