人間国宝【平良敏子】が仕立てた反物を買取いたしました|【買取福ちゃん】 FUKUCHAN

着物体験談

2022/2/3

人間国宝【平良敏子】が仕立てた反物を買取いたしました

  • 大阪府
  • 50歳代
  • 男性
人間国宝【平良敏子】が仕立てた反物を買取いたしました

反物(芭蕉布)

今回のお品物は芭蕉布の反物です。反物とは、小紋や紬、浴衣などを仕立てるための布のことをさします。ポイントはその素材。『芭蕉布』は、沖縄県大宜味村(おおぎみむら)の喜如嘉(きじょか)で生産される織物で、すべて手作業で作られていること、生産数が限られていることから「幻の布」とも呼ばれています。1974年には重要無形文化財に指定され、「喜如嘉の芭蕉布」が広く認知されるようになりました。さらに注目すべき点は、今回の反物を仕上げたのが重要無形文化財「芭蕉布」の保持者・平良敏子氏であるということ。

彼女は芭蕉布の伝承者の育成、雇用に力を入れているほか、世界に芭蕉布を広めるための活動行っています。このたび、依頼主から「反物の査定をお願いしたい」とご連絡をいただき、出張査定をさせていただくことに。「母の遺品である」「価値を知りたい」とおっしゃっていたことから、真心を込め、丁寧な説明を心がけました。

ご訪問前の準備

バイヤー(査定士)が車を走らせていたのは大阪府箕面市。高級住宅地がある箕面市は伊丹空港、新大阪駅へのアクセスがいいこと、自然豊かで子育てがしやすいことなどから常に「住みたい街」として名前が挙げられています。

バイヤーはいつものように依頼主の自宅を確認したあと、近隣のパーキングエリアに車を停めました。ここでしばらくの間、依頼主の情報や依頼品について最終確認を行います。

今回の依頼主は箕面市の一角に住まれている50代男性です。

今回はお母様の遺品ということもあり、いつも以上に丁寧な査定を行うことを肝に銘じたバイヤーは、着物を手がけた平良敏子氏や芭蕉布に関する資料を多数用意していました。

これらの資料の最終チェックを行い、査定の必需品(白手袋、ルーペ、風呂敷、契約書作成用のタブレット、小型プリンターなど)をまとめ、お約束の時間を待ちます。

訪問・査定

今回の依頼主のご自宅は、俗にいう「豪邸」です。家を囲う外壁はどこまで続いているのかわからなくなるほど広く、白を基調とした建物はまるで美術館のようでした。

ぐるりと一周するようにして正面玄関にたどり着いたバイヤーは、その立派な門構えと玄関までの距離に驚きましたが、冷静になってインターホンを押しました。

はい

福ちゃんから参りました

どうも。今門を開錠するので玄関まで入ってきてください

指示をいただいた通り玄関まで向かうと、スポーツウェアを着用した爽やかな男性が顔を出しました。

こんにちは

どうもどうも

大理石が敷かれる大きな玄関に入ったバイヤーは、ここで名刺を取り出し挨拶を行います。

はじめまして。私、福ちゃんから参りました査定士です。本日の査定を担当させていただきますので、よろしくお願いします

ありがとう。すまないね、わざわざ。今日は応接室でお願いしようかな

かしこまりました

案内された応接室は大きなシャンデリアが吊り下げられており、革張りのソファーとガラステーブルが設置されていました。

失礼します

着席し、本日の買取について説明を行うバイヤー。依頼主も熱心に耳を傾けます。

同意書にサインをいただき、いよいよ査定のスタートです。

これなんだけどね……反物なんだけど

ええ、お着物を仕立てるための布でございますね

そう説明しながら白い手袋を装着するバイヤー。

このとき、バイヤーは目の前にある木箱から「希少品」「上等なもの」のオーラを感じ取っていました。

拝見してもよろしいでしょうか

うん、全部お任せするよ

木箱の蓋を丁寧に開け、本体である反物と対面したバイヤー。「本場 琉球」の印がつけられた芭蕉布はナチュラルな色味、「クミバンショー」と呼ばれる四角模様が特徴的でした。

ルーペを使い、繊維の細部を確認します。

妻が、これはちゃんとしたところに査定したもらったほうがいいというから依頼したんだけど……

ええ、こちら非常に希少な芭蕉布の反物でございますね

バイヤーははじめに芭蕉布について説明を行うことに。

ご主人、芭蕉布についてはご存知ですか?

