- 古銭/記念硬貨
- 2026.09.29
【5銭硬貨の価値一覧】種類別相場を網羅!自宅の古銭はいくら?

【記事のポイント】
- ✅5銭硬貨の中でも、明治期に発行されたものの中には、希少な年号や手変わりがあり、高く評価されるものがある
- ✅同一硬貨でも、状態や発行年、エラーの有無で価値が大きく変わることがある
- ✅5銭硬貨の価値を保ちたいなら、無理に磨いたり洗浄したりしないほうがよい
自宅の整理中に、古い5銭硬貨が出てきた経験はありませんか。「もしかして価値があるのでは?」と気になりながらも、どこで調べればよいか分からず、そのままになっている方もいるでしょう。
5銭硬貨の価値は、年号や種類によって数百円から数万円以上の差が生まれることもあります。本記事では、明治・大正・昭和などの発行年代や種類ごとの相場を紹介します。
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明治の5銭硬貨|種類別の価値一覧と特徴

明治時代の5銭硬貨は銀貨から白銅貨まで複数の種類があり、年号や素材の違いによって価値が大きく異なります。中には、額面を遥かに超える取引事例がある希少品も存在するため、種類の見極めが重要です。
ここでは、5銭硬貨の中でも価値が高いとされる明治期に発行された5種類について、特徴と買取相場を紹介します。
- 旭日竜5銭銀貨(明治3年〜4年)
- 旭日大字5銭銀貨(明治4年)
- 竜5銭銀貨(明治6年〜13年)
- 菊5銭白銅貨(明治22年〜30年)
- 稲5銭白銅貨(明治30年〜38年)
旭日竜5銭銀貨(明治3年〜4年)
旭日竜5銭銀貨は、明治3年(1870年)から明治4年(1871年)に発行されました。総発行枚数は約150万枚と少なく、発行期間も短いため、明治初期の5銭硬貨の中でも希少性の高い1枚と言えます。素材は銀80%・銅20%の合金で、直径16.15ミリメートル、重さ1.25グラムと小ぶりなサイズです。
特に注目したいのが、明治3年発行の「明瞭ウロコ」です。表面に描かれた竜のウロコが通常品より鮮明に刻まれており、買取相場は美品で1万8,000円前後と、同年の通常品(美品6,000円)と比べてかなり高く評価されています。
旭日大字5銭銀貨(明治4年)
旭日大字5銭銀貨は、明治4年(1871年)のみに発行された銀貨です。発行枚数は約166万枚と限られており、わずか1年しか製造されなかった点が希少価値を高めています。
表面には「五銭」の文字が大きく刻まれ、裏面に旭日のデザインが施されているのが特徴です。また、同じ明治4年の発行でありながら、前期と後期で裏面の旭光線や玉の数が異なることが知られています。買取相場は前期・後期で差があり、前期のほうが高く評価される傾向があります。
竜5銭銀貨(明治6年〜13年)
竜5銭銀貨は、明治6年(1873年)から明治13年(1880年)に製造されました。年銘は明治6年~10年と明治13年があり、表面に竜、裏面に菊の紋章と額面が描かれているのが特徴です。
「明」や「銭」の字形が異なる「ハネ明」「トメ銭」などの手変わりがあり、年号や手変わりによって価値が変わります。中でも、明治7年銘は特年として評価されることがあり、状態の良いものは高値になる場合があります。
また、発行枚数わずか79枚とされる明治13年銘にも注目しましょう。「幻の年号」と呼ばれるほどの希少性で、NGC鑑定VF20の個体が約280万円、PF64のプルーフが約840万円で取引された事例もあります。
菊5銭白銅貨(明治22年〜30年)
菊5銭白銅貨は、明治22年(1889年)から明治30年(1897年)に発行されました。素材は銅75%・ニッケル25%の合金で、表面に菊花紋章、裏面に「五」の文字が刻まれたシンプルなデザインが特徴です。
菊5銭白銅貨は年号によって発行枚数に大きな差があります。特に明治28年銘は発行枚数が約100万枚と少なく、状態の良いものは高く評価される場合があります。
稲5銭白銅貨(明治30年〜38年)
稲5銭白銅貨は、明治30年(1897年)から明治38年(1905年)に発行された白銅貨です。表面に稲穂と「五銭」の文字、裏面には旭日が描かれており、菊5銭白銅貨の後継として製造されました。
買取相場は100円〜数万円と幅がありますが、年号によって価値が大きく異なります。中でも特年として知られるのが明治36年銘です。発行枚数が約37万枚と少なく、状態の良いものは数万円から数十万円以上で評価される場合があります。明治37年銘も並品が500円〜2,000円、未使用品が2,000円〜3万円と、比較的高い評価です。
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大正の5銭硬貨|種類別の価値一覧と特徴

