• 古銭/記念硬貨
  • 2025.09.05

オリンピック記念硬貨の買取価格一覧|価値を下げずに高く売るコツを専門家が解説

過去に日本で発行された歴代オリンピック記念硬貨の種類ごとの買取相場や価値が決まるポイント、そして1円でも高く売るための具体的なコツをわかりやすく解説いたします。

オリンピック記念硬貨の買取価格はいくら?
自宅にある記念硬貨って、実際いくらになるの?
などの疑問を抱えた経験がある方は多いはず。

本記事を読み進めれば、年代ごとに発行された硬貨の特徴と買取価格の目安が把握でき、さらに損をしないための賢い売却方法もわかるでしょう。

買取店で記念硬貨の査定依頼を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

オリンピック記念硬貨とは?

オリンピック記念硬貨の買取価格一覧|価値を下げずに高く売るコツを専門家が解説

オリンピック記念硬貨とは、その名のとおり、オリンピックの開催を記念して国が特別に発行する硬貨(記念貨幣)のことです。

日本では造幣局が製造し、通常の硬貨と同じようにお金としての価値を持つ法貨ですが、実際には額面以上の価格で取引されることがほとんどです。

材質には金や銀といった貴金属が使われることも多く、発行枚数も限られているため、コレクション品としての価値も高く評価されています。

単なる記念品としてだけでなく、歴史的な出来事の証であり、時には資産としての側面も持つ非常に特別な硬貨といえるでしょう。

オリンピック記念硬貨の人気が高い理由

では、なぜオリンピック記念硬貨はこれほどまでに人気が高く、額面を超える価値が付くのでしょうか。

その最大の理由は、時代や国境を越えた「歴史的な記念価値」にあります。オリンピックは世界的なスポーツの祭典であり、その開催を記念して発行される硬貨は、その時代を象徴するものです。

この人気は日本国内に限りません。開催国でなくても、自国選手の活躍を祈念したり、大会そのものを祝福したりするために、世界中の多くの国々がオリンピック記念硬貨を発行しています。

このように世界的なイベントを象徴する記念硬貨は、発行から長い年月が経っても色あせることのない特別な価値を持つため、コレクターズアイテムとして根強い人気を保ち続けているのです。

《大会別》歴代オリンピック記念硬貨の買取価格

オリンピック記念硬貨の買取価格一覧|価値を下げずに高く売るコツを専門家が解説

ここからは、実際に日本で発行されたオリンピック記念硬貨を年代別にご紹介します。ご自宅にある五輪硬貨がどの大会のものなのか、発行年やデザインをチェックしながらご覧ください。

なお、ご紹介する買取価格はあくまで2025年執筆時点での目安であり、硬貨の保存状態や市場動向によって変化する可能性がある点にご注意ください。

1964年東京オリンピック記念硬貨の買取価格

1964年、日本で初めて開催されたオリンピック(東京大会)を記念して発行された記念硬貨です。日本における記念硬貨の歴史はここから始まりました。

発行されたのは、「1,000円銀貨幣と100円銀貨幣」の2種類です。

1,000円銀貨幣

1,000円銀貨幣は、日本初のオリンピック記念硬貨として非常に人気が高い五輪硬貨です。

発行枚数は1,500万枚。表面には富士、裏面には五輪マークと桜のデザインがあしらわれています。

買取価格の目安としては、美品の場合だと1枚あたり1,000円から3,000円程度で取引されることがあります。希少性や状態の良さ(傷の少なさ、変色の有無など)によっては5,000円を超えることも。

発行枚数は比較的多いものの、「初の記念硬貨」という歴史的価値から人気が根強い硬貨です。大量に出回ったため、汚れや傷があるものも多く、逆に状態の良いものほどプレミア感が増します。

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100円銀貨幣

100円銀貨は、1,000円銀貨に比べて小型で、表面には聖火がデザインされています。発行枚数は8,000万枚と、1,000円銀貨よりもはるかに多いのが特徴的です。

