ブルゴーニュワインとは？ブルゴーニュワインの基礎知識【初心者向き】

ブルゴーニュワインとは？

ブルゴーニュワインとは、ボルドーワインと並ぶ「フランスの高級ワイン」です。
フランスワインの名産地「ブルゴーニュ」地方で作られています。
ブルゴーニュでは様々なワインが作られていますが、その中でも特に有名なのが「ロマネコンティ」ですね。皆さんも一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか。
ここからは、ブルゴーニュワインの産地、特徴、ドメーヌとネゴシアンに関してご紹介します。

ブルゴーニュワインの産地

フランスワインの二大産地といえば、「ブルゴーニュ」と「ボルドー」が有名ですね。
ブルゴーニュワインは「フランスの高級ワインの産地」として有名なブルゴーニュ地方で産出され、厳しい条件をクリアした高品質のワインを世の中に送り続けています。
優れた産地で作られる赤ワインと白ワインは、共にミネラルが豊富で上品な味わいが特徴です。

ブルゴーニュワインの特徴

ブルゴーニュワインの特徴は、基本的に「1つの品種」だけで作られることです。
複数の品種をブレンドして作るボルドーワインとは、「対照的」であるのが特徴ですね。
ブドウを1種類しか使わないため、土地や醸造方法がワインの味にダイレクトに影響しやすく、不作などの影響も受けやすくなります。

ドメーヌとネゴシアンとは？

ブルゴーニュ地方のワイン生産者は、大きくわけて「ドメーヌ」と「ネゴシアン」に分類されます。
ドメーヌとは”領主”を意味し、ブドウ畑を自ら所有してブドウの栽培からワインの生産・出荷までを一貫して行う生産者のことをいいます。
ネゴシアンとは”交渉人”を意味し、ワインの原料を買い付け自社で熟成と瓶詰めをして売り出す生産者のことをいいます。
ただし現代では、ネゴシアンが自社でブドウ畑を所有したり、ドメーヌがブドウやワインを買い付け売り出すなど、一概にはいえない部分もあります。

ブルゴーニュワインの格付け

ブルゴーニュワインは、ボルドーワインのように地区ごとの格付けはありません。
非常にシンプルに「畑」によって格付けされ、全体で4つに分類されます。
詳細は、下記のとおりです。

Grand Cru（グランクリュ）

ブルゴーニュ特級畑の「グランクリュ」。
生産量が少なく品質の高い希少なワインを生産する畑で、ロマネコンティやコルトンシャルルマーニュなど、有名な銘柄が多数存在します。

Premier Cru（プルミエクリュ）

ブルゴーニュ第1級畑の「プルミエクリュ」。
グランクリュに次ぐ生産量の少なさで、品質と希少性の高いワインを生産する畑です。
ブルゴーニュきっての人気ワインであるヴォーヌロマネ、プルミエクリュなどが該当します。

Communales（コミュナル）

単一の村の畑で収穫されたブドウを使用する「コミュナル」。
ラベル表記は村名で、その村でとれた様々な畑のブドウをブレンドしてワインが作られます。
同じ村同士のブドウであれば、畑が違っていてもブレンドできるのが特徴です。
コミュナルにはシャブリや、ジュヴレ・シャンベルタンなどがあります。

Regionale（レジョナル）

ブルゴーニュ地方全域の畑が対象の「レジョナル」。
ラベル表記は地域名の「Bourgogne（ブルゴーニュ）」などと表記されます。
「地域ごと」に取れたブドウをブレンドして作られます。
レジョナルといえば、ブルゴーニュやブルゴーニュアリゴテなどが有名ですね。

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