大正時代の5銭硬貨は大型・小型の2種類に分かれており、発行された年号によって価値に大きな違いがあります。
同じ大正期の5銭硬貨でも、流通量の違いや発行の背景が買取相場を左右するポイントです。ここでは、種類ごとの買取相場と注目したいポイントを詳しく解説します。
大型5銭白銅貨(大正6年〜9年)
大型5銭白銅貨は、大正6年(1917年)から大正9年(1920年)に発行された白銅貨です。中央に穴が開いた「穴銭」で、表面には菊の紋章、裏面には額面が刻まれています。
発行年によって流通量に大きな差があり、大正6年銘の発行枚数は約670万枚です。大正8年の約4,500万枚と比べて格段に少ない点が、希少性を高める要因といえます。
買取相場の目安は、大正6年銘の状態が良い品は5,000円前後、完全未使用品は1万円前後で取引されるケースもあります。大正7年・8年・9年銘は大正6年より評価が低くなりますが、未使用品であれば数千円での買取が期待できます。
小型5銭白銅貨(大正9年〜12年・昭和7年)
大正9年(1920年)から発行が始まったのが、小型5銭白銅貨です。大正9年には大型・小型の両方が存在するため、同じ年号でもサイズや重量を確認して見分ける必要があります。
大型5銭白銅貨と見た目はほぼ同じですが、重さが大型の約半分まで軽量化されており、素材節約を目的とした改良版といえます。一度は製造を終えましたが、昭和7年には再び発行されました。背景には当時の経済・社会情勢があったとされています。
買取相場は、大正9年銘が高く評価されやすく、美品であれば5,000円程度になることもあります。大正10年〜12年銘は評価がやや下がるものの、昭和7年銘は発行枚数が約800万枚と少なく、状態の良いものは数千円程度で評価される場合があります。
昭和の5銭硬貨|種類別の価値一覧と特徴

昭和の5銭硬貨は、戦時下の物資不足を反映して素材が目まぐるしく変化しました。素材や製造年によって、価値が大きく変わります。ここでは、昭和8年(1933年)から昭和21年(1946年)にかけて発行された5種類について、年号別の買取相場や見落としがちな注目ポイントを紹介します。
- 5銭ニッケル貨(昭和8年〜12年)
- 5銭アルミ青銅貨(昭和13年〜15年)
- 5銭アルミ貨(昭和15年〜18年)
- 穴アキ5銭錫貨(昭和19年)
- 鳩5銭錫貨(昭和20年〜21年)
5銭ニッケル貨(昭和8年〜12年)
昭和8年(1933年)から昭和12年(1937年)に発行されたのが、5銭ニッケル貨です。なお、昭和13年(1938年)にも製造されたものがありますが、通常の流通用として発行された年銘とは区別して扱われます。
中央に穴が開いているタイプの硬貨で、表面には菊花紋章と金鵄、裏面には勾玉連環と桜花が描かれています。
価値は低めで、5銭硬貨の中でも安価な部類に入ります。買取相場は並品で10円程度、美品でも500円程度です。通常品は比較的流通量が多く、希少性は高くありません。ただし、保存状態や年号によって評価が変わる場合があります。
5銭アルミ青銅貨(昭和13年〜15年)
5銭アルミ青銅貨は軍需資材として必要なニッケルを確保するため、アルミと銅の合金(アルミ青銅)に素材を切り替えて作られました。裏面に桜が半分ずつ描かれた華やかな意匠が特徴で、買取相場は並品で10円以下、美品・未使用品は10円〜300円程度です。
年号による大きな価格差はありませんが、保存状態が良いほど評価が上がるため、未使用に近い状態のものは丁寧に保管することが大切です。
5銭アルミ貨(昭和15年〜18年)
5銭アルミ青銅貨の後継として登場した5銭アルミ貨は、昭和15年(1940年)から昭和18年(1943年)に製造されました。太平洋戦争の激化に伴い物資不足が深刻化し、硬貨の素材がアルミのみへと変更されています。
また、製造期間中には戦時下の資材事情などを背景に、量目は段階的に減らされました。それぞれの買取相場は以下の通りです。
- 昭和15年(1.2グラム):並品60円、美品400円程度
- 昭和16年前期(1.2グラム):並品50円、美品200円程度
- 昭和16年後期(1.0グラム):並品2,000円、美品8,000円程度
- 昭和17年(1.0グラム):並品50円、美品150円程度
- 昭和18年(0.8グラム):並品200円、美品500円程度
特に価値が高いのが、昭和16年銘の1.0グラムタイプで、状態が良いものは高価買取が期待できます。
穴アキ5銭錫貨(昭和19年)
戦時下の物資不足が色濃く反映された硬貨のひとつが、昭和19年(1944年)に製造された穴アキ5銭錫貨です。素材にはスズと亜鉛が使用され、表面には菊と桐の紋章が刻まれています。
1年間しか製造されなかった背景には、戦況の悪化による金属資材の逼迫があります。ただし、発行枚数は7,000万枚と多いため、希少性は高くありません。買取相場は並品が10円以下、比較的状態が良いものでも100円程度です。
例外として、中央の穴がずれて打刻された「穴ずれエラー銭」は、市場で1万円前後の値がつくケースもあります。
鳩5銭錫貨(昭和20年〜21年)
終戦の年、昭和20年(1945年)から昭和21年(1946年)に発行された鳩5銭錫貨は、最後の5銭硬貨です。表面には平和の象徴とされる鳩が描かれており、穴アキ5銭錫貨の後継として登場しました。
素材はスズ93%・亜鉛7%の合金で、2年間の総発行枚数は約1億8,000万枚に上ります。昭和20年銘のほうがやや高い評価を受ける傾向があるものの、流通量が多いため希少性は低く、買取相場は並品で10円以下、美品でも400円程度です。
なお、両面無刻印の珍しいエラー銭は5万円を超える取引事例があり、通常品とは別格の価値が認められます。
5銭硬貨の価値が決まるポイント

