外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

切手は国内の日本切手だけでなく「外国切手海外切手)」も存在しています。外国切手といえば「中国切手」をイメージする方も多いですが、欧米にも価値のある切手はあり、切手買取市場でも高値で取引されているものもあるのです。今回は外国切手の種類やそれらの魅力について解説します。

外国切手とは

外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

外国切手海外切手)」とは、日本以外の国々が発行した郵便切手のことです。切手は一般的には、郵便物を送るために必要な料金をあらかじめ支払った証として使われます。それぞれの国が自国の郵便制度に基づいて、異なるデザインや価値の切手を発行します。

外国切手には、その国の歴史・文化・芸術・自然・科学技術など、さまざまな表現をしたものが多く、切手のデザインやテーマは多種多様です。

たとえば、英国の切手にはしばしば王室や歴史的な建造物が描かれ、オーストラリアの切手には自然や野生動物が特徴的に描かれます。また、アメリカの切手には歴史的な人物やイベントが主に描かれるのが特徴です。

また、外国切手を集めることが趣味となっている人々も多く、その人々は「切手収集家」や「切手コレクター」と呼ばれます。収集する動機は人それぞれですが、デザインの美しさや歴史的価値、希少性などが主な理由です。切手収集は世界中に広く分布していて、国や地域を超えてつながる趣味とも言えます。

ただし、実際に外国切手を使用して郵便物を送る場合、送り先や切手の種類などにより手続きが異なるため、送り先の国における郵便サービスの規定を確認することが重要です。

これら「外国切手」は、その国の文化や歴史を表現した美術品であり、郵便料金を支払うための証でもあります。外国切手に描かれた美しいデザインや歴史的価値から、世界中の人々によって収集されているのです。

日本における外国切手の役割

外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

日本における外国切手の役割は主に3つあります。それは収集、教育、そして国際通信の手段です。

まず、趣味としての収集が一番主な役割でしょう。

切手収集は「フィラテリー」とも呼ばれ、古くから世界中で親しまれてきた趣味です。外国切手はその国の歴史や文化、自然、政策などが反映されたミニチュアアートとも言えます。

そのため、切手の美学的な価値・希少性・歴史的な価値などが評価され、コレクションの対象となっています。日本でもこのような収集家は多く、切手展示会やオークションが定期的に開催されているのです。

次に、教育の一環としての役割があります。

外国切手を見ることで、その国の地理・歴史・文化・自然などを学べます。とくに子どもたちはこれらの切手を通じて、世界に対する理解を深めることが可能です。また、年代を追って切手のデザインの変化を見ることで、その国の時代背景や社会情勢の変遷を感じ取ることもできます。

インターネットの発達によって郵便の機会が減ったとされている昨今ではあるものの、離れた場所にいる人との交流やコミュニケーションにおいて、非常に重要なものであったことは間違いありません。

そして最後に、海外への郵便物を送る際の手段としての役割もあります。

ただし、日本から海外へ郵便物を送る際に外国切手を使うことは一般的ではありません。なぜなら、郵便物の料金は発送国の郵便制度に基づいて計算され、その国の切手が必要だからです。しかし、外国に住んでいる人が日本に来る前に返信用の封筒を準備する際などには、その国の切手が使用されることもあります。

以上のように、日本における外国切手の役割は収集・教育・通信の手段として、多岐にわたるのです。そして、それぞれの役割を通じて外国の文化や歴史を感じ、切手を保存することで、次世代へと伝えることが可能となります。

日本切手と外国切手の人気

外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

切手の人気は多くの要素によって左右されます。その中でもとくに重要な要素は、収集家の個々の趣味や興味・デザイン・歴史的価値・希少性などです。

したがって、「日本切手と外国切手ではどちらが人気があるか」については一概に決められるものではなく、それぞれに独自の魅力と価値があるのです。

日本の切手は緻密なデザインと高い印刷技術に加え、日本の文化や歴史を反映したテーマから、世界中の収集家に高く評価されています。また、一部の日本切手は発行量が少ないため、その希少性の高さが人気につながることも。

一方、外国切手は人気の対象となる範囲が広大で、各国や地域ごとに異なる特色や歴史、文化を反映しているのが特徴です。

外国切手の多様性は無数のコレクションの可能性を提供し、それが人気の一因となっています。特定の国や地域、テーマに特化したコレクションをはじめ、豊富なラインナップを誇ります。たとえば、英国の王室に関連した切手、野生動物を特集したアフリカの切手など、選ぶテーマは無限大です。

ただし、全世界的に見て「一番人気」の切手となると、一般的には英国の「ペニーブラック」がよく名前が挙がることで有名ですね。理由としては、1840年に発行された「世界初の切手」として、歴史的な価値があるからです。非常に高い人気があります。

切手買取市場においては「中国切手」が全体的に高値で取引されやすい傾向にあります。当然ながら、プレミア切手に属するものなのかどうかや切手の状態によって買取価格なども異なりますが、福ちゃん切手買取でも中国切手の査定依頼は多いです。

