- 古銭/記念硬貨
- 2026.09.28
寛永通宝の偽物に注意!見分け方のポイントと種類別の注意点

【記事のポイント】
- ✅寛永通宝は流通期間が長く、膨大な種類がある
- ✅高値で取引される母銭や島屋文は偽物が作られやすい
- ✅文字のバランスや書体、彫りの深さで見分けられるが、素人には偽物と本物の判別が困難
寛永通宝にはさまざまな種類があり、希少な種類を中心に真贋の判断が難しいものもあります。専門知識がなければ、本物と偽物を見分けるのが難しいケースも少なくありません。
特に、島屋文や母銭といった希少種は数十万円の価値を持つ一方、精巧な偽物も出回っているため注意が必要です。本記事では、自宅でできる寛永通宝の真贋チェックのポイントや買取相場について解説します。
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寛永通宝は偽物が多い?見分ける前に知りたい基礎知識

寛永通宝の偽物が問題になる背景には、この貨幣ならではの複雑な事情があります。まず知っておきたいのは、流通の歴史や種類の多さ、種類によって価値に大きな開きがある点です。これらを理解すると、偽物を見分ける際の判断軸が明確になります。以下で順番に確認しましょう。
300年以上流通し種類が膨大
寛永通宝は、江戸時代に鋳造された穴銭です。1636年(寛永13年)に鋳造が始まり、幕末まで長く鋳造されたため、さまざまな種類が存在します。
寛永通宝を大きく分類すると、「古寛永」と「新寛永」の2つです。古寛永は1636年〜1659年に発行されたもの、新寛永は1668年以降に発行されたものを指します。
発行された時代や鋳造所の違いによって書体や形状が異なり、細かく分類すると数百種から数千種に上るともいわれています。バリエーションが豊富なことが寛永通宝の大きな魅力である一方、真贋の判断を複雑にする要因のひとつです。
希少なものほど偽物が作られやすい
希少なものほど、偽物が作られやすい傾向があります。流通枚数が限られているものは、それだけ市場価格も高くなるためです。
代表的な例として挙げられるのが「島屋文(しまやぶん)」です。一般的な寛永通宝と見た目が似ているにもかかわらず価格差が大きいため、偽造の標的になりやすい種類といえます。また、通用銭を作る際の原型となる母銭は、同じ種類の通用銭と比べて数倍から数十倍の価格で取引されるケースもあります。
偽物と本物で価値に大きな差が出る
高価な古銭ほど、本物か偽物かで価値に大きな差が生じます。真贋を偽って販売される偽造品は、真正品としての古銭価値は認められません。
島屋文は、状態や背文などによっては数万円~数十万円の価値がつくケースもあります。一方、偽造品には、真正な寛永通宝としての市場価値は期待できません。
同じように見える寛永通宝でも、本物か偽物かで価値は全く異なるため、手元にある硬貨の真贋をしっかり見極めることが重要です。ただし、観光土産や教材用といったレプリカは、古銭としての価値とは別に、商品として価値がつく場合があります。
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寛永通宝の偽物を見分けるポイント

寛永通宝の偽物を見分けるには、いくつかの着眼点を押さえることが大切です。少し見ただけで判断すると、精巧な偽物にだまされることがあります。真贋を見極める際は、複数の視点を組み合わせることが重要です。ここでは、自宅で実践できる3つの確認ポイントを紹介します。
文字の書体や大きさのバランス
「寛」「永」「通」「寶」の4文字のバランスは、重要な手がかりです。本物の寛永通宝は、中央の穴に対して4文字が均等に配置されており、全体として整った印象です。
一方、偽物は「特定の文字だけ傾いている」「中心からずれている」「文字の大きさが不ぞろい」といった違いが見られます。文字の線が不自然に細すぎる・太すぎるといった点も、偽物に共通する特徴です。
チェックする際は硬貨を平らな場所に置き、真上から全体を見渡すと分かりやすいでしょう。
重量は約3グラム~5グラム
銅製の寛永通宝であれば、重量の目安はおおよそ3グラム〜5グラム程度です。ここから大きく外れている場合、偽物と疑う根拠となるでしょう。
偽物はコストを抑えるために、アルミのような軽い金属が使われるケースがあり、本物と比べて明らかに軽く感じられることがあります。逆に、重すぎる場合も材質が異なるサインです。
ただし、実際の資料では2グラム台から5グラムを超えるものまで確認されているため、重量だけを基準に真贋は判断できません。重量を確認する場合、同じ種類と考えられる寛永通宝と比較するなど、あくまで補助的な判断材料として利用しましょう。
材質や仕上がり
寛永通宝には、銅合金(青銅)や鉄など、さまざまな材質のものがあります。材質や色味は真贋を判断する際の参考になりますが、材質だけで本物か偽物かは断定できません。レプリカには真鍮やアルミなどが使われる場合もあるものの、あくまで判断材料のひとつです。
表面の色やさびの状態も確認したいポイントです。古い銅銭には緑青が生じることがありますが、緑青の有無だけで真贋は判断できません。人工的に古色を付けたレプリカもあるため、色味や質感は他の特徴と併せて確認しましょう。
精巧な偽物ほど見抜くのに専門知識が必要なため、判断に迷う場合は自己判断せず、熟練した査定士に依頼することをおすすめします。
【種類別】希少な寛永通宝の見分け方

