古紙幣・旧紙幣の価値を解説!高価買取が期待できる種類一覧!あの100円にも注目

「古紙幣を持っているけどまだ価値ある?」
「古紙幣って高額買取してもらえるの?」


という方のために古紙幣の価値に関する情報をまとめました。

古紙幣の基本情報や注目されている種類の相場、高額買取のポイントなどを紹介しています。
古紙幣への魅力が深まる豆知識やおすすめの買取業者もぜひご覧ください。

古紙幣の特徴と歴史

古紙幣の特徴と歴史

まずは、古紙幣の特徴と歴史を紹介します。

「古紙幣」とは何なのか、発行に至った歴史的背景を知って、古紙幣の価値を理解しましょう。

古紙幣って何?

古紙幣とは、その名の通り昔発行された古い紙幣のことです。

紙幣が発行される前は、貨幣には銭や小判、大判が使用されていました。

明治時代以前はまだまだ物々交換も主流でしたが、人口の増加や生活の変化によって物の売買が多くなり、貨幣の需要が増したと言われています。

それに伴い、硬貨を作る素材が不足したことで作られたのが紙幣です。

金属よりも安い原料で発行でき、金属よりも持ち運びしやすい貨幣として、紙幣が流通するようになったとされています。

古紙幣と旧紙幣の違い

  • ✔︎ 古紙幣:発行終了し現在は貨幣として価値がない
  • ✔︎ 旧紙幣:発行終了したが現在も貨幣として価値がある

古紙幣と旧紙幣は、発行終了している紙幣であることは同じですが、現在、貨幣として価値があるかどうかが大きな違いです。

現在は貨幣としての価値がないものを古紙幣と呼び、現在も貨幣としての価値があるものを旧紙幣といいます。

明治22年発行開始となった武内宿禰が印刷されている「改造1円券」や、明治18年発行開始となった「日本銀行兌換券旧1円券(旧兌換銀行券1円)」などは、現在も1円としての価値が認められている旧紙幣です。

日本銀行兌換券旧1円券について詳しくはこちら↓
日本銀行兌換券旧1円(旧兌換銀行券1円)の価値や買取相場など紹介

古紙幣の歴史

全国共通紙幣が初めて公に発行されたのは明治時代で、初の政府公認紙幣として「太政官札」が作られたとされています。

その後、歴史の変化とともにさまざまな古紙幣が作られ、種類によって違う役割を担っていました。

世界各国が金の価値で紙幣の価値をはかる金本位制を採用し始めると、日本もそれに追随し、金と同等の価値を保有して金との交換が保証された紙幣を発行しています。

しかし、金が不足してしまったために銀と同等の価値を保証する紙幣を新しく発行したり、金や銀とは交換できず貨幣としてしか使用できない紙幣を発行したり、明治から大正にかけては紙幣の価値が目まぐるしく変化する時代でした。

昭和初期には現行の管理通貨制に移行し、発行量を中核の金融機関が調整・管理するようになってから貨幣はようやく安定して流通し始めます。

注目の古紙幣・旧紙幣一覧|種類や価値を紹介

注目の古紙幣・旧紙幣一覧|種類や価値を紹介

  • ✔︎ 明治通宝
  • ✔︎ 旧国立銀行券
  • ✔︎ 新国立銀行券
  • ✔︎ 改造紙幣
  • ✔︎ 日本銀行兌換銀券(旧兌換銀行券)
  • ✔︎ 改造兌換銀行券
  • ✔︎ 甲号・乙号兌換銀行券
  • ✔︎ 大正兌換銀行券

日本の歴史上ではさまざまな古紙幣が発行され、現存しているものもたくさんあります。

そのなかでも、コレクターにも需要がある注目の8種類を紹介します。

どの古紙幣も歴史的価値が高く、高額買取が期待できるので、ぜひチェックしてみてください。

明治通宝

明治通宝

明治通宝は、明治時代初期に政府が発行された紙幣です。

当時の日本は印刷技術がなかったため、ドイツで印刷が行われたことから「ゲルマン札」と呼ばれることがあります。

明治通宝が発行される前は太政官札が政府発行の紙幣として作られていましたが、そのほかにも民間や藩などから発行されたさまざまな紙幣があったため、統制が取られていない混乱した状態でした。

