• 古銭/記念硬貨
  • 2025.07.11

古銭は磨くと価値が下がる?専門家が教える正しい知識と価値を維持する保管方法

古い蔵や実家の片づけをしていたら、思いがけず昔のお金「古銭」が出てきたという経験はありませんか?

そして、その古銭が汚れていたり、くすんでいたりすると、「磨いてきれいにすれば価値が上がるのでは?」と考える方も多いことでしょう。

しかし、古銭を磨くことが必ずしも価値向上につながるとは限らないのです。場合によっては、大切な古銭の価値を大きく損なってしまうこともあります。

本記事では、古銭を磨くと価値にどのような影響を与えるのか、そしてなぜ専門家の間で「磨かないほうがいい」といわれているのかについて詳しく解説いたします。

また、汚れている古銭でも買取可能なのか、査定への影響や古銭の正しい保管方法など、古銭を大切に扱ううえで役立つ知識をまとめました。

買取を検討されている方はぜひ参考にしてください。

古銭を磨くと価値は上がる?下がる?専門家の見解

古銭は磨くと価値が下がる?専門家が教える正しい知識と価値を維持する保管方法

古銭の価値は、見た目のきれいさだけで決まるものではありません。多くの方が「汚れている古銭を磨けば高く売れるのでは?」と考えがちですが、専門家の見解ではそうとは限らないのです。

むしろ、安易に磨いてしまうことで歴史的価値や希少性を損ねてしまう可能性があります。

ここからは、なぜ古銭は「磨かないほうがいい」といわれているのか、その理由を掘り下げていきましょう。

《結論》古銭は基本的に「磨かない」のが正解(無難)

古銭コレクターや鑑定士の世界では、「古銭を磨いてはいけない」というのが常識となっています。

古銭には、長い年月を経ることで表面に生じる独特の「古色(ふるいろ)」や「patina(パティナ)」と呼ばれる酸化被膜があり、これらが歴史的価値の一部を担っているのです。

ところが、研磨剤や布を使って磨いてしまうと、こうした経年変化の証が失われ、ただの“古い金属”としての扱いを受けやすくなってしまいます。

結果的に、古銭としての価値が下がってしまうリスクが高まるのです。

なぜ古銭を磨くと価値が下がるのか?3つの理由

古銭を磨くと価値が下がるといわれている理由として、主に以下の3つが挙げられます。

1. 歴史的価値の損失

古銭に見られる「緑青(ろくしょう)」や古色は、銅や銅合金などの古銭であれば長い年月をかけて自然に形成されるものであり、その時代背景や保存環境を物語る重要な手がかりでもあります。

これらの要素が美術的・骨董的価値を高めている場合も。しかし、磨いてしまうことでその独特の風合いが消え、歴史的な価値を下げる原因になってしまうのです。

2. 表面の摩耗・損傷リスク

古銭は一見頑丈そうに見えても、実は非常にデリケートです。硬いブラシや研磨剤で擦ると微細な傷が生じたり、大切な模様が摩耗したりする恐れがあります。

とくに希少性の高い古銭ほど、わずかな傷でも査定額に大きな影響を与えることがあるため、安易に磨く行為は非常にリスクが高いといえるでしょう。

3. 再鑑定の困難さ

一度磨いてしまうと、古銭が本来持っていた表面の特徴が失われ、鑑定士でさえも元の状態を正確に判断できなくなるケースがあります。

結果として、評価が下がるだけでなく、買取価格にも大きくマイナスに働く可能性が高まってしまうのです。

例外的に磨いても良いケースはある?

古銭を磨く行為は基本的に避けるべきです。しかし、腐食が深刻で放置するとさらに劣化が進むなど、保存状態の悪化が懸念されるごく希なケースでは、専門家の指導のもとで特殊なクリーニングが行われることもあります。

ただし、これは高度な技術と判断を要する作業であるため、素人が独自に行うのは避けるべきでしょう。

もし汚れや腐食が気になる場合は、まず買取業者や鑑定士などの専門家に相談し、適切な対処法をアドバイスしてもらうことが賢明です。

古銭の価値を左右する!磨く以外の重要ポイント

古銭は磨くと価値が下がる?専門家が教える正しい知識と価値を維持する保管方法

古銭の価値は「磨くかどうか」だけで決まるわけではありません。

古銭の希少性や種類、さらにはその当時の歴史的背景など、さまざまな要因が複雑に絡み合って査定額が決まっていくものなのです。

ここからは、古銭の価値を大きく左右するポイントについて、種類や状態、そして保管方法の観点から詳しく見ていきましょう。

古銭の種類と希少性

一口に「古銭」といっても、大判・小判や穴銭、絵銭や外国のコインなど、その種類は実に多岐にわたります。

たとえば、大判や小判は江戸時代の徳川幕府が発行した金貨として有名で、希少価値が高いものは驚くほどの高値で取引されることもあります。

穴銭の代表格である「寛永通宝」は大量に発行されたものの、初期鋳造と後期鋳造では価値が異なるのです。また、同じ名前でも種類や発行時期によって価値も大きく変わるという特徴があります。

さらに、発行枚数が少なかったり現存数が極端に限られていたりする古銭は、それだけで希少性が高く評価され、高価買取が期待できます。

古銭を売却する際には、まず自身が所有している古銭の種類や年代を正確に把握し、その希少性について理解しておくと、査定の際により役立つことでしょう。

古銭の「状態」とは?

