人間国宝【平良敏子】が仕立てた反物を買取いたしました
- 大阪府
- 50歳代
- 男性
反物(芭蕉布)
今回のお品物は芭蕉布の反物です。反物とは、小紋や紬、浴衣などを仕立てるための布のことをさします。ポイントはその素材。『芭蕉布』は、沖縄県大宜味村(おおぎみむら)の喜如嘉(きじょか)で生産される織物で、すべて手作業で作られていること、生産数が限られていることから「幻の布」とも呼ばれています。1974年には重要無形文化財に指定され、「喜如嘉の芭蕉布」が広く認知されるようになりました。さらに注目すべき点は、今回の反物を仕上げたのが重要無形文化財「芭蕉布」の保持者・平良敏子氏であるということ。
彼女は芭蕉布の伝承者の育成、雇用に力を入れているほか、世界に芭蕉布を広めるための活動行っています。このたび、依頼主から「反物の査定をお願いしたい」とご連絡をいただき、出張査定をさせていただくことに。「母の遺品である」「価値を知りたい」とおっしゃっていたことから、真心を込め、丁寧な説明を心がけました。
今回お買取の着物について
大阪府箕面市にお住まいのお客様よりご依頼を受け、出張買取を実施させていただきました。
依頼品は人間国宝・平良敏子氏が手がけた『芭蕉布』の反物です。
芭蕉布は沖縄県大宜味村(おおぎみむら)の喜如嘉(きじょか)で生産される織物で、「幻の布」と呼ばれています。その理由は芭蕉布がすべて手作業で作られており、大量生産ができないこと。また、生産者の減少と比例し、生産数が激減していることも理由のひとつです。
このたびは、「人間国宝が手がけた作品」「希少性の高い芭蕉布である」という2点を考慮し、高価買取とさせていただきました。
着物の入手経緯・買取に出されたきっかけについて
依頼品は亡くなったお母様が残されたものとのことでした。
大の着物好きであったというお母様は、昔からこういった希少性の高い着物を集めていたそうで、そのほとんどが「知人を通じて購入していた」のだそうです。
遺品整理の際、お母様が残された着物のほとんどは奥様や親戚が引き取られたそうですが、この反物だけが残ってしまったのだとか。
「桐箱に『重要無形文化財指定』と書いてあったから、手元に置いておくことも考えたんだけどね……使い道もないし、価値を知るいい機会だと思った」と、このたびのご依頼に至った経緯についてお話してくださいました。
「福ちゃん」を選んでいただいた理由について
数ある買取業者の中から「福ちゃん」を選んでいただいた決め手については、
- ・着物業界に精通している査定士が在籍
- ・査定が丁寧だと評判
- ・査定後のキャンセルも可能
という点だったといいます。
「福ちゃん」の着物買取をご利用になられてのご意見とご感想
実際に当社の買取サービスをご利用いただいたうえでのご意見、ご感想をお伺いしたところ「こんなに高く売れるとは思わなかったです。福ちゃんを選んでよかった」というご回答をいただいております。
また、「査定士さんが豊富な知識をお持ちの方で、着物についての面白い話や、なぜこの反物がこんなに高いのかという理由についても説明してもらえて勉強になりました」とのお言葉もいただいています。
このたびは「福ちゃん」の買取サービスをご利用いただきありがとうございました。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。