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- 2025.11.14
あこがれの世界5大ウイスキー!産地・特徴・銘柄を知り、違いを楽しむ

世界中のウイスキー愛好家もあこがれる、世界5大ウイスキー。
長い年月を経てグラスに注がれるウイスキーは、知れば知るほど味わい深くなるものです。
そこで今回は、世界5大ウイスキーについて徹底的に検証していきます。
● 世界5大ウイスキーの違い
● 知っておくべき世界5大ウイスキーの代表銘柄と値段
● ブーム先取り!世界5大ウイスキー以外の産地
ほかにも、一目置かれる世界5大ウイスキーの知識を盛りだくさんに詰め込みました。
この記事をきっかけに、ウイスキーとともに豊かな時間を過ごしていただけると幸いです。
世界5大ウイスキーとは

世界5大ウイスキーとは、技術・生産量・品質などが高い国で造られているウイスキーのことです。
以下の5つが、世界5大ウイスキーと呼ばれています。
● スコッチ・ウイスキー
● アイリッシュ・ウイスキー
● アメリカン・ウイスキー
● カナディアン・ウイスキー
● ジャパニーズ・ウイスキー
これらは、香りや味わいにおいても、世界的に高く評価されています。
世界5大ウイスキーの産地と人気銘柄
世界5大ウイスキーの産地では、複数のメーカーによって多様なウイスキーが造られています。
ただし、産地が同じでも、各国が定める製造方法や条件などを満たしていないと、世界5大ウイスキーを法的に名乗れません。
以下の表に、産地を代表する人気の銘柄をまとめてみました。
| 産地(生産国) | 代表的な銘柄 | |
| スコッチ・ウイスキー | スコットランド | ● ジョニーウォーカー ● バランタイン ● シーバスリーガル |
| アイリッシュ・ウイスキー | アイルランド共和国 北アイルランド | ● ジェムソン ● カネマラ ● ブッシュミルズ |
| アメリカン・ウイスキー | アメリカ | ● ジャックダニエル ● ジムビーム ● メーカーズマーク |
| カナディアン・ウイスキー | カナダ | ● クラウンローヤル ● カナディアンクラブ ● カナディアンミスト |
| ジャパニーズ・ウイスキー | 日本 | ● 山崎 ● 白州 ● 響 |
このように、世界5大ウイスキーには知名度の高い銘柄がそろっており、飲んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。
ジャパニーズ・ウイスキーにおいては、近年の高い人気により、品薄状態が続いています。
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世界5大ウイスキーの違い

