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  • 2025.11.16

毛皮を持ち込んで売る方法とは?店頭買取の流れ・注意点・高く売るコツを解説

クローゼットに眠っている毛皮をどう処分しようか悩んでいませんか。毛皮を手放すなら、信頼できる買取業者の持ち込み買取サービスの利用がおすすめです。

持ち込み買取は店舗で査定を受けられるため、できるだけ早く現金化したい方に向いています。高価買取につなげるには、毛皮の価値を決めるポイントや査定前の準備を確認することが大切です。

この記事では、毛皮の持ち込み買取の流れや宅配・出張買取との違い、持ち込み前にできる準備を解説します。

【記事のポイント】

  • ✅毛皮の価値は種類やブランド、保存状態で大きく変動します
  • ✅付属品を揃え、無理な手入れを避けるのが準備のコツです
  • ✅福ちゃんの専門家が無料で丁寧に査定。安心してご相談ください

持ち込み前にチェック!あなたの毛皮は高く売れる?価値が決まる3大要素

お手持ちの毛皮を持ち込み買取に出す前に、まずは毛皮の価値がどのように決まるのかを確認しましょう。査定時に見られるのは、主に毛皮の種類やブランド、保存状態の3つです。

あらかじめ評価のポイントを押さえておくことで、提示された査定額が妥当かどうかを見極めやすくなります。ここでは、毛皮の価値を決める3つの主要な要素を詳しく紹介します。

①毛皮の種類:セーブル、チンチラ、リンクスは高額査定のチャンス

セーブルやチンチラ、リンクスなどの高級毛皮は、査定額が高くなる可能性があります。

セーブルはイタチの仲間の黒テンの毛皮で、滑らかな手触りと指通りの良さが特徴です。買取価格は~50万円程度と高く、中でもロシアンセーブルと呼ばれる毛皮は希少価値が高く、査定時に高く評価される傾向があります。

チンチラの毛皮は、柔らかな毛並みから毛皮の女王と呼ばれています。買取価格は、状態が良いものであれば~15万円程度が相場です。

北米やロシアなどに生息しているオオヤマネコの毛皮「リンクス」も、高い耐久性と滑らかな肌触りから高価買取が期待できます。

上記の3つと比べて買取相場が下がりやすいですが、保温性に優れたミンクや毛色が美しいフォックスも、高級毛皮として高く評価される可能性があります。

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②ブランド:FENDIやSAGA FURSなど有名ブランドは価値が高い

毛皮の買取価格は、ブランドによっても左右します。高額査定が期待できるのは、FENDI(フェンディ)やSAGA FURS(サガファーズ)、EMBA(エンバ)、CHANEL(シャネル)など、毛皮の品質やデザイン性で知られるブランドです。

これらのブランドが手がける毛皮製品は世界的に需要が高く、状態が良ければ高値で買い取ってもらえる可能性があります。

例えば、FENDIのムートンコートは未使用品であれば6万円程度、中古品なら3万5,000円程度が買取相場です。

また、AMERICAN LEGEND(アメリカン・レジェンド)やSAGA FURS、KOPENHAGEN FUR(コペンハーゲンファー)などの有名な毛皮の生産者団のラベルが付いたものも高額査定が期待できます。AMERICANLEGENDのブラックグラマは、世界的に評価の高いミンク毛皮の一つです。

③状態:毛の抜け、日焼け、臭いは査定額に影響

買取店で毛皮を査定する際は、種類やブランドの他、その状態も確認します。査定基準は買取店によって異なりますが、以下のような状態では査定額が下がる可能性があるため注意しましょう。

  • 経年劣化による毛の抜け
  • 日焼け
  • 変色
  • 臭い
  • 湿気によるカビの発生
  • ひどい汚れ

特に引っ張ったときに毛が抜ける場合、劣化が進行していると判断され、査定額が大きく下がるケースがあります。日焼けや変色が見られる毛皮も、見た目の印象を損ねるため、再販が難しく高値が付きにくい傾向です。強い臭いが残っている毛皮も同様で、市場での需要が低下する要因となります。

査定に出す際は、毛皮の状態の悪化を防ぐために、不織布カバーに収納して風通しの良い場所に保管することが大切です。

毛皮の持ち込み買取|店舗での流れを3ステップで解説

毛皮を買取店に持ち込む場合、どのような流れで査定から現金化まで進むのかを確認しておきましょう。

買取店によって細かな流れは異なりますが、基本的なステップは共通しています。具体的には、買取店を選んで持ち物を準備し、店頭で査定を受けた後に買取金額が提示される流れです。

