【中国古銭】『咸豊元宝』背當百 を買取いたしました
- 兵庫県
- 60歳代
- 男性

【中国古銭】『咸豊元宝』背當百
今回は兵庫県神戸市のお住まいのお客様よりご依頼があり、中国古銭の出張査定をさせていただきました。
ご依頼主は60代の男性で、もともと古銭には興味がなかったものの、些細な理由で所有することになったとのこと。そして今回、手放すことを決め福ちゃんにご依頼いただいたという経緯があるようです。
お申し込みの際に「1枚だけで申し訳ないんだけど……」と恐縮されていましたが、福ちゃんでは1点からでも買取査定いたします。今回も古銭1枚だけだからと気を抜くことなく、しっかり査定させていただきました。
査定前の手続き
季節外れの暑さに見舞われた春先の某日、福ちゃんのバイヤー(査定士)の姿は兵庫県神戸市の山の手にありました。
事前にお聞きしていた住所を頼りに向かうと、お客様本人が出迎えてくれました。
名刺をお渡しして挨拶すると、「こちらへどうぞ」とご案内していただき、応接間へ。
テーブルの上には、すでに白い布にのせられた古銭があります。
やや大ぶりの穴銭で、表に「咸豊元宝」とあるため、ひと目で中国古銭とわかるお品物です。
バイヤーは査定前の手続きとして、持参したタブレットで同意書を表示し、サインをお願いします。
お客様はしっかり読んだうえでサインをしてくださいました。
これで、福ちゃんのバイヤーは査定を開始できます。
査定
白手袋をつけ、古銭を手にしたバイヤー。
やや持ち重りのする銅貨で、表には「咸豊元宝」とあり、背面には額面を表す「當百」の文字が記号とともに刻まれています。
表の「咸豊元宝」は、中国の清朝後期の咸豊年間(1851~1861年)に発行された硬貨であることを意味します。
これは今から150年以上前に使われていた中国の硬貨ですね
そうなんですね、古いものだとは思っていましたが。いや、私はあんまりこういうものに詳しくないんですよ
ご自身で購入されたものではないんですか?
数年前、知り合いにちょっとしたお金を用立てたとき、『現金で返すのが難しいからこれで返す』と渡されたのがこれだったんです。もともと貸したお金は大した額ではなかったので返さなくてもいいと言ったのですが、『渡さなければ気が済まない』と。義理堅い男でね、少し前に亡くなってしまったのですが
そうだったのですね
機会があれば返そうと思っていたのですが、亡くなってしまったので……それに私はこういう古いものを集めたり鑑賞したりする趣味がないので、持っていても仕方がないと
それで、このたびはお声がけをいただいたのですね
そのような会話を交わしつつ、バイヤーはじっくりと古銭を見ていきます。
フチの部分に1か所、わりと大きく欠けているところがありましたが、それ以外にはとくに大きな瑕疵は見られず、状態はおおむね良好です。
欠けている部分も昨日今日そうなったというわけではなく、おそらく昔から欠けていたのだろうと思われます。
価値としてはどうなんでしょう……私からすれば古いお金としか思われないのですが……
たしかに高額貨幣というわけではないのですが、歴史的な価値はありますし、コレクターの方からの需要もあると思います
というわけで、バイヤーは具体的な買取額の算出に移ります。
古銭の状態や中古市場における価値などを勘案し、最終的な金額を出して提示しました。
こちらの金額でいかがでしょうか
これは……ちょうど例の知り合いに貸した額と同じくらいですね。彼は価値を正しく知っていたのですね
そうでしたか
じゃあ、この金額でお願いします
買取の手続き
承諾をいただいたので、買取の手続きに入ります。
バイヤーはご依頼主の身分証を確認し、契約書と明細書を作成。
契約書に目を通し、サインをしていただいている間に現金を用意します。
サイン後に現金をお渡しし、クーリングオフの案内をして手続きは完了です。
今回の買取のまとめ
『咸豊元宝』背當百
今回お買取させていただいたのは、中国の清時代に使用されていた銅貨「咸豊元宝」です。
フチに一部欠けているところがあるのはやや残念な点でしたが、それ以外は、刻印された文字もくっきりとしており、良好な状態であると判断できました。
希少性の高さも加味し、高価買取が実現いたしました。
このたびは福ちゃんをご利用いただき、ありがとうございました。
0120-947-295
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。