【中国切手】水滸伝小型シート(1次)の特徴と切手価値について徹底解説

今号は1987年に発売の中国切手「水滸伝」の種類や詳細、切手買取における価値について徹底解説します。「梁山泊」のリーダーである「宋江」が描かれているのも、同切手の人気が高い理由のひとつですね。同日発行の「水滸伝小型シート」は額面以上の買取価格も期待できる貴重な特殊切手です。知っておいては損はありません。
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中国切手「水滸伝(1次)」とは

【中国切手】水滸伝小型シート(1次)の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

水滸伝切手は1987年に中国で発売された特殊切手です。「小型シート切手」と「田型切手」が同日発売された、ともに枚数限定の貴重な中国切手です。

水滸伝切手は1987年の発売以降、およそ10年にわたって発行されるなどシリーズ化されています。

水滸伝切手シリーズ

✔ 1次:1987年12月20日発売(今号コラム)
✔ 2次:1989年7月25日発売
✔ 3次:1991年11月19日発売
✔ 4次:1993年8月20日発売
✔ 5次:1997年12月22日発売

※切手には発売当時「1次」の正式名称は付いていませんが、今号コラムでは後に発行される切手とわかりやすく区別するために1次と記載しています。

水滸伝は中国の四大奇書のひとつで、108人の好漢(英雄)たちが集まり、社会の不正や封建制度に対する反乱を起こす梁山泊の物語です。

物語は北宋時代を背景にしており、社会の不平等や腐敗、封建制度に対する不満から数々の人物がさまざまな理由で義賊として立ち上がり、最終的には梁山泊というひとつの拠点に集結します。

50分田型切手のデザインとしても採用されている「宋江」は、物語の中心人物の1人です。彼のリーダーシップの下、梁山泊は統一された勢力として成長していくのです。

水滸伝は、社会の不正や不平等、そして封建制度の欠点を批判するとともに、友情や義理堅さ、英雄性などの人間の美徳を称賛する物語として知られています。

「水滸伝小型シート」切手の特徴やデザイン

【中国切手】水滸伝小型シート(1次)の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

小型シートのデザインテーマは「生辰綱を智取す」です。これは、水滸伝の中で重要なエピソードである「智取生辰綱」を描いています。

生辰綱」とは編隊によって運ばれる大量の誕生日プレゼントのことで、智取生辰綱はこれを奪う場面が描かれています。

▼中国切手「水滸伝小型シート(1次)」の詳細
・発行日:1987年12月20日
・額面:2元
・形状:小型シート
・発行枚数:413.17万枚

「水滸伝(1次)」切手の特徴やデザイン

【中国切手】水滸伝小型シート(1次)の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

水滸伝(1次)」は田型切手4種類で構成されています。

小型シートはエピソードをデザインテーマにしていたのに対し、田型切手では主に人物にフォーカスをあてたデザインです。

それぞれのデザインテーマは、以下のとおりです。

☑ 史進(額面8分、発行枚数1807.2万枚)
☑ 魯智深(額面10分、発行枚数1068.8万枚)
☑ 林沖(額面30分、発行枚数1148.25万枚)
☑ 宋江(額面50分、発行枚数879.1万枚)

史進(ししん)】切手は、史進が両刃三尖刀を振り回している様子が描かれています。

史進は「九紋龍」の異名を持つ武士で、108人いる梁山泊の好漢の1人。切手デザインからも、史進の特徴である見事な刺青がうかがえます。

魯智深(ろちしん)】切手は、魯智深が服を腰に結び、地面から木を引き抜いている様子が描かれています。周りの人々がその怪力に驚いている姿が印象的です。

魯智深は「花和尚」の異名を持つ力持ちで、序列は13位の好漢です。彼には“柳の木を引き抜く”という個性的なエピソードがあり、切手にはこの有名なシーンが描かれています。

林冲(りんちゅう)】切手で描かれているのは、水滸伝のエピソードのひとつ「風雪山神廟」のシーンです。

豹子頭」の異名を持つ武士で、108人いる梁山泊の序列6位となる好漢の1人。彼は物語の序盤で冤罪を被り、逃亡の末に梁山泊の仲間となった人物です。

宋江(そうこう)】切手は、宋江が義兄弟の関係性にあった「晁蓋(ちょうがい)」を見逃して、解放する様子が描かれています。

宋江は「水滸伝」の中心的人物とされ、好漢108人の梁山泊のリーダーとして役割を果たした人物です。彼は物語の中で他の好漢たちとの絆を深め、統一して反乱を主導します。

知識と策略に富み、仲間からの尊敬を受けている人物のため、水滸伝では断トツの一番人気です。

▼中国切手「水滸伝(1次)」の詳細
・発行日:1987年12月20日
・額面:8分、10分、30分、50分(※100分=1元)
・切手デザイン:全4種類
・発行枚数:879.1万枚~1807.2万枚

「水滸伝小型シート」切手の市場価値や高く売るコツ

【中国切手】水滸伝小型シート(1次)の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

水滸伝切手はシリーズ全体(1次から5次)を通じても、人気のある中国切手のひとつです。

中国切手は切手の状態や取引時期によって価値が変動するため、一概にいえない部分があるものの、水滸伝切手シリーズの中では1次切手が比較的高値になりやすい傾向です。

そのため、切手買取市場でも額面以上での買取事例があり、切手コレクターからも人気があります。また、田型切手より小型シートのほうが価値は高く、査定額も高い傾向にあります。

もし、お手元に「1987年発売(1次)の水滸伝小型シート」をお持ちの場合には、査定に出してみるのもオススメです。

買取福ちゃんでは、水滸伝小型シートをはじめたとした中国切手の買取実績も豊富で、他記念切手との「まとめ売り」や「切手アルバムまるごと査定」も受け付けています。

ご不要になった中国切手の買取なら、高価買取に自信のある福ちゃんにぜひお任せください。

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まとめ

【中国切手】水滸伝小型シート(1次)の種類や特徴、切手買取における価値や買取価格について解説

水滸伝切手は、序列の高い人気のある登場人物や有名シーンなどが描かれた切手です。

そのため、切手収集家はもちろんのこと、水滸伝が好きな人からも人気を集めています。

水滸伝は多くの時代や背景を持つ読者たちにとって、現実の社会問題や挑戦を反映した物語として共感を呼ぶ部分があるのも人気の理由のひとつでしょう。

翻訳されて世界にも広がっている物語のため、日本でも水滸伝ファンは多く存在します。

このように、水滸伝小型シートは状態が良ければ買取価格にも期待できる、価値のある中国切手といえるでしょう。

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