プルーフ貨幣を買取に出すといくらになる?買取価格アップのコツやポイントなどを紹介

記念硬貨や古銭でプルーフ貨幣プルーフ硬貨といった言葉を目にすることがあるかと思います。今回は普通の貨幣や硬貨とどのように違うのか、プルーフ貨幣を査定に出すと買取価格は高くなるのか、などについて紹介します。

プルーフ貨幣とは

プルーフ貨幣を買取に出すといくらになるのか?買取価格アップのコツやポイントなどを紹介

プルーフ貨幣とはコレクター向けに特別な加工が施された硬貨で、主なプルーフ加工としては見た目がピカピカに磨かれて非常に美しい鏡面処理されたものがあります。

普段お買い物で利用するような流通目的ではないため、最近では多くのプルーフ貨幣が専用のケースや保証書などの付属品と一緒に販売されています。

プルーフ貨幣?プルーフ硬貨?

福ちゃん古銭買取コラムでも「プルーフ硬貨」と表現する場合がありますが、これは「プルーフ加工された硬貨またはコイン」の意味合いです。

毎号コラムの内容によって伝わりやすいと思われる表現をしているため、特に深い意味で使い分けているわけではありません。

なお、造幣局においては「硬貨」の言葉は使わずにすべて「貨幣」と表現しています。そのため正式名称とすれば「プルーフ貨幣」が正しいといえるでしょう。

造幣局で「硬貨」を使わないのは法令上の問題もありますが「貨幣」が一般的に言われる「硬貨」を指し、「日本銀行が発行する銀行券」が一般的に言われる「紙幣」を指します。

同様に、紙幣に関しても福ちゃん古銭買取コラムでは「古いお札」や「昔の紙幣」と表現するケースもありますが、「〇〇年に日本銀行が発行した銀行券」と書くことはほとんどないのも伝わりやすさを優先させているためご寛容くださると幸いです。

プルーフ貨幣を分類すると大きく二つ

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プルーフ貨幣を分類すると大きく二つに分けることができます。「プルーフ通常貨幣」と「プルーフ記念貨幣」です。

通常プルーフ貨幣

通常プルーフ貨幣は私たちが日々利用している貨幣(硬貨)と同じく、「通常の硬貨デザインにプルーフ加工が施されているもの」が製造されています。

日本では「1円、5円、10円、50円、100円、500円がセット」になって昭和62年から毎年発行されています。

原則として全種類一枚ずつの構成ですのでセットの額面は「666円=1円+5円+10円+50円+100円+500円」です。

なお、このセット発行されているものの中には、上記硬貨とは別に純銀製年銘板(製造年入りのメダル)が付属しているものがありますが、その年の発行枚数によっては「年銘板(無)」のセットのほうが価値がつく場合もあります。

過去すべての「年銘板(無)」と「年銘板(有)」の発売数を比較すると、「年銘板(有)」の発売数に比べて「年銘板(無)」の発売数はざっと「1/6~1/15」くらいでしょうか。「年銘板(無)」は常に少なめです。(※執筆現在)

日本の現行貨幣と同じ通常プルーフ貨幣は、そのまま店頭で利用も可能です。また、同一デザインであれば自動販売機などでも利用(一部を除く)できます。

記念プルーフ貨幣(プルーフ記念硬貨)

記念プルーフ貨幣は行事の周年や生誕を祝って発行されることが多い貨幣セットです。また、行事だけに限らず人物やキャラクターをモチーフにした記念プルーフ貨幣も発行されています。

デザインは通常硬貨とは異なり、オリジナルデザインとして発行されているため希少性に加えてデザイン性が買取額に影響を及ぼすこともあり、人気のある記念プルーフ貨幣は高価買取されやすくなります。

日本の記念プルーフ貨幣は額面通りの価値として店頭で利用も可能です。しかしながら、買取に出したら額面以上の価値がつくプルーフ貨幣もありますので、そのまま利用するよりも一度査定に出してみるのが良いでしょう。

また、自動販売機ではエラー(読み取り不可)を起こしてしまうこともありますので、日本円の額面が入った記念プルーフ貨幣をお買い物で利用する際はやはり買取に出すのが賢明といえます。

プルーフ貨幣の種類にはどのようなものがあるの?