寛永通宝の偽物は種類を問わず存在しますが、特に高値がつく希少種ほど精巧な偽物が作られやすい傾向があります。
一般的な見分け方だけでは対応しきれないケースが多く、種類ごとの固有の特徴を把握することが重要です。ここでは、偽物が特に多く報告されている種類を取り上げ、それぞれの見分け方を解説します。
島屋文(しまやぶん)
島屋文は寛永通宝の中でも高値で取引されやすく、状態によっては数十万円以上の価値がつく希少な種類です。見分ける際は、同時代に流通していた正字文と比較するのが基本です。
まず、文字の彫りに注目しましょう。正字文と並べると、島屋文のほうが全体的に彫りは深く、力強い印象を受けます。以下の3つの文字の細部も、併せて確認したいポイントです。
- 「通」:右上部分がカタカナの「ユ」に見える(正字文は「コ」に見える)
- 「永」:右側のハネが大きく長い。永の中心にある縦線が下方向にいくほど左にずれている
- 「寶」:ウ冠の頭点が大きく長い。「寶」の足元が穴の下端より下に位置している
ただし、彫りの深さだけで島屋文と断定はできません。文字の細部や裏面の特徴なども含めて総合的に判断する必要があります。
母銭(ぼせん)
母銭は、一般に流通した子銭を大量鋳造するための原型となる硬貨です。現存数が子銭と比べて圧倒的に少なく、数千円から数万円以上の高値で取引されるケースも珍しくありません。本物の母銭には、以下の特徴があります。
- 文字や模様の彫りが深く、輪郭がシャープで鮮明
- 中央の四角い穴の内側が丁寧にヤスリがけされており、形が整っている
母銭は通用銭より大きく厚みがあるものが多く、文字や輪郭が鮮明に仕上げられている点が特徴です。ただし、母銭かどうかの判定には専門的な知識が必要で、サイズや彫りだけでは断定できません。
松本銭・その他レア種
松本銭・水戸銭・長門銭・建仁寺銭といった古寛永のレア種も、偽物が流通しているケースがあります。それぞれ固有の書体を持つため、偽物もその特徴を模倣して作られますが、細部をよく観察すると本物との差が見えてきます。
| 種類 | 鋳造年・場所 | 本物の主な特徴 | 一般的な取引価格の目安 |
| 松本銭 | 寛永14年(1637年)・信濃国松本 | 「寳」の左半分が右上方へ大きく傾く「斜宝」の書体 | 数百円から数千円 |
| 水戸銭 | 寛永14年(1637年)・常陸国水戸 | 「力永」など、水戸銭に見られる特徴的な書体がある | 数百円から数千円 |
| 長門銭 | 寛永14年(1637年)・長門国 | 「永」の書体に特徴がある「俯永」など、複数の書体分類が存在する | 数百円から数千円 |
| 建仁寺銭 | 承応2年(1653年)・京都とされる | 「通」の文字が他の文字より一回り大きい「大字」の書体 | 数百円から数千円 |
※相場は保存状態、書体、背文、希少性などによって大きく変わります。
いずれも、書体の細部のバランスや彫りの深さが見極めの鍵になります。精巧な偽物は、自己判断では対応が難しいため、少しでも疑問を感じた際は専門家への査定依頼をご検討ください。
偽物の寛永通宝は売れる?買取や処分方法を解説

