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  • 2025.11.17

記念硬貨を換金したい方必見!失敗しない換金方法と高価買取のコツ

記念硬貨は額面通りの通貨として、換金が可能です。しかし、中には希少価値が付いて額面以上の価値になっているものも珍しくありません。

価値のある記念硬貨を安易に換金してしまうと本来の価値を損ない、大きな損失につながるリスクがあります。「大掃除や遺品整理で見つけた記念硬貨の扱いに困っている」「コレクションとして集めていた記念コインを処分したい」と考えているのなら、記念硬貨を換金すべきかどうか慎重に見極めることをおすすめします。

この記事では、額面以上の高い換金を期待できる記念硬貨の種類と、より高く換金するためのポイントをまとめました。

【記事のポイント】

  • ✅記念硬貨は銀行で額面通りにしか両替できず、希少価値は加味されません
  • ✅金貨・銀貨や発行枚数の少ないものは、額面以上の価値になる可能性があります
  • ✅無理な手入れは避け、専門家の無料査定で、正しい価値を安心してご確認ください。

記念硬貨は換金・両替できる?(基本ルールと注意点)

記念硬貨は、一般に流通している貨幣とデザインは異なるものの、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」で定められたれっきとした貨幣です。そのため、お店で使ったり、銀行などで現行の通貨と換金・両替(引換)したりすることも可能です。ただし、実際に決済や両替・引換をするには不便な点がいくつかあります。

ここでは、記念硬貨の上手な利用方法や気を付けるべきポイントを詳しく見ていきましょう。

記念硬貨はお店で使える?利用時の注意点

記念硬貨は通常の硬貨と同じように支払いに使えるものの、サイズやデザインが一般の通貨と異なります。そのため、機械での処理が難しく、釣り銭として使えないことなどから、お店での使用を断られる場合があります。また、自動販売機などでは使用できないケースが多いようです。

財務省や日本銀行では、記念硬貨を決済に使用する場合、銀行などの金融機関の窓口で通常の硬貨と引き換えて使用することを推奨しています。ただし、銀行での引換には手間がかかる上、額面通りの通貨にしか交換してもらえません。

前述の通り、記念硬貨の中には額面以上の付加価値があるものも多いです。従って、お店などでそのままお金として使用するのはあまりおすすめできません。

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銀行両替に不向きな記念硬貨

銀行両替では記念硬貨の付加価値は加味されないため、原則として額面通りの引換となります。

しかし中には、歴史的な価値や素材(金や銀など)の価値がある記念硬貨も少なくありません。具体的な査定額は記念硬貨の種類や保存状態、査定に出したときの貴金属相場などによって異なりますが、ものによっては数万円数十万円の高値が付くものもあります。

銀行で換金すると額面以上の価値は付かない上、銀行によっては引換手数料を徴収されることもあり、結果的にマイナスになってしまうケースも考えられます。

以上の点から、記念硬貨は銀行で引き換えるのではなく、硬貨の価値が分かる専門業者に査定してもらった方が良いでしょう。

記念硬貨を換金する3つの方法

記念硬貨を換金する主な方法は以下3つです。

  • 銀行で両替してもらう
  • フリマアプリやネットオークションで売る
  • 古銭買取に出す

銀行で両替してもらう場合は、銀行の本支店に出向いて引換手続きを行います。一般的な両替とは異なり、店内に設置されている両替機は使えないため、窓口で処理する必要があります。なお、両替する枚数によっては、あらかじめ電話などで予約が必要な場合もあるようです。

フリマアプリやネットオークションで売る場合、特定のアプリやサイトを利用し、自ら記念硬貨の出品手続きを行います。スマートフォンやタブレット、パソコンがあれば簡単に出品できるため、初めての方でも手軽に記念硬貨を売りに出せるところが特徴です。なお、フリマアプリは出品者が提示した価格のまま売りに出しますが、ネットオークションの場合、入札者同士が競った場合は最低落札価格を大きく上回ることもあります。

3つ目の古銭買取は、古いお金や記念硬貨の買取に対応している専門業者に査定してもらう方法です。記念硬貨の価値は、硬貨の種類や保存状態、市場ニーズ、付属品の有無などを基準に査定士が判断し、価格を提示する仕組みになっています。

以上、3つの換金方法をご紹介しました。いずれも特徴やメリットが異なるため、まとめて換金したいのなら銀行両替、本来の価値以上の高値で売りたいのならフリマアプリやネットオークションなど、目的に応じた方法を選びましょう。

ただし、銀行両替やフリマアプリ・ネットオークションの利用にはいくつか注意しなければならない点があります。注意点は次章で説明しますが、トータルで考えると古銭買取に査定してもらい、適正な値で買い取ってもらうのがおすすめです。