古銭の価値を決めるうえで欠かせない要素となるのが「状態」です。ここでいう状態とは、具体的に以下のような要素を含んでいます。

✔ 摩耗の度合い(文字や模様がどの程度残っているか)
✔ 傷の有無(大きな欠けや亀裂など)
✔ サビや汚れの程度
✔ 変形の有無(曲がりや湾曲)

未使用に近い極美品であればもちろん高く評価されます。なかには、流通や保管の過程で自然に生じた摩耗や汚れは、歴史の証としてプラスに評価される場合もあるのです。

そのため、「汚れているから価値がない」と自己判断せずに、まずは専門家の目で状態を見てもらうことが何よりも重要だといえるでしょう。

古銭の価値を損なわない正しい保管方法

古銭の価値を長く維持するには、適切な保管環境を整えることが欠かせません。

まず湿気は大敵のため、乾燥剤を入れた密閉容器や桐箱などを利用し、湿度の高い場所での保管は避けましょう。

また、直射日光も変色や劣化の原因になるため、日光が当たらない場所に保管するのが理想的です。

古銭に直接触れる際は、手の皮脂や汗による酸化を防ぐために、清潔な綿手袋を着用することをオススメします。

さらに、コインホルダーや専用のアルバムを使用すれば、摩耗や傷が付きにくく、分類整理もしやすくなるでしょう。

ほかの金属アイテムと一緒に保管すると化学反応による腐食や変質のリスクがあるため、古銭はできるだけ単独で保管すると安心です。

このようなちょっとした気遣いによって、古銭本来の価値を長く保てるのです。

もし古銭を磨いてしまったら?価値への影響と対処法

古銭は磨くと価値が下がる?専門家が教える正しい知識と価値を維持する保管方法

このコラムを読む前に、すでに古銭を磨いてしまった……」という方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなると、価値が大きく下がってしまったのではないかと心配になることでしょう。

しかし、状況によっては十分に買取可能な場合もあり、諦めるのはまだ早いかもしれません。ここからは、磨いてしまった古銭の価値への影響や、今後の対処法について詳しく解説いたします。

磨いた古銭の価値はどうなる?

結論から申し上げると、古銭を磨く行為は、多くの場合で価値を下げる原因となってしまいます。ただし、どの程度価値が下がるかは、その古銭の希少性や磨き方の程度によっても大きく異なります。

たとえば、軽く布で拭いた程度であればダメージが少ないかもしれません。しかし、研磨剤を使って強く擦ってしまった場合、表面の古色や繊細な彫刻が消えたり傷が付いたりと、本来の姿を大きく損なうことになりかねないのです。

磨いてしまった古銭でも、その種類やレアリティによっては一定の評価が付く場合もあるため、まずは専門家の目で見てもらうことをオススメします。

磨いてしまった古銭の買取は可能?

磨かれた古銭でも、買取がまったくできなくなるわけではありません。専門の買取業者であれば、磨かれた状態も考慮したうえで査定してくれるのが一般的です。

磨かれていない状態と比べると減額される可能性が高いのは事実ですが、それでも自己判断で「もう価値がない」と諦めてしまうのは早計です。

希少性や年代によっては、磨いてあっても一定以上の金額で買い取ってもらえるケースもあるため、まずは専門の査定を受けてみましょう。

専門家に見せて適切なアドバイスをもらおう

もし古銭を磨いてしまった場合は、素人判断でさらに研磨し直すなどの追加作業は決して行わず、まずは専門家や買取業者に相談してみましょう。

長年古銭を扱ってきた査定士であれば、たとえ磨かれた状態からでも、古銭の本来の価値や市場相場を適切に判断できる可能性があります。

たとえば、福ちゃんのような専門知識を持つ買取業者では無料査定を実施しているため、リスクなしに現状を把握できます。まずは一度、プロの目にゆだねてみるのがベストな選択といえるでしょう。

古銭の買取なら福ちゃん!

古銭は磨くと価値が下がる?専門家が教える正しい知識と価値を維持する保管方法

古銭の査定には、深い専門知識と豊富な経験が必要となります。大切な古銭の価値を正しく見極めるためには、信頼できる買取業者を選ぶことが何よりも重要です。

こんなに汚れている古銭、本当に価値があるの?」と不安に思われる方も少なくないでしょう。しかし、福ちゃんでは汚れや傷がある古銭でも積極的に査定を行っています。

もちろん、状態が良くないほど減額される可能性はありますが、それでも古銭としての希少性や歴史的背景をしっかりと考慮したうえで査定を進めるため、予想以上の高値が付くケースも。

一見すると「もう価値がないかも」と思われるような古銭も、ぜひ一度福ちゃんにご相談ください。

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まとめ

古銭は基本的に「磨かない」のが鉄則です。古色や緑青などの自然な経年変化は、歴史的価値や希少性の評価につながるため、安易に磨くことで本来の価値を損ねてしまうリスクが高まります。

しかし、古銭の真価はその種類や状態、希少性などさまざまな要素から総合的に見極められるものです。多少汚れていても高い評価が付くケースは決して少なくありません。

もし古銭を磨いてしまったとしてもすぐに諦めるのではなく、まずは専門家や買取業者に相談し、正しい評価を得ることが何よりも大切です。

お手元の古銭の価値を確かめたいとお考えの方は、ぜひ一度無料査定を利用してみてはいかがでしょうか。

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