- 古銭/記念硬貨
- 2025.11.16
記念硬貨はいくらで売れる?価値のある種類と高く売るコツを解説

皇室の記念行事やオリンピックなど、大きな行事の際に発行される記念硬貨。その価値が気になっている方も多いのではないでしょうか。
記念硬貨は枚数限定で発行される上、外観も美しいことから、一般的な硬貨よりも高値で取引されています。銀行に持っていけば普通の硬貨と引き換えてもらうことも可能ですが、歴史的な価値や希少性のあるものは額面を大きく上回る価値が付けられることもあるので、専門業者への売却も検討してみてはいかがでしょうか。
本記事では記念硬貨の価値の基本をご紹介するとともに、代表的な国内外の記念硬貨の種類とそれぞれの相場の目安をまとめました。記念硬貨の価値に関するよくある質問や、高く売るためのコツも紹介しているので、お手元に記念硬貨がある方はぜひ参考にしてください。
【記事のポイント】
- ✅記念硬貨の価値は金銀の素材価値と発行枚数、需要で決まります。
- ✅付属品完備のプルーフ硬貨は高額査定の可能性がありますが、銀行では額面通りです。
- ✅記念硬貨の鑑定は実績と経験豊富な福ちゃんの無料査定にお任せください!
- 1 記念硬貨の価値の基本|高く評価される3つの理由(希少性・素材・需要)
- 2 日本・海外の代表的な記念硬貨の価値と相場(種類別)
- 2.1 ダイアナ妃追悼記念硬貨の価値・相場目安
- 2.2 香港回帰祖国記念金貨の価値・相場目安
- 2.3 ルーブル美術館200周年記念コインの価値・相場目安
- 2.4 国際児童年記念450元金貨の価値・相場目安
- 2.5 ヴィクトリア・ジュビリー・ヘッド金貨の価値・相場目安
- 2.6 昭和天皇御在位60年記念金貨(1986年)の価値・相場目安
- 2.7 天皇陛下御即位記念硬貨(1990年)の価値・相場目安
- 2.8 東京オリンピック記念硬貨(1964年)の価値・相場目安
- 2.9 2002年FIFAワールドカップ記念硬貨の価値・相場目安
- 2.10 東京2020競技大会記念硬貨の価値・相場目安
- 2.11 ラグビーW杯2019日本大会記念硬貨の価値・相場目安
- 2.12 ウルトラマン40周年記念硬貨の価値・相場目安
- 2.13 ハローキティ30周年記念金貨の価値・相場目安
- 2.14 その他の人気金貨(メイプル/ブリタニア/ウィーン等)の価値・相場概観
- 2.15 地方自治法施行60周年記念硬貨の価値・相場目安
- 2.16 2025年大阪・関西万博記念硬貨の価値・相場見通し
- 3 価値が高くなりやすい記念硬貨の特徴
- 4 記念硬貨の価値に関するよくある疑問
- 5 記念硬貨を高く売るためのコツ
- 6 記念硬貨の売却は福ちゃんへ|無料査定・出張対応
記念硬貨の価値の基本|高く評価される3つの理由(希少性・素材・需要)

記念硬貨は、店舗などの決済に使用する場合は額面通りの価値しかありません。しかし、一部の記念硬貨は貨幣のコレクター市場にて額面の数倍~数十倍以上の高値が付いているものもあります。
なぜ記念硬貨は高く評価されているのでしょうか。その理由は大きく分けて3つあります。
1つ目は希少性です。記念硬貨は期間限定・枚数限定で発行されるため、現在手に入りにくいものが数多くあります。そのぶんプレミア価格が付いており、市場で高く取引されています。
2つ目は素材です。記念硬貨の中には純金製、純銀製のものが多数ありますが、これらの査定では、現在の1gあたりの貴金属相場×各々の素材の重量が最低限保証されています。特に近年では、金の相場が値上がりしているため、純金の記念硬貨は高値を期待できるかもしれません。
3つ目は需要です。記念硬貨のうち、歴史的な価値があるものや、珍しいエラーのあるものはコレクターから人気があり、市場ニーズが高くなっています。欲しがる人が多いほど記念硬貨の価値も高騰する傾向にあるため、レアな記念硬貨をお持ちなら専門業者にぜひ査定してもらいましょう。
記念硬貨の相場早見(代表種類の目安レンジと注意点)
記念硬貨の価値は前述した通り、コインの希少性や素材、需要によって決まります。記念硬貨の種類は複数ありますが、ここでは代表的なものの相場を一覧にまとめました。
| 種類 | 相場 |
| ダイアナ妃追悼記念硬貨(金貨) | 数十万円~100万円超 |
| 香港回帰祖国記念金貨 | 100万円前後 |
| ルーブル美術館200周年記念コイン | 数十万円~ |
| 国際児童年記念450元金貨 | 10万円~ |
| ヴィクトリア・ジュビリー・ヘッド金貨 | 数十万円以上 |
| 昭和天皇御在位60年記念金貨(1986年・金貨) | 30万円~ |
| 天皇陛下御即位記念硬貨(1990年・金貨) | 60万円~ |
| 東京オリンピック記念硬貨(1964年) | 1,000円~ |
| 2002年FIFAワールドカップ記念硬貨(金貨) | 数万円~数十万円 |
| 東京2020競技大会記念硬貨(金貨) | 10万円~20万円前後 |