プルーフ貨幣を買取に出すといくらになるのか?買取価格アップのコツやポイントなどを紹介

プルーフ貨幣にはいくつかの種類があります。ここでの種類とはプルーフ加工の仕上げ方による違いです。

プルーフ貨幣の中でもピカピカな見た目の豪華さから高級感を全面に出した硬貨もあれば、輝きをおさえて重厚感による高級感を出す硬貨もあります。

主なプルーフの種類としては「フロステッドプルーフ」「ブリリアントプルーフ」「マットプルーフ」があり、これらの特徴を紹介します。

フロステッドプルーフ

日本のプルーフ貨幣に多いタイプです。硬貨の地肌は鏡面仕上げ、デザイン部分はつや消し仕上げの組み合わせとなっています。仕上げ方を組み合わせることによってデザインが際立ち、プルーフ貨幣全体が美しい芸術品のようにも思えます。

ブリリアントプルーフ

アメリカのプルーフ貨幣に多いタイプです。硬貨全体が光沢を持った仕上げになっています。これぞまさにプルーフ貨幣と言わんばかりにすべてがピカピカと輝く仕上がりは「ザ・プルーフ」の印象を抱く、そんな見た目に仕上がっています。

マットプルーフ

昔の英国プルーフ貨幣に多いタイプです。硬貨全体がつや消しのマット仕上げになっています。キラキラと輝くタイプとはまた違った趣があり、重厚感や存在感を感じられるような見た目の印象を受けます。

日本のプルーフ貨幣買取で人気のある硬貨や種類

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日本では記念硬貨においてプルーフ貨幣が製造されていましたが、昭和62年からは通常貨幣もプルーフ貨幣が製造されるようになりました。最近ではオンラインでも購入することができます。

2022年のプルーフ貨幣セットの一例としては、

・史跡名勝天然記念物保護100年記念2022プルーフ貨幣セット-名勝-
・桜の通り抜け2022プルーフ貨幣セット
・令和4年銘通常プルーフ貨幣セット〔年銘板(無)〕
・令和4年銘記念日貨幣セット
・桜の通り抜け2022プルーフ貨幣セット

などのプルーフ貨幣が発売されました。

また、日本の造幣局が販売している「〇〇年銘通常プルーフ貨幣セット〔年銘板(無)〕」や「〇〇年銘記念日貨幣セット」はお子さんが生まれた年に購入したり、人生の節目となる年に購入したり、記念硬貨のような扱いで手に入れる方も多いようです。

日本のプルーフ貨幣で比較的人気が高いのは、天皇陛下御即位記念に関連するもの世界遺産貨幣のシリーズ東京2020オリンピック競技大会記念シリーズなどでしょうか。

他にも、人物関連やキャラクター関連のプルーフ貨幣はコイン収集家以外のファンも多いため、人気が高い傾向にあります。

なお、日本で通常プルーフ貨幣セットが発売開始になったのは昭和62年からです。昭和62年の通常プルーフ貨幣セットは23万セット(昭和61年度に4万セット、昭和62年度に19万セット)が発売されました。

以下はざっと一例ですが、その年にあった行事の周年や生誕を祝ってプルーフ貨幣が発行されています。

・天皇陛下御在位60年記念プルーフ金貨
・東京湾アクアライン開通記念・プルーフ貨幣セット
・新尾道大橋・多々羅大橋・来島海峡大橋開通記念・プルーフ貨幣セット
・通常プルーフ貨幣セット(造幣東京フェア)
・江戸開府400年プルーフ貨幣セット
・プロ野球誕生70年2004プルーフ貨幣セット
・桜の通り抜け2006プルーフ貨幣セット
・石原裕次郎デビュー50周年記念2006プルーフ貨幣セット
・第11回IAAF世界陸上競技選手権大阪大会2007プルーフ貨幣セット
・和同開珎千三百年記念平成二十年銘プル-フ貨幣セット
・東京2020オリンピック競技大会記念プルーフ貨幣セット
・天皇陛下御即位記念プルーフ貨幣セット

