【帝国議会議事堂竣工】 記念切手を買取いたしました|【買取福ちゃん】 FUKUCHAN

切手買取体験談

2022/3/2

【帝国議会議事堂竣工】 記念切手を買取いたしました

  • 大阪府
  • 60歳代
  • 男性
【帝国議会議事堂竣工】 記念切手を買取いたしました

【帝国議会議事堂竣工】 記念切手 50面シート 2種

今回お買取したお品物は「帝国議会議事堂竣工記念切手」です。切り離しが一切ない状態を2種類お譲りいただきました。こちらの切手は、現在の「国会議事堂」が完成した1936年11月に発行されました。額面は1.5銭、3銭、6銭、10銭の4種類、緑・紫・赤・青の単色刷りとなっています。

今回、依頼主から「帝国議会議事堂竣工記念切手は売れないですよね?」とお問い合わせをいただきました。実はこの切手、発行枚数が多いことや残存数が多いことからネット上では「値段が付きにくい」「プレミアでない」と紹介されていることもあるのです。

しかし、切手の状態によっては高価買取が可能になるケースもあるため、実物を査定させていただくことになりました。依頼主のご要望は「値段を知りたい」「需要があるなら手放したい」ということだったため、他店に負けない値段、丁寧な対応を心がけて査定に臨みました。

ご訪問前の準備

バイヤー(査定士)が向かっていたのは大阪府高槻市。大阪・梅田や京都市街地へのアクセスがよく、子育て世代やビジネスマンに人気がある街として知られています。

依頼主のご自宅は住宅地の一角にあるため、事前にルートの確認を行い、近隣のコインパーキングで時間が来るのを待ちます。

バイヤーはこの車内で、切手に関する資料や社内データ、オペレーターから共有されている情報について再度確認を行っていました。

今回の依頼主は60代の男性です。依頼品は「実家の整理をしていたときに見つけた」というもの。

ちなみに昭和初期の切手は切手コレクターにも大変人気があり、今後も緩やかに相場が上がってくるといわれています。

この日のバイヤーは「ネットで“値段が付かない”と書かれていても、諦めずに電話をかけてきてくれた依頼主の期待に応えたい」という思いで当日を迎えていました。

査定道具(白手袋、ルーペ、風呂敷、タブレット、小型プリンター)に不備がないことを確認し、車をあとにします。

訪問・査定

依頼人のお住まいは白いタイルの外壁が特徴的な一軒家です。玄関は2階に設置されており、1階は車庫となっています。

階段下にあるインターホンを確認し、押します。

はい

福ちゃんから参りました

はい、今そちらに向かいます

ありがとうございます

玄関から現れたのは依頼主と見られる男性です。

どうぞ、上がってきてください

失礼します

玄関に到着したバイヤーは、名刺を取り出し自己紹介を行いました。

初めまして。福ちゃんから参りました査定士です。本日はよろしくお願いします

今日はよろしくお願いします

よろしくお願いします

依頼主のご自宅は2階に居間がある間取りとなっていて、先ほどまで家族団らんを過ごしていた様子が伺えました。

査定は居間でお願いします

かしこまりました

案内されたテーブルで本日の流れをご説明。同意書に依頼主のサインをいただきます。

はい、サインしました

ありがとうございます。では、査定を始めさせていただきます

はい。これなんですけどね……

依頼主が手にした茶封筒には、シート状の切手が入っています。

それも、帝国議会議事堂竣工記念切手の中でも人気が高い10銭と6銭の2種類のようです。

バイヤーは白手袋を装着し、ルーペを取り出します。

切り離しがまったくされていないですね……素晴らしい

そうなんですよ。でもネットで調べたら“発行数が多いからレア切手と呼べるのものではない”と書いてあって……バラにして売ろうかとも思ったんですが、妻に止められたんですよ

実は最近、フリマアプリやネットオークションが主流になってきていることもあり、個人で販売をされている方が目立つようになりました。中にはバラにして販売される方もいらっしゃるようですが、切手コレクターの中には「シート状のものが欲しい」という方も一定数いらっしゃいます。

バイヤーはこの話を依頼主にしたあと、改めて「バラにされてしまう前にご連絡をいただけてよかったです」と付け加えました。

バイヤーは切手の端から端まで、ルーペを使ってじっくり査定を行います。また、切手の査定ポイントとなる裏面も入念にチェックします。

裏面って、なにか関係あるんですか?

