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  • 2017.04.17

中国切手買取で大人気!「赤猿切手」とは

中国切手といえば「赤猿切手」を真っ先に思い浮かべる方も多いほど、赤猿は人気の高い中国切手です。

鮮やかな赤い背景に愛らしい猿が描かれたこの切手は、「中国切手の王様」とも呼ばれる、非常に価値の高いプレミア切手として扱われています。

赤猿切手は、その希少性から状態が良いものであれば1枚で数十万円、シートであれば数百万円という価格で取引されることもある、世界中のコレクターが追い求める逸品です。

この記事では、赤猿切手がどのような切手なのか、その誕生の背景、価値が高騰した理由、そして現在の買取相場について詳しく解説します。

目次

赤猿切手とは?

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

赤猿切手とは、どのような切手なのでしょうか。まずは、その基本的な情報を解説します。

1980年に中国で発行されたこの切手は、その愛らしいデザインと後述する圧倒的な希少性から、発行から40年以上が経過した現在も、世界中のコレクターから憧れの的となっています。

ここでは、赤猿切手の誕生の背景や、他の切手とは一線を画すデザインの詳細について深掘りします。

1980年発行、中国初の年賀(干支)切手

赤猿切手の正式名称は「子ザル」切手、または発行年(庚申年)から「庚申年」郵票(こうしんねんゆうひょう)と呼ばれます。

1980年2月15日に中国で発行された、中国初の年賀(干支)切手です。

この「中国初」という点が、その価値を語るうえで重要な要素のひとつとなります。日本では、その印象的な真紅の背景と猿のデザインから、「赤猿」という愛称で広く知られています。

この切手が発行された1980年当時の中国は、歴史的な転換点にありました。

1966年から約10年続いた「文化大革命」が終結し、それまで抑圧されていた伝統文化や個人の趣味活動が、徐々に息を吹き返そうとしていた時期です。

文化大革命中は、切手収集は「ブルジョア的」としてみなされ、事実上きわめて困難でした。

赤猿切手は、そのような時代を経て、人々が再び切手収集の楽しみを取り戻し始めた時期の象徴的な切手として発行されたのです。

デザインの特徴(金粉表現と緻密な毛並み)

赤猿切手の魅力は、その精巧で美しいデザインにもあります。

原画を担当したのは、中国画の巨匠として名高い「黄永玉」氏。デザインのモチーフとなったのは、中国固有種の金絲猴(キンシコウ)の幼猿です。その愛らしい表情が、多くの人々の心を掴みました。

印刷技術も非常に高度なものが用いられています。「影写」と「凹版」という2つの技術を組み合わせた混合印刷が採用されました。

影写(フォトグラビア)
写真のように濃淡を細かく表現できる印刷方法。主に背景の赤色部分に使用されています。

凹版(エングレービング)
銅版画のように、版に彫った溝にインクを詰めて刷る方法。線が盛り上がり、立体感とシャープさを出せます。主に猿の絵柄部分に使用されています。

この混合印刷により、赤猿切手は非常に精巧な仕上がりとなりました。最大の特徴は、猿の毛並みが1本1本判別できるほど緻密に、そして立体的に表現されている点です。

さらに、猿の絵柄(とくに顔や手足)には金色の光沢が出るインクが使用されています。これにより、切手を光の角度に合わせて傾けると、猿のモチーフが上品に金色に輝いて見えます。

この黄金の輝きも、本物を見分けるうえで重要なポイントとなるでしょう。

発行の背景(文化大革命後の文化復興)

前述のとおり、赤猿切手が発行された1980年は、中国にとって大きな変化の時代でした。

1966年から始まった文化大革命の期間中、伝統的な文化や芸術はことごとく否定され、多くの貴重な文化財が失われました。切手収集もその例外ではなく、趣味としての収集が一切禁止されていたのです。

しかし、1970年代末に改革開放政策が始まると、抑圧されていた人々の文化的な欲求が再び高まり始めます。切手収集熱(中国語で「集郵熱」)も急速に再燃しました。

赤猿切手は、そのような文化復興の機運の中で発行された、新しい時代の幕開けを象徴する切手でした。

中国初の干支切手シリーズの第1弾として、また、それまでの政治色の強い切手とは一線を画す芸術的なデザインとして、人々に新鮮な驚きをもって迎えられたのです。

赤猿切手の価値はなぜ高い? 驚きの高騰理由

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

赤猿切手の発行当初の額面は、わずか0.08元でした。当時の日本円レートで言えば、わずか数円程度の価値です。

それがなぜ現在、状態の良いバラ切手で数万円から数十万円、80枚綴りのシートであれば数百万円という、額面とは比較にならないほどのプレミア価値を持つに至ったのでしょうか。

