日本画家「中島千波」の桜について｜値段や版画の代表作、原画の価値等を解説

「中島千波が描いた桜の絵は高い？」
「中島千波の作品の価値は？」

など、中島千波が手がけた「桜」の値段や価値が知りたい方のために、買取価格などを調査しました。
代表作や高額査定が期待できる作品なども紹介しています。ぜひ参考にしてください。

中島千波（なかじまちなみ）とは

まずは、中島千波について紹介します。

中島千波の略歴と中島千波の代名詞となる「桜」モチーフの作品について見ていきましょう。

中島千波について

中島千波は、東京芸術大学名誉教授を務める日本画の巨匠で、日本全国の名桜を描き続けた桜花図の第一人者です。

1945年に長野県で生を受け、日本画家として活躍していた父、中島清之の追いかけるように芸術の道へ進んだといわれています。

1965年に東京芸術大学に進学し、在学中から数々の賞を獲得するなど、芸術家としての頭角を現していきます。

1992年は故郷の長野県に「おぶせミュージアム・中島千波館」が開館し、現在も個展を開くなど精力的に活動中です。

中島千波と「桜」

中島千波が桜を作品にし始めたのは、1983年に岐阜県の根尾谷薄墨桜と出会ってからです。

根尾谷薄墨桜の生命力や美しさ、古木の歴史が語る姿に感動した中島千波は、全国の名桜を訪ね歩き、さまざまな桜を作品として表現するようになりました。

桜の作品名には土地名を入れ、その地の変遷やその地に存在している意味を描き、肖像画を描くように桜と向き合うのが中島千波の描画方法といわれています。

中島千波が手がけた桜の買取相場

中島千波が描いた「桜」はさまざまな作品があるため、一概に相場をいうのは難しいでしょう。

数万円で取引されていることが多いですが、作品によっては十万円を超えるものも少なくありません。

高いものであれば、数十万円するものもあるでしょう。

中島千波の高額査定が見込まれる作品

中島千波の作品を高額で売却するポイントは、上記の3つです。

桜や富士山モチーフの作品

中島千波は、人物画や花鳥画など、さまざまな日本画を描いています。

その中でも、彼の代表作である“桜”や“富士山”をモチーフにした作品は国内外で高い評価を受けており、高額査定が見込まれます。

原画であること

中島千波は絵画のほかに、版画や木版画なども手掛ける作家です。元になる原画は、高額で取引される傾向にあります。

なぜなら、原画は希少価値が高く、コレクターなどから注目を集めているからです。

作品によって価値は大きく異なるものの、数十万円から数百万円が相場と考えられるでしょう。

サイズが大きい

中島千波の作品は、さまざまなサイズのものがあります。

その中でも、サイズが大きい作品（大作）ほど価値が高くなる傾向にあり、高額査定を期待できるでしょう。

桜や富士山モチーフの大作は、高い価格で取引されています。

中島千波「桜」の代表作『神田の大糸櫻』

中島千波が手がけた桜には、「夢殿の枝垂桜」「三春の瀧桜」「夢殿の枝垂桜」などがあります。今回は、迫力ある大作の『神田の大糸櫻』を紹介します。

神田の大糸櫻は、山梨県天然記念物に指定されている齢400年にもなる神田の大糸桜が描かれた作品です。

色が通る部分と通らない部分をメッシュ状に作って印刷するシルクスクリーンという技法で刷られています。

原画は四曲一隻の屏風として発表されたといわれています。

背景は本金箔が大胆に手張りされており、名桜をさらに引き立てる構成が特徴です。

中島千波直筆のサインと落款が入れられた、大変価値のある逸品に仕上がっています。

中島千波「桜」の買取は福ちゃんへ

中島千波は、日本各地の名桜を描き、桜花図の第一人者として君臨している日本画家です。

中島千波が手がけた桜の作品は、美術絵画作品として高く評価されているため、高額での取引が期待できます。

代表作には「夢殿の枝垂桜」「三春の瀧桜」などがあり、大作である『神田の大糸櫻』は背景に本金箔が施された名作です。

骨董買取の福ちゃんでは、中島千波の作品をはじめ、骨董品の買取実績を多く持っています。

専門知識が豊富な査定士が対応するため、価値を余すことなく買取額に反映することが可能です。

中島千波の「桜」は、福ちゃんが自信を持ってお買取りいたします。

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