- 古銭/記念硬貨
- 2025.11.13
【保存版】価値のある日本の銀貨一覧|時代別の買取相場と鑑定のポイント

銀貨とは、古来より貨幣として使用されてきた「銀」を主に含有した硬貨です。現在、非常に希少価値が高くなっており、古銭市場では100万円を超える高値で取引されているケースもあります
「実家を整理していたら古い銀貨が出てきた」「親がコレクションしていたものを譲り受けた」といった経緯で手に入れた銀貨の中には、もしかしたら驚きの価値があるかもしれません。
この記事では、価値の高い日本の銀貨を「古銭」と「記念硬貨」という2つのジャンルに分け、最新の買取相場と共に一覧でご紹介します。銀貨の価値を最大限に高めるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
| 種類 | 名称 | 相場 |
| 古銭銀貨【明治・大正】 | 一円銀貨 | 数万円~数百万円 |
| 五十銭銀貨 | 数千円~数十万円 | |
| その他(鳳凰・八咫烏など) | 数百円~数万円 | |
| 記念銀貨【昭和・平成・令和】 | 【1000円銀貨】東京オリンピック | 額面以上~数千円 |
| 【1万円銀貨】天皇陛下御在位記念 | 額面以上~数万円 | |
| 【100円銀貨】稲・鳳凰・五輪 | 数百円~1,000円前後 | |
| 価値のある海外の銀貨 | イーグル銀貨・メイプルリーフ銀貨(地金型) | 銀相場に準ずる |
| トレードダラー・香港壹圓銀貨(貿易銀) | 数万円~ |
【記事のポイント】
- ✅日本の価値ある銀貨は、明治時代の「古銭銀貨」と昭和以降の「記念銀貨」に大きく分けられる
- ✅「一円銀貨」や「八咫烏五十銭銀貨」などの古銭は特に価値が高く、発行年や状態によっては数百万円の値が付くことも
- ✅銀貨の価値は専門家でなければ判断が困難。福ちゃんなら、古銭に精通した査定士が無料で価値を正確に見極めます
価値のある日本の古銭銀貨【明治・大正】

古銭とは、現在製造・流通していない古い貨幣のことです。流通していないといっても、貨幣としての価値は失われていないため、今でも店頭支払いに使える場合があります。
ただし、古銭は希少価値が高いものであるため、普通に支払いに使うよりも専門業者に買い取ってもらった方が何倍もお得になる可能性があります。以下で、明治・大正時代に発行された日本の銀貨の種類と特徴を一覧にまとめました。
| 種類 | 特徴 |
| 一圓銀貨 | 1870年(明治3年)に貿易用として発行された旧一圓銀貨と、1874年(明治7年)~1914年(大正3年)に発行された新一圓銀貨の2つがある。どちらも数万円~の価値が期待できるが、新一圓銀貨のうち丸銀内と呼ばれるものの中には数百万円もの高値が付くものもある。 |
| 貿易銀 | 1875年(明治8年)~1877年(明治10年)にかけて、貿易に特化した銀貨として発行されたもの。わずかな鋳造期間で発行停止となったため、希少価値が高い。特定の年代の銘が入った一部の貿易銀は、より高値が付く場合がある。 |
| 旭日竜大型50銭銀貨 | 表面は竜、裏面は旭日が彫られた50銭。中でも1871年(明治4年)前期のものは特に価値が高いといわれている。ただし、レプリカが多く出回っているため、本物かどうか確かめたいのなら専門業者に依頼するのがおすすめ。 |
| 旭日竜小型50銭銀貨 | 1871年(明治4年)にのみ発行された小型の50銭銀貨デザインや品位、重さは旭日竜大型50銭銀貨と同じだが、直径が少し小型化している。発行された期間が短かったため希少性が高く、中でも竜が大きく刻印されている「大竜」は数万円で取引される可能性もある。 |
| 竜50銭銀貨 | 明治6年(1873年)~明治38年(1905年)にかけて発行された50銭銀貨。鋳造期間が32年間と長いせいか発行年によって枚数にばらつきがあり、発行枚数が少ない年銘のものは高値で取引されることがある。 |
| 旭日50銭銀貨 | 明治39年(1906年)~大正6年(1917年)にかけて発行された50銭銀貨。発行期間が約10年間と長い上、発行枚数も多いことから、他の銀貨に比べると古銭としての価値は低め。 |