買取価格は、美品であっても1枚あたり300円から800円程度が一般的です。

大量発行ゆえに希少性は低いものの、複数枚まとめて査定に出すと査定額がややアップする可能性もあります。

古銭としての希少性」は低めですが、コインとしてのデザインや歴史を評価される場合もあります。保存状態が良いほど高値になることも多いでしょう。

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1972年札幌オリンピック記念硬貨の買取価格

1972年、冬季オリンピックとして初めて日本で開催されたのが札幌オリンピックです。この大会を記念して発行されたのは「100円白銅貨」のみでした。

特徴として、表面には聖火のシンボルマーク、裏面には五輪マークや額面が描かれています。素材は白銅で、サイズは一般的な100円硬貨とほぼ同じです。

発行枚数は3,000万枚。冬季五輪初開催記念という歴史的価値はあるものの、プレミア度はそれほど高くありません。

現在の買取価格の目安は、状態が良好な個体でも100円から300円程度が一般的です。

傷や変色がある場合は額面と大差ない買取額になりますが、複数枚まとめて売却する際には少し査定額が高くなることもあるでしょう。

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1998年長野オリンピック記念硬貨の買取価格

1998年に開催された長野冬季オリンピックでは、オリンピック記念硬貨として初めて「金貨」が発行されました。第1次から第3次まで複数の種類が発行されています。

金貨(10,000円)

金貨の図案には「フィギュアスケート・スピードスケート・ジャンプ」があります。

これらは純金で鋳造された記念貨幣で、高額なプレミア価値が期待できる種類です。表面・裏面ともに競技シーンが描かれ、芸術的なデザインもコレクターに人気があります。

買取価格には、地金としての価値に加えて、オリンピック記念硬貨としてのプレミア価格が加わることがあります。

金相場が高騰している2025年時点では、状態が良ければ20万円以上程度が目安のひとつとなるでしょう。金相場の変動によってはさらに高値になる可能性も

また、汚れや傷が少ないもの、専用ケースや証明書がそろっているものは高額査定に期待できます。

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銀貨(5,000円)

図案には、「アイスホッケー・バイアスロン・パラリンピック滑降」が採用されました。銀92.5%(シルバー925)を使用した硬貨で、発行枚数は各500万枚。

買取価格の目安は、美品であれば5千円から8千円前後になることが多い種類です。銀相場やコレクター需要によって価格が変動する点には注意しましょう。

複数枚をセットにして持っている場合や付属品の有無でも、買取時の評価に影響します。

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白銅貨(500円)

硬貨のデザインには、「スノーボード・ボブスレー・フリースタイルスキー」があります。

白銅製で、見た目は通常の500円硬貨と同じサイズ感が特徴です。手軽に記念硬貨を収集できるとして当時は話題を集めました。

現在の買取価格の目安は、500円から700円程度で取引されることが多く、希少性はやや低めで大きなプレミアは付きにくい種類です。

500円白銅貨は銀貨や金貨と比べると素材価値が低いため、査定の際は「保存状態の良さ」や「付属品の有無」が大きく影響します。

2020年東京オリンピック・パラリンピック記念硬貨の買取価格

記憶に新しい2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、過去最多の種類の記念硬貨が発行されました。第1次から第4次までに分けての発行となります。

10,000円金貨

金貨デザインは1次の「流鏑馬と心技体」が有名です。

買取価格としては、地金相場も高いため、美品であれば20万円~26万円程度で取引されることがあります。金相場の状況や保存状態によってはさらに高騰する場合も。

1,000円銀貨

銀貨の図案には各種競技デザインなどが採用され、種類も非常に豊富です。買取価格の目安は、数千円から2万円程度。人気のデザインはやや高めの査定が期待できます。

500円クラッド貨

ニッケル黄銅や白銅の合金(クラッド)を採用した硬貨です。雷神や風神のデザインが存在します。

買取価格は数百円程度が一般的ですが、特定の人気モチーフである場合には平均以上の値が付くこともあります。

2020年大会の記念硬貨はとにかく種類が多く、デザインや発行枚数による価格差も大きいのが特徴です。

すべての硬貨を網羅するのは難しいため、査定や売却を検討する際は専門家に相談し、1枚1枚を正確に調べてもらうことをオススメします。

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オリンピック記念硬貨を1円でも高く売るためのコツ

オリンピック記念硬貨の買取価格一覧|価値を下げずに高く売るコツを専門家が解説

ここからは、オリンピック記念硬貨の価値を最大限に引き出すための実践的なアドバイスをご紹介します。

ほんの少しの手間や知識の違いで査定額に大きな差が出る可能性もありますので、ぜひチェックしてみてください。

購入時の状態を維持する!正しい保管方法

オリンピック記念硬貨は、保存状態が買取価格に大きく影響します。傷や汚れがあると査定額が大幅に下がってしまうため、以下の点に注意して保管しましょう。

「素手で触らない」

金貨や銀貨は指紋や皮脂が付着しやすく、汚れを落とす際にコインを傷める恐れがあります。もし触る必要がある場合は、手袋を着用するか、コイン専用のピンセットを使用するようにしてください。

