中国切手 T29m【工芸美術】小型シートを買取いたしました
- 大阪府
- 60歳代
- 男性

【中国切手】T29m『工芸美術』小型シート
今回は中国切手を見てもらいたいというご依頼のもと、出張買取をさせていただきました。依頼品は1978年に発売された『工芸美術』です。
中国切手は発行された時代、図案によって買取価格が大きく変動するのですが、優雅に舞う天女が描かれているこの切手はデザイン性が高いこともあり、切手愛好家たちから非常に人気があることで知られています。
今回のご依頼主は60代の男性です。「切手のことはよくわからない」「値段によっては即決したい」とおっしゃっていたこともあり、丁寧な解説と他店以上の価格提示に重きをおいて対応させていただきました。
査定前の手続き
依頼主のご自宅に向かったバイヤー。依頼主のご自宅に到着し、インターホンを鳴らすと依頼主ご本人とみられる方が現れました。
通されたリビングには今回の依頼品が入っている箱が置いてあります。
すぐに依頼品を拝見したいところですが、福ちゃんでは査定前の手続きとして同意書の内容を説明し、サインをいただいています。今回もご依頼主の方にご納得いただいたうえで査定をはじめさせていただきます。
査定
同意書のサインを確認したバイヤー、いよいよ依頼品とのご対面です。
これなんですが……調べてもよくわからなくて
かしこまりました。拝見いたしますね
白い手袋を付けたバイヤーはルーペを側に置き、箱から切手を取り出します。
箱の中に入っていたのは、天女が描かれた小型シート一枚でした。切り離しがない状態で、金彩が施されたシートの枠内には中国語で「全国工芸美術展覧」と書かれています。
裏面も確認しましたが、黄ばみやシミといった汚れが一切なく、発行から何十年も経過しているようには見えません。
バイヤーはこの切手が1978年に発行された『工芸美術』であると確信し、ルーペを使って細部の確認をはじめました。
友人がレア切手なのではないか?といっていたので査定を依頼してみたんですが……どうでしょうか
はい。こちらは1978年に発行された『工芸美術』という切手ですね。レア切手の一種といえます
そうなんですね
ええ。レア切手と呼ばれる中国切手は文化革命時代真っ最中、もしくはその前後に発行されたという特徴があるんですが……
文革って中国の政治運動でしたっけ
はい。おっしゃる通りでございます。こちらを見ていただくとおわかりになると思うのですが、こちらの『工芸美術』の端には編号といわれる管理番号があり、「T29m」と書いてあります。また、右端には1978と書いてあることから、文革後に発行された切手ということがわかります
そうだったんですね。じゃあそんなに高くはならないのか
いえ、編号Tシリーズは文革終盤に発行されたもので、こちらもそう多くは出回っていません。また、『工芸美術』はデザインが美しいことも相まって非常に人気が高いんです。同時にバラ切手も発行されましたが……この小型シートのほうが圧倒的に人気なんですよ
一通り説明を終えたバイヤーはタブレットを取り出し、買取価格の算出を行います。そして表示された金額を依頼主にお見せし、査定ポイントを丁寧に説明します。
驚いた。こんなに高く売れるんですね。ぜひお願いします
買取の手続き
続いて依頼主の身分証を確認し、タブレットで契約書、明細書の作成をはじめます。
契約書の内容をご依頼主に確認していただいているあいだに、バイヤーは現金とクーリングオフについて詳細がかかれたハガキを用意します。
契約書に書かれた依頼主の署名を確認し、現金とハガキをお渡しすればこの日のお取引は終了です。
今回の買取まとめ
中国切手【工芸美術】T29m 小型シート
黒の背景に多彩な配色で描かれた天女が美しい『工芸美術』は1978年に発行されました。
文化革命後の切手ということで、一般的には「文革以前のもの、また最中のものより価値が下がる」といわれていますが、今回は切手の状態の良さを考慮し、お値段を頑張らせていただきました。
このたびは買取福ちゃんをご利用いただき、ありがとうございました。
0120-947-295
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いただきません。
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福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。