Canon EOS RPとは?特徴・価格まとめ
今回はキヤノン(Canon)が2019年に発売したミラーレスカメラ『Canon EOS RP』についてまとめてみたいと思います。EOS RPといえばフルサイズでありながら軽量、そしてリーズナブルな価格ということで人気を集めています。
そこで今回はCanon EOS RPの特徴や価格についてまとめてみました。
Canon EOS RPの特徴
Canon EOS RPは2019年、キヤノンの「EOS R」シリーズとして発売されました。
「EOS」はキヤノンのデジタルカメラ製品(また、一部のフィルムカメラ)についているシリーズ名で、EOSの後につく文字によってシリーズの区別ができるようになっています。
ちなみにEOSはギリシャ神話に登場する女神「エーオース」の名が由来ですが、一眼レフシステムの開発コードである「Electro Optical System」の略でもあります。
キヤノンのデジタルカメラの中でも「ミラーレスカメラ」に分類されるシリーズが、「EOS R」「EOS M」です。
両者の違いはイメージセンサーの規格です。
「R」は広い画角を撮影するのに適したフルサイズセンサーが搭載されているのに対し、「M」は被写体メインのAPS-Cが搭載されています。
今回ご紹介するCanon EOS RPは2018年に発売された『Canon EOS R』の廉価版です。
「廉価版」と聞くと「Rより劣るっていうこと?」と思われてしまう方もいらっしゃると思いますが、廉価版は、「十分な機能を備えたまま普及しやすい価格にしたもの」を指します。
EOS RPは、EOS Rに備わっている「上級者向け機能」だけを削ぎ落し、より多くの人が手に取りやすい仕様、そして価格帯となっているのです。
そのためEOS RPを検討するのであれば「EOS R」との違いを理解し、自分にはどちらが合っているかを見極めるようにしましょう。
まず、今回のEOS RPは、初心者~中級者向けという位置づけです。
EOS Rは中級者・プロ仕様ですので、カメラを始めたばかりという方の場合少し操作が難しく感じることもあるでしょう。
その点、EOS RPは「クリエイティブアシスト」が搭載されており、初心者でもイメージどおりの設定が簡単にできます。
そのほかの違いは以下のとおりです。
外観 | EOS RP 約132×85×70(mm) 約485g | EOS R 約135×98×84(mm) 約580g |
---|---|---|
画素数 | EOS R 約2620万画素 | EOS R 約3030万画素 |
最高連続撮影性能 | EOS R 最高5コマ/秒 | EOS R 最高8コマ/秒 |
外観は、EOS RPの方がEOS Rよりも小さく、軽いという特徴があります。
画素数はEOS Rの方が多いですが、通常使用する分に関しては「ほぼ差を感じることはないレベル」といえます。
また、EOS Rは最高連続撮影性能が優れているので、電車、飛行機、カーレースなどを撮影したいという方はEOS Rが最適でしょう。
特にそういった目的ではない場合、EOS RPの機能でも十分です。
そして、以下は「ほぼ違いがない機能」もしくは共通機能です。
- ・オートフォーカス機能(AF機能)
- ・バリアングル液晶
オートフォーカス機能においては若干の差がありますが、これはプロでも「実感するのは難しい」といわれている微細な違いです。
よって、「初心者向けに寄せ過ぎないカメラで腕を上げたい」という方にも満足できるカメラといえるでしょう。
次に「バリアングル液晶」ですが、こちらは可動式の液晶画面のことを指します。
従来の製品は固定ディスプレイとなっていたため、角度を変えて撮影することが難しかったといわれていますが、このバリアングル液晶はモニターが90°に開閉し、上下180°回転させることができます。
よって、無理な体勢を取らずともローアングル撮影ができるようになります。
Canon EOS RPの価格
Canon EOS RPは家電量販店、ネットを活かした通販サイトなどで購入することができます。
ここでは近年主流になっている通販サイトでの価格をチェックしてみましょう。
- ・【楽天市場】178,800円
- ・【ヨドバシカメラ】162,800円
ボディーとレンズを含めたセットの場合、16~18万円という価格帯となりますが、すでに中古品の販売も行われています。
2022年10月現在、104,800円(ボディーのみ)で販売されていたので「少しでも安く買いたい」という方は中古品を検討してみるといいでしょう。
まとめ
今回の記事ではCanon EOS RPの特徴や価格についてまとめてみましたが、いかがでしょうか。
Canon EOS RPの最大の特徴は「初心者~中級者にも優しい」かつ「高画質撮影が可能」ということです。
以上となりますが、ぜひ参考にしていただければと思います。