「専用ケースやコインホルダーを活用」

購入時に付属していたケースがある場合は、そのまま保管するのがオススメです。外箱や保護フィルムなども含めて状態を保つことで、査定時に高い評価を得られます。

「自己流の洗浄や磨きは厳禁」

コインの表面を磨いたり洗浄したりすると、微細な傷が付いたり表面処理を損なうリスクがあります。価値も下がる可能性が高いため、汚れが気になる場合でも専門家に相談するのが安全です。

ケースや証明書など付属品はすべてそろえて査定へ

オリンピック記念硬貨には、発行証明書や専用ケース、さらには化粧箱やパンフレットなど、さまざまな付属品が用意されています。

とくに金貨や銀貨のプルーフコインは、付属品の有無が査定額を大きく左右します。

「ケース・外箱」

ハードケースや紙製の外箱も査定額アップにつながる重要アイテムです。長期保管で痛みやすい部分でもあるため、傷や汚れの状態にも注意しましょう。

もし仮に箱が少し傷んでいたとしても、捨てずに残しておくことをオススメします。

「証明書・パンフレット」

真贋証明や発行枚数が明記されている証明書はとくに重要です。コイン自体の正当性の証明にもなるため、査定士としても評価の決め手になりやすいポイントです。

第三者機関による鑑定済みケースに入っている場合は、そのままの状態を保つようにしましょう。

「セット品の場合」

まとめて1セットになっているものをバラバラに売ると価格が下がる場合があります。セット販売専用のディスプレイや特製ケースが付属している場合は、探してから査定に出しましょう。

買取業者は「古銭専門」を選ぶのが鉄則

オリンピック記念硬貨の売却を検討しているなら、まずは古銭の買取を専門とする業者へ相談することを強くオススメします。

リサイクルショップなどでも買い取り自体は可能ですが、査定額に大きな開きが出ることもあるため注意が必要です。

オリンピック記念硬貨の買取なら「福ちゃん」にお任せください

オリンピック記念硬貨の買取価格一覧|価値を下げずに高く売るコツを専門家が解説

福ちゃんは、古銭買取に強みのある業者として、多くのお客様から信頼のお声をいただいております。オリンピック記念硬貨の査定実績も豊富です。

オリンピック記念硬貨をはじめ、各種記念硬貨や紙幣・古銭など多岐にわたる知識を有した査定士が丁寧に査定。素材価値だけでなく、プレミア価値や希少性、保存状態などを総合的に評価いたします。

査定も無料で利用でき、キャンセル料なども一切かかりません。まずは「自宅にある硬貨の価値を知りたい」という段階でも気軽にお問い合わせいただけます

オリンピック記念硬貨を少しでも高く売りたい方は、ぜひ一度福ちゃんにご相談ください。専門知識と豊富な経験を生かした査定で、ご満足いただける金額を提示いたします。

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まとめ

オリンピック記念硬貨は、コレクター人気が高く「プレミア硬貨」として位置づけられています。

とくに金貨や銀貨は素材としての地金価値に加え、希少性やデザイン人気が重なって査定額が高騰する可能性も。

とはいえ、保存状態が悪かったり、付属品が欠けていたりすると査定額が下がることがあるため、日ごろの保管方法や売却前のチェックが重要です。

また、オリンピック記念硬貨を高く売るためには、古銭専門の買取業者を選ぶことが鉄則です。専門知識を持つ査定士によって、最新の市場相場やコレクター需要をふまえた価値を提示してくれます。

福ちゃん」は、オリンピック記念硬貨の豊富な査定・買取実績を持ち、全国対応で無料査定を行っています。

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