はい。実はコレクターの中には“ヒンジ”という粘着シールのようなものを使ってコレクションする方もいらっしゃるんです

ヒンジ、ですか

はい。切手に小さいシールを張り付けるんですよ

ああ、切手コレクターの方ってよくピンセットを使っているイメージがありますけど……それもその作業なんですかね

はい、ピンセットの使い道は人それぞれなんですが、おっしゃる通りヒンジを張り付ける作業でも使いますね

そうなんだ

でも、ヒンジには一長一短あって……使うと痕になってしまうんですよ。これを“ヒンジ跡”といい、私は今そういった跡がないかどうかを確認していました

そうだったんですね

バイヤーは買取のポイントについて説明をしながら査定を進めます。

今回の依頼品はヒンジ跡や黄ばみ、また汚れなどが一切なく「美品」といえるお品物であることをお伝えしました。

じゃあ、買い取ってもらえそうですかね

はい、頑張らせていただきます

そう告げたバイヤーはカバンの中からタブレットを取り出し、買取額の算出をはじめました。

今回、こちらの金額をつけさせていただきました

おお

先ほどお話させていただいたとおり、非常にいい状態でございます。お客様がすでにお調べになっているとおり、こちらの切手は発行枚数が多いといわれているのですが、それは特に1.5銭と3銭にいえることでして……6銭と10銭になると発行枚数が少し減るんです

バイヤーは6銭切手の発行枚数は約60万枚、10銭切手の発行枚数は約40万枚であったことをお伝えしました。

バラ切手でも100円以上になる切手がこれほど綺麗に残っているということを考慮して、このお値段をつけさせていただきました

へえ……どうもありがとうございます

いえ。今後、復刻版や周年記念で似たような切手が発行される可能性はあっても、この切手と同じものは発行されませんので、ご売却についてはゆっくり検討されてみてください

依頼主は「どうしようかな……」といい、うつむきました。バイヤーは静かにその様子を見守ります。

いや、やっぱりお願いします。そのお値段で

よろしいのですか?

はい。お話を聞いてよく考えましたが……子どもたちに残していこうとまでは思わなくて。もう手放して、僕の小遣いにします

かしこまりました。では、お手続きに入らせていただきますね

依頼主の買取の意思を確認したバイヤーは契約書を作成。印刷した契約書を依頼主に手渡しました。

内容をご確認いただき、署名をお願いします。何かご不明点がありましたらお声がけください

はい

依頼主は本人確認書類をバイヤーに手渡し、契約書の内容を黙読します。

しばらくして、依頼主は契約書に署名を行いました。

ありがとうございます。こちらお預かりした運転免許証と……本日のお支払い額でございます

ありがとうございます

以上となりますが、他に査定を希望されるものはございますか?

いえ、またそのときが来たらお電話させていただきます

かしこまりました。ぜひお気軽にお問い合わせください

バイヤーがお買い取りしたお品物を丁寧に包み、最後のご挨拶を行いました。

それでは、本日は福ちゃんをご利用いただきありがとうございました

今回の買取とまとめ

昭和11年発行『帝国議会議事堂竣工記念切手』10銭と6銭

今回注目のお品物は帝国議会議事堂竣工記念切手2種類です。シート状の美品をお買い取りいたしました。

今回は一切切り離しがない状態であること、今後残存数が減っていくことなどを考慮し精一杯のお値段をつけさせていただきました。

このたびは、ありがとうございました。

福ちゃんのオペレーティングスタッフ

福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。

買取についてのご相談、ご依頼はコチラ
買取専門のオペレーターがご対応します
0120-947-295

0120-947-295

受付時間 9:00~20:00(年中無休※年末年始は除く)
※お電話が混雑しており繋がらない場合は
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
メールでもご相談・ご依頼を受付しております
査定料・訪問料・ご相談料などの手数料は
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。

※お電話が混雑しており繋がらない場合は、大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。