世界5大ウイスキーには、それぞれに香りや風味などの違いがあり、独自の魅力があります。
ここでは、世界5大ウイスキーの原料や味わいなど、違いを詳しく見ていきましょう。
| 原料・原酒など | 風味・味わいなど | |
| スコッチ・ウイスキー | ● モルトが原料のモルトウイスキー ● トウモロコシが原料のグレーンウイスキー | ● 複雑でバランスのよい味わい ● スモーキーな風味 |
| アイリッシュ・ウイスキー | ● 穀物が原料のポットスチルウイスキー ● モルトが原料のモルトウイスキー ● 穀物が原料のグレーンウイスキー | ● なめらかな口当たり ● すっきりした味わい |
| アメリカン・ウイスキー | ● トウモロコシ ● ライ麦 ● 小麦など | ● 甘くまろやか ● 力強い味わい |
| カナディアン・ウイスキー | ● トウモロコシが原料のベースウイスキー ● ライ麦が原料のフレーバリングウイスキー | ● 軽い口当たり ● 飲みやすくマイルド |
| ジャパニーズ・ウイスキー | ● モルトが原料のモルトウイスキー ● トウモロコシが原料のグレーンウイスキー | ● 甘い香り ● 繊細でまろやか |
スコッチ・ウイスキー
スコッチ・ウイスキーは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーの原酒をブレンドした、ブレンデッドウイスキーが主流です。
蒸留所の特色を感じられる、シングルモルトウイスキーも、スコッチ・ウイスキー愛好家に支持されています。
シングルモルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを使用し、単一の蒸留所で造られた物のことです。
ピート(泥炭)を使用して麦芽を乾燥させることもあり、スモーキーな香りが楽しめるのも、スコッチ・ウイスキーの魅力といえるでしょう。
アイリッシュ・ウイスキー
アイリッシュ・ウイスキーで使われる原酒の1つであるポットスチルウイスキーは、単式蒸留器で3回蒸留するのが特徴です。
これにより、雑味がなくなり、なめらかな口当たりで飲みやすいといわれています。
ピート(泥炭)は使用していないため、スモーキーさはあまり感じられないのが主流です。
その分、穀物由来の芳醇な香りに包まれています。
アメリカン・ウイスキー
アメリカン・ウイスキーは、さまざまな穀物を使用し、バーボンなどでは内側を焼いたホワイトオークの新樽で熟成します。
種類によって熟成規定は異なりますが、スコッチなどと比べると短い熟成のものもあり、ほかにはない力強さや個性を感じさせるのが特徴です。
トウモロコシが主原料のバーボンウイスキーは、日本でも多くの人々に支持されています。
カナディアン・ウイスキー
ベースウイスキーとフレーバリングウイスキーをブレンドした、ブレンデッドウイスキーが主流のカナディアン・ウイスキー。
世界5大ウイスキーの中でも、ライトでマイルドな口当たりが、ウイスキーの初心者にも飲みやすいと人気を集めています。
ジャパニーズ・ウイスキー
スコッチ・ウイスキーをモデルとしつつ、麦芽・穀類・日本国内で採水された水のみを使って造られるのが特徴。
瓶詰めは、国内においてのみ可能とするのが、ジャパニーズ・ウイスキーの定義の1つでもあります。
ミズナラ樽の使用も特徴的で、繊細な甘い香りや味わいで世界的に高い評価を得ています。
歴史が古いスコッチ・ウイスキー

15世紀から王室で飲まれていた記録も残されている、スコッチ・ウイスキー。
現在のようなこはく色のウイスキーが生まれたのは、18~19世紀初頭といわれています。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして、主に5つの種類のウイスキーが造られています。
● ブレンデッドウイスキー
● ブレンデッドモルトウイスキー
● ブレンデッドグレーンウイスキー
● シングルモルトウイスキー
● シングルグレーンウイスキー
【スコッチ・ウイスキーの定義】
● スコットランドの蒸留所で糖化、発酵、蒸留を行う
● 原料は水、酵母、大麦麦芽、およびその他の穀物を使用する
● アルコール度数94.8%以下で蒸留する
● 容量700リットル以下のオーク樽で、スコットランド国内の保税倉庫で最低3年以上熟成させる
● 瓶詰めの際のアルコール度数は40° 以上である
● 水と色調整のためのスピリットカラメル以外の添加は不可
仕込・発酵・蒸 留・熟成はスコットランドで行われ、瓶詰めはスコットランド外でも可能です。
ウイスキーのルーツといわれるアイリッシュ・ウイスキー

アイリッシュ・ウイスキーは、ウイスキーのルーツともいわれる、歴史の古いウイスキーです。
ただし、スコッチ・ウイスキーが元祖という説もあり、どちらがウイスキーの由来なのかは定かではありません。
以下は、アイリッシュ・ウイスキーの主な種類です。
● ポットスチルアイリッシュウイスキー
● モルトアイリッシュウイスキー
● グレーンアイリッシュウイスキー
● ブレンデッドアイリッシュウイスキー
【アイリッシュ・ウイスキーの定義】
● 穀物類を原料とすること
● 麦芽に含まれる酵素により糖化し、酵母の働きによって発酵させていること
● 蒸留時にアルコール度数は94.8° 以下であること
● 木製樽に詰めること
● アイルランド共和国、または北アイルランドの倉庫で3年以上熟成させること
かつては世界一の生産量を誇っていたアイリッシュ・ウイスキー。長い間、スコッチ・ウイスキーの人気に押されていましたが、芳醇な香りや味わいで、再び注目されています。
古きよき時代に思いをはせるアメリカン・ウイスキー