ここでは、店舗買取の一般的な流れを3つのステップに分けて解説します。

ステップ1:お店探しと予約の確認

まずは、毛皮を持ち込む買取店を探し、来店予約が必要かどうかを確認します。

お店を選ぶ際は、毛皮の知識が豊富な査定士が在籍しているかどうかを確認しましょう。毛皮の価値は、種類やブランド、状態などによって異なります。これらを正しく査定できない場合、本来の相場よりも低い金額で買い取られてしまう可能性があります。Webサイトで買取実績を確認し、毛皮を専門に取り扱っているか、信頼できる査定士がいるかどうかを確認しましょう。

買取実績を見る際は、ご自分が所有している毛皮が過去にどの程度の価格で取引されているかを確認するのがポイントです。

基本的に来店予約なしで持ち込めるケースが多いですが、中には完全予約制の店舗もあるため、Webサイトや電話で確認しておきましょう。

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ステップ2:持ち込むものの準備(毛皮本体・付属品・身分証明書)

買取店を選び、必要に応じて来店予約を済ませたら、査定に必要なものを揃えましょう。

基本的に持ち込むのは、以下の3つです。

  • 毛皮本体
  • 付属品(あれば)
  • 身分証明書

毛皮本体は、店舗に向かう途中で傷や汚れが付かないよう、カバーに入れて持ち運びましょう。

付属品は、可能な限り揃えて持って行くことをおすすめします。ギャランティカードやタグ、購入時の箱などの付属品が揃っていると、毛皮の品質や価値を正しく評価しやすく、高価買取につながる可能性があります。

また、買取時には本人確認のための身分証明書が必要です。運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などの提示が求められるため、忘れずに持参しましょう。利用できる本人確認書類は、買取店に確認しましょう。

ステップ3:店舗で査定から現金化まで

店舗に到着したら、担当者に毛皮を渡し、査定を受けましょう。査定士が毛皮の種類やブランド、状態などを丁寧に確認し、相場や市場の需要を踏まえて買取金額を提示します。査定時間は品物の数や混雑状況にもよりますが、15分~30分が目安です。

査定額に納得できる場合は、その場で買取契約を結び、指定の用紙に氏名や住所などの必要事項を記入します。その後は本人確認を行い、手続きが完了すると買取金額が現金で支払われる流れです。

「期待していた査定額ではなかった」と感じた場合は、契約を締結せずにキャンセルしても構いません。毛皮の価値は買取店によって評価が変わるため、複数の店舗の見積もりを比較することが重要です。

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持ち込み買取は本当におすすめ?他の方法とのメリット・デメリット比較

毛皮の買取方法は、店舗への持ち込み以外にも出張買取や宅配買取などがあります。持ち込みはその場で査定から支払いまで完結できる点が魅力ですが、中には「店舗まで行く時間がない」と不便さを感じる人もいるでしょう。

ここでは、3つの買取方法それぞれのメリットとデメリットを比較し、どのような人に向いているのかを解説します。

持ち込み買取:すぐに現金化したい人向け

持ち込み買取は、毛皮をできるだけ早く現金化したい方に適した方法です。店舗に直接足を運び、その場で査定から支払いまで完了するため、スピーディーに取引できます。

査定士と対面でやり取りできるため、気になる点や疑問点を質問でき、査定内容に納得した上で売却するかどうかをその場で判断できます。

また、予約不要な店舗なら、好きなタイミングで店舗に足を運べば査定が可能です。そのため、時間に余裕がない方や急いで売りたい方にも適した買取方法です。

一方、近くに店舗がない方は、足を運ぶのが大変だと感じる可能性があります。毛皮以外に、骨董品や着物などを持ち込む場合、移動中の負担が大きくなる点にも注意しましょう。

出張買取:量が多い・持ち運びが大変な人向け

毛皮以外のものも査定してもらいたい方、移動が大変だと感じる方は、出張買取を検討してみてください。

持ち込み買取は自ら店舗に足を運ぶため、遠方に住んでいる場合に不便さを感じるときがあります。出張買取なら自宅に査定士が訪問してその場で査定してくれるため、移動の手間を省いてスムーズに取引できます。持ち運びにくい毛皮コートや複数の品物をまとめて売りたい方にもおすすめの方法です。

ただし、悪質な業者に依頼してしまうと、契約を強引に迫られる可能性があります。そのため、事前に買取店の信頼性をしっかり確認することが大切です。

また、他人を自宅に招くことに抵抗がある場合は、持ち込み買取や宅配買取を選んだ方がよいでしょう。

宅配買取:非対面で完結させたい人向け

宅配買取は、非対面で査定から現金化まで完結させたい方に向いています。申し込み後、買取店から送られてくる宅配キットに毛皮を梱包し、配送業者に集荷してもらうだけで査定が可能です。査定結果は電話やメールで通知され、金額に納得すれば指定口座に振り込まれる流れです。

