第9回【世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨】を買取いたしました|【買取福ちゃん】 FUKUCHAN

古銭 ⁄ 記念硬貨レポート

2022/1/9

第9回【世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨】を買取いたしました

  • 愛知県
  • 50歳代
  • 女性
第9回【世界陸上競技選手権パリ大会公式記念コイン】100ユーロ金貨を買取いたしました

【外国コイン】 第9回 世界陸上パリ大会記念 100ユーロプルーフ金貨

今回お買取したのは「第9回世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨」です。1983年から開催されている世界陸上大会(世界陸上競技選手権大会)は、当初4年に1度の開催(夏季オリンピックの前年)とされていましたが、1991年の東京大会以降は2年に一度の開催となり、「第9回」は2003年、フランスのパリで開催されました。日本では男子200mで末續慎吾選手、ハンマー投げの室伏広治選手が銅メダルを獲得。また世界記録保持者であるウサイン・ボルト選手がフライング失格になるというアクシデントも話題になりました。

今回の記念金貨はフランスの国立造幣局が鋳造、発行したものが国内販売されたものです。20ユーロ金貨が3種類(ランナー、ジャンパー、スローワー)、これら3種類がセットになった「金貨3種セット」、同じデザインを用いた「銀貨3種セット」、100ユーロ金貨(デザインは「ランナー」のみ)が販売されました。今回依頼主の方から「見てもらいたいものがある」ということでご連絡をいただきました。なお、相見積もりも検討しているとおっしゃっていたため、「丁寧」「納得」を実感いただけるよう心がけました。

ご訪問前の準備

この日バイヤーが向かっていたのは愛知県名古屋市。

東海地方最大の繁華街である名古屋市は、関東とも関西とも異なる文化を築き発展を遂げた都市です。

今回の依頼主は50代の女性。お住まいは名古屋市最大の繁華街である栄周辺とのこと。この日は平日でしたが、天候が良かったこともあり多くの車、人通りを感じました。

時刻は午後2時。細い通りに入り依頼主が住むマンションを確認します。それから近隣のパーキングエリアに車を停め、手元の資料の再確認を始めました。

今回の依頼品は「金貨」です。日本では限定販売となったため、流通が少なく、コレクターの中には「100ユーロ金貨はなかなか手に入らない」とおっしゃる方も。

バイヤーはそれぞれのデザイン、特徴などを何度も確認し、査定に必要な道具(白手袋、ルーペ、風呂敷など)を用意し、契約書を作成するためのタブレット、小型プリンターをカゴにまとまました。

まもなく、ご訪問のお時間です。

訪問・査定

お約束していた時間になり、依頼主のマンションに到着したバイヤー。

こちらのマンションはオートロックエントランスが設置されているので、直接玄関に向かうことはできません。

まずは依頼主の住む部屋番号を押し、来意を告げます。

は~い

福ちゃんから参りました査定士です

どうぞ

エレベーターに乗り、依頼主の住む部屋に向かい、もう一度チャイムを鳴らすと、すぐに依頼主と見られる女性が現れました。

どうぞ~

失礼します

玄関に入り、名刺を取り出したバイヤー。福ちゃんの買取はお客様へのご挨拶からはじまります。

本日の査定を担当させていただきます、よろしくお願い致します

こちらこそよろしくお願いします。狭い家なので、リビングにどうぞ

とんでもございません。それでは失礼します

案内してもらったリビングは15畳以上あるように見え、まったく狭さは感じられません。

きれいに整頓された部屋にはお子さまが受賞した賞状やトロフィーが飾られており、室内にはアコースティックギター、エレキギターが置かれていました。おそらくご家族のどなたかが演奏されているのでしょう。

テーブルに着席したバイヤーは今回の買取の流れについて説明を行い、同意書にサインを求めます。

はい、書きました

ありがとうございます。では査定をはじめていきたいと思います

依頼主はテーブルに置かれていた白い箱をバイヤーの前に置きました。

これが今日の依頼品です

白手袋を装着したバイヤー。

箱には「RUN」と書かれているため「これはもしや……100ユーロ金貨かもしれない」と予想しました。

拝見してもよろしいでしょうか

はい、お願いします

丁寧に白い箱を開けると、そこに現れたのは青い化粧箱。

こちらも丁重に開けると……バイヤーの予想が的中。目に入ったのは「世陸パリ大会100ユーロ金貨」でした。

経験豊富なバイヤーはこの時点で「本物のオーラ」を感じ取っていましたが、ルーペを持ち、側面のシリアルナンバーや表面に刻まれた絵柄などを入念にチェックします。

こちらはどのように入手されたのでしょうか?