ヨーロッパの移民により、ウイスキーの製造技術が持ち込まれたのが始まり。
その後、独自の製法を確立し、誕生したのがアメリカン・ウイスキーです。
香ばしさや力強さなど、個性が引き立っており、水割りやソーダ割にしても本来の香りが楽しめます。
アメリカン・ウイスキーの主な種類は、以下の通りです。
● バーボンウイスキー
● テネシーウイスキー
● コーンウイスキー
● ライウイスキー
● ホイートウイスキー
● モルトウイスキー
● ライモルトウイスキー
【アメリカン・ウイスキーの定義】
● 穀物を砕いて発酵させたものをアルコール度数95° 以下で蒸留
● オーク樽で貯蔵・熟成させ、40° 以上で瓶詰めしたもの
飲みやすさで人気のカナディアン・ウイスキー

カナディアン・ウイスキーは、17世紀後半に始まったといわれています。
ほとんどが、ベースウイスキーとフレーバリングウイスキーで、ベースウイスキー80~90%・フレーバリングウイスキー10~20%の割合が一般的です。
【カナディアン・ウイスキーの定義】
● 穀物を原料に酵母によって発酵し、その後に蒸留したもの
● 700リットル以下の木樽を用いて3年以上熟成させること
● 瓶詰めの際に、アルコール度数40%以上であること
● 糖化・蒸留 ・熟成はカナダ国内で行うこと
● カラメルまたはフレーバリングを添加可
高い技術と甘い香りのジャパニーズ・ウイスキー

1923年、京都の山崎に山崎蒸留所が設立され、ジャパニーズ・ウイスキーの歴史が始まりました。
サントリー創業者・鳥井信治郎と蒸留技師・竹鶴政孝のたゆまぬ研究と努力により、1929年には国産第一号ウイスキー「白札」が誕生。
1937年には、今も広く支持されている「角瓶」が販売されました。
ジャパニーズ・ウイスキーには、以下のような種類があります。
● シングルモルトウイスキー
● グレーンウイスキー
● ブレンデッドウイスキー
● ピュアモルトウイスキー
【ジャパニーズ・ウイスキーの定義】
● 原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること
● 麦芽は必ず使用しなければならない
● 糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと
● 蒸留の際の留出時のアルコール分は95° 未満とする
● 内容量 700 リットル以下の木製樽に詰め、当該詰めた日の翌日 から起算して 3 年以上日本国内において貯蔵すること
● 日本国内において容器詰めし、充填時のアルコール分は 40° 以上であること
● 色調の微調整のためのカラメルの使用を認める
世界5大ウイスキー|代表的銘柄に迫る

