【中判カメラ】HASSELBLAD(ハッセルブラッド)501C を買取いたしました
- 東京都
- 40歳代
- 女性

【中判カメラ】HASSELBLAD(ハッセルブラッド)501C
今回はカメラの買取の依頼を受け、東京都江戸川区のお客様のお宅へ出張させていただきました。お品物は、HASSELBLAD(ハッセルブラッド)の中判カメラ『HASSELBLAD 501C』です。
今回見させていただいたお品物はフィルムカメラでしたが、HASSELBLADはデジタルカメラが主流となった現在も現役のカメラブランドとして、カメラファンからは注目を浴び続けています。
品質の良さと撮りやすさを追求しつつ、さらにデザイン性の高さも兼ね備えたHASSELBLADの中判カメラは、高い人気を誇ります。そんな『HASSELBLAD 501C』の買取のご依頼をいただいたのは、40代の奥様。ご主人と一緒にカメラを撮るのが趣味で、特におふたりとも古いフィルムカメラがお好きとのことですが、今回は新しいカメラを購入するために『HASSELBLAD 501C』の売却を決めたとのこと。愛着のあるお品物であるということをうかがっていたので、丁寧な取り扱いと査定を行うことを心がけました。
ご訪問前の準備
その日は朝から曇り空が垂れ込めていましたが、正午を過ぎたあたりから雲が切れて柔らかな陽が射し、街を行く人々の表情もどこか和やか。
そんな中、福ちゃんのバイヤー(査定士)の車は江戸川区の住宅街に向かっていました。
時刻は午後12時45分になろうかというところ。
もともとは午後1時半にお伺いする予定でしたが、午後2時からお客様は急な予定が入ってしまったとのことで、早めの到着を希望されています。
バイヤーは安全運転を心がけつつも急ぎ、コインパーキングに車を停めます。
時計を見ると、午後1時になろうとしているところ……パーキングからお客様がお住まいのマンションまではすぐなので、ご訪問前の最後の確認をする時間はあります。
バイヤーは査定にはいつも持っていくリュックサックを開け、中身を確認し、入れるべきものをきちんと入れているかどうか確認します。
まず何よりも欠かせないのは白手袋。それから、今回はカメラの査定ということなので細かい部分をチェックするためのルーペも欠かせません。
そのほか、タブレットや小型のプリンターも入っていることを確認します。タブレットは契約書や明細書を作成したりするのに用い、小型プリンターは作成した書類を印刷するために使用します。
そしてもちろん、お買取が成立した際にお渡しする現金も用意していることを確認します。 サッと以上のような準備を済ませたとき、時計を見ると時刻は午後1時7分。バイヤーはリュックサックを肩にかけ、車を出ます。
訪問・査定
マンションのオートロック操作盤でお客様の部屋番号をプッシュして来意を告げると、「ああすみません!急かしてしまって。どうぞ」という声。オートロックが解錠されたので入り、エレベーターで上階へ。
エレベーターを出てお客様の部屋を目指し、番号を今一度チェックしてからチャイムを押します。
はいはいはい……
ドアが内側から開くと、今回ご依頼をいただいた奥様が顔を出されます。
ごめんなさいね、ほんとに。急に2時から用事ができちゃったもんだから
いいえ、とんでもございません
まあ、どうぞ、入ってください
玄関に入らせていただくと、すでに靴箱の上に今回のお品物が載っています。
中にお通しするべきなのかもしれないけど、ちょっと散らかっていて……ごめんなさい
いえいえ、お気になさらないでください。こちらで拝見させていただきます
ではさっそく……というわけにはいきません。
まずは、いろいろとしなければならないことがあります。
あらためてしっかりご挨拶をすること。
そして、査定を開始するにあたって必ずいただくことになっている同意書へのサイン。
申し遅れました、私、福ちゃんから参りました査定士です。今回は私が査定を担当させていただきます
名刺を手渡してご挨拶します。
あ、はい。お願いします
それで……まずは、こちらにサインをお願いします。画面上に指で直接、お名前を書いていただければ問題ありません
バイヤーはタブレットで同意書を表示させ、署名欄を示します。同意書の内容にご納得のうえでサインをいただいた段階で、初めて福ちゃんのバイヤーは査定を開始することができます。
お客様はしっかり内容を読み、サインをしてくれました。
では、さっそくですが見させていただきたいと思います
あ、ちょっと待ってくださいね
お客様は小走りで奥に向かったかと思うと、リビングからクッションを2つ持ってきてくれました。
立ったままっていうのもアレですから、これ使って座ってください
ありがたく使わせていただくことにして、座った状態でカメラをチェックします。
もちろんこのとき、白手袋は装着済みです。
今回のお品物は、むき出しの状態で箱などはありませんが、しかし保管状態はよかったと見えて、気になる瑕疵は何もありません。
目立つキズもなければ、ゆるみや故障なども見られないようです。
こちらは、奥様の持ち物ですか?
