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「イチローズモルト」は、埼玉県秩父市に蒸留所を持つ「株式会社 ベンチャーウイスキー」がオーナーの、世界から高い評価を集めているジャパニーズウイスキーです。
同社の創業者であり、「イチローズモルト」の生みの親でもある、「肥土伊知郎(あくといちろう)」氏の名前を冠したウイスキーとしても知られています。
蒸留所の設立は2007年と歴史は長くありませんが、創業者「肥土伊知郎」氏のウイスキーに対する熱意や想いがたくさん詰まった、日本を代表するウイスキーのひとつです。
肥土氏の実家は元々、酒造を古くから営む一家だったものの、父親の代で経営が悪化。民事再生法を申請して実質倒産の状態にまで追い込まれていました。当時、サントリーに勤めていた肥土氏でしたが、我が子のように大切な実家のウイスキーを守るために独立を決意。
イチローズモルトの成功には欠かせない「笹の川酒造」をはじめ、多くの人から協力や支援を得て「秩父蒸溜所」を立ち上げました。 以後、常にいいものを追求し細部にまでこだわって作られ続けているウイスキーが、世界中に愛好家を持つ「イチローズモルト」です。

ウイスキーの製造免許取得後、2008年より秩父蒸溜所での蒸留が開始された、「イチローズモルト」。 カードシリーズの「キング オブ ダイヤモンズ」が、イギリスのウイスキーマガジンで最高得点の「ゴールドアワード」に2007年より5年連続選出。
秩父蒸留所で蒸留した初のモルトウイスキー、「イチローズモルト 秩父 ザ・ファースト」が、2012年に「ジャパニーズウイスキー･オブ･ザ･イヤー」を受賞しました。
さらに、「イチローズモルト秩父ウイスキー祭2017」が、イギリスのウイスキーマガジン主催の「ウイスキーマガジンアワード2017」で、「シングルカスクシングルモルトウイスキー部門」で世界一に選ばれるなど、他のウイスキーに比べその歴史は短いものの、これまでに輝かしい実績を誇っています。
「イチローズモルト」の種類は他に、「イチローズモルト ホワイトラベル」「イチローズモルト ミズナラウッドリザーブ」「イチローズモルト ワインウッドリザーブ」「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」「イチローズモルト ワールドブレンデッドウイスキー リミテッドエディション」「イチローズモルト カードシリーズ」など、数え切れないほど多くのラインナップが存在します。