| 小型50銭銀貨 | 大正11年(1922年)~昭和13年(1938年)にかけて発行された小型銀貨。表面に鳳凰が彫られていることから鳳凰50銭銀貨と呼ばれることもある。発行枚数が多いため古銭としての価値は低めだが、「大正13年」銘のものや未使用品は高値で取引されることもある。 |
| 八咫烏50銭銀貨 | 大正7年(1918年)~大正8年(1919年)にかけて発行された50銭銀貨。銀の高騰によって日銀に保管され、市場には流通しなかったという経緯から、銀貨の中でも特に希少価値が高く、高値で取引されやすい。 |
【一円銀貨】価値と買取相場
古銭銀貨で代表的なものが一円銀貨です。店頭での支払いに利用した場合の額面は1円ですが、専門業者に買い取ってもらえば、その何倍もの値で取引されるケースがほとんどです。
以下では一円銀貨の買取相場を貨幣の種類ごとにまとめました。
| 種類 | 買取相場 |
| 旧一圓銀貨 | 数万円~数十万円 |
| 旧一圓銀貨丸銀打 | 数万円~数十万円 |
| 新一圓銀貨(大型) | 数万円〜900万円 |
| 新一圓銀貨(大型)丸銀打 | 数万円~高額 |
| 新一圓銀貨(小型) | 数千円〜70万円 |
| 新一圓銀貨(小型)丸銀打 | 数千円〜70万円 |
| 貿易銀 | 数万円〜50万円超 |
| 貿易銀丸銀打 | 数十万円~百万円超 |
同じ一円銀貨や貿易銀であっても、銀貨の表面にある「銀」の文字を丸で囲んだ刻印のある「丸銀打」は限定発行されたものです。そのため市場価値が高く、通常の銀貨よりも高値で取引される傾向にあります。
【五十銭銀貨】価値と買取相場
一円銀貨の半分の価値にあたる五十銭銀貨は、明治時代から発行されたものです。以下では五十銭銀貨の買取相場を貨幣の種類ごとにまとめています。
| 種類 | 買取相場 |
| 旭日竜大型50銭銀貨 | 数千円~数万円 |
| 旭日竜小型50銭銀貨 | 数千円~70万円 |
| 竜50銭銀貨 | 数万円~数百万円 |
| 旭日50銭銀貨 | 数百円~7万円 |
一円銀貨に比べると全体的な相場はやや低めですが、中には数十万円以上の高値が付けられるものもあります。高価買取になる理由はさまざまですが、同じ種類でも発行枚数が少なかった年の銘が入ったものなどは希少価値が高く、未使用品であれば数百万円以上の値が付くこともあります。
【その他】鳳凰・八咫烏など希少銀貨の価値
古銭としての銀貨の中には、流通量などの関係で特に希少価値の高いものもいくつかあります。以下ではプレミア化している希少銀貨の買取相場を貨幣の種類ごとにまとめました。
| 種類 | 買取相場 |
| 小型50銭銀貨 | 数百円~数千円 |
| 八咫烏50銭銀貨 | 数十万円~数百万円 |
鳳凰が描かれた小型50銭銀貨は発行期間が長かったので、本来の相場は数百円程度です。
しかし、1938年(昭和13年)に発行されたものは、発行枚数が極めて少ない特年とされており、5,000円〜6,000円で取引されることが多いようです。未使用品で保存状態が良好なら、1万円程度で買い取ってもらえることもあります。
一方の八咫烏50銭銀貨は、銀価格高騰に伴い市場に流通されなくなった銀貨であるため非常に希少価値が高く、状態によっては数百万円以上の高値が付くこともあります。
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価値のある日本の記念銀貨【昭和・平成・令和】

通常貨幣としての銀貨は大正から昭和にかけて製造中止となりましたが、昭和以降も、記念硬貨としての銀貨は製造・発行されています。
記念硬貨とは、国家的な出来事や行事などを記念して限定発行される通貨のことです。例えば天皇陛下のご即位記念や、皇太子のご成婚、オリンピック開催、万博開催などでは、それぞれ記念効果が製造されます。通貨として店頭での支払いに使うことも可能ですが、発行の経緯から記念品扱いされるケースがほとんどです。
記念銀貨は昭和から平成、そして令和の今も発行されていますが、ここでは主な記念硬貨をいくつかピックアップしてご紹介します。
| 種類 | 特徴 |
| 東京オリンピック記念 | 東京オリンピックを記念して発行された銀貨。1964年(昭和39年)発行のものと、2020年(令和2年)の開催を記念して発行されたものの2種類がある。発行枚数が多いため、希少性はさほど高くない。 |