手元にある寛永通宝が偽物だった場合、「売れるのか」「処分すべきか」と迷う方は少なくありません。結論を出す前に、知っておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、寛永通宝の偽物(レプリカ)の買取可否から、大量に出てきた場合の効率的な対処法まで解説します。
偽物やレプリカに買取価格はつくのか
観光地の土産物や教材用として製造されたレプリカは、真正な古銭としての価値は認められないのが一般的です。買取対象となるかどうかは、材質や商品の性質、業者の取り扱いによって異なります。
ただし、全てのレプリカに価値がないとは言い切れません。金や銀といった貴金属素材で作られたレプリカであれば、地金としての価値が認められ、買取が成立するケースもあります。一方、大半のレプリカは真鍮やアルミなどの安価な金属が使われており、資産的な価値は期待しにくいのが実情です。
片付けで大量に出てきたときはまとめて査定へ
遺品整理や実家の片付けをしていると、箱いっぱいの古銭が出てくることがあります。そうした場面では、本物と偽物が混在しているケースが珍しくありません。
問題は、見た目だけでは判別が難しい点です。自己判断で「価値がない」と決めつけると、希少価値のある本物を見落とす恐れがあります。逆に、本物だと思い込んで保管し続けた結果、全て偽物だったというケースも起こり得ます。
大量に出てきた古銭はまとめて専門業者に査定を依頼するのが、効率的かつ確実な対処法です。熟練した査定士であれば、本物・偽物の選別から価値の判定まで一度に対応できるでしょう。
寛永通宝の査定は福ちゃんにお任せください

手元の寛永通宝が偽物かどうか分からず悩んでいる方に、福ちゃんをおすすめする理由が3つあります。ここでは、査定実績の豊富さや出張料・査定料・キャンセル料が無料であること、他の遺品とまとめて依頼できる点など、初めての方でも安心して相談できる理由を紹介します。
古銭の査定実績が豊富
福ちゃんには、古銭・古紙幣の買取に精通した熟練査定士が在籍しています。
寛永通宝は種類が膨大な上、書体や刻印の細部が価値を左右するため、専門的な知識がなければ正確な判定は難しい古銭のひとつです。通用銭はもちろん、島屋文・母銭・松本銭といった希少種も含め、ひとつひとつを丁寧に査定します。
「本物かどうか自信がない」「偽物が混じっているかもしれない」といった状況でも、遠慮なくご相談ください。豊富な知識と経験を持つ査定士が、寛永通宝の種類や状態を確認し、適正な価値を見極めます。
出張料・査定料・キャンセル料が無料
福ちゃんは、査定に関して費用の負担がない点も大きな安心材料です。出張料・査定料・キャンセル料は全て無料で、手元の古銭が寛永通宝の偽物だと判明した場合でも、費用負担はゼロです。査定額に納得できず、断った際のキャンセル料も発生しません。
「本物かどうか確かめたいだけ」という目的での査定依頼も歓迎します。買取業者を利用するのが初めての方でも、査定にかかる費用を気にせず相談できます。古銭の価値は素人には判断しにくいからこそ、まずはプロに見てもらうことが大切です。
遺品整理と古銭買取をまとめて依頼できる
古銭だけでなく、他の品物の査定もまとめて依頼できる点も、福ちゃんが選ばれる理由のひとつです。
実家の片付けや遺品整理では、着物・食器・骨董品など多岐にわたる品物が一度に出てくることが少なくありません。品物ごとに査定に出すのは手間がかかりますが、福ちゃんはさまざまな品目をまとめて査定します。
出張買取では社名の入っていない社用車を使用し、玄関先で査定を行うなど、プライバシーへの配慮も徹底しています。女性のお客さま限定のレディースプランでは、女性査定士がご自宅に訪問するため、「一人暮らしで不安」「近所に知られたくない」といった方も安心してご利用いただけるでしょう。
まとめ

寛永通宝の偽物を見分けるには、書体や文字全体のバランス、材質の質感、重さ、さびの状態といったポイントを総合的に確認するのが基本です。
希少な硬貨ほど偽物の精度は上がり、素人では判断が難しくなります。偽物に古銭としての価値は期待できないため、真贋が不明なまま放置しないことをおすすめします。
手元の寛永通宝が本物かどうか迷うときは、自己判断せず専門の査定士に見てもらうのが確実です。福ちゃんは、出張料・査定料・キャンセル料が全て無料で、「査定額の確認だけしたい」という相談も歓迎しています。公式サイトやお電話からお問い合わせください。