| ラグビーW杯2019日本大会記念硬貨(金貨) | 数万円~10万円前後 |
| ウルトラマン40周年記念硬貨(銀貨) | 1万円前後 |
| ハローキティ30周年記念金貨 | 数万円~数十万円 |
| その他の人気金貨(メイプル/ブリタニア/ウィーン等) | 数万円~数十万円 |
| 地方自治法施行60周年記念硬貨(銀貨) | 数千円~数十万円 |
| 2025年大阪・関西万博記念硬貨 | 要問い合わせ |
※製品の状態によっては買い取れない場合がございます、予めご了承ください。
なお、上記はあくまで目安の価格です。特に金貨や銀貨については貴金属の相場によって価格が日々変動することに注意しましょう。
査定・出張費・手数料はすべて無料。
日本・海外の代表的な記念硬貨の価値と相場(種類別)
記念硬貨は日本だけでなく、海外でも複数販売されてきた歴史があります。特別な行事などで発行される記念硬貨は、そのほとんどが表記されている額面以上の価値で取引されますが、保存状態や希少性、素材によっては額面の数倍以上の高値が付くものも少なくありません。
ここでは国内外で発行された記念硬貨と、その相場の目安を種類ごとにまとめました。お手元にある記念硬貨と照らし合わせて、おおよその相場をチェックしてみましょう。
ダイアナ妃追悼記念硬貨の価値・相場目安
ダイアナ妃追悼記念硬貨は1997年に不幸な事故によって亡くなったダイアナ妃への追悼の意を込めて1999年に発行された記念硬貨です。ダイアナ妃がデザインされた硬貨そのものが少ないことに加え、発行枚数も限られていたことから、コレクションとして高い人気を誇っています。
表面にはダイアナ妃の横顔と追悼メッセージ、裏面にはエリザベス2世の横顔がそれぞれ描かれているところが特徴です。
記念金貨は5ポンド金貨と銀貨の2種類が発行されましたが、特に金貨は発行枚数が7,500枚と少なく、希少性の高いコインとなっています。近年は金そのものの価値が高騰している上、コインそのもののレア度も相まって、保存状態が良いものは100万円以上の高値で取引されたケースもあります。
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香港回帰祖国記念金貨の価値・相場目安
香港回帰祖国記念金貨は、1997年の香港返還を記念して発行された1,000ドルの記念金貨です。
発行枚数がわずか228枚と非常に少なく、市場にほとんど出回らないことから、コレクターの中では特にレア度の高い逸品として需要が高くなっています。
さらに純金製であることから、金相場が高騰している現代では素材そのものの価値も評価されており、歴史的価値との相乗効果によって額面を大幅に上回る価値を期待できるでしょう。特にケースや鑑定証書などの付属品が付いている場合、100万円程度で取引された事例もあります。
発行枚数が少ないぶん、入手が困難なコインではありますが、もし遺品整理や譲渡などによって香港回帰祖国記念金貨を手に入れたなら、ぜひ専門業者に査定を依頼してみましょう。
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ルーブル美術館200周年記念コインの価値・相場目安
ルーブル美術館200周年記念コインは、フランス・パリにある世界最大級の美術館であるルーブル美術館の200周年を記念して、1993年に発行された記念硬貨です。
ルーブル美術館に収蔵されている代表的な絵画6つ(ミロのヴィーナスやモナ・リザなど)をモチーフにしたデザインが採用されており、その芸術性とプルーフ加工の美しさから、アート愛好家より絶大な人気を誇っています。
それぞれ5,000枚ずつ発行されており、1枚あたりの買取相場は数十万円~となっています。なお、6種類全てのコインを専用ケースに収めたセットは500セット限定品だったため、非常に希少価値が高く、さらなる高値が期待できるかもしれません。
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国際児童年記念450元金貨の価値・相場目安
国際児童年記念450元金貨は、世界の子どもの問題を考え、各々の国がその解決に取り組もうという宣言の下に制定された国際児童年を記念し、1979年に発行された記念硬貨です。表面にはじょうろとスコップを持った2人の子どもが、裏面には中国の国章がそれぞれデザインされているところが特徴です。
同年は児童の権利宣言から20周年に当たる節目の年でもあり、世界各国で国際児童年を記念した硬貨が発行されました。国際児童年記念450元金貨はそのうち中国が発行したもので、プルーフ加工が施された純金製のコインです。中国製のコインということもあって日本の市場での流通量が少なく、そのぶん高値で取引されています。
相場の目安としては、専用のケース付きのものや鑑定書付きのものなら数十万円の価値が付くこともあります。
