海外旅行土産のウェッジウッドのティーセットなど、数点の食器。
- 大阪府
- 70歳代
- 女性

ウェッジウッドのティーカップ&ソーサー、その他
今回は、ウェッジウッドのティーセットをはじめ数点のお品物を買取させていただきました。 査定の時間を気にされているとのことだったので、迅速な対応を心がけました。
ご訪問前の準備
その日、バイヤー(査定士)は車を大阪府南部に走らせていました。目指す先は泉南市。和泉砂川駅からほど近いエリアへ。
午後2時前の時間帯ですでにシャッターを下ろしている商店が目立ちますが、人通りは少なくありません。 今回、査定依頼をいただいた方のお住まいは、商店街の裏に並ぶ和風住宅のうちの1軒でした。
出張買取の依頼主は、70代の奥様。
かつて仲よくしていた方からお土産でもらった食器をはじめ、いくつか不要な物を処分したいとのご依頼です。
食器は割れ物、つまり陶磁器とのこと。そのことを考慮に入れ、車をパーキングに停めたあとは持参する道具をしっかり用意します。風呂敷や梱包材を、バイヤーが愛用している運搬用のカゴにまとめていきます。
訪問・査定
さて、そうこうするうちにお約束の時間となりました。
車を降りてカゴを抱え、依頼主のお宅へ。小ぢんまりとした門がありますがインターフォンは設置されていないようなので、中へお邪魔して玄関のチャイムをプッシュします。
はーい、はいはい
ガラリと引き戸を開けて出迎えてくださったのは、今回の依頼主である奥様。ゆったりとした割烹着姿で、にこやかに迎え入れてくださいました。
あらまあ、狭いけどごめんなさいね
いえすみません、大荷物になってしまいまして
玄関の三和土に足を踏み入れると、すでに小型の段ボール箱が2個、目につくところに置いてありました。数はそれほど多くないご様子です。
ここで名刺を取り出し、自己紹介。
ご挨拶が遅れました。私、福ちゃんから参りました査定士です。本日は私が査定させていただきます
まあご丁寧にどうも。どうぞ使ってください
式台に座布団をご用意いただいているので、ありがたく使わせていただきます。
そちらが今回ご依頼をいただいたお品物ですか?
そうなの、売れるかわからないんですけどねえ
さっそく、見させていただいてもよろしいでしょうか
はい、はい。お願いします
1つ目の段ボールを開くと、今回の主役であるブランド食器が納められているのが見えます。ティーカップ&ソーサーが4組。ひとつひとつ新聞紙に丁寧に包まれています。
ひとつずつ手に取って新聞紙を取り去ってみると、いずれも白磁が美しいヨーロッパのブランド品であることが見て取れました。
さらにバイヤーの目は、新聞紙の日付が前日のものであることにもさりげなく注目。これは、査定に備えて前日に包まれた物であること、普段は包まれていなかったことを意味します。
こちらのティーカップとポットは使用感はないようですが、普段はお使いになられていたんですか?
いいえー、食器棚に飾っていたの。昔、お友達の海外旅行のお土産でもらったものなの。でもねえ、なんだかうちには合わないようだし、捨てるのは失礼でしょ?だから引き取っていただけないかと思ったの
なるほど、わかりました。こちらのティーカップと受け皿、ティーポットは買取が可能です
あら、いいものなの?
そうですね。カップとお皿のほうはイギリスのウェッジウッドというブランドのお品物です。13年くらい前にいったん製造が終了になった『オズボーン』というシリーズのものですね
ポットも?
ポットは、オーストリアのブランドですね。アウガルテンというブランドです
そうなの。いいものだったのねえ
売却するかどうか今一度お考えいただいて、あらためてお伺いすることもできますが……
いいえ、大丈夫です
なお、もうひとつの段ボールにはご飯茶碗や湯呑などが入っていましたが、こちらは残念ながら一般的な民芸品のみ。今回はウェッジウッド、アウガルテンのブランド食器のみ買取可能となりました。
というわけで、買取手続きに移ります。
身分証明書を確認させていただき、契約書を作成して現金をご用意します。署名をいただき、現金を受け渡して完了です。
この機会に、ほかに処分したい物などはありませんか?
今のところはほかにないみたい。ありがとう。また何かあったらお電話します
わかりました。今後ともよろしくお願いいたします
今回の買取とまとめ
ウェッジウッド オズボーン ティーカップ&ソーサー、アウガルテン ウィンナーローズ ティーポット
今回注目のお品物は、イギリスの食器ブランド「ウェッジウッド」のティーカップ&ソーサー4組ならびにオーストリアの食器ブランド「アウガルテン」のティーポット1個です。未使用品であり傷、汚れなどの瑕疵が見られなかったことを加味して、査定額は頑張らせていただきました。
ウェッジウッドのほうは現在廃盤となっている「オズボーン」というシリーズのお品物で、ヴィクトリア朝の王室離宮“オズボーン・ハウス”から名が取られたという逸話を持っています。色彩豊かな小花と金縁がさりげなく、しかし気品たっぷりにあしらわれた格調高いお品物でした。
一方、アウガルテンのティーポットは可愛らしいバラ柄をあしらった「ウィンナーローズ」というシリーズのお品物でした。製造されてから年数が経っているとみられましたが、いまだ輝きを失わず、美品と呼ぶにふさわしい風格を保っていました。
このたびはありがとうございました。
0120-947-295
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。