世界5大ウイスキーには、多くのウイスキー愛好家たちに支持される、代表的な銘柄が数多く存在しています。
どれも味や香りなどに個性があり、それぞれの魅力を押さえておくのも、ウイスキーをより楽しむのに役立つでしょう。
そこで、世界5大ウイスキーを代表する人気銘柄をいくつかご紹介していきます。
特徴や味わいなどのほか、気になる価格(2025年11月 時点)にも触れていますので、今後の参考にしてください。
スコッチ・ウイスキー
ジョニーウォーカー
180か国以上で販売され、世界的に知名度が高い銘柄です。
スコッチ・ウイスキーの定番として、日本でも広く知られています。
ボトルのラベルには、レッド・ブラック・グリーンなど複数の色があり、それぞれに味わいや特徴などが異なります。
ブレンディング技術に優れているのが特徴で、力強さ・スモーキーな風味・フルーティーな甘みなどが感じられるでしょう。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)1,000円台の「ジョニーウォーカー レッドラベル」~「ブルーラベル アニバーサリーパック」30万円台まで。
バランタイン
スコッチ・ウイスキーを代表するブレンデッドウイスキーで、「ザ・スコッチ」とも呼ばれています。
スコットランドの4地方(スペイサイド、ハイランド、アイラ、ローランド)から厳選された40種類以上のモルト原酒とグレーン原酒をブレンド。
華やかな香りとまろやかな味わいが特徴です。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)1,000円台の「バランタイン ファイネスト」~「バランタイン 30年」60万円台まで。
シーバスリーガル
世界的に知られている、スコッチ・ウイスキーの銘柄。
国際的なコンペティションでも評価が高く、熟成期間の長い25年や18年で最高金賞を受賞しています。
「シーバスリーガル ミズナラ12年」は、日本向けにブレンドされた銘柄で、果実の香りやスパイシーな風味が特徴です。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)の「シーバスリーガル 12年」が、2,000円台~5万円台まで。
アイリッシュ・ウイスキー
ジェムソン
アイリッシュ・ウイスキー全体の出荷量において、約70%を占める人気銘柄です。
なめらかな口当たりで飲みやすいのが特徴で、アイリッシュ・ウイスキーが初めての方や、カクテルのベースにもオススメ。
クセがなく、甘い香りが特徴の「ジェムソン スタンダード」は、ジェムソンの定番といえます。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)1,000円台の「ジェムソン スタンダード」~「ジェムソン 18年 」数万円まで。
カネマラ
一般的なアイリッシュ・ウイスキーとは異なり、ピート(泥炭)で麦芽を乾燥させているのが大きな特徴です。
そのため、スモーキーな味わいが楽しめ、アイリッシュ・ウイスキー特有の飲みやすさも感じられるでしょう。
「カネマラ」の名前の由来も、ピート(泥炭)の採掘場所であるカネマラ国立公園から名付けられました。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)4,000円台~「カネマラ12年」1万円台まで。
ブッシュミルズ
世界で最も古い蒸留所の1つ、ブッシュミルズ蒸留所で造られています。
ラインアップが豊富で、どれも甘く華やかな香りと軽い口当たりが心地よいウイスキーです。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)1,000円台の「ブッシュミルズ ザ オリジナル」~「ブッシュミルズ32年 ポートカスク」20万円台まで。
アメリカン・ウイスキー
ジャックダニエル
テネシー州で造られている銘柄で知名度も高く、アメリカン・ウイスキーの販売数においては世界のトップクラスです。
ウイスキー全体で見てもジョニーウォーカーに次ぐ存在で、アメリカを代表するウイスキーでもあります。
原酒をサトウカエデの炭でろ過する「チャコール・メローイング製法」を用いることで、なめらかな口当たりと芳醇な甘さを生み出しています。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)2,000円台の「ジャックダニエル ブラック」~「ジャックダニエル ゴールド No.27」2万円台まで。
