懐中時計とは、その名が示すとおり、ポケットや懐(ふところ)に入れて携帯する小型時計の総称です。16世紀の誕生から、腕時計が普及する20世紀初頭まで。懐中時計は長きにわたり、紳士の必需品でした。実用品であると同時に、ステータスシンボルとしても親しまれてきたのです。
懐中時計の魅力は、外装の工芸美と内部の機械美にあります。18金(K18)やプラチナのケースに、精緻なエナメル装飾が施されたその姿は、まさに美術品そのものです。なかでも、ミニッツリピーターなどの「複雑機構(コンプリケーション)」を内部に秘めたモデルは、非常に高い希少性を誇ります。
パテック・フィリップなど、名門アンティークや米国の鉄道時計は、今なお極めて高い資産価値を誇ります。世界中のコレクターの間で活発に取引される、憧れのコレクションです。



リュージュのからくりオルゴール付き懐中時計をお買取りしました。精巧な機構と美しい音色が魅力で、状態も良好なため高く評価させていただきました。