いえ、これは夫のです。夫が昔、中古で買ったものみたいですね
なるほど。カメラがお好きなのですね、きちんと定期的にお手入れもされているようですし、まるで新品同様です……もちろん多少の使用感は認められますが
使用感はあると思いますよ。最近はそうでもないけれど、昔はめちゃくちゃ使ってましたから
そうなんですね
でも、物持ちは良い人だから、壊れたりはしていないと思う
ええ、まさしく。もともとこの『HASSELBLAD 501C』はシンプルな作りで故障などはしにくいのですが…製造された年代を考えると、とてもきれいな状態です
買い取っていただけます?
はい、もちろん
でも、こんな古いカメラ……夫や私はフィルムカメラ大好きだけど、最近はこういうの欲しがる人もあんまりいないでしょう
そんなことはありませんよ。フィルムカメラを好んでいるコレクターの方は多いですし、ハッセルブラッドは人気が高いメーカーですから、中古でも高い需要があります
そうですか。それなら、安心して送り出せますね
お客様はどこかホッとした表情……。
それで、おいくらくらいになるんでしょうか
少々お待ちください。計算させていただきますね
バイヤーは、タブレットで査定額を算出。カメラを実際に見た結果と、市場相場などを考慮に入れて計算した結果を提示します。
あら、けっこう高いんだ
今回、こちらはとても状態が良いですし、人気メーカーの品であるということも考え合わせて、こちらのお値段を提案させていただきます
ありがとうございます
いったん今日にでもご主人とご相談していただいて、そのうえであらためてご連絡をいただくという感じでも大丈夫なのですが
いいえ、夫と『これくらいになったらいいね』と話していた金額よりも高いですから、これで決めます
かしこまりました。では、手続きに入らせていただきます
バイヤーは、お客様の身分証を確認し、契約書・明細書を作成。契約書に目を通していただいている間に現金を用意し、サインをいただいて現金をお渡しします。
現金とともに、クーリングオフに関する案内を記載したハガキもお渡しします。
では、こちらで今回の査定は終了となりますが、本日ほかに何か処分したいものなどはございませんか?査定だけでも喜んでさせていただきますが……
うーん?何かあったかなあ。たぶん、ないと思う。あ、でも今度うちの実家で大掃除をやる予定だから、そのとき何か出てきたらまた連絡します
ありがとうございます。今後とも福ちゃんをよろしくお願いいたします
今回の買取とまとめ
HASSELBLAD(ハッセルブラッド) 501C
今回は、HASSELBLADの中判カメラ『HASSELBLAD 501C』のお買取をさせていただきました。
『HASSELBLAD 501C』は、1957年に発売された『500C』から続くシリーズのひとつで、1994年に発売。1997年まで販売されていました。
『500C』で確立された、「レトロながらもシステマティック」「シンプルながらも高機能」というHASSELBLADならではの良さを受け継いだカメラとして、高い人気を誇ります。
今回のお品物は、お客様自身、カメラがご趣味というだけあって保管状態はほとんど完璧といえるものでした。多少の使用感はあるものの、目立つキズがあるわけでもなく、動作に支障も見られませんでした。
そのこともあり、今回は高価買取が実現いたしました。
また、「カメラ好きの間ではハッセルブラッドは有名なので、需要は高いですよ」とお伝えしたとき、喜んでいただけたのが印象に残りました。
このたびは、ありがとうございました。
0120-947-295
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。