ジムビーム
世界トップの販売数を誇る、バーボンウイスキーを代表する銘柄です。
ケンタッキー州で造られており、スタンダード品は、オーク樽で4年間熟成された エレガントな味わいが楽しめます。
スパイシーでドライな「ジムビーム ライ」や、ダークチョコレートのような香りの「ジムビーム ブラック」をはじめ、種類が豊富です。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)1,000円台の「ジムビーム ライ」~「ジムビーム ホワイト」3,000円台まで。
メーカーズマーク
スコットランド出身の一族が創業したメーカーが造る、バーボンウイスキーの銘柄。
ケンタッキー州で造られ、赤いろうで封印されたキャップが目印です。
おだやかに広がるアロマと、バニラのような香りが印象的で、口に含むと芳醇な甘さで満たされます。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)2,000円台の「メーカーズマーク レッドトップ」~1本(750ミリリットル)の「特級」3万円台まで。
カナディアン・ウイスキー
クラウンローヤル
1939年、イギリス国王ジョージ6世とエリザベス女王のカナダ訪問に合わせ、献上品として造られたウイスキーです。
献上品にふさわしく、芳醇な香りやエレガントな風味が感じられます。
【参考までの価格】
1本(750ミリリットル)2,000 円台~「クラウンローヤル12年」2万円台まで。
カナディアンクラブ
カナディアン・ウイスキーの代表として、日本でも人気の高い銘柄です。
ほのかに感じる甘い香りやマイルドな口当たりが世界中で支持されています。
ウイスキーの初心者でも飲みやすいほか、ハイボールやロックなど、さまざまな飲み方にしっくりとなじむ点も人気の理由です。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)1,000円台~「カナディアンクラブ クロニクルス」4万円台まで。
カナディアンミスト
ライ麦とジョージア湾の仕込み水を原料にした、マイルドなウイスキー。
3回の蒸留とホワイトオーク樽による熟成により、口当たりも良く、軽快な味わいが体験できるでしょう。
クセがなく飲みやすいため、カクテルのベースとしても使われています。
全体的に手軽な値段で手に入れやすく、初めてのウイスキーとしてもオススメです。
【参考までの価格】
1本(750ミリリットル)1,000円台程度。
ジャパニーズ・ウイスキー
山崎
日本を代表するジャパニーズ・ウイスキーとして、世界的にも知られています。
1984年に誕生し、山崎蒸留所のモルト原酒のみでつくられたシングルモルトウイスキーです。
重厚感のある甘い香りと、力強いのに繊細さを感じさせる味わいは、世界中のウイスキーファンを魅了しています。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)の「サントリーシングルモルトウイスキー山崎」7,000円~「サントリーシングルモルトウイスキー山崎25年」の35万円まで。
白州
南アルプスの天然水と、サントリー白州蒸留所のモルト原酒のみでつくられるシングルモルトウイスキーです。
森を思わせるみずみずしさと、やわらかなスモーキーな香りで、日本のみならず世界でも人気があります。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)の「サントリーシングルモルトウイスキー白州」7,000円~「サントリーシングルモルトウイスキー白州25年」の36万円まで。
響
1989年、サントリー創業90周年を記念して誕生した純国産のブレンデッドウイスキー。
日本を代表する銘柄の1つとして、世界中で高く評価されています。
特徴的なボトルには、日本の二十四節気を表現した美しい24面カットが施されるなど、華やかな外観も魅力です。
30面カットのクリスタルボトルに詰められた「サントリーウイスキー響30年」も用意されています。
【参考までの価格】
1本(700ミリリットル)の「サントリーウイスキー響」の7,500円~「サントリーウイスキー響30年」の36万円まで。
世界も認めるジャパニーズ・ウイスキー