宅配キットは業者負担であるケースが多いため、コストをかけずに好きなタイミングで手続きを進められます。忙しくて店舗に行く時間がない方や、対面でのやり取りが苦手な方に向いている方法です。

ただし、対面での査定より現金化まで時間がかかる傾向があります。査定額に納得できず、返送を依頼する場合は、別途返送料が発生する可能性があります。宅配買取を選ぶ際は、事前にキャンセル時の対応を確認しておきましょう。

査定額を最大化する!持ち込み前にできる4つの準備

毛皮を少しでも高く売るためには、持ち込む前の準備が重要です。どれだけ高級な毛皮でも、状態が悪かったり付属品が欠けていたりすると、査定額が下がってしまう可能性があります。

ここでは、毛皮の査定額を引き上げるために実践したい4つの準備ポイントを紹介します。小さな工夫でも買取価格に差が出るため、ぜひチェックしておきましょう。

①簡単な手入れで見た目を整える

査定前に毛皮を軽く手入れして、見た目を整えておきましょう。毛並みが乱れていたり、ほこりが付着していたりすると状態が劣化していると判断され、査定額が下がる可能性があるためです。

具体的な方法としては、毛皮を軽く叩いてほこりを落としましょう。毛に汚れが付着している場合、ぬるま湯でタオルを湿らせ、毛の流れに沿って優しく拭き取ります。仕上げにくしで毛並みを整えると、見た目の印象が上がります。

手入れした毛皮は、肩幅の広いハンガーにかけて形を保ちながら、風通しの良い日陰で自然乾燥させましょう。

また、自己流で手入れすると、かえって状態が悪化する可能性があります。汚れや臭いなどがひどい場合は、クリーニング専門店に出すとよいでしょう。

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②ポケットの中身を確認する

毛皮のコートやジャケットを査定してもらう場合、ポケットの中身を確認しておきましょう。

毛皮製品を長く愛用していた場合、レシートやハンカチ、ボタンなどが入れたままになっていることがあります。これらが残ったままだと、査定時に「十分に手入れされていない」と受け取られ、印象を損ねてしまう可能性があります。そのため、査定前にポケットが空になっているかどうかを確認しましょう。

ポケットがきちんと整理されていることは、毛皮が丁寧に扱われてきた証拠としてプラスに受け取られる場合があります。小さな心掛けですが、お手持ちの毛皮の価値を左右する要素になるため、持ち込む前に一度チェックしておきましょう。

③付属品(保証書、残布、カバーなど)を揃える

査定に出す際は、毛皮本体だけでなく付属品も揃えて持って行きましょう。保証書やギャランティカード、ブランドタグなどの付属品が揃っていると、毛皮製品が正規品であると証明でき、査定額アップにつながる可能性があるためです。

特にFENDIなどの高級ブランドの毛皮は、付属品の有無が査定額に大きく影響します。スペアボタンや購入時の箱、保存袋も付属品として判断されるため、保管している方は持参しましょう。

なお、付属品がなくても査定を受けることは可能です。ただし、付属品が揃っている場合と比べると、査定額がやや下がる傾向があります。まずは査定を依頼し、毛皮の価値を確かめましょう。

④ネーム刺繍は取らない

毛皮にネーム刺繍が入っている場合でも、無理に取る必要はありません。多くの買取店では、ネーム入りの毛皮製品でも査定の対象として受け付けています。

無理に取ろうとすると、生地を傷めたり、縫い跡が残ったりと状態が悪化する可能性があります。まずは査定を受けてみて、どのくらいの価値になるのかをチェックしましょう。

ネーム刺繍があっても査定額にそこまで大きく響きませんが、買取店によって評価基準が異なるため、まずは査定を依頼してみましょう。

なお、中にはネーム刺繍が入った製品の買取を受け付けていない場合があります。事前に受け取り可否を確認し、対応している店舗を選ぶことが大切です。

準備を整えて、納得のいく持ち込み買取を

セーブルやチンチラ、リンクスなどの高級毛皮は高価買取が期待できますが、状態によっては査定額が下がるケースもあります。そのため、査定前に軽い手入れをしたり付属品を揃えたりと、高価買取につなげるための工夫を試みるのが大切です。

持ち込み買取の他にも、自宅にいながら売却が完了する出張買取・宅配買取も選択できます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、生活スタイルに合わせてベストな方法を選びましょう。

毛皮買取店をお探しの方は、毛皮の買取実績が豊富な福ちゃんにご相談ください。経験豊富な査定士が、毛皮の状態やブランドから価値を正しく評価いたします。まずはお気軽に無料査定にお申し込みください。