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ヴィクトリア・ジュビリー・ヘッド金貨の価値・相場目安
ヴィクトリア・ジュビリー・ヘッド5ポンド金貨は、ヴィクトリア女王の在位50周年を記念して1887年にイギリスで発行された記念硬貨です。
ヴィクトリア女王は1837年から実に63年間にわたって在位した経歴の持ち主で、その間に複数のコインが発行されました。デザインで分けるとヤング、ゴチック、ジュビリー、オールドの4タイプがあります。中でもヴィクトリア・ジュビリー・ヘッドは表面にヴィクトリア女王の横顔、裏面にセントジョージの龍退治をモチーフとしたデザインが採用されている美しい外観です。
1887年にしか発行されていないことと、発行からかなりの年数が経過していることから非常に希少性が高く、100万円以上の高値で取引されるケースもあります。
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昭和天皇御在位60年記念金貨(1986年)の価値・相場目安
天皇陛下御在位60年記念金貨は、昭和天皇の在位60周年を記念して、1986年(昭和61年)と翌年の1987年(昭和62年)に日本で発行された記念硬貨です。表面には平和の象徴である鳩と日本の自然や稲作文化を表現している水が描かれ、裏側には菊の御紋章が刻印されています。
皇室にとって節目の記念であると同時に、日本の記念硬貨では初の金貨ということもあり、10万円という高値でありながら、当時は多くの人がコインを買い求めたといいます。
金貨は2年間にわたって計1,100万枚が発行されたため、記念として所有されている方も少なくありませんが、20gの純金製であることから、金の価格が高騰している現代では額面を上回る高値が期待できるでしょう。
特に状態の良いものや、同時に発行された一万円銀貨や五百円白銅貨とセットになったものはコレクター人気が高く、数十万円程度の査定が付くこともあります。
天皇陛下御即位記念硬貨(1990年)の価値・相場目安
天皇陛下御即位記念硬貨は今上天皇(明仁天皇)の御即位を記念して1990年(平成2年)に日本で発行された記念硬貨です。
表面には鳳凰と瑞雲、裏面には菊の御紋と桐、唐草がデザインされており、日本の伝統美を表現したコインとして高い人気を誇っています。額面500円の白銅貨幣と、額面10万円の金貨が製造されましたが、前者が3,000万枚発行されたのに対し、後者は200万枚のみの発行でした。また、天皇陛下御在位60年記念金貨が20gの金でできているのに対し、天皇陛下御即位記念金貨は重量30gの金が使用されています。
その希少性と近年の金相場の高騰から、天皇陛下御即位記念金貨には60万円以上の値が付く場合が多いようです。五百円白銅貨とのセット品はさらに発行数が少ないため、専用ケースも揃っていればより高値で売れることも期待できるでしょう。
東京オリンピック記念硬貨(1964年)の価値・相場目安
東京オリンピック記念硬貨は1964年の東京オリンピック開催を記念して発行された記念金貨です。
日本で初めて製造された記念金貨第1号であり、千円銀貨が1,500万枚、百円銀貨が8000万枚発行されました。
千円銀貨の表面には日本の象徴である富士山と国花であるサクラを、裏面にはサクラと五輪のマークがデザインされているのが特徴です。一方の百円銀貨は表面が聖火台の上に五輪マーク、裏面には太陽をモチーフにしたデザインが採用されています。
日本初の記念硬貨という歴史的な価値なるコインですが、当時の国民全員に行き渡るようにとかなりの枚数が発行されたため、希少価値はそれほど高くありません。ですが、状態の良い千円銀貨なら数千円の値が付くこともあります。
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2002年FIFAワールドカップ記念硬貨の価値・相場目安
2002 FIFAワールドカップ記念硬貨は、2002年6月に日本と韓国の共催大会として開催された、FIFAワールドカップを記念して発行された硬貨です。アジア初のワールドカップということもあり、開催時は日本でも一躍話題となり、多くの国民が熱狂しました。
そんな2002年FIFAワールドカップを記念して製造された硬貨は、金貨と銀貨、ニッケル黄銅貨幣の3種類です。中でも、一万円金貨は発行枚数が10万枚と少なかったことと、近年の金相場の高騰により、市場での価値が高まっています。
特に状態の良い美品や、銀貨が同梱されたプルーフセット、3種全ての硬貨が揃ったセット品などは、数万円~数十万円くらいの高値が付くケースもあります。
東京2020競技大会記念硬貨の価値・相場目安
2020年東京オリンピック競技大会記念硬貨は、2021年に開催された東京五輪を記念して発行された記念硬貨です。
1964年の東京オリンピックでは千円銀貨と百円銀貨の2種類のみでしたが、こちらの記念硬貨は第一次~第四次の四回に分けて、さまざまな種類の硬貨が発行されました。