その理由は1つではなく、「希少性」「経済的背景」「文化的価値」という複数の要因が奇跡的に絡み合った結果です。

理由1|圧倒的に少ない発行枚数

赤猿切手の価値が高い最大の理由は、その発行枚数の圧倒的な少なさ、すなわち「希少性」にあります。

当初、中国郵政は800万枚の発行を計画。しかし、当時はまだ文化大革命の影響が残り、切手収集熱がどれほど回復しているか未知数でした。

そのため、「800万枚では多すぎるのではないか」という判断から、発行枚数は500万枚に減らされることになりました。

さらに、印刷の途中で版に不具合が見つかるなどのトラブルも発生。その結果、最終的に市場に流通した良品の枚数は、約443万枚程度であったともいわれています。

この数字は、他の切手と比較しても非常に少ないものでした。この流通量の少なさが、のちに中国経済が発展し、切手収集ブームが過熱した際に、価格高騰の最も大きな要因となったのです。

理由2|中国の経済成長と切手投機ブーム

1980年代後半になると、中国国内で本格的な切手収集ブームが起こります。趣味の収集にとどまらず、価値が上がることを見越した「投機」の対象としても切手が取引されるようになりました。

とくに中国経済が急成長を遂げた2000年代以降、経済的な余裕が生まれた富裕層が、資産形成やコレクションの一環として、希少な赤猿切手をこぞって買い求め始めました。

需要が急激に高まった一方で、市場に出回る枚数は限られているため、価格は天井知らずに急騰。

そのブームは2011年ごろにピークを迎え、当時は1枚あたり1万2千元(当時のレートで約15万から20万円)にも達したといわれています。

80年版猴票(猿切手)は1枚で家が買える」とまで話題になり、その異常な高騰ぶりがニュースにもなりました。

理由3|中国初の「干支シリーズ第1号」という特別性

赤猿切手は、古くて発行枚数が少ないというだけではありません。「中国初の年賀(干支)切手」であるという、コレクター心理をくすぐる特別なプレミア性を持っています。

どのようなコレクションにおいても、シリーズの「第1号」というのは特別な意味を持ちます。

その後のシリーズ(中国では現在も干支切手が発行され続けています)をすべて集めようとするコレクターにとって、起点となる第1号は絶対に欠かせないアイテムです。

そのため、赤猿切手は常に高い需要の対象であり続けています。

また、赤地に金色の猿を描かれたデザインが、中国において「」や「幸運」を象徴する縁起物として好まれたことも、人気を後押しした要因のひとつと考えられています。

赤猿切手の現在の買取相場

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

では、赤猿切手は現在、どれくらいの価格で取引されているのでしょうか。多くの人が知りたいであろう、現在の買取相場について解説します。

2011年ごろの熱狂的なピーク時からは価格も下落し、現在は市場が沈静化しています。しかし、その価値が暴落したわけではなく、依然として他の切手を圧倒する高値で安定して取引されています。

ただし、ここで強くお伝えしたいのは、切手の価値は「状態」によって大きく変動するという点です。

シミ・ヤケ・折れ、指紋の付着などが一切ない「極美品」と、そうでないものとでは、査定額に数倍、あるいは数十倍の差が出ることもあります。

これからご紹介する相場は、あくまでも目安としてお考えください。

《状態別》赤猿切手の買取相場一覧

赤猿切手の価値は、まず「シート(80枚綴り)」か「バラ」か、そして「状態」によって大きく異なります。

種類 状態 特徴 買取相場
(目安)
シート 極美品
(80面完品)
切り離しがなく、シミやヤケ、折れが一切ない完璧な状態。現存数は極めて少ない。 数百万円以上(応相談)
バラ 未使用・極美品 黄金の輝きが鮮明で、シミ、ヤケ、折れ、ヒンジ跡などが一切ない最良の状態。 10万円超
バラ 未使用・美品 わずかなシミやヤケ、経年変化はあるものの、全体的に状態が良いもの。 数万円台~10万円前後
バラ 並品・中古使用済み 明らかな変色、折れ、シワ、ヒンジ跡、または消印が押された使用済み品。 数千円~数万円

