―芸術は爆発だ!―「太陽の塔」生みの親・岡本太郎の作品と略歴、福ちゃんでの作品「買取実績」をご紹介

「岡本太郎は何をした人?」
「岡本太郎の芸術作品は何が高額?」


など、岡本太郎の芸術について知りたい方のために、略歴や美術界に残した功績、作品などを解説します。

福ちゃんで買取した「犬」という絵画作品に加え、岡本太郎の高額査定される作品のポイントもご紹介しています。

岡本太郎の作品をご売却予定の方は、ぜひ参考にしてください。

岡本太郎について

岡本太郎の略歴

激動の時代を駆け抜けた型破りの芸術家、岡本太郎。

大阪万博のシンボルとして知られる「太陽の塔」をはじめ、見る者を圧倒する力強い作品で、日本の美術界に新風を吹き込んだ巨匠です。

波瀾万丈な人生を過ごした、岡本太郎の略歴と作品の特徴を見ていきましょう。

岡本太郎の略歴

1911年、岡本太郎は、神奈川に生まれました。

漫画家「岡本一平」と、小説家「岡本かの子」を両親に持つ芸術一家に生まれ、幼少期から型破りの才能を発揮。

慶應義塾幼稚舎では、後に国民栄誉賞を受賞する歌手「藤山一郎」と成績最下位を争った、という逸話も残っています。

1929年に慶應義塾普通部を卒業後、東京美術学校に入学しますが、芸術に向き合う理由が見つからず、わずか半年で中退。

1930年、父の仕事の関係でパリへ渡り、10年間を過ごします。語学を習得する傍ら、パリ大学で美術を学びますが、芸術に対する独自の視点を見つけられず、苦悩の時期を過ごしたのです。

そのような中、1932年にパブロ・ピカソの「水差しと果物鉢」に出会い、強い衝撃を受けます。「ピカソを超える作品を作る」ことを決意し、芸術家としての道を歩み始めます。

1940年に帰国した岡本太郎は、精力的に作品を発表し、個展を開催。しかし、兵役召集により、創作活動から離れざるを得ません。

戦争終結後の1945年、世田谷にアトリエを構え、制作活動を再開します。

1948年には小説家の花田清輝らと前衛芸術について語る「夜の会」を結成し、1954年には住居兼アトリエを青森に移して、創作に専念できる環境を整備。

1950年頃からメディアへの露出が増え、「芸術は爆発だ」などの名言で人気を博します。

そして1970年、日本万国博覧会のメインモニュメントとして「太陽の塔」を発表。高さ70mにもなる巨大なモニュメントは、見る者に圧倒的な存在感を放ち、岡本太郎の代表作となりました。

「太陽の塔」の成功以降も、岡本太郎は精力的に創作活動を続けました。絵画・彫刻・インスタレーションなど、さまざまな表現方法で作品を発表し、日本の現代美術の発展に大きく貢献したのです。

1996年、持病である急性呼吸不全により永眠するまで、「生涯一作家」として情熱を燃やし続けました。

型破りな表現と自由な精神で、既存の枠組みを打ち破った岡本太郎。「太陽の塔」に込められた生命力と希望のメッセージは、時代を超えて多くの人々に勇気を与え続けています。

岡本太郎が手がけた作品の特徴

岡本太郎といえば、「太陽の塔」をはじめとする力強い絵画が有名です。

しかし、彼の芸術は絵画だけに留まらず、彫刻・陶芸・壁画など、さまざまな分野で表現されています。

岡本太郎の作品は、大胆な色使いと独特なフォルムが特徴です。「明暗対立」「線と面」を駆使した画風は、見る者に強烈な印象を与えます。

岡本太郎は、「芸術は爆発だ!」という有名な言葉を残したように、既存の概念にとらわれない自由な表現を追求し続けました。

前衛的で抽象的な表現は、見る者にさまざまな解釈を促し、強いメッセージ性を帯びています。

岡本太郎は、日本の伝統文化と現代的なイノベーションを融合した独自の芸術スタイルを確立しました。

縄文土器や仏像などの要素を取り入れた作品は、日本の美術界に新風を吹き込み、世界中の人々を魅了しています。

岡本太郎の作品は、尖鋭な色彩と迫力ある構成で、見る者の心を揺さぶります。見る者を圧倒する力強さは、日本の美術文化に革命を起こすほどのインパクトをもたらしました。

岡本太郎の絵画「犬」の買取価格

岡本太郎の絵画「犬」の買取価格

福ちゃんでは、岡本太郎の代表作の1つである、「犬」を買取いたしました。

この「犬」は、目や首輪といったパーツが組み合わさったユニークな構図で、フランスでシュールレアリスムの影響を受けた、岡本太郎らしいダイナミックな作品です。

はっきりとした力強い線と鮮やかな色使いは、漫画家の父、岡本一平の画風が影響している、ともいわれています。

圧倒される図柄と豊かな色彩は、両親から受け継いだ芸術家の血統を感じさせます。さらに、ピカソへの共鳴と革新的芸術への追求という、岡本太郎の特徴が色濃く表れていますね。

この作品の持つ芸術性と希少価値を高く評価し、13万5,000円にて買取させていただきました。

福ちゃんでは、岡本太郎の作品をはじめ、幅広い美術品の買取を行っております。岡本太郎の作品を含め、美術品をご売却予定の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の査定では、保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で買取価格が変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

