万延小判金の買取相場|現在の価値・重さや金含有量等の特徴・なぜ作られたか解説

「万延小判金は買取価格が知りたい」
「万延小判金は価値が高いって本当?」


など、万延小判金の買取について知りたい方のために、買取相場などについてまとめました。

特徴から発行の歴史的背景、偽物の見分け方まで情報量満載でお届けします。
これを機に万延小判金の知識をぜひ深めてください。

万延小判金とは?わかりやすく解説

万延小判金とは?わかりやすく解説

万延小判金は江戸時代最後の小判金で、安政小判金についで作られたものになります。

まずは、万延小判金の特徴や発行経緯などを見てみましょう。

特徴

  • ✔︎ 重さ:約3.3g
  • ✔︎ 品位:金 約56.8/銀 約43.2(%)
  • ✔︎ 献上判

万延小判金は、ほかの小判金より小さいサイズで作られているのが特徴です。

そのため、「雛小判」と呼ばれることがあります。

また、江戸時代最後の小判、すなわち一番新しい小判であることから「新小判」と呼ばれることも。

表面にはござ目と呼ばれる紋様が刻まれ、上下に扇枠の桐紋、その間に額面を表す「一兩」の文字と金貨の鋳造を担っていた後藤光次の極印が打たれています。

裏面には中央に後藤光次の花押があり、左下に験極印が2つ刻印され、時代印はありません。

万延小判金は誰がいつ作った?

万延小判金は、第14代将軍徳川家茂の政策で1860年(万延元年)から流通が始まったといわれています。

徳川家茂は、日本が開国した直後の混乱した財政を立て直すために、公武合体を推し進めようとした人物です。

また、一連の人事・職制・諸制度の改革を目指す文久の改革を行った人物としても知られています。

万延小判金はなぜ作られた?

当時の日本では金銀比価が1:5でしたが、海外では1:15でした。

そのため、外国から銀を持ち込み、日本で金に換え、外国に持ち帰る外国人が増加。日本の金が国外に流出する事態を招いたといわれています。

国内に流通する金が不足したことから、金の国外流出を防止するために、金の含有量を落とした万延小判金が製造されることになりました。

後に「万延貨幣改鋳」と呼ばれる政策です。

万延小判金の買取価格

万延小判金の買取価格

万延小判金は金の含有量が少なく、サイズも小さいことから、江戸時代に発行されたほかの小判よりも買取相場が低くなる傾向にあります。

状態が良くても数万円での取引となるでしょう。

小判には一般流通用の他に、将軍に贈呈するための「献上判」というものが作られ、献上判は通常のものより高額査定が期待できます。

万延小判金の献上判は、数十万円で売買されることが多いでしょう。

⚠︎CAUTION!
紹介している買取相場はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は古銭買取業者にご確認ください。

万延小判金の本物と偽物を見分ける方法

万延小判金の本物と偽物を見分ける方法

  • ✔︎ 重さやサイズ
  • ✔︎ 刻印

万延小判金を含め、小判金は偽物が多く出回っているため、買取や売却の際には注意しなければなりません。

本物と偽物を見分けるために注目するべきところを紹介します。

重さやサイズ

重さやサイズ、刻印を確認することで本物と偽物を見分けられる可能性があります。

万延小判金の重さは約3.3g、大きさは約30×20mmです。

摩耗や損傷があったとしても、重さ・大きさが大幅に違う場合は、偽物の可能性があるでしょう。

刻印

本物は、表面の桐紋やござ目がはっきりした凹凸になっており、職人の技が感じられます。

凹凸が浅かったり、機械的な印象を受けたりする刻印は偽物かもしれません。

裏面に打たれた2つの験極印でも真贋を見分けられることがあります。

2つの験極印には、存在する組み合わせと存在しない組み合わせがあるため、存在しない験極印が打たれている場合は偽物と判断できます。

しかし、本物か偽物かを見極めるには本物に関して知識が深くないと不可能なので、小判買取の実績が高い買取業者に持っていくのが一番でしょう。

万延小判金でインフレ発生した理由

万延小判金でインフレ発生した理由

幕府は国内の金が海外に流出するのを防ぐため、金の含有量が低い万延小判金を製造しましたが、国内では経済に混乱を招きました。

以前に作られた天保小判金や安政小判金は、金の含有量から見るとそれぞれ万延小判金3枚分や2枚分だったことから、天保小判金など旧貨幣の所持者が両替商に押し寄せ、インフレが発生したといわれています。

物価は上昇し、一両として流通していた小判金は著しく価値が低くなり、ついに1867年に製造停止となりました。

天保小判金について詳しくはこちら↓
天保小判金の買取価格紹介!現在の価値や本物と偽物の見分け方・その他小判の種類等も解説

万延小判金の買取は福ちゃんへ

万延小判金の買取は福ちゃんへ

万延小判金は江戸時代最後の小判金で、小さいサイズから「雛小判」と呼ばれています。

買取相場は数万円で、献上判であれば数十万円で取引されることが多いでしょう。

サイズが小さいため、ほかの小判金と見分けるのは簡単です。しかし、本物か偽物かを見分けるには、専門的知識が必要になるかもしれません。

重さやサイズ、刻印に注目すると真贋の判断がつく可能性もありますが、確実な方法は小判買取実績が高い買取業者に持っていくことです。

福ちゃんは、万延小判金を含め、小判金の買取実績が高い買取業者です。

小判金に関してプロの知識と目をもつ査定士が対応し、多数の取引をまとめてきました。

万延小判金の買取は福ちゃんにお任せください。

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