(※)ヒンジ跡:切手をアルバムに貼り付けるために使われた「ヒンジ(糊付きの薄い紙)」の跡。裏面にヒンジ跡があると価値も下がります。

表のとおり、最も価値が高いのは80枚が切り離されていないシートの状態です。もしシートのまま保管されている場合、それ自体が奇跡的なことであり、非常に高額な査定が期待できます。

バラ切手の場合、極美品かどうかが価値を大きく左右します。

赤猿切手における「極美品」とは、表面の赤色が鮮やかであることはもちろん、猿の絵柄の黄金部分が製造当時の輝きを保っており、くすんでいないことが重要な判断基準となります。

価値の変遷(発行当初から現在まで)

赤猿切手の価値が、発行当初から現在までどのように変動してきたのか、時系列で見てみましょう。

発行当初(1980年)

額面0.08元(数円)。当初はまだ文化復興の途上であり、爆発的な人気ではありませんでした。

収集ブーム期(1980年代後半~1990年代)

中国国内で切手収集ブームが起こり、発行枚数の少なさが注目され、価格が上昇し始めます。

投機ブーム・ピーク期(2000年代~2011年ごろ)

中国の経済成長と富裕層の投機的な買いにより、価格が急騰。額面の15万倍以上(1枚15万から20万円)という異常な価格を記録しました。

沈静化・高値安定期(2012年ごろ~現在)

ピーク時の熱狂は収まりましたが、価値が暴落したわけではありません。「中国切手の王様」としての地位は確立されており、状態の良いものは1枚10万円を超える価格帯で安定して取引されています。

発行から40年以上が経過した現在、赤猿切手は投機の対象というよりも、歴史的価値と希少性を持つ「高額品として崇められる域」に達しているといえるでしょう。

本物?偽物? 赤猿切手の見分け方

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

これほど高額で取引される切手であるため、赤猿切手には非常に多くの「偽物(レプリカ)」が出回っています。これは、切手コレクターの世界では避けて通れない問題です。

もしお手元の切手が精巧な偽物であった場合、残念ながら資産価値はほとんどありません。

ここでは、専門家でなくてもある程度判断できる、真贋判定のチェックポイントを解説します。ただし、これらはあくまで目安であり、最終的な判断は専門家の鑑定が必要であることもご承知おきください。

出回っている偽物・レプリカの種類

まず、市場でよく見かける偽物や複製品にはどのようなものがあるかを知っておきましょう。

北朝鮮発行の酷似切手(2013年)

2013年にデザインが酷似する北朝鮮切手が発行されています。いわゆる、「平壤版」と呼ばれるものです。中国郵政の公式発行物ではなく、コレクション市場では混同に注意が必要です。

斜線入りのレプリカ

本物と区別するため、意図的に切手の右下隅などに黒い斜線が印刷されているレプリカ(複製品)です。

ほかにも、券面に「REPLICA」や「複製」などの表示があるものや、意図的なマーキング入りの観賞用製品が流通しています。表示の有無にかかわらず精巧品もあるため注意しましょう。

悪質な偽物

収集家を騙す目的で作られた悪質な偽物です。なかには、上記の「斜線入りのレプリカ」の斜線部分に、うまく消印を重ねて押し、斜線を隠して本物のように見せかけたものも報告されています。

インターネットオークションなどで数百円程度で取引されている赤猿切手は、そのほとんどが観賞用のレプリカである可能性が非常に高いです。

真贋判定の4つのチェックポイント

ご自宅の赤猿切手が本物かどうか、以下の4つのポイントをチェックしてみてください。

発色(赤色と金色)