また、アニメキャラクターがモチーフとなったプルーフ貨幣も以下のようなセットが発売されています。

・鉄腕アトム誕生記念プルーフ貨幣セット
・ミッキーマウス2003プルーフ貨幣セット
・ハローキティ誕生30周年2004プルーフ貨幣セット
・ドラえもん誕生35周年2005プルーフ貨幣セット
・ウルトラマンシリーズ放送開始50年2016プルーフ貨幣セット
・リカちゃん50周年2017プルーフ貨幣セット
・ゲゲゲの鬼太郎アニメ化50周年2018プルーフ貨幣セット
・エヴァンゲリオン2020プルーフ貨幣セット

海外のプルーフ貨幣買取で人気のある硬貨や種類

プルーフ貨幣を買取に出すといくらになるのか?買取価格アップのコツやポイントなどを紹介

プルーフ貨幣は国内だけに限ってもたくさんの種類がありますが、世界に目を向けると数え切れないほどの種類が発行されています。

海外のプルーフ貨幣買取で人気のある硬貨は個別記事でも扱っていますので、ここでは代表的なものや傾向を紹介します。

世界に目を向けるとそのプルーフ貨幣の歴史は長く、イギリスで17~18世紀に初めてプルーフ貨幣が登場したとされています。

日本国内市場においては、海外のプルーフ貨幣は「プルーフ通常貨幣」よりも「プルーフ記念貨幣」の方が人気は高い傾向にあります。

これは他国の現行貨幣と同じ通常プルーフ貨幣への関心興味よりも、他国であっても行事の周年や生誕を祝って発売されるプルーフ記念貨幣に関心が向きやすいのも理由の一つかもしれません。

しかしながら、ソブリン金貨のように通常貨幣として利用されていたものが数十年数百年を経過して、希少性やデザイン性への評価が高まることもあるのでプルーフ通常貨幣に関しては現段階で評価が難しいでしょう。

比較的海外のプルーフ貨幣で人気が高い傾向にあるのは、イギリスのプルーフ記念貨幣や中国のプルーフ記念貨幣、アメリカの記念貨幣などで希少性があり価値があるものは人気が高い傾向にあります。

プルーフ貨幣の買取価格アップのコツや注意点

プルーフ貨幣を買取に出すといくらになるのか?買取価格アップのコツやポイントなどを紹介

ここからはプルーフ貨幣を少しでも高く売るコツやプルーフ貨幣を買取に出す際の注意点などを紹介します。

高く売れる時期に買取に出す

プルーフ貨幣を高く売るためには「高く売れる時期」に買取に出すことがポイントです。非常にシンプルですが、プルーフ貨幣は時期やタイミングによって需要が変化します。

外国のプルーフ記念硬貨において、デザインモチーフとなった人物や行事に関連の深い出来事があればそれによって需要が変化することがあります。

さらに、世界経済の流れがリスクオンに傾いているのかリスクオフに傾いているのか、これらによって地金価格も変動してきますので、良いタイミングを見逃さずに買取依頼に出すと良いでしょう。

※日本の貨幣を鋳潰すことは貨幣損傷等取締法によって禁じられています。

付属品があれば捨てないでそのまま持ち込む

プルーフ貨幣の買取価格をアップさせるコツとしては、購入時の付属品は一緒に査定に出すことです。専用のケースや保証書などをお持ちであれば買取依頼時に持っていくのを忘れないようにしましょう。

ただし、古い海外のプルーフ貨幣などはもともと付属品がないこともあります。専用のケースや保証書がなくても買取可能な場合も多くありますので諦めずに一度ご相談ください。

