文化大革命時代の【中国切手】をまとめて買取いたしました
- 大阪府
- 60歳代
- 女性

【中国切手】まとめ
今回お買取したのは、中国の文化大革命時代に発行された切手が納められた切手アルバムです。文化大革命(文革)とは1966年から約10年間にわたって行われた政治運動のことをさします。日本が切手収集ブームの全盛期を迎えていたこの頃、中国では一般市民が収集目的で切手を購入することは固く禁止されていました。当時は手紙を出すことすら困難という社会情勢であったため、文革時代の切手は消印付きであってもプレミアが付くといわれています。
そんな希少価値の高い中国切手ですが、今回の依頼主より「売却を検討している」とご連絡をいただき、出張査定をさせていただくことに。
「値段を聞いたうえで相見積もりも検討する」とおっしゃっていたため、福ちゃんがモットーとしている「お客様ファースト」「他店に負けないお値段」を徹底し、査定を実施しました。
ご訪問前の準備
この日、バイヤー(査定士)が向かっていたのは大阪府のとある住宅街。
緑が多く主要駅からのアクセスも良好、治安が良く子育てがしやすいと人気があるエリアです。
時刻は午後4時。多くの学生の姿が目に入ります。
お買い物帰りの奥様の姿も多く、「活気のある街」である印象を受けました。
バイヤーはカーナビで依頼主の自宅住所付近のコインパーキングを探します。
約束の時間まであと30分。
オペレーターから共有された情報や社内データの最終チェックをするのに十分な余裕を持って行動します。
今回の依頼主は60代の女性です。
切手収集ブームの全盛期を知っておられる年代であることから、ご自身のコレクションという可能性もあります。文化大革命時代に発行された切手を集めるということは簡単なことではありません。
「大変な苦労をして集められたことへの配慮を忘れずに」と胸に刻み、資料に目を通します。
バイヤーは査定道具(白手袋、ルーペ、風呂敷、計算・契約書の作成のためのタブレット、小型プリンターなど)を揃え、車をあとにしました。
訪問・査定
依頼主の自宅に到着したバイヤー。
家のまわりを囲う高い壁によって、中の様子が見えないようになっています。
バイヤーは表札を確認し、インターホンを押します。
はい
福ちゃんから参りました
あ、はい。少々お待ちください
依頼主のご家族と思われる方が対応してくれました。しばらくして、依頼主本人が現れました。
こんにちは
こんにちは
鉄製の門を開錠いただき、玄関に向かいます。
どうぞ
失礼します
すぐに名刺を取り出すバイヤー。ここでご挨拶を行います。
はじめまして。福ちゃんから参りました査定士です。本日はよろしくお願いします
よろしくお願いします。福ちゃんのことはお友達に紹介してもらったのよ
さようでございましたか。ありがとうございます
では、こちらに
失礼します
案内されたのは応接間です。
建物全体が洋風の造りになっているため、この応接間も大理石を用いた外国風のデザインになっています。
おかけください
失礼します
ここでこれから行われる買取やキャンセルについて説明をし、同意書にサインをいただきます。
はい。……書きました
ありがとうございます。ではさっそくですが……
ええ。今日はこちらの査定をお願いします
テーブルの置いてある切手アルバムを差し出す依頼主。
どうやら、中国切手だけを集めているアルバムのようです。
バイヤーは白い手袋を装着し、ルーペを取り出します。
拝見してもよろしいでしょうか
はい。お任せしますので、自由にご覧になってください
失礼します
表紙をめくると、さっそく現れたのは文化大革命時代に発行された切手が複数枚……。
どうやら、未使用品ばかりが納められているようです。
ページをめくるたび、「レア切手」が現れる依頼品。1枚入手するだけでも難しいとされる中国切手が、これほどたくさん並んでいることに驚きを隠せません。
失礼ですが、こちらはどのように入手されたのかお伺いしてもよろしいでしょうか
それはね、亡くなった主人のものなの
さようでございましたか……
切手が好きで好きで……『長くやっていると、お声がかかるんだ』といっていたから、きっとたくさんの方にご協力いただいていたのね
素晴らしい人脈をお持ちだったことがうかがえます
私にはよくわからないんだけど……息子からも『ちゃんとした人に見てもらったほうがいい』といわれてね
ここで、中国切手がなぜこれほどまでに高騰しているか、希少価値が高いといわれているかをご説明するバイヤー。依頼主はときどきびっくりしたような表情をしながら耳を傾けます。
ここに『編号』という整理番号があるんですが、これを見るとどの時代に発行された切手なのか特定できるんですよ
そうなんですね。主人のは……?
T……つまり1974年以降に発行された切手が多いようですね
それも人気はあるんでしょうか
ええ、特にこちらの『申』は中国切手の中でいちばん有名といっても過言ではありません。通称『赤猿』と呼ばれています
へえ……
会話をしながら、切手の価値をご説明するバイヤー。
じっくり査定を行い、買取額の算出を行います。
今回、福ちゃんではこちらの価格を出させていただきました
ええ、本当に?
はい。お伝えしたとおり、1枚でも手に入れるのが難しいといわれるお品物ばかりです。すべて未使用品というコンディションの良さも考慮させていただきました
ありがとうございます
お返事は急ぎませんので、ぜひゆっくり考えてみてください
そうね……
しばらくして、何かを決意した奥様。
これ、お願いします
ありがとうございます。……ですが、ご家族の方と相談されなくてよろしいのでしょうか
ええ。たくさん説明して頂いたし、福ちゃんならちゃんと次の人に売ってくれそうだなと思いまして
それはお任せください
私が持っていても仕方ないもの。息子も興味ないみたいだし……お願いします
かしこまりました。ありがとうございます
依頼主の意思を確認したバイヤーは、続いて契約書の作成に移ります。
こちら今回の契約書でございます。不明点などがないかご確認いただき、署名をお願いします
はい
依頼主は都度質問をし、バイヤーの回答を聞きながら契約書の確認を進めます。
はい、書きました
ありがとうございます
本人確認書類の確認を行い、今回の買取金額が現金で手渡されます。
ありがとう
こちらこそ、非常に希少なお品物をお任せくださりありがとうございます。以上となりますが、ほかに査定を希望されるものはございますか?
今日はもう大丈夫です。また機会があったらそのときにお願いするわ
かしこまりました。このたびは福ちゃんをご利用いただきありがとうございました。またご縁がありましたらよろしくお願いします
今回の買取とまとめ
中国切手多数
今回注目のお品物は中国切手です。『赤猿』や『中国共産党50周年』、『工業機械』や『万里の長城』といったプレミア切手を含む切手アルバムをご売却いただきました。
すべてバラ切手ではございましたが、保管状態がよく切手本体が「美品」であること、なんといっても希少価値の高い品揃えであることを最大限に評価し、お値段をつけさせていただきました。
このたびは、ありがとうございました。
0120-947-295
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。