すまないけど、全然知らないんだ。調べておく時間もなくて……

いえ、ご説明させていただきますね

ここで産地や原料、作業工程や無形文化財に指定されていることなどを説明したバイヤー。

芭蕉布の作成は畑仕事から始まる、ともいわれているんですよ

じゃあ、結構時間がかかるんだね

ええ。糸芭蕉が育つまでにだいたい3年ほどの時間がかかるといわれています

そんなにか。時間も手間もかかっているんだね

そして、人間国宝である平良敏子氏についても説明を行います。

持ち込んだ資料を提示しながら、丁寧にお伝えしました。

じゃあこの布も無形文化財で、彼女も無形文化財保持者ということか

さようでございます。平良敏子さんは2021年に100歳になられ、今も現役で活動をされているんですよ

頭が上がらないね

ちなみに、こちらはお母様の遺品と伺っておりますが……

ここで、商品の入手経路について質問を行うバイヤー。

そうなんだよ。母は昔から着物が大好きでね。こういうレアなものも知り合いを通じて買っていたみたいなんだ

なるほど、そうだったんですね

着物などは親戚や妻が引き取ってくれたんだけど、この反物はなかなか欲しがる人がいなくて……

最近はご自分でお仕立てをする方が減っているので、そういうのも関係があるかもしれませんね

そうだね。私も今回査定してもらうまで、この布が一体何なのかわからなかったけど……これほどの価値があったとは……

じっくりと査定を行い、芭蕉布の価値についてご説明をしたバイヤーは「値付け」を行うことに。

今回のように大量生産品ではないもの、相場が存在しないものに値段をつけるということは大変難しいといわれています。

今回のバイヤーは自らの経験、福ちゃんが出せる価格の「限界」を出し切るつもりで査定額の算出を行いました。

今回、当店ではこちらの金額を出させていただきました

ほう、なるほど……

眉をひそめ、考えごとをしている依頼主を見守るバイヤー。

先ほどお伝えいたしましたように、こちらは大変希少なものでございます。また、お母様の遺品ということもございますので……本日中に決断しようとせず、ゆっくりと検討してみてください

「買取」という仕事を「次の人への架け橋」と考えている福ちゃんは、無理矢理買取を薦めることはありません。この日も当日中にお取引きをお願いすることはありませんでした。

しかし数分ほど経過したあと、依頼主が口を開きました。

いや……君のところにお願いするよ

ご家族の方と相談されなくてよろしいのでしょうか

基本的に母の遺品を管理しているのは私だからね、大丈夫だよ。よく考えたんだけど……うちは男ばかりだし……本当に欲しいといってくれる人が持っていてくれたほうがいい気がするんだ。それに、君の説明が本当に丁寧で、ちゃんと調べてきてくれたことがうれしかったんだよ

査定士冥利につきます。ありがとうございます

買取の意思を確認したバイヤーは、契約書の作成に移ります。

印刷した契約書を読む依頼主。横には本人確認書類が用意されていました。

署名いただいた契約書と本人確認書類を確認したバイヤーは、この日の査定額をお渡しします。

正直、こんなに売れるとは思わなかったよ

そう言っていただけて何よりでございます。ちなみにお取引きは以上となりますが、他にご用命はありませんでしょうか

うん。今回は以上だね

かしこまりました。では本日はこれにて失礼いたします。また何かございましたらご連絡ください

今回の買取とまとめ

人間国宝【平良敏子】が仕立てた反物

今回注目のお品物は、芭蕉布の反物です。
御年100歳を迎えられる平良敏子氏は「生きる伝説」となっています。そんな彼女が仕上げた作品の希少性を最大限に評価させていただいた結果、高価買取へと繋がりました。

このたびは、ありがとうございました。

福ちゃんのオペレーティングスタッフ

福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。

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