指物師「三代川本光春(昇)」とは?香合や炉縁など茶道具の価値や買取相場等について

「川本光春の茶道具はどれくらい価値がある?」
「川本光春の作品の買取相場が知りたい」


など、川本光春の工芸品について知りたい方のために、情報をまとめました。
作品の特徴や買取相場など、詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

指物師「川本光春」について

指物師「川本光春」について

まずは、「指物師」と呼ばれる専門職人として、伝統を守り続けている川本光春の基本情報を紹介します。

指物師とは何か、川本光春の歴史について見ていきましょう。

指物師とは

指物とは、釘などの接合道具を一切使用せず、材木と材木を組み合わせて作られた家具などを指します。

また、その技術を専門的に扱う職人が指物師です。

指物とは、釘やねじを使わず、木と木を「指す」ように組み立てて作られる木工品のことです。諸説あるものの、その由来には、2つの説があります。

1つ目の説は、木と木を差し合わせて組み立てることから。2つ目の説は、指物師が物差しを駆使して精密な作業を行うことから、「指物」と呼ばれるようになったという説です。

どちらの説が正しいのか、定かではありません。

いずれにしても、指物は木と木をぴったりと組み立てるための、高い技術と精密さが求められます。

茶道指物師「川本光春」

茶道指物師の川本光春は、初代が京都で1938年に創業しました。

神社の古材や神木など、希少な材木を原材料として使い、古き良きものを指物の技術を持って、新しいものにしています。

初代は、千利休を祖とする茶道家元である、裏千家の14代淡々斎から高い技術が認められ、祥桑軒の軒号が与えられたといわれています。

軒号とは、寺院や宗派にたいして貢献した者や、社会に貢献した者に贈られる名誉ある号です。

以来、川本光春は京都の伝統工芸を受け継ぐ世襲名として、名を馳せるようになりました。

三代川本光春

三代川本光春

2006年に三代目が川本光春を受け継ぎ、現在に至ります。

三代川本光春の略歴や作品の特徴、現在の活動などを紹介します。

略歴

三代川本光春は、1964年に二代目の長男として生まれました。襲名前の名は「川本昇」です。

初代である祖父や二代目の父、島田光斎に師事し、指物の技術を学んでいきます。

裏千家ニューヨーク店「The New Way of Tea」など、名だたる展示会へ出展し、さまざまなコンクールで多数の賞を受賞するなど、若き頃から指物師として頭角を現していました。

世界遺産に認定されている京都龍安寺の本堂など、京都の名所で役目を終えた古材を使用して茶道具を制作。個展の開催にも、力を入れています。

作品の特徴

三代川本光春は、初代や二代目が築き上げた伝統を受け継ぎながら、現代の茶の湯空間に合う新しいエッセンスを作品に吹き込んでいることが特徴です。

希少な古材や神木が持つ自然の美しさを大切にしながら、新しい発想と独自の造形を加えて、新時代の魅力を放つ作品を生み出しています。

現在の活動

現在は京都洛北大原に工房を構え、京都御所前にて川本光春作品ギャラリーを営んでいます。

各所で指物展を行う傍ら、YouTubeで指物に関する発信を行い、京都の伝統工芸を世に広める活動にも積極的です。

また、一般の方々にも買い求めやすいよう、地元所縁の神社や寺院の庭にあった材木や、修復時に出てくる古材などを使用した作品も手がけています。

川本光春さんご本人が登場される、YouTube動画を下記に掲載いたします。

興味がある方は、ぜひご覧ください。

三代川本光春が手がける工芸品の買取相場

三代川本光春が手がける工芸品の買取相場

川本光春の茶道具は、香合や炉縁など、茶席を彩る銘品として高い評価を受けています。

作品や状態などによっては、数十万円の価値がつくものもあります。

三代川本光春の作品は、数千円から数万円で取引されているものが多い傾向です。とくに、裏千家宗匠の書付があるものは、高額になりやすい傾向があります。

もし、お手元にある川本光春の作品をご売却される場合は、骨董品の専門知識に優れた買取業者へ依頼されることをオススメします。

⚠︎CAUTION!
当記事で紹介している買取相場はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

三代川本光春の作品「桑バット香合」

三代川本光春の作品「桑バット香合」

三代川本光春が手がけた「桑バット香合」について紹介します。

まだ三代目を襲名する前の作品で、「川本昇造」とあります。

茶道とは似つかない「バット」をモチーフにした、ユニークなフォルムが特徴です。伝統を重んじながらも、新しさを取り入れる「三代川本光春」の感性が見て取れる逸品といえるでしょう。

川本光春の工芸品は福ちゃんへ

川本光春の工芸品は福ちゃんへ

川本光春は、茶道指物師として京都の伝統工芸を受け継ぐ世襲名で、現在は三代目が活躍しています。

三代川本光春は初代や二代目が築き上げた伝統を守りながら、現代にも受け入れられる新しい要素を盛り込んだ作品を得意としています。

骨董買取に強みのある福ちゃんでは、川本光春の作品以外にも、幅広い工芸品をこれまでに買取させていただきました。

骨董品の専門知識と買取経験に優れた福ちゃんの査定士が、お客様が大切にされてきたお品物の価値を正確に見極めます。変わりゆく需要と供給を的確に把握しているため、適正な買取価格のご提示が可能です。

川本光春の工芸品は、福ちゃんが誠意を持って買取させていただきます。

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