5銭硬貨の価値は、種類や年号だけで決まるわけではありません。同じ硬貨でも、ちょっとした違いで査定額が大きく変わることがあります。場合によっては、数十倍、数百倍の価格差を生むケースもあります。手元の硬貨の価値を正しく知るために、種類や年号以外のポイントを確認しましょう。
保存状態によって価値が変わる
同じ5銭硬貨でも、保存状態によって査定額が大きく変わります。古銭の価値は当時の製造状態をどれだけ保っているかで判断されるためです。買取業者では、保存状態を「未使用」「美品」「並品」などに分けて評価する場合があります。
- 未使用品:製造当時とほぼ同じ状態で、表面の輝きや細部のデザインが残っているもの
- 美品:流通時についた軽微な傷や汚れは見られるものの、全体的な状態は良好なもの
- 並品:傷・変色・摩耗が目立ち、図柄の細部が判別しにくい状態のもの
避けたほうがよいのは、「きれいにしよう」と磨いたり洗浄したりする行為です。本来の風合いが失われ、査定額が下がるリスクがあります。見つけた際はそのままの状態で保管し、査定に出すとよいでしょう。
エラー硬貨は通常より高く評価されることがある
製造時のエラーが見られる硬貨は、種類や程度、希少性によって通常品より高く評価される場合があります。エラー硬貨は本来の規格から外れているため、通常品に比べて市場に出回る数が少なく、希少性の高いものはコレクターから評価されることがあります。以下は代表的なエラーの種類です。
- 陰打ち(影打ち):打刻時に硬貨が正常に排出されず、別の硬貨に重なった状態で再び刻印され、図柄が重複して刻印されたように見えるもの
- 穴なし:穴開き硬貨の穴が塞がっているもの
- 穴ずれ:穴の位置が正規の位置からずれているもの
- 角度ずれ(傾打ち):表裏の刻印が傾いた角度で打たれたもの
上記の例のほかにも、通常とは違うエラーがある硬貨は、思わぬ価値があるかもしれません。価値が気になる方は専門家に相談してみましょう。
5銭硬貨の価値を正確に知りたいなら福ちゃんに相談

5銭硬貨の価値を正確に判断するには、種類・年号・保存状態を総合的に見極める専門知識が欠かせません。自己判断では、プレミア品を見落とすリスクがあります。
福ちゃんでは、古銭に精通した査定士が一点一点丁寧に調べ、適切な査定額を提示します。出張料・査定料・振込手数料は一切かかりません。
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まとめ

5銭硬貨の価値は、種類や年号、保存状態で大きく変わります。明治期に発行された5銭硬貨には、希少な年号や手変わりがあり、高く評価されるものが少なくありません。特に稲5銭白銅貨の明治36年銘は、状態によって高く評価される場合があります。
同一硬貨でも、未使用品と並品では査定額が大きく変わることもあります。磨いたり洗浄したりするとかえって価値が下がるため、見つけた際はそのままの状態を保つことが大切です。
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