それはね……晩年母が購入したんです

なるほど、お母さまが

ええ。特にこういうものを集める趣味はなかったと思うんだけど……当時“今後は金を残していかないと”というようなことをいっていまして

はい

陸上を見るのが大好きな人だったので、せっかくならこの限定品で金を持とうと考えたんだと思います

そういうことだったんですね

バイヤーはここで、この100ユーロ金貨の金の含有率が99.9%だということ、日本では500枚限定で販売されたことなどをご説明しました。

そうだったのね……どうりで中古品を見かけないはずだわ。はじめはフリマアプリで出品している人がいないか参考にしようと思ったんだけどね

はい、金という“資産”を簡単に手放す方はあまりいらっしゃらないと思います

99.9%が金ってことは……結構高かったのかしら

そうですね、当時の購入価格はこのくらいだったと思います

ここでバイヤーはタブレットを取り出し、100ユーロ金貨の販売価格を提示しました。

そうよね……金ですものね

ええ。しかも500個限定で販売されたもので、ひとつひとつにシリアルナンバーが刻まれていますから、同じものは存在しないんです

なるほど……

ここでバイヤーは今回の買取額を算出し、提示しました。

こちらの金額でいかがでしょうか?

……すごい。思っていたより全然高いわ

ありがとうございます。この記念硬貨には金としての価値だけでなく、高い希少価値もございます。亡くなったお母さまの意思もおありだと思うので……ゆっくり考えてみてください

ちょっと離席します

はい、ごゆっくりどうぞ

依頼主は電話でご主人に相談をされている様子です。

約10分が経過した頃、奥様が戻ってきました。

遅くなってすみません。これ、お願いします

よろしいのでしょうか。急がなくても大丈夫ですよ

ええ、いま主人と相談して決めたの。まだ子どもの学費やらなんやらでお金がかかるし……こういうときのために母が金を残したんだろうなって思って

かしこまりました。……では、お取引を進めさせていただきます

バイヤーはタブレットで契約書の作成を行いました。

そして、依頼主の本人確認書類といただいた署名を確認し、用意した現金をお渡ししました。

予想外の臨時収入でした

そう言っていただけて何よりです

バイヤーはお買い取りした100ユーロ金貨を丁寧にケースに戻し、風呂敷に包みます。

以上となりますが……他になにか処分を考えているものなどはございませんか?

じゃあ……楽器も見てもらってもいいかしら?

かしこまりました

リビングに置いていいたアコースティックギターとエレキギターは依頼主のご主人が趣味で購入したものなのだとか。こちらも査定を行い、査定額をお伝えさせていただきました。

査定額については奥様からご主人に伝えていただけるとのことなので、今後の判断はご主人に任せることに。

では、本日はありがとうございました。またいつでもご連絡くださいませ

ええ。わかったわ。楽器のことはまた後日連絡するわね。今日はどうもありがとう

それでは失礼します

今回の買取とまとめ

【第9回世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨】

今回注目のお品物は「第9回世界陸上競技選手権 パリ大会公式記念コイン 100ユーロ金貨」です。

発行数999枚、日本での販売は500枚という大変倍率の高い金貨でした。

こちらは現在オークションなどでもなかなか見ることのないお品物ということで、希少価値は年々上昇しています。

今回は市場価値、品物の状態などを考慮し、当店の限界価格を提示させていただきました。

依頼主の方には「高価買取が実現した」とお喜びいただけて何よりでございます。

このたびは、ありがとうございました。

福ちゃんのオペレーティングスタッフ

福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。

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