銀行で両替する場合の注意点

銀行で両替する場合に注意したいのは、原則として額面通りにしか引換できないことと、手数料が発生することです。前述の通り、銀行は100円硬貨なら100円、500円硬貨なら500円と換算して現在の通貨に両替するため、希少性や金・銀としての価値は加味されません。従って、コレクター市場で高値で取引されている記念硬貨を両替すると損をする可能性があります。

また、銀行での両替にはほとんどの場合、手数料が発生します。手数料は銀行ごとに設定されていますが、一定の枚数を超えると◯枚ごとに◯円と、手数料がかさんでいくケースが多いです。そのため、大量の記念硬貨を両替するとコストがかさむ恐れがあります。

フリマアプリ・ネットオークションで売却

フリマアプリやネットオークションを利用する際も気を付けなければならない点がいくつかあります。

まず、購入希望者とのやり取りや梱包・発送作業にある程度の手間と時間がかかることと、取引相手とのトラブルが発生する可能性があることです。特にトラブルに関しては基本的に個人間で解決しなければならないため、購入者から「偽物ではないか」「価格が高過ぎるのではないか」などのクレームが付いた場合、対応に追われる可能性があります。

また、出品時の価格設定が難しい点にも注意しましょう。価格を下げ過ぎれば、もちろん損をしてしまいます。一方、販売価格や最低落札価格を高く設定し過ぎると、売れ残ったり、「もう少し安くなりませんか?」といった値下げ交渉を受けたりするリスクが出てきます。

さらに、出品する硬貨自体にも注意が必要です。フリマアプリやネットオークションでは、現在貨幣として利用可能なものは現金扱いとなり、出品自体が禁じられているケースもあります。例外として。プルーフ金貨は現金ではなくコレクションアイテムと見なされ、出品可となっているようです。しかし、今後ルールが変わった場合は出品できなくなるかもしれません。

記念硬貨の換金なら買取業者がおすすめ

記念硬貨を買取業者に売却するメリットは、専門家が希少性や保存状態などを総合的に評価してくれる点です。

例えば金貨や銀貨であれば、素材である金・銀の価値はもちろん、コレクターからの需要や希少性、付属品の有無などを丁寧に査定し、その硬貨の本来の価値を査定価格に反映してくれます。そのため、発行枚数の少ないものや、歴史的な価値が認められるもの、市場ニーズの高いものについては、額面をはるかに超える査定額が提示されることも少なくありません。

また、買取方法が選べることも、買取業者のメリットです。忙しくてなかなか店舗まで足を運べない方は、段ボールに詰めて送るだけで査定してもらえる宅配買取や、スタッフに自宅まで訪問してもらえる出張買取などを利用すると、買取の手間や時間を省けます。

ただし、買取業者は店舗によって査定士の知識や技量、査定基準が異なる場合があります。そのため、買取実績や知名度を見て信頼できる業者を選ぶのがおすすめです。

両替と換金(買取)の違いとメリット比較

記念硬貨の両替と換金(買取)、それぞれの違いとメリットを表にまとめました。

両替換金(買取)
換金場所銀行の窓口古銭買取業者
手数料 ありなし
換金額額面通り古銭の価値によって変動
対応硬貨現在有効な硬貨のみ失効した硬貨も対応可

 
両替の場合、各銀行の本支店にて両替できるため、最寄りの銀行に持ち込むだけという手軽さがあります。ただし、銀行によっては都度手数料が発生する他、額面以上の両替はできない、現在通貨として有効な記念硬貨しか引き取れないなどのデメリットがあるのが難点です。

一方、換金(買取)の場合は一般的に査定手数料がかからず、古銭の希少性や市場ニーズによっては、額面以上の査定金額が提示されることもあります。さらに、失効した古銭も買取可能なため、記念硬貨だけでなく、古い硬貨もまとめて売りたい場合に便利です。

