【中国切手】工業機械切手を買取いたしました|【買取福ちゃん】 FUKUCHAN

査定士の買取レポート

2021/11/25

【中国切手】工業機械切手を買取いたしました

  • 大阪府
  • 70歳代
  • 男性
【中国切手】工業機械切手を買取いたしました

中国切手4種類(1973年発行「革17 工業機械」田型)

今回お買取品は1973年に発行された中国切手です。当時中国では「文化大革命」と呼ばれる政治運動が行われていました。社会主義文化をつくり上げることを目的としている運動でしたが、実際の国民の生活は大変厳しく管理されていたといわれています。日本で流行していた「切手収集」も当時の中国では禁止。海外への輸出も禁止されていたことから現存する中国切手は少なく、希少価値は年々上がっています。

今回の「工業機械」切手は、まさに文化大革命の頃のもの。4種類がセットになっているとすれば、高価買取の可能性は高まります。お問い合わせの段階では「現在の価値を知りたい」「値段を聞いて検討したい」ということだったので、丁寧な説明を心がけ査定をさせていただきました。

ご訪問前の準備

この日バイヤーが車を走らせていたのは大阪市の住宅街です。繁華街が近い場所でありながらも緑が多く、大きな門構えの住宅もちらほら。歴史ある落ち着いた佇まいを感じられます。

時刻は午前11時前。この日は天候にも恵まれ、近くの公園では幼稚園に通うお子さんを送り出した奥様方が談笑する声が聞こえていました。

バイヤーは依頼人のご自宅を確認したあと、近くのパーキングに車を停めました。

今回の依頼主は70代の男性です。

趣味で集めていた切手を整理したいとのことでご連絡をいただきました。

中国切手は現在大変高値で取引されている人気商品。発行された年代、発行部数によって買取額が多きく変動します。

また、中には「依頼品が偽物だった」ということも。

そういった偽物を見抜くためにも、バイヤーは常に正しい情報、最新の情報を頭に入れています。

今回も文化大革命の頃に発行された切手を一通り再確認し、査定に備えます。

また、査定に必要な白い手袋、ルーペ、契約書の作成に必要なタブレットなどを運搬用のカゴに詰めます。

こうしているうちに、依頼主とのお約束の時間が近づいてきました。

訪問・査定

お約束の時間になり、依頼主のご自宅に到着しました。

しっかり整えられた松の木が大変立派なお宅です。

また門には防犯カメラが設置されており、セキュリティ対策をしっかりされているように見受けられました。

インターホンを鳴らすと、依頼主らしき男性が出迎えてくれました。

こんにちは。福ちゃんから参りました。本日はよろしくお願いします

ようこそ、どうぞ

簡単な挨拶をして、玄関に。ここで改めてご挨拶を行います。

改めてご挨拶させていただきます。私、福ちゃんから参りました査定士です。本日の査定を担当させていただきます

よろしくお願いします。ではさっそくこちらに

手指を消毒し、用意いただいたスリッパに履き替えます。

当店ではプライバシー保護、また感染症対策の一環として玄関での査定も承っていますが、今回は依頼主の意向で応接間に通していただきました。

まあ、くつろいでください

ありがとうございます

バイヤーは本日の買取について説明を行い、査定の同意書にサインをいただきました。

いよいよ査定開始です。

人に譲ったり売ったりしてしまって、これしか残っていないんだけどね……

そういって切手アルバムを開いてくれた先に、4種類の切手がありました。

アルバム自体は経年劣化による黄ばみがありましたが、フィルム式のシートによって保護されている切手は大変良い状態で保存されています。

貨物を運ぶ重機や農具などが描かれたこの切手の下部には「1973」の文字が。

1973年、文化大革命の頃に発行されたものに間違いなさそうです。

ご主人、こちらはどのようにして入手されたのかお伺いしてもよろしいでしょうか

私は昔から切手収集をやっていましてね

そうだったんですね

プライベートで中国にいる恩人に会いに行く機会がありまして……そのときに購入してきたんですよ

ご自身で購入されたものなんですね

そうなんです。だから偽物ではないと思いますけどね

ありがとうございます

現在、日本にある中国切手の多くは、外国人が旅行で訪れたときに購入したものが大多数といわれています。今回の依頼主は、1週間ほど中国に滞在していたことがあったのだそうです。

当時は切手を集めてはいけないという決まりがあっただろう?輸出も禁止されていたし。だから日本人の私が購入することはできないと思っていたんだが、それは逆で。旅行者として購入することができたんだよ

そうだったんですね

文化大革命の頃、管理・規制が厳しかったことを、目の前にある切手を通して感じることができました。

こちらのフィルム、剥がしてもよろしいでしょうか

どうぞ

白手袋を装着したバイヤーは、丁寧にフィルムを剥がし、アルバム本体から切手を取り出します。

そしてルーペを使い、印字の細部、切手の裏面まで入念に査定を行います。

裏面は何か関係あるのかい

はい

切手コレクターの中には「ヒンジ」を使ってコレクションをする方もいらっしゃいます。

しかし、このヒンジは切手本体に張り付けるようにして紙面に装着するため、時間の経過とともにシミになってしまうこともあります。

切手の世界ではこうした「ヒンジ跡」がないもののほうが高く評価されることをお伝えしました。

こうしてお話を交えながら20分ほど査定を行い、この切手が本物の「工業機械」切手だと確認したバイヤー。タブレットを取り出し、買取額の算出を行います。

今回、こちらの金額をつけさせていただきました

なるほど

バイヤーはこの切手の希少性の高さや需要、また切り離されていない状態で4種類すべてが保管されていたことなど、査定のポイントとなった点を説明しました。

ありがとう。ではその値段でよろしく頼むよ

よろしいでしょうか

うん。今もコレクターから重宝されていると知ることができたし……思っていたより高い値段をつけてもらえたからね

ありがとうございます

買取の同意をいただいたバイヤーは、お客様のみ文章を確認したあと、作成した契約書に署名をいただき、現金をお渡ししました。

以上となりますが……ほかに処分を考えられているものなどはございませんでしょうか。切手以外でも構いません

今日はもうないかな。わざわざ来てくれてありがとう

とんでもございません

周りの人たちもこうして少しずつ生前整理をしているからね。機会があったら友人にも勧めておくよ

ありがとうございます。その際は私の名前を出していただいても構わないですし、査定だけでも大丈夫、とお伝えください

わかりました

では、本日はご依頼いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします

今回の買取とまとめ

中国切手(工業機械切手4種類)

今回注目のお品物は中国の文化大革命の頃に発行された「工業機械」切手です。

発行年は1973年(昭和48年)。日本ではオイルショックが起こり、物価が急上昇。物の買い占め騒動が問題になっていました。

一方、中国では文化大革命と呼ばれる運動で経済・教育が混乱。こうした状況下で発行された切手は国の栄光、発展を掲げるデザインがばかりでしたが、当時の国民の手には渡ることはほとんどありませんでした。そのため、現在中国人のコレクターが日本に来て中国切手を探し求める事態となっているのです。

今回は非常に良い状態であったことから、高価買取とさせていただきました。

このたびは、ありがとうございました。

福ちゃんのオペレーティングスタッフ

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