偽造貨幣も大量にあったことから、貨幣の安定した流通をはかるために貨幣制度を新しくして「円」を導入し、明治通宝への発行へと至ったのです。

明治通宝は100円・50円・10円・5円・2円・1円・半円・20銭・10銭の9種類が発行され、デザインは同じですが額面ごとに色分けされています。

100円と50円は取引事例がないほど希少価値が高く、あまりに価値が高いことから査定額がつかない可能性もあるでしょう。

その他の額面も数千円から数万円の査定額が期待できる代物です。

明治通宝について詳しくはこちら↓
明治通宝の買取価格一覧!全種類の特徴や価値、偽物の見分け方等

旧国立銀行券

旧国立銀行券

旧国立銀行券は、日本が金本位制を確立するために発行された紙幣で、金との交換が保証された最初の兌換紙幣です。

国立銀行条例によって民間で国立銀行を設立し、政府公認の元、民間が発行していました。

日本で作成した図案をアメリカに送り、アメリカで印刷されていたので「アメリカ札」と呼ばれています。

当時のアメリカで流通していたドル紙幣を参考にしたため、ドル紙幣と似たデザインで作られました。

20円・10円・5円・2円・1円が発行され、どの種類も古紙幣として高い価値が認められており、20円や10円は未使用品の美品であれば数千万円することもあるでしょう。

旧国立銀行券について詳しくはこちら↓
旧国立銀行券は買取可能?種類別の価値や相場を解説

新国立銀行券

新国立銀行券1円札

新国立銀行券は、国内で彫刻やデザイン等を一貫して行った初の近代紙幣です。

日本が保有する金が少なくなり、金との交換が保証された兌換紙幣である旧国立銀行の発行が難しくなったため、金とは交換できず貨幣としてしか使用できない不換紙幣の新国立銀行券が作られました。

5円と1円の2種類が発行され、それぞれそのデザインから「鍛冶屋5円」「水平1円」と呼ばれています。

いずれも状態が良好で未使用であれば、100万円前後の高額査定が期待できる種類です。

新国立銀行券について詳しくはこちら↓
新国立銀行券は買取可能?全2種類のデザインや相場・価値について

改造紙幣

改造紙幣

改造紙幣は、明治通宝の代わりに政府が発行した紙幣です。

明治通宝は全額面同じデザインだったために偽造紙幣が大量に出回っていました。

また、ドイツで作られたために素材が日本の気候向きではなく、損傷しやすいことも問題となっており、それらを改善するために偽造紙幣を発行したと言われています。

10円・5円・1円・50銭・20銭が発行され、10円・5円・1円には神功皇后が描かれています。

日本で初めての肖像画付き紙幣としても注目されているため、10円・5円・1円は額面をはるかに超える数万円から数十万円の買取価格が期待できるでしょう。

50銭・20銭も数千円から数万円の取引となるケースが多いので、古紙幣に強い買取業者に持って行ってみてください。

改造紙幣について詳しくはこちら↓↓
改造紙幣の買取価値や相場を調査!種類や神功皇后が描かれた理由も

日本銀行兌換銀券(旧兌換銀行券)

日本銀行兌換銀券(旧兌換銀行券)

