【マイセン】Xフォーム ティーセットを買取いたしました
- 東京都
- 60歳代
- 女性

【マイセン】Xフォーム ティーセット
今回のお買取品はマイセンのティーセットです。
ポット、シュガー、クリーマーの3点セットで、非常に状態が良いものとなっております。
ヨーロッパで最初に白い磁器を完成させた磁器ブランド「マイセン」。マイセンの絵付けは現在もすべて手作業で、「ペインター」と呼ばれる方たちの手によって描かれています。ゆえに「まったく同じものは存在しない」といわれており、現在でも世界中のコレクターに愛されて続けています。今回お買い取りしたティーセットは『Xフォーム』のもの。豪華な金彩と丸いフォルム、可憐な小花が特徴であり、マイセンの中でも大変人気の高いシリーズです。
このたび、依頼主より「マイセンのティーセットの買取を頼みたい」とご連絡をいただき、出張買取をさせていただくことになりました。
「値段次第では即日で取引をしたい」とおっしゃっていたこともあり、精一杯のお値段をつけること、そして「お客様に悔いの残らない買取をしてほしい」という気持ちで査定に臨みました。
ご訪問前の準備
この日、バイヤー(査定士)が向かっていたのは都内の高級住宅街。東京の西部に位置したこの場所は、自然が多く落ち着いた雰囲気が漂っています。また買い物や飲食店が充実していることから「ショッピングスポット」としても人気があり、日中は主婦層、女性の利用者が絶えません。
時刻は午前11時前。バイヤーは依頼主のご自宅がある場所近くのコインパーキングで待機していました。オペレーターから共有された情報によると、今回の依頼主は60代の女性で「長年保管していたコレクションの一部を売却しようとされている」とのことです。
今回はマイセンの査定ということで、バイヤーは気を引き締めながら資料を眺めていました。真偽に関わる情報を一切公開していないマイセンの査定は非常に難しく、経験と知識が求められます。
「価値を見落とさない」をモットーにしている福ちゃんのバイヤーとして、また依頼主に安心していただける買取を目指すため、バイヤーは常に新鮮な情報を手に入れています。
依頼主とのお約束の時間まであと10分となったところで、査定道具(白手袋、ルーペ、風呂敷、タブレット、小型プリンターなど)に不備がないことを確認したバイヤーは車をあとにしました。
訪問・査定
依頼主のご自宅は和と洋が融合されたお住まいです。3階建ての大きな建物には車止めのスペースが設けられています。
インターホンを押し、来意を伝えるバイヤー。
はい
福ちゃんから参りました
少々お待ちくださいませ
しばらくして現れたのは、依頼主ご本人と見られる女性でした。優しい表情で「どうも~」とほほ笑んでくれています。
門を開錠いただき、玄関へと向かう依頼主とバイヤー。大きな玄関に到着したバイヤーはさっそく名刺を取り出し自己紹介を行います。
初めまして。福ちゃんの査定士です。本日はどうぞよろしくお願いいたします
よろしくお願いします
こちらのご自宅は1階がゲストルームとなっているご様子。大きなソファーがガラステーブルを囲い、部屋のあちこちに絵画やお花が飾られています。
どうぞ、おかけください
失礼します
ソファーに腰掛け、買取の流れを説明するバイヤー。当店は依頼主に同意のサインをいただいたうえで査定を開始しています。
書きました
ありがとうございます。……ではさっそくお品物を拝見したいと思いますが、こちらが依頼品ということでお間違いないでしょうか
ガラステーブルには、すでにティーセットが置かれていました。
はい。よろしくお願いします
失礼いたします
布手袋を装着したバイヤーは改めて依頼品と向き合います。
かつて王族・貴族が愛用していたマイセン。唯一無二の存在感を放ちます。
バイヤーは「本物」にしかないオーラを感じ取り、まずはポットから丁重に査定をはじめました。
ルーペを使ってバックスタンプを入念に確認し、製品の細部に至るまでくまなくチェックします。
磁器の作成方法・使用絵具の詳細さえ明らかになっていないマイセン。バイヤーの“目利き”がこの査定の結果を左右します。
こちらはどのように入手されたのか、お伺いしてもよろしいでしょうか
ぜんぶ輸入代理店で購入したんです
そうだったんですね。あまりご使用にはなられていないように見えますが……
ええ、何度か使いましたが……普段使いはしてないですね
とても状態がいいので、驚きました
ありがとうございます
どうやら奥様は食器のコレクターでいらっしゃるご様子。これまでも多数の食器を購入しており、気に入ったものはガラスケースに入れて観賞用として楽しんでいたのだとか。
今、主人と“生前整理”を始めていまして……人が使った食器なんて売れないだろうと思っていたんだけど、マイセンならきっと欲しい人がいるんじゃないかなと思って
おっしゃる通りでございます。とくに、この『Xフォーム』に関しては世界中にコレクターがいらっしゃるので、中古市場でも需要が高いお品物となっています
またすぐに、“次の人”が見つかるかしら?
はい。その点はご安心ください
製品に関する話を織り交ぜながら、3点すべての査定を終えたバイヤー。タブレットを取り出し、いよいよ買取額の算出に移ります。
今回、当店ではこちらのお値段をつけさせていただきました
……はい
今回の査定ポイントは品物の状態の良さ、シリーズの人気、そして希少性です。熟練の職人が仕上げる『Xフォーム』は洋食器専門店でも扱いが少なく、中古市場でも出回る数が少ないシリーズです。バイヤーは大変貴重な食器だということ考慮し、慎重に価格を算出しました。
こうしたポイントを丁寧に説明し、最後にこうお伝えします。
お返事は急ぎませんので、ぜひ検討してみてください
そうね……
そうつぶやいた依頼主は依頼品のティーセットを見つめます。
……今回は福ちゃんにお願いします
ご主人様と相談されなくてよろしいのですか?
ええ。主人も売却については存じていますから。……売るために相見積もりをしようとは思っていなかったし、丁寧に査定してもらえただけで十分です
かしこまりました。では、お手続きに入らせていただきます
よろしくお願いします
バイヤーはタブレットを使って契約書の作成を行い、印刷したものを依頼主に渡しました。
こちらが契約書でございます。不明点等ございましたらお声がけください
わかりました
手元に本人確認書類を用意した依頼主は、内容の確認をはじめます。その間にバイヤーは現金の準備に取りかかります。
はい、お願いします
失礼します
運転免許証を確認したバイヤーは、依頼主に現金を手渡します。
はい、たしかに
ありがとうございます。以上となりますが、他に査定を希望されるものはございますか?
そうね……あれもこれもと出てきそうだけど、また今度にさせていただくわ
かしこまりました。査定は無料ですので、お気軽にお問い合わせください
わかりました
お買い取りしたお品物を丁寧に包んだバイヤーは、最後のご挨拶を行います。
それでは失礼いたします。このたびは福ちゃんをご利用いただきありがとうございました。また機会がございましたら、よろしくお願いいたします
今回の買取とまとめ
マイセン『Xフォーム』のティーセット
今回注目のお品物は、最高級陶磁器ブランド『マイセン』のポット・シュガー・クリーマーです。
まるで美術品のようなこちらのティーセットは、一度見たら目が離せないほどの美しさ、そしてオーラを放っていました。
「すぐにでも欲しい」という方が現れそうなほど、きれいな保管状態であること、希少価値の高いお品物であるということを加味し、お値段のほうも頑張らせていただきました。
お客様から「満足できる金額だった」とご評価いただき、嬉しい限りです。
このたびは、ありがとうございました。
0120-947-295
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。