【中国切手】「中ソ友好相互援助条約調印10周年」の詳細と切手価値について解説

今号の福ちゃんコラムは、1960年に発売の中国切手「中ソ友好相互援助条約調印10周年」を取り上げます。

両国のトップである「毛沢東主席」と「スターリン書記長」が会談を重ねて実現した、「中ソ友好同盟相互援助条約」の10周年を記念した切手です。

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とお考えの方のために、切手買取における価値についても解説します。

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「中ソ友好相互援助条約調印10周年」切手とは

【中国切手】中ソ友好相互援助条約調印10周年の詳細と切手価値について解説

中ソ友好相互援助条約調印10周年切手」とは、1960年に中国で発行された記念切手のことです。

1950年2月14日にモスクワで署名された、「中ソ友好同盟相互援助条約」の10周年を記念して発売されました。

中ソ友好同盟相互援助条約は、ソビエト連邦(ソ連)と中華人民共和国による軍事同盟と経済協力が主な内容です。

切手が発行された1960年当時の中国は、1949年の「中華人民共和国の成立」から、わずか10年しか経っていませんでした。その期間、中国は「大躍進政策」などの国内政策を進めており、経済や農業の大きな変革を目指します。

一方、国際的には冷戦の中で、西側の資本主義陣営との対立が激化していた時期でもあります。

このような背景の中、1950年に中国とソビエト連邦との間で「中ソ友好同盟相互援助条約」が締結されました。

条約の内容は、外部からの侵略に対して、両国が互いに支援し合うことを約束したものです。中ソの連携を強固にし、国際的な安全保障の確立を図る目的で締結されました。

条約の締結により、中国はソビエト連邦からの経済や技術の支援を受けるようになり、その後の中国の発展に大きな影響を与えました。

そして、条約の調印から10年後の1960年。重要な節目を記念し、「中ソ友好同盟相互援助条約調印10周年」記念切手の発行へとつながったのです。

「中ソ友好相互援助条約調印10周年」切手の特徴やデザイン

【中国切手】中ソ友好相互援助条約調印10周年の詳細と切手価値について解説

中国切手「中ソ友好相互援助条約調印10周年」は、3種類のデザインで構成された切手です。

3枚の切手を横に並べると、両国国旗が融合された赤を基調とした切手に向かって人々が描かれています。調和のとれたシンメトリーデザインが特徴的です。

各切手のデザインテーマや発行枚数は、以下のようになっています。

✔ 中ソの団結と協力(額面4分、発行枚数500万枚)
✔ 中ソ国旗と牡丹(額面8分、発行枚数800万枚)
✔ 平和を守る中ソ兵士(額面10分、発行枚数300万枚)

中ソの団結と協力】の切手には、打ち上げられたロケットを背景に、中ソ両国の労働者が肩を並べているシーンがデザインされています。描かれているのは、手に花を持ったソ連の労働者と、図面を手にしている中国の労働者の姿です。

中ソ国旗と牡丹】では、金色の牡丹の上に、中ソ両国の国旗が結びついたようなイラストがデザインされています。1950年に「中ソ友好相互援助条約」が締結したことを示すデザインです。

平和を守る中ソ兵士】は、ソ連の赤軍兵士と中国の人民解放軍兵士が、肩を並べて立つ姿が描かれています。背景には、北京の「天安門」とモスクワの「クレムリン」が、シルエットの姿でデザインされています。

平和を象徴する鳩と一緒に描かれたことで、お互いに協力しながら防衛を目指していくといったメッセージ性を感じますね。

▼中国切手「中ソ友好相互援助条約調印10周年」の詳細
・発行日:1960年3月10日
・額面:4分、8分、10分(※100分=1元)
・切手デザイン:全3種類
・発行枚数:300万枚~800万枚

「中ソ友好相互援助条約調印10周年」切手の市場価値や高く売るコツ

【中国切手】中ソ友好相互援助条約調印10周年の詳細と切手価値について解説

買取福ちゃんでは、「中ソ友好相互援助条約調印10周年切手」をはじめとした、中国切手の無料査定を行っております。価値のある記念切手の高価買取なら、福ちゃんの切手買取サービスをぜひご活用ください。

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直近の切手買取市場をみると、「中ソ友好相互援助条約調印10周年切手」は額面以上での買取事例が多い中国切手といえます。

ただし、切手の状態によって査定額にも幅が出ているため、お手元にある切手の正確な買取価格は査定依頼時に確認するようにしましょう。

少しでも高く買い取ってもらうためには、破れや色あせを避けた「良好な状態」を保っておく。そして、「中国切手の価格が高騰している時期」に買取してもらうのがベストです。

コレクター熱の高い時期は市場でプレミア価格がつくことも珍しくなく、予想以上の買取額になる場合もあります。

切手が劣化する前に福ちゃんの切手買取を利用して、コレクションの一部を現金化するのもオススメです。

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まとめ

【中国切手】中ソ友好相互援助条約調印10周年の詳細と切手価値について解説

今号で取り上げ、中国切手発行のきっかけとなった「中ソ友好同盟相互援助条約」は、短期的には中ソ両国間の関係が強化され、中国はソ連からの技術援助が得られる結果となりました。

しかし、1960年代初頭には中ソ対立が始まります。この対立は1970年代初頭まで続き、両国の関係は大きく悪化しました。

1970年代後半からは中国とソ連との対立が徐々に緩和される方向に向かいつつも、最終的に条約は1980年に失効して更新されることはありませんでした。

いわば、この先も同条約の周年を記念する切手発行はなく、現在残っているものがすべてです。

この切手には、中ソの絆や協力の象徴として、中ソの労働者や国旗、そして象徴的な建造物である天安門やクレムリンなどがデザインされました。切手のデザインは、当時の中ソ関係の深さや、両国の協力の意義を物語っています。

切手の発行背景と価値を考えると、この「中ソ友好相互援助条約調印10周年切手」は冷戦時代の歴史や、中ソ関係の深さを反映したものとして、非常に価値のある切手といえるでしょう。

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