日本切手と外国切手のどちらが世界的に人気かについては、「それぞれが異なる価値と魅力を持っているため、どちらが上かを決めることは難しい」という見解が最も適していると言えるでしょう。

外国切手の買取相場

外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

外国切手の買取相場は、対象となる切手の種類・状態・希少性・歴史的価値など、多くの要素によって大きく左右されるのが特徴です。買取価格は特定の切手に対して一定ではなく、常に市場の需要と供給のバランスによって変動します。

切手の種類という観点から見ると、一般的には「初日封筒(FDC: First Day Cover)※初日カバー」や「未使用切手ミント切手)」、限定版や記念切手などは、比較的高価格で取引される傾向です。

また、その切手が発行された国や地域・発行年・デザインなども、価格に影響を与えます。たとえば、19世紀や20世紀初頭の古い切手や、特定の歴史的な出来事を記念した切手は高価になることがあります。

買取相場においては切手の状態も重要な要素です。一般的に、状態が良好な切手は価値が高まります。

つまり、破損や汚れ・折れ曲がり・切手の裏面にある接着剤が損なわれていない等、新品に近い状態の切手が好まれるのです。しかし、非常に古いものやとくに希少な切手は、状態が完璧でなくても高値で取引されることがあります。

切手の状態に加えて、希少性と歴史的価値も大きな要素となるでしょう。一部の古い切手や限定版、エラー切手(印刷ミス等のエラーがある切手)はその希少性から高値で取引されることがあります。

しかし、これらすべての要素を考慮しても、切手の買取価格は確定的なものではありません。なぜなら、その時々の市場の動向や、買取を行う業者や個々の収集家の評価によって変わるからです。

そのため、お手元の外国切手の買取価格を知りたい場合は、福ちゃんのような切手専門の買取業者に相談する。もしくは、オンラインオークションなどで同じような切手がどの程度の価格で取引されているかを調査すると良いでしょう。

人気のある主な外国切手

外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

世界中にはさまざまな種類の外国切手が存在します。その中でも、とくに人気がある切手をいくつかご紹介します。

ペニーブラック(イギリス)

1840年にイギリスで発行された「ペニーブラック」は世界初の郵便切手で、その歴史的価値から非常に人気があります。黒色の背景に若き女王ヴィクトリアの肖像が描かれています。

インヴァート・ジェニー(アメリカ)※逆さまジェニー

1918年にアメリカで発行された24セントの「インヴァート・ジェニー」は「逆さまジェニー」とも呼ばれ、飛行機の絵が逆さに印刷されたエラー切手です。その希少性から非常に高値で取引されます。

バーゼルの鳩(スイス)

1845年にスイスのバーゼルで発行された「バーゼルの鳩」は、色鮮やかなデザインと高い印刷技術、希少性から高く評価されています。

ブルー・モーリシャス(モーリシャス)

1847年にモーリシャスで発行された「ブルー・モーリシャス」は、世界でも認められているその希少性から一般ユーザーが手にするのはほぼ不可能な状態だとも言われています。

中国の赤猿

1980年に中国で発行された「赤猿切手」は、中国新年の猿の年を祝って発行されたもので、その美しさと希少性から高価格で取引されます。

以上のような切手は、その美しさ、希少性、歴史的な価値から世界中の収集家にとって非常に魅力的な存在となっています。

しかし、それぞれの収集家には異なる趣味や興味があり、必ずしも高価な切手が人気であるとは限りません。芸術や文化、宇宙や科学など特定のテーマに興味を持つ収集家も多く、そのようなテーマに基づいた切手も人気があります。

まとめ

外国切手(海外切手)とは?切手の種類や魅力を解説

外国切手の魅力は多岐にわたります。切手はその国の文化・歴史・自然・芸術・科学・重要な出来事など、さまざまな要素を反映するミニチュアの美術品とも言えます。外国の切手を集めることは、違う国や地域の生活や価値観を学ぶ貴重な機会となっているのです。

切手はその小さなキャンバスに緻密で美しいデザインが描かれています。

一部の切手は有名な画家による作品を特集していることもあり、これらの切手は美術品としての価値を持ち、芸術性の側面も兼ね備えているのです。

そして、外国切手には地理・歴史・政治・自然科学など、学習素材としての魅力もあります。教育的価値の側面から見ると特定の地域やテーマに焦点を当てた切手のコレクションは、そのトピックについて深く学ぶ契機にもなります。

以上のように、切手収集は楽しみながら知識を広げられる趣味です。

外国切手は文化的な理解・芸術的鑑賞・教育的な学びに加え、ちょっとした楽しみを提供するため、多くの人々に愛されています。切手一つを通じて、世界のさまざまな国や地域を旅するような体験が得られるのも、外国切手の魅力と言えるでしょう。

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