良い状態を保っておく

プルーフ貨幣の特徴はその見た目の美しさにあります。そのため、通常プルーフ貨幣にせよ記念プルーフ貨幣にせよ、傷の有無や傷の大小が査定額に影響を及ぼします。

特に現行貨幣の通常プルーフ貨幣では少しの傷でも額面通りの価値として判断されることもあるため、専用の貨幣ケースから取り出す際にはくれぐれも注意しましょう。

通常プルーフ貨幣や記念プルーフ貨幣の分類にかかわらず、基本的に必要なとき以外は専用のケースに入れておき、硬貨を良い状態のまま保っておくことがポイントです。

専門の業者に持ち込む

前項で「現行貨幣の通常プルーフ貨幣では少しの傷でも額面通りの価値として判断されることもある」としましたが、傷がついていても高い価値がつく場合があります。特に、海外の珍しいコインや金貨などは傷があっても希少性や地金価値で高く評価されることもあるのです。

このように、プルーフ貨幣は「プルーフ貨幣なのに傷だらけでどうしようもないかも」「額面通りの価値しか無いんだろうな」と思っていても希少性やデザイン性が評価されて買取価格が高くなることもありますので、古銭買取や記念硬貨などの買取実績があるような専門の買取業者に査定依頼しましょう。

複数の業者に査定してもらう

プルーフ貨幣を高く売るためには複数の買取業者に査定してもらうのも良いでしょう。

買取業者によってプルーフ貨幣の査定額は異なるため、相見積もりという形で3~4社くらい買取業者をピックアップして高い金額で買い取ってくれる業者を見極めましょう。

その際に、買取実績の多い業者を選ぶと納得のいく金額を付けてくれる傾向にあります。買取実績が多いということはそれだけのお客様がリピートしている状態ですので、査定額や対応に満足しているお客様が多いと判断できます。

複数の商品をまとめて買取依頼

プルーフ貨幣の買取価格を少しでも高くしたい場合は、他の商品と一緒にまとめて買取依頼に出すのも一つの手です。

プルーフ貨幣だけじゃなく、他に使わなくなった時計やブランドバックなど、売れそうなものをまとめて査定に出しましょう。その際に価値がつくものがあればそれだけ買取金額も大きくなります。

福ちゃんでも商品一点からの買取を行っていますが、まとめて買取依頼されるお客様が非常に多くなっています。プルーフ貨幣や記念硬貨などの古銭はもちろんのこと、着物やブランド品などといったようにジャンルを統一しなくてもまとめて査定できます。

このように、プルーフ貨幣以外の買取も受け付けてくれるような買取業者を選び、商品をまとめて依頼するのも良いでしょう。

少しでも高くプルーフ貨幣を売るなら福ちゃん

プルーフ貨幣を買取に出すといくらになるのか?買取価格アップのコツやポイントなどを紹介

プルーフ貨幣はその見た目に特徴があり、コレクター向けに特殊な加工が施されたコインです。鋳造技術が向上したことによりデザイン性も評価されるようになってきました。

一方で、プルーフ貨幣は発行枚数が抑えられていることから希少性の面でも評価が加わりやすい硬貨です。特に、金で製造されたプルーフ貨幣はキラキラと輝く見た目が見る人の心を惹きつけます。

買取福ちゃんではプルーフ貨幣買取を強化しています。

日本のプルーフ貨幣はもちろんのこと、海外のプルーフ金貨や記念硬貨などの古銭も日頃から買取を行っており、専門知識を持った経験豊富な査定士が多く在籍しています。

現在日本で発売されているプルーフ貨幣に入っている硬貨は通常のお買い物でも利用できます。ただその一方で、造幣局の公式ホームページには次のように書かれています。

プレミアム貨幣などは貨幣に標記されている額面価格での使用となるため、貨幣セットとして収集していたことをおすすめします

このように、額面が500円の硬貨だとすれば500円分のお買い物ですが、買取業者に持っていくことで額面以上の価値がつく可能性があります。当然ながら、すべてのプルーフ貨幣が高額買取になるとは言い切れませんが、「思っていた以上に高い金額で買い取ってもらえた」そんなケースもよくあります。

福ちゃんではお近くの店舗での買取が可能なほか、出張買取も無料で行っております。

もし、お手元に不要になったプルーフ硬貨や記念硬貨をお持ちであったり、この機に売却をお考えの際にはぜひ弊社の買取サービスをあわせてご検討ください。

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