明治時代初期に日本の中央銀行として紙幣を一括管理するため、日本銀行が設立されました。

日本銀行兌換銀券は、日本銀行が初めて発行した紙幣です。

当時、金本位制をとりたかった日本ですが、金が不足したため苦肉の策として銀本位制をとっていました。

そのため、銀と同等の価値や交換が保証された兌換紙幣として日本銀行兌換銀券が作られたのです。

100円・10円・5円・1円の4種類が発行され、どれも大黒天が印刷されていたので「大黒札」「大黒」と呼ばれています。

どの額面も価値が高く、特に100円や10円は数千万円や数百万円の査定額がつくこともあります。

5円や1円も数万円から数十万円と、額面とは似つかない高額査定がつくかもしれません。

日本銀行兌換銀券について詳しくはこちら↓
日本銀行兌換銀券(旧兌換銀行券)の買取相場や種類を解説!高額査定のポイントも

改造兌換銀行券

改造兌換銀行券

改造兌換銀行券は、日本銀行兌換銀券の改良版として発行されました。

日本銀行兌換銀券は紙幣を頑丈にするためにコンニャク粉が使用されており、虫や鼠に齧られることがよくあったことを受けての発行です。

額面は日本銀行兌換銀券と同じで、100円・10円・5円・1円が作られました。

それぞれ違う人物の肖像画が描かれており、大化の改新の中心人物である藤原鎌足が印刷されている100円札は「めがね100円」「めがね鎌足」と呼ばれ、希少価値が高い古紙幣です。

今のところ取引事例はなく、もし現存すれば数千万円の価値がつくのではないかと言われています。

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改造兌換銀行券の買取|価値や種類、通称名など解説

甲号・乙号兌換銀行券

甲号・乙号兌換銀行券

甲号兌換銀行券は日清戦争が終わった後に発行された紙幣です。

日清戦争に勝利した日本は経済が潤い、再度金本位制の確立に成功しました。

その際、金と交換可能な紙幣として100円・10円・5円の甲号兌換銀行券が作られました。

状態にもよりますが、美品であれば数万円から数十万円することもあります。

100円に関しては、ものによって100万円を超えることもあるでしょう。

乙号兌換銀行券は、甲号兌換銀行券の偽札を作られないように改良した紙幣です。

当時は写真技術が向上し、容易に偽札を作れるようになっていたため、透かし技術を取り入れて偽造されにくい特別なインクを使った乙号兌換銀行券が発行されました。

乙号兌換銀行は5円だけが発行され、美品だと数十万円の価値がつく可能性があります。

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甲号・乙号兌換銀行券は買取可能?種類別の価値やその他兌換紙幣

大正兌換銀行券

大正兌換銀行券

大正兌換銀行券は、大正初期に作られた兌換紙幣です。

時代は第一次世界大戦の時期で、武器等、日本製のさまざまなものが売買されるようになり、紙幣も増刷する必要があったため、大正兌換銀行券が発行されました。

金や銀と交換が保証されている兌換紙幣として発行されましたが、第一次世界大戦の影響で金本位制を一時停止していたので、大正兌換銀行券は兌換性がなかったと言われています。

額面は20円・10円・5円・1円で、買取相場は美品だと数千円から数十万円となるでしょう。

日本銀行が発行する紙幣で初めて「2」がつく額面が、大正兌換銀行券20円札とされています。

大正兌換銀行券について詳しくはこちら↓
大正兌換銀行券の買取価値は?|1円は現行札!どう手放すのがいい?

⚠︎CAUTION!
紹介している買取相場はあくまでも 目安 です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は古銭買取業者にご確認ください。

古紙幣の高価買取ポイントって?

古紙幣の高価買取ポイントって?