| 天皇陛下御在位60年記念 | 天皇陛下が即位されて60年という節目を迎えたことを記念して発行された銀貨。天皇陛下御在位記念の貨幣は他にも発行されているが、銀貨は60年記念のもののみ。 |
| 長野オリンピック冬季競技大会記念 | 長野オリンピック冬季競技大会が開催されたことを記念して1997年(平成9年)に発行されたもの。銀貨として発行されたのは5,000円銀貨のみ。 |
| 東日本大震災復興事業記念 | 東日本大震災の復興事業を応援するために2015年(平成27年)に発行された銀貨。四次発行まで行われたが、いずれも発行枚数が少なかったため、希少性が高い。 |
| 2025年日本国際博覧会記念 | 2025年(令和7年)に大阪で開催される万博を記念して発行された1,000円銀貨。限定品であることとコレクターズアイテムとして注目されていることから、将来的に高値が付くことが予想されている。 |
上記の他にも、さまざまな記念銀貨が発行されており、それぞれ発行枚数やデザインに大きな違いがあります。中には特にプレミア化しているものもあるため、専門店に持ち込めば高価買取してもらえる可能性があるでしょう。
特に人気の高い記念硬貨の買取相場を以下でご紹介します。
【1000円銀貨】東京オリンピックの価値と相場
東京では2度オリンピックが開催されていますが、特に貨幣としての市場価値が気になるのは、1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックの記念硬貨でしょう。
記念すべき第1回開催の東京オリンピックでは、全世帯に1枚が行き渡るようにと、当時の総世帯数に合わせて1,000円銀貨は1,500万枚、100円銀貨は8,000万枚が発行されました。発行枚数が多かったぶん、相場はそれほど高くなく、額面にプラスαくらいがおおよその取引価格とされています。
ただし、状態が良好なものは数千円の価値になることもあります。当時多くの人が所有していたことから、自宅や実家を探せば見つかる可能性が高いでしょう。
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【1万円銀貨】天皇陛下御在位記念の価値と相場
天皇陛下御在位記念の銀貨はこれまで複数回発行されていますが、中でも注目されているのが昭和天皇の御在位60年を記念して発行された1万円銀貨です。
表に日の出と瑞鳥・瑞雲、裏に菊の御紋章が刻印された1万円銀貨は、1986年(昭和61年)に1,000万枚発行されました。発行枚数は多いですが、専門業者に持ち込めば額面以上、状態が良ければ数万円になることもあります。
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【100円銀貨】稲・鳳凰・五輪の価値と相場
100円銀貨は、1957年(昭和32年)~1958年(昭和33年)にかけて発行された鳳凰模様のものと、1959年(昭和34年)〜1966年(昭和41年)にかけて発行された稲穂模様のものの2種類があります。
これらは通常貨幣として発行されたものですが、前述した通り、昭和39年には東京オリンピック開催記念として100円銀貨が8,000万枚発行されました。それぞれ額面以上の価値は付きますが、発行枚数が多かったため、おおよその買取相場は数百円~1,000円前後です。
ただし、完全未使用品や、発行枚数が少ない年の銘が入ったものはいくぶん高値が付きやすい傾向にあります。
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価値のある海外の銀貨|地金型・貿易銀

ここまで日本の銀貨をご紹介してきましたが、海外にも価値のある銀貨が複数存在します。
地金型とは各国の政府が投資用として鋳造した銀貨のことで、品位や重量は発行国の政府が保証しています。
一方の貿易銀とは、貿易振興を目的として鋳造された銀貨のことです。こちらも地金型同様、発行国が品位や重量を保証しています。
以下では地金型と貿易銀の2タイプに分けて、海外の銀貨の種類と特徴をまとめました。
| 区分 | 種類 | 特徴 |