岡本太郎の高額査定される作品のポイント

岡本太郎で高額査定される作品

  • ✔︎ 抽象画
  • ✔︎ 油絵
  • ✔︎ 直筆作品

岡本太郎の作品の中で、高額査定される傾向にあるものは、抽象画や油絵、直筆作品です。

1. 抽象画:岡本太郎の「わからない魅力」を楽しめる作品

岡本太郎は、「わからない魅力」を楽しめる抽象画を得意としていました。独創的な表現と鮮やかな色彩は、見る者に強い印象を与え、観る人の想像力を刺激します。

岡本太郎を象徴する作品として、市場でも抽象画の需要が高まっており、高額査定が期待できます。

2. 油絵:希少価値の高い作品

抽象画の中でも、油絵は流通量が少なく、希少価値が高いため、高額査定が見込まれます。

とくに、初期の作品や大作は、コレクター垂涎の的です。そのため、高値で取引される可能性が高いといえます。

3. 直筆作品:芸術家本人の魂が宿る作品

岡本太郎は、「芸術はみんなのもの」という信念から、絵を売らない芸術家としても有名でした。

しかし、親しい友人やお世話になった方々に譲るために手がけていた直筆作品は、市場に出回ることが大変珍しく、価値が高まっている傾向です。

岡本太郎の直筆作品は、高額査定の可能性が高いといえます。

4.岡本太郎の作品を高額査定してもらうには

岡本太郎の作品を高額査定してもらうためには、以下の点に注意しましょう。

作品の状態が良好である
作品の来歴が明確である
作品の真贋を証明できる鑑定書がある

これらの条件も満たす作品は、高額査定の可能性が高くなります。

もし、ご自宅に岡本太郎の抽象画・油絵・直筆作品をお持ちでしたら、一度査定を依頼してみてはいかがでしょうか。

思わぬ高額査定につながるかもしれません。

岡本太郎が手がけた「太陽の塔」秘話

岡本太郎が手がけた「太陽の塔」秘話

1970年に開催された「日本万国博覧会」。 世界中から数千万人が訪れたこの祭典は、日本の歴史と未来を世界に伝える場となりました。

そして、そのシンボルとして誕生したのが、岡本太郎の「太陽の塔」です。

「太陽の塔」は、“西洋の憧れ”でも、“日本の伝統文化”でもない、真の日本を表現しようとしたといわれています。

その高い芸術性から、お世辞にも美しいとはいえない外観は、人々の想像を刺激し、令和の今も多くのファンを魅了し続けています。

完成された近未来的な芸術作品が多数存在する現代において、「太陽の塔」は、原始的な生命力を感じさせる存在です。

その独特なフォルムは、いつの時代も人々の感性に響く作品として、注目され続けることでしょう。

岡本太郎の強い思いが生み出した「太陽の塔」は、単なるオブジェではありません。時代を超えて永続性を持った、唯一無二の存在となりました。

「太陽の塔」を通して、岡本太郎は何を伝えようとしたのでしょうか?

そのメッセージは、現代社会を生きる私たちにも、深く響くものとなるでしょう。

岡本太郎記念館/岡本太郎美術館

岡本太郎記念館/岡本太郎美術館

岡本太郎が亡くなった1996年、青山に構えていた住居兼アトリエは、「岡本太郎記念館」として1998年に一般公開されました。

その中心人物となったのは、岡本太郎が「夜の会」結成時に出会った平野敏子です。平野敏子は岡本太郎を秘書として支え、後に養女となり、長年にわたって岡本太郎を支えました。

「次世代に太郎の作品を継承したい」という平野敏子の強い思いから、岡本太郎の没後わずか「2年」という早さで、岡本太郎記念館は開館されたのです。

さらに、1999年には太郎の生誕地である川崎市に、「川崎市岡本太郎美術館」が開館しました。

岡本太郎は80歳のときに川崎市へ主要作品352点を寄贈し、それが美術館建設のきっかけにつながったのです。その後、1427点が追加寄贈され、現在では岡本太郎の芸術作品を心ゆくまで堪能できる場所となっています。

岡本太郎記念館について詳しくはこちら↓
岡本太郎記念館 | The Taro Okamoto Memorial Museum

岡本太郎美術館について詳しくはこちら↓
川崎市岡本太郎美術館|TARO OKAMOTO MUSEUM OF ARTS, KAWASAKI

「太陽の塔」生みの親 ―岡本太郎まとめ―

「太陽の塔」生みの親 ―岡本太郎まとめ―

岡本太郎は、「芸術は爆発だ!」の言葉で知られる、日本の芸術界を代表する巨匠です。

1930年から10年間パリで過ごし、ピカソの作品と出会い、「ピカソを超える芸術」を目指して研鑽を積みました。

その集大成ともいえるのが、万博記念公園のシンボル「太陽の塔」です。

福ちゃんでは、岡本太郎の代表作の1つである「犬」という絵画を買取いたしました。力強い線と鮮やかな色彩で描かれた「犬」は、生命力に溢れ、見る者の心を惹きつける作品です。

作品の出来栄えや状態はもちろん、岡本太郎という芸術家としての功績や、日本美術への影響力などを総合的に考慮し、13万5,000円という査定額を付けさせていただきました。

福ちゃんでは、岡本太郎の作品買取を積極的に行っております。

岡本太郎の作品をご売却予定の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

査定だけでも歓迎いたします。

お客様のご自宅に眠っている岡本太郎の作品が、思わぬ高値になるかもしれません。この機会に、買取による現金化をご検討されてみてはいかがでしょうか。

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