  • ✔︎ 希少性があること
  • ✔︎ 状態が良好であること
  • ✔︎ 古紙幣や旧紙幣に精通した買取業者に買い取ってもらうこと

古紙幣は種類によって買い取ってもらえることがあります。

状態が良ければ高額査定も期待できますが、どういったものが評価されやすいのでしょうか。

高価買取のポイントを3つ紹介します。

希少性があること

現存数が少ない珍しい古紙幣は、並品でも高額査定されやすいでしょう。

古紙幣は希少価値が高ければ高いほど査定額が向上する傾向にあります。

ただ、希少性がある古紙幣でも、それを評価できる人物でなければ高価買取はしてもらえません。

状態が良好であること

破損があまりない、色褪せが少ないなど、良い状態で現存している古紙幣は高価買取の対象となり得ます。

使用した形跡がない未使用品は、査定額が跳ね上がることもあるでしょう。

触ったり日に当たったりなどすると、古紙幣はどんどん劣化するため、保管方法に気をつけたり、状態が良好なうちに買取に出したりするのがおすすめです。

古紙幣に精通した買取業者に買い取ってもらうこと

古紙幣は、歴史的価値や状態を適正に評価できるプロの査定士しか正しい値をつけられません。

安易にフリマアプリやネットオークションに出してしまうと、相場以下の価格がついたりトラブルの元となったりすることもあります。

買取業者を厳選し、古紙幣に精通した査定士がいる買取業者に持っていくのが一番です。

プレミアがつく古紙幣・旧紙幣の特徴

プレミアがつく古紙幣・旧紙幣の特徴

  • ✔︎ 帯付き
  • ✔︎ エラー紙幣
  • ✔︎ 記番号がゾロ目やキリ番等

古紙幣や旧紙幣のなかには、相場以上のプレミア価値がつく特徴を持っているものがあります。

代表的なものとして、「帯付き」「エラー紙幣」「記番号がゾロ目やキリ番等」について解説します。

帯付き

帯付き

紙幣は100枚ごとに帯がついています。

帯付きの古紙幣や旧紙幣は希少価値が高いため、プレミア価格となるでしょう。

帯付きの古い紙幣を持っている場合は、そのままの状態で買取業者に持っていきましょう。

エラー紙幣

エラー紙幣

印刷がズレている、紙幣が正しく裁断されていない等、製造過程でミスが発生したものをエラー紙幣と呼びます。

エラー紙幣は通常通り印刷されたものよりも高額になる可能性があり、相場の数倍になることも期待できるでしょう。

記番号がゾロ目やキリ番

紙幣には番号が割り振られており、記番号と呼ばれます。

記番号が「000001」同じ数字が連続しているようなゾロ目、キリ番などになっているとプレミアがつくでしょう。

古紙幣豆知識!これであなたもにわか古紙幣ファン

古紙幣豆知識!これであなたもにわか古紙幣ファン

  • ✔︎ 日本最古の古紙幣
  • ✔︎ 日本で一番大きな古紙幣
  • ✔︎ 肖像画が使用される理由

ここで、古紙幣に関する豆知識をいくつか紹介します。

現行貨幣制度の礎となった古紙幣の魅力がわかり、さらに興味がわくかもしれません。

日本最古の古紙幣

日本最古の古紙幣は「山田羽書」とされています。

政府発行の紙幣ではなく、1600年ごろに伊勢商人の間で流通した地域紙幣です。

約250年に渡って神都伊勢周辺で使われていたと言われています。

日本で一番大きな古紙幣

日本で一番大きな古紙幣は、「改造100円券」とも呼ばれる改造兌換銀行券の100円札です。

サイズは縦130mm横210mmで、今の一万円札が縦76mm横160mmであることを考えると、規格外とも言える大きさだったことがわかります。

肖像画が使用される理由

古紙幣に限らず肖像画が使用されるのが一般的となっていますが、その理由は偽造防止にあります。

人は顔を見分けることに長けているため、偽札のちょっとした違和感に気づくことができ、偽造防止に繋がると考えられています。

また、肖像画に採用された人物の功績を讃える意味もあります。

福ちゃんなら古紙幣の価値を見極めます

福ちゃんなら古紙幣の価値を見極めます

日本にはまだ現存している価値の高い古紙幣がたくさんあります。

高価買取してもらうためには、買取業者の選定が重要となってくるでしょう。

福ちゃんには、古紙幣に精通したプロの査定士が在籍しています。

細部まで丁寧に査定し、価値や状態を見極めて査定額を算出する自信があります。

古紙幣買取をお考えの際は、福ちゃんにご相談ください。

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