| 地金型 | メイプルリーフ銀貨 | カナダ王室造幣局発行の銀貨。見た目の美しさと、高いセキュリティから銀投資の手段として人気。 |
| イーグル銀貨 | アメリカ造幣局が発行している銀貨。アメリカ合衆国政府によって品質が保証されているため、信頼性が高い。 | |
| ブリタニア銀貨 | イギリス造幣局発行の銀貨。2013年(平成25年)より純度99.9%の純銀で鋳造されている。 | |
| ウィーン銀貨 | オーストラリア造幣局発行の銀貨。オーストラリアが誇る管弦楽団であるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団にちなんで名付けられた。 | |
| 貿易銀 | トレード・ダラー銀貨 | アメリカ合衆国で1873年(明治6年)〜1885年(明治18年)にかけて発行された貿易銀。表面にある自由の女神と裏面にある鷲のデザインが特徴。 |
| 香港壹圓銀貨 | 1866年(慶応2年)~1868年(慶応4年)にかけて発行された貿易銀。香港に作ったイギリス造幣局が鋳造。 |
以下で特に人気が高い銀貨をご紹介します。
イーグル銀貨・メイプルリーフ銀貨(地金型)
地金型銀貨の中でも特に人気が高いのが、イーグル銀貨とメイプルリーフ銀貨です。
相場は、国際商品市場における銀相場によって左右されます。銀相場が高ければイーグル銀貨、メイプルリーフ銀貨の買取価格も上がり、低ければ価値が下がる仕組みになっているため、同じ銀貨でも売りに出すタイミングによって査定価格が変動する点に注意が必要です。
これらの銀貨を高値で売りに出したいのなら、日々の銀相場をチェックしておきましょう。
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トレードダラー・香港壹圓銀貨(貿易銀)
貿易銀であるトレードダラーや香港壹圓銀貨は、いずれも発行から100年以上が経過しているため、希少性が高く、骨董的価値を持つ古銭です。
実際の買取価格は保存状態などによりますが、数万円以上の高値を期待できるでしょう。場合によっては数十万円の高値が付くこともあるため、もしこれらの貿易銀を持っているのであれば、専門業者に鑑定を依頼してみるのがおすすめです。
なお、日本にも貿易振興を目的として発行された貿易銀があります。発行期間は1875年(明治8年)~1877年(明治10年)までの3年間と短かく、トータルでの発行枚数が少なかったことや、100年以上経過して現存している枚数も多くないと想定されることから、プレミア価格が付いているものもあります。
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【重要】銀貨の価値を左右する3つのポイント

銀貨の価値は一定ではなく、主に以下3つのポイントによって決まります。
- 希少性
- 状態
- 素材価値
希少性は、その銀貨の発行年や現存数によって決まります。銀貨には発行年が銘として刻印されますが、発行枚数が少ない年のものほど希少価値が高く、プレミアが付きやすい傾向です。
また、現在市場に流通している数が少ないものも希少性が高くなります。
銀貨の状態の良さも価値を変動させる重要ポイントです。傷や摩耗、洗浄痕が残っていると、価値が大きく下がる要因となります。なお、「傷も付いているし、あまり希少価値もなさそう……」という銀貨でも、あまり悲観することはありません。銀貨は銀価格×重さで計算される素材価値が最低限保証されるからです。
もちろん、実際の価格は専門業者に鑑定してもらうまで分からないので、「大した価値はないだろう」と自己判断せず、手持ちの銀貨を試しに査定してもらうことをおすすめします。
以下では銀貨の価値を左右する3つのポイントをより詳しく解説します。
① 希少性(発行年・現存数)
銀貨の価値を決める重要な要素が、銀貨としての希少性です。同じ銀貨でも、特年発行のものや特定の地域でのみ流通したものは市場に流通しにくいため、収集家から高く評価されやすく、相場も上がる傾向にあります。
また、誤刻などのエラーがあるものも数が多くないため、貨幣自体の保存状態が悪くても高値が付く可能性があるでしょう。
② 状態(傷・摩耗・洗浄痕)
希少性が同じであれば、銀貨自体の保存状態の良さによって価値が決まります。ただし、汚れや傷が付いているからといって、銀貨を洗浄してしまうのは避けましょう。
