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ワイルドターキーは、オースティン・ニコルズ社が製造するバーボン・ウィスキーの銘柄で、七面鳥のラベルが特徴的です。オースティン・ニコルズ社の設立は1855年ですが、その当時はコーヒーや紅茶、酒類の卸売販売が中心で、ウィスキーの製造にはまだ携わってはいませんでした。それからしばらくして、蒸留所を建築した事をきっかけにウィスキーの製造が始まりました。

この蒸留所で製造されたバーボンが、後の「ワイルドターキー」と呼ばれる存在になります。そのきっかけは1940年に遡りますが、当時のオースティン・ニコルズの社長であった「トーマス・マッカーシー」が、自慢の101プルーフ(アルコール度数50.5%)のバーボンを、七面鳥のハンティング仲間にふるまったことです。これがとても好評で、仲間の一人が七面鳥にちなんで「ワイルドターキー」と名付けたことが、このウィスキーの名前の由来です。アルコール度数が40度のスタンダードもあり、日本国内においても知名度と人気の高いバーボンウィスキーですね。しかしワイルドターキーの定番と言えば、アルコール度数50.5%の「8年」or「12年」が代表的で、深いコクと豊かな強い味わいが世界中で高い人気を誇ります。ワイルドターキーの種類は他に、「レア・ブリード」「トリビュート15年」「ケンタッキースピリット」「マスターディスティラーセレクション14年」などがあります。