日本におけるウイスキーの消費量は、1983年をピークに減少をたどります。
しかし、2008年頃からのハイボールブームにより、再びウイスキーが注目されるように。
ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝をモデルにしたテレビドラマも、ウイスキー人気に拍車をかけました。
品質も高く、繊細な味わいが特徴の日本のウイスキーは、次第に海外にも広まっていきます。
WWA、ISC、TWSCなどの世界的な品評会でも多数の賞を受賞するようになり、ジャパニーズ・ウイスキーとしての地位を獲得しました。
現在もジャパニーズ・ウイスキーの人気は衰えず、品薄や終売を迎える銘柄も少なくありません。
世界5大ウイスキーの始まりは日本?!

世界5大ウイスキーは、日本が発祥だといわれているのをご存じでしょうか?
世界5大ウイスキーの概念は、1980年代にはあったとされています。
もともとウイスキーは、歴史の面からも、日本産よりも海外産の方が世界的に知名度が高く、評価もされていました。
しかし、日本のウイスキーは、味も品質も海外に負けない自負があったのでしょう。
知名度を上げ、高品質のジャパニーズ・ウイスキーのよさを知ってもらうために、あえて「世界5大ウイスキー」と声を挙げていったと考えられています。
世界5大ウイスキー以外で人気の産地

世界には、世界5大ウイスキー以外にも、注目を集めている産地があります。
● 台湾
● インド
● オーストラリア
● スウェーデン
それぞれ、どのような特徴や味わいが楽しめるのでしょうか?
順に見ていきますので、ウイスキーの世界をより広く知るきっかけにしてくださると幸いです。
台湾
台湾を代表するウイスキーとして、カバランが挙げられます。
スコットランドと日本の蒸留所を参考に設立され、国際的な賞も受賞するなど、注目のウイスキーです。
世界5大ウイスキーの次をいく、ニューワールドウイスキーとして、期待されています。
インド
世界でもトップクラスの販売量を誇る、インドのウイスキー。
大麦麦芽を原料としたシングルモルトウイスキーが、高い評価を得ています。
熱帯気候で知られるインドでは、熟成期間が比較的短くても、熟成感の感じられる独特の風味が楽しめるのが特徴です。
代表的な蒸留所には、アルムットやポールジョンなどが挙げられます。
オーストラリア
オーストラリアのウイスキーは、多くがスコッチ・ウイスキーの製造法が用いられています。
シェリー樽・ポート樽・バーボン樽を使って熟成されるのが特徴で、世界的な賞も受賞するなど、品質の高いウイスキーです。
代表的な蒸留所として、メルボルンのスターワードや、サリヴァンズ・コーヴなどがあります。
スウェーデン
冷涼な気候から、ウイスキーに適した産地でもあるスウェーデンは、シングルモルトウイスキーが注目されています。
ピート(泥炭)を使用するピーテッドのほか、ノンピーテッドも生産しており、多様な味わいや風味が楽しめるでしょう。
マックミラやハイコーストなどは、スウェーデンを代表する蒸留所です。
世界5大ウイスキーは投資になる?

投資対象の1つとして、ウイスキーを購入する方は、国内外を問わず多くいらっしゃいます。
株や金などと比較しても、少額から始められるため、投資として人気を集めているのです。
抜群の知名度を誇る世界5大ウイスキーであれば、種類や熟成期間によって投資対象になる銘柄もあるでしょう。
中でも、ジャパニーズ・ウイスキーの人気は著しく、相場も高い傾向です。
値上がりが期待できそうな銘柄を購入して適切に保管し、「福ちゃん」で売却する方もいらっしゃいます。
「福ちゃん」でウイスキーの査定をしてみませんか?

「もらったけれど飲んでいない」
「値上がりを期待して買ったウイスキーがある」
など、ご自宅で眠ったままのウイスキーを、「福ちゃん」で査定してみませんか?
ウイスキーの相場高騰も落ち着いてきた昨今は、売却するチャンスとも捉えられています。
「福ちゃん」の査定は無料で受けられ、査定後にキャンセルされても、キャンセル料や手数料などは発生いたしません。
一度、お手持ちのウイスキーがどれくらいの価値があるのか、確認してみてはいかがでしょう。
まとめ
世界5大ウイスキーの特徴や人気銘柄のほか、価格などもご紹介してきました。
産地ごとに製法や原料も違い、香りや風味もそれぞれに個性的な世界5大ウイスキー。
この記事をきっかけに、ウイスキーをより深く楽しんでくださると幸いです。
世界5大ウイスキーの中でも、とくに人気を集めているジャパニーズ・ウイスキーは、販売が終了している銘柄も多く希少価値が高まっています。
ご自宅に、しまったままのジャパニーズ・ウイスキーをはじめ、世界5大ウイスキーがございましたら、高価買取の可能性も高いでしょう。
ウイスキーは、自宅での保管期間が長くなると、中身もボトルも劣化してしまいます。
せっかくの高価買取の機会を逃さないうちに、ぜひ、「福ちゃん」にお声がけください。