また、近年は宅配買取や出張買取など、自宅にいながら手軽に査定できるサービスも提供されています。

以上の点から記念硬貨を換金するなら買取業者を選んだ方がお得といえるでしょう。

額面以上で換金できる主な記念硬貨

記念硬貨の中には、希少性や素材としての価値により、市場での評価が額面を大きく上回るものも存在します。

ここでは、高額買取が期待できる代表的な9種類の記念硬貨について、それぞれの特徴や魅力を一覧にまとめました。

種類  特徴相場(参考)
1964年東京オリンピック記念硬貨(千円銀貨・昭和39年銘)日本初のオリンピック開催を記念して1,500万枚を発行。発行枚数が多いため相場は比較的落ち着いているものの、額面以上になることが多い。1,500円程度〜数千円
昭和天皇陛下御在位60年記念硬貨(十万円金貨・昭和60・61年銘)昭和天皇の御在位60年を記念して計1,100万枚を発行。プルーフ加工が施されたものはより高値で売れる傾向にある。30万円程度~
天皇陛下御即位記念硬貨(十万円金貨・平成2年銘) 今上天皇(明仁天皇)の御即位を記念して1991年(平成3年)4月に発行。200万枚と発行枚数が限られている上、現在価格が高騰している金相場の影響もあり、額面を大きく上回るケースが多い。60万円前後
長野オリンピック冬季競技大会記念(1万円金貨・平成9年銘)長野オリンピック開催を記念して計16万5,000枚を発行。1~3次でデザインが異なり、かつ純金製であるところが人気。30万円前後
2002FIFAワールドカップ記念硬貨(1万円金貨・平成14年銘)FIFAワールドカップを記念して2002年(平成14年)に、10万枚(単独5万枚、セット5万枚)を発行。純金製でプルーフ加工も美しいことからコレクター人気が高い。20万円程度〜
2005年日本国際博覧会記念硬貨(1万円金貨・平成16年銘)日本国際博覧会(愛称:愛・地球博)」を記念して、平成16年(2004年)に7万枚を発行。国際的な一大イベントであったことと、美しいプルーフ加工により、海外からの人気も高い。30万円程度〜
地方自治法施行60周年記念硬貨(千円銀貨・平成20年銘~)地方自治法の60周年を記念して発行。都道府県ごとにデザインが異なり、全都道府県がそろったものは高額になることも。数千円程度~
新幹線鉄道開業50周年記念(千円銀貨・平成26年銘)新幹線鉄道の開業50周年を記念して5万枚を発行。枚数が少なく、入手困難だったことから高値が付きやすい。1万円〜数万円程度
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念硬貨(1万円金貨・平成30年銘~令和2年銘)東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念して発行。同じ1万円金貨でも発行期間によってデザインが異なる。国民的一大イベントである上、金としての素材価値も非常に高いことから、高値で取引される。30万円程度〜

※製品の状態によっては買い取れない場合がございます、予めご了承ください。

記念硬貨を高く換金するためのポイント

大切な記念硬貨をより好条件で売るために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 保存状態を良好にする
  • 付属品も一緒に査定に出す
  • 信頼できる買取業者に査定を依頼する

記念硬貨は美品ほど高く売れるため、金属の天敵といわれる空気・日光・湿気を避けて保存することが大切です。専用のコインホルダーやケースに入れた上で、直射日光が届かない冷暗所に保管しておきましょう。

また、記念硬貨は付属品も一緒に査定に出しましょう。記念硬貨は専用のアクリルケースや化粧箱、発行証明書などさまざまな付属品が付いているケースがほとんどです。付属品がないと価値は下がることがあります。

さらに、査定を依頼する業者の選定も重要なポイントの一つです。記念硬貨の価値は希少性や保存状態、付属品の有無、市場ニーズなどによって左右されるため、硬貨に関する専門的な知識・技量がない店舗に査定に出すと、本来よりも低い査定額を提示される可能性があります。記念硬貨を査定に出す店舗は、信頼できる査定士が在籍しているか、豊富な買取実績があるかなどを下調べしてから選びましょう。

「福ちゃん」では、長年培ってきた豊富な専門知識と経験を生かした丁寧な査定を行っています。大切な記念硬貨を安心して買取に出したいとお考えの方は、お気軽に無料査定をご利用ください。

記念硬貨の換金は福ちゃんへ

記念硬貨は一般のお金と同じように使用できますが、希少価値のあるものや保存状態が良いもの、コレクター人気が高いものは額面以上の価値をもっている可能性があります。銀行での両替は額面通りの金額にしかならないため、少しでも高く換金したいなら、付加価値を加味して高額買取してくれる買取業者への依頼を検討しましょう。

「福ちゃん」では、記念硬貨に関する専門的な知識が豊富な査定士が、責任をもってお客さまの大切な記念硬貨を査定します。査定士は定期的に社内研修を受けて査定技術の向上をはかっており、価値の見極めが難しい記念硬貨も適正な値を提示いたします。

買取方法は店舗の他、便利な出張買取や宅配買取にも対応。もちろん、査定手数料や出張手数料などはかかりません。「記念硬貨を譲り受けたけど、保管場所に困っているから高値で売りたい」とお考えの方は、ぜひ「福ちゃん」までお気軽に査定をお申し込みください。

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