本物は、背景の赤色が深く、鮮やかです。偽物は、色味がくすんでいたり、朱色に近かったりと、どこか鈍い色合いの傾向があります。

また、本物は猿の顔や手足に金色の光沢が出るインクが使われており、光の角度で上品に輝きます。この光沢は真贋判定の重要なポイントになるでしょう。

毛並みの精細さ

本物は凹版印刷により、猿の毛並みが1本1本判別できるほど緻密で、触るとわずかに盛り上がっているような立体感があります。

一方、偽物は印刷技術が劣るため、毛並みが粗く、線が潰れて「ベタ塗り」のようになっていることが多いです。

猿の目の赤の塗り具合

本物は、猿の両目がくっきりと鮮やかな赤色で塗られています。偽物は、この目の部分の赤色がぼやけていたり、色も薄かったりする場合があります。

目打ち

目打ち」とは、切手を切り離すために開けられた穴のことです。本物は、この目打ちの穴が均一で綺麗に開けられています。

偽物の中には、目打ちの穴が不揃いであったり、ひどいものでは穴が開いておらず、ギザギザの模様を印刷しているだけのものもあります。

不安な場合は買取業者への依頼が確実

上記4つのポイントは、あくまでもご自身で判断するための一助です。現在の偽造技術は非常に向上しており、専門家でなければ見分けがつかない精巧な偽物(スーパーコピー)も存在します。

チェックポイントを見てもよく分からない」「本物であってほしいが自信がない」という場合は、決して素人判断をせず、切手専門の査定士が在籍する買取業者に査定を依頼するのが最も確実な方法です。

私たち福ちゃんには、赤猿切手を含む中国切手の買取経験が豊富な査定士も在籍しておりますので、安心してご相談ください。

赤猿切手以外にも! 価値の高い中国切手

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

赤猿切手が「中国切手の王様」と呼ばれる一方で、中国には他にも高い価値を持つプレミア切手が多数存在します。

とくに価値が高いとされるのは、文化大革命期(1960年代後半~1970年代)に発行された「編号切手」や「文革切手」、そしてそれ以前の希少な切手です。

ここでは、赤猿切手と並んで有名な、とくに価値の高い中国切手を厳選してご紹介します。

全国の山河は赤一色

1968年(文化大革命期)に発行が計画された切手です。その名のとおり、「中国全土が赤く染まった」地図が描かれています。

しかし、その地図に描かれた「台湾」が白抜き(赤く塗られていない)であったことが政治的な問題とされ、発行直後にすべて回収されることになりました。

そのため、回収漏れで市場に流出したものが極めて少なく、公式的には未発行扱いで「中国切手史上、最も希少な切手のひとつ」とされています。

その価値はまさに「幻」であり、状態によっては数千万円以上の値がつくこともある逸品です。

梅蘭芳(メイランファン)舞台芸術

1962年に発行された切手で、京劇の有名な女形役者「梅蘭芳(メイランファン)」の舞台姿を描いたシリーズです。

全8種類の切手と、梅蘭芳の肖像が描かれた小型シート(切手1枚が収められた小さなシート)が存在します。

その芸術的なデザインの美しさから、中国国内だけでなく海外のコレクターからも非常に人気が高いシリーズです。

とくに、小型シートは発行枚数が2万枚と極端に少なく、数百万円クラスの高額で取引されることがあります。

その他(オオパンダ、編号切手など)

上記3つ以外にも、中国切手には価値の高いものが多くあります。

オオパンダ(1963年・1973年発行)
 愛らしいパンダのデザインで人気の高いシリーズ。
工業機械(1970年代の編号切手)
 文化大革命期の産業を描いた切手。
革命的現代バレエ(1970年代の文革切手)
 当時の政治的プロパガンダ色の強いデザインが特徴。

もしご自宅のアルバムに、これらの切手や、いつの時代のものか分からない古い中国切手があれば、赤猿切手と同様に思わぬ価値がつく可能性もあります。

ぜひ一度、まとめて専門家の査定に出してみることをオススメします。

赤猿切手を高く売るためのコツ

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

もしお手元にある赤猿切手が本物であった場合、その価値を最大限に評価してもらうためには、いくつかのコツがあります。

切手の状態や売り方次第で、査定額が大きく変わってしまう可能性もあるため、以下のポイントをぜひ押さえておいてください。

良好な状態での保管(無理なクリーニングはしない)

切手は紙でできているため、非常にデリケートです。湿気によるシミやカビ、直射日光による色あせ(ヤケ)、皮脂による汚れは大敵です。

保管する際は、切手専用のアルバムである「ストックブック」に入れ、暗く風通しの良い場所で保管することが重要です。

もし、すでにシミや汚れが付着していても、ご自身で無理に剥がしたり、洗ったりすることは絶対にしないでください。かえって切手を傷めてしまい、価値を大きく下げてしまう原因になります。