銀貨はなるべく人の手を加えず、当時の状態を保存しておいたものの方が価値があると見なされるため、研磨のし過ぎなどによる洗浄痕が残っていると価値が下がってしまう恐れがあります。たとえ汚れていても、そのままの状態で査定に出した方が良いでしょう。
③ 素材価値(銀相場との連動)
銀貨は種類によって銀の含有量や純度、重さなどに違いがあります。銀の価値のベースは、1gあたりの銀価格×重さによって計算されるため、銀の純度が高く、かつ大きい貨幣ほど価値が高くなる傾向にあります。
なお、1gあたりの銀価格は相場によって変動するため注意が必要です。
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銀貨の価値を最大限に!高価買取の3つのコツ

手持ちの銀貨をより高く売りたいのなら、以下3つのコツを押さえておきましょう。
- 洗浄や研磨は絶対にしない
- 鑑定書やケースなど付属品を揃える
- 古銭の専門知識がある買取店に依頼する
ポイントは、余計な手を加えないことと、なるべく完璧な状態で査定に出すことです。
古銭は保存状態が悪いと汚れが付着していたり、サビが浮いていたりするため、「きれいにしてから査定に出した方が高く売れるのでは?」と思ってしまいがちです。
確かに他の中古品であれば、ある程度きれいにしてから査定に出した方が高値で売れやすくなりますが、こと古銭に関してはなるべく手を加えずに査定に出した方が有利になります。
また、古銭に鑑定書やケースなどの付属品が付いている場合は、セットにして専門店に持ち込みましょう。付属品がなくても銀貨としての価値は損なわれませんが、なるべく完璧な状態で査定に出した方がプラスアルファの評価を得られます。
また、査定に出す店は古銭の専門知識があるところを選ぶようにしましょう。
以下ではそれぞれのポイントを詳しく深掘りします。
コツ①:洗浄や研磨は絶対にしない
古銭の買取では、いかに製造時の状態を維持できているかが査定の基準となります。汚れているからといって、やすりで擦ったり研磨剤を使ったりすると、見た目はきれいになっても、銀貨としての価値は下がってしまう恐れがあります。そのため、洗浄や研磨は絶対に行わず、汚れている銀貨はそのまま査定に出すようにしましょう。
なお、古銭をきれいに保管したいのなら、なるべく空気に触れさせず、かつ直射日光が当たらない暗所にしまっておくのがおすすめです。
コツ②:鑑定書やケースなど付属品を揃える
銀貨と一緒にオリジナルケースや鑑定書、説明書などが見つかった場合は、それらの付属品もセットにして査定に出しましょう。特に記念銀貨の場合は全ての付属品がセットになっていると収集家からの需要が高くなるため、高値が付きやすくなります。
付属品が見当たらない場合は、銀貨を発見した場所の付近を一度探してみることをおすすめします。
コツ③:古銭の専門知識がある買取店に依頼する
持ち込んだ古銭に価値があるかどうかを確かめるには、古銭に関する豊富な知識と経験が必要です。
専門知識のない店に持ち込むと、本当の価値が分からず、相場よりもかなり低い査定額を提示されてしまう可能性があります。手持ちの銀貨の価値を適正に判断してもらうために、古銭の専門知識や買取実績の豊富な業者に依頼することが大切です。
銀貨の買取・査定は福ちゃんにお任せください
銀貨は古来より貨幣として存在しており、現在は古銭としての価値や銀の価値などで買取価格が決まります。
日本の有名な銀貨には明治時代以降に発行された一圓銀貨などがあり、鳳凰100円や稲100円はまだ貨幣としての価値も持っている銀貨です。
銀貨の査定は銀の相場を見つつ、銀貨の買取実績が高い買取業者を選択しましょう。
銀貨の高価買取に対応している福ちゃんでは、銀貨の価値を正しく査定できるよう、社内研修を定期的に実施し、専門的な知識と査定技術を養っています。
買取方法は、店舗買取の他、出張買取や宅配買取にも対応しています。出張料や査定料は全て無料なので、コストを掛けずに銀貨の価値をチェックすることが可能です。「自宅で銀貨を見つけたけど、高く売れるのかな」「本物かどうかわからないから、価値が知りたい」という方は、ぜひ福ちゃんまでお気軽にご相談ください。