汚れていても、そのままの状態で査定に出してください。

シートは切り離さない

赤猿切手は、80枚で1つのシートを構成しています。もし、シートの状態で残っているのであれば、それは非常に高い価値となるでしょう。

バラの状態よりも、シート(80面完品)の状態の方が、はるかに高い価値がつきます。コレクターは、切り離されていない完璧な状態を求めるからです。

バラにした方が売りやすいかも」などとは決して考えず、絶対に切り離さずにそのままの状態で査定に出すよう強くオススメします。

専門知識のある買取業者を選ぶ

赤猿切手のようなプレミア切手の真贋判定や、最新の市場相場に基づいた適正な価値の判断は、専門家でなければ不可能です。

街のリサイクルショップや金券ショップでは、その価値を正しく見極められず、非常に安価な査定額を提示されてしまう恐れも。

大切な赤猿切手を売却する際は、必ず中国切手に関する専門知識と、豊富な買取実績を持つ「切手専門の買取業者」を選ぶことが最も重要です。

赤猿切手の買取なら福ちゃんへ

赤猿切手や、そのほかの中国切手の売却を検討されているなら、切手買取の実績が豊富な「買取福ちゃん」にぜひご相談ください。

福ちゃんには、赤猿切手をはじめとする中国切手の真贋判定、市場相場を熟知した専門の査定士が在籍しています。お客様の大切な切手の価値を、1点1点丁寧に見極め、適正な買取価格をご提示します。

価値があるか分からない」「本物か偽物か見てほしい」といったご相談だけでも大歓迎です。

ご自宅に眠っている赤猿切手や中国切手コレクションの価値を知りたい方は、ぜひ一度、福ちゃんまでお問い合わせください。

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まとめ

中国プレミアム切手「赤猿切手」の特徴と価値について

この記事では、「中国切手の王様」と呼ばれる赤猿切手について、その背景や価値、見分け方などを詳しく解説してきました。

赤猿切手は、1980年に文化大革命後の中国で発行された「初の干支切手」であり、約500万枚という発行枚数の少なさ、中国経済の発展という歴史的背景が重なり、プレミア切手となったことをご理解いただけたのではないでしょうか。

現在の価値は、切手の「状態」によって大きく異なります。シミや折れのない「極美品」であれば10万円以上、80枚綴りの「シート」であれば数百万円という高額査定も夢ではありません。

ただし、その価値ゆえに非常に多くの偽物が出回っているため、正確な価値を知るには専門家の鑑定が不可欠です。

買取福ちゃんでは、赤猿切手を含む中国切手を高価買取いたします。

この切手は本物だろうか?」「いくらになるか知りたい」と思われたら、まずはお気軽に福ちゃんの無料査定をご利用ください。

赤猿切手に関するQ&A

最後に、赤猿切手に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. 赤猿切手のレプリカ(偽物)でも売れますか?

A. 残念ながら、観賞用として作られたレプリカや、北朝鮮の復刻品などの非公式な複製品には、切手としての資産価値はほとんどありません。

ただし、「純銀製」や「純金製」と謳われた記念品(メダル等)であれば、銀や金といった「素材そのものの価値」として値段がつく可能性はあります。

Q. 汚れていたり、アルバムに貼り付いていたりしても価値はありますか?

A. はい、価値が期待できます。もちろん、シミや汚れ、折れがない「極美品」に比べると価値は下がってしまいます。

しかし、赤猿切手は非常に希少なため、並品や使用済み(消印あり)であっても、一定の価値が認められます。

もし切手がアルバムに貼り付いてしまっている場合、無理に剥がそうとすると破れてしまい、価値が大きく損なわれます。

決して無理に剥がさず、アルバムごとそのままの状態で査定にお出しください。専門家が丁寧に対応します。

Q. なぜ日本で「赤猿」と呼ばれるのですか?

A. 中国での正式名称は「子ザル」切手や「庚申年」郵票です。

日本では、その切手のデザインが「鮮やかな真紅(赤色)の背景」に「猿」が描かれていることから、見た目の特徴をそのまま捉えた愛称として「赤猿」と呼ばれるようになりました。

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