例えば第一次は表面に流鏑馬をする男性と心技体の文字、第三次は表面に勝利の象徴である野見宿禰(のみのすくね)像と栄光を意味するギリシャの女神像、そして心技体の文字が刻印されています。
金貨は純金が15.6g使われていることもあり、金としての素材価値も踏まえて10万円~20万円前後で取引されるケースが多いようです。なお、三次よりも一次の記念金貨の方が若干価値が高い傾向にあります。
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ラグビーW杯2019日本大会記念硬貨の価値・相場目安
ラグビーワールドカップ2019日本大会記念硬貨は、2019年9月~11月にかけて日本で開催されたラグビーワールドカップを記念し、発行された記念硬貨です。
一万円金貨は1万枚、千円銀貨は5万枚発行され、特に金貨の当選倍率は約33倍にも上ったことで話題になりました。
そんな一万円金貨のデザインは、表にはラグビーワールドカップの優勝カップであるウェブ・エリス・カップとラグビーボールが、裏面にはトーナメントマークと日本の国花である桜花がデザインされています。桜花は虹色に発色する仕組みになっており、見た目にもインパクトのある硬貨として人気を集めています。
また、一万円金貨にはラグビーボールを模した特別なケースが付属しており、ラグビーファンやコレクターから好評です。相場は金としての価値も加味して、数万円~10万円前後とされています。
ウルトラマン40周年記念硬貨の価値・相場目安
ウルトラマン40周年記念硬貨は、ウルトラマンの誕生40周年を記念して2006年に発行された記念硬貨です。オーストラリアのパース造幣局で鋳造され、ウルトラマンシリーズの制作元である株式会社円谷プロダクションの監修の下、日本限定で発行されました。
金貨と銀貨が合わせて6種類発売され、ウルトラマンの必殺技としておなじみのスペシウム光線のポーズや、バルタン星人やレッドキングといった怪人などをモチーフにしたデザインが採用されています。
銀貨セットの相場は一万円前後ですが、美品や金貨のセット相場はより高く評価される可能性があります。
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ハローキティ30周年記念金貨の価値・相場目安
ハローキティ30周年記念硬貨金貨は、世代を超えて愛される人気キャラクター・ハローキティの誕生30周年を記念して発行された記念硬貨です。ニュージーランド自治領であるクック諸島から、1オンス金貨1種類、1/4オンス金貨2種類、1オンス銀貨3種類の計6種類が発行されました。
それぞれ日本の伝統芸能である歌舞伎をモチーフにしたデザインとなっており、異なる着物を着たハローキティがカラーで刻印されているところが特徴です。特に金貨は高値が付きやすく、セット品の場合、数万円~数十万円の値が付くこともあります。
銀貨の方も数千円~数万円で取引された実例があり、美品やセット品なら高値での売却を期待できるでしょう。
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その他の人気金貨(メイプル/ブリタニア/ウィーン等)の価値・相場概観
ここまでご紹介してきた記念硬貨の他にも、高価買取が期待できる人気の金貨があります。例えばメイプルリーフ金貨やブリタニア金貨、ウィーン金貨などは希少価値が高く、高値で取引される傾向にあります。
主な外国の金貨の相場は以下の通りです。
| 種類 | 相場 |
| メイプルリーフ金貨 | 3万円~数十万円 |
| ブリタニア金貨 | 6万円~数十万円 |
| ウィーン金貨 | 7万円~数十万円 |
| アメリカンイーグル金貨 | 6万円~数十万円 |
| パンダ金貨 | 3万円~数十万円 |
※製品の状態によっては買い取れない場合がございます、予めご了承ください。
海外の金貨は種類によって価値が異なる他、同じ種類の金貨でも重さ(オンス)によって価値が変動します。重量が多いものほど金としての価値も加味されるため、高額査定が期待できるでしょう。
地方自治法施行60周年記念硬貨の価値・相場目安
地方自治法施行60周年記念硬貨は、地方自治法の施行60周年を記念して発行された記念硬貨です。47都道府県ごとにデザインが異なる発行され、千円銀貨と五百円バイカラー・クラッド貨幣および五百円プルーフ貨幣が発売されました。
それぞれの都道府県を代表するモチーフが採用されていることからコレクション性が高く、特に47都道府県のものが全て揃ったコンプリートセットは数十万円の値が付くこともあります。単品での買取は、千円銀貨であれば数千円~がおおよその相場となっています。
特に北海道や東京都などは他よりも高値で売れる傾向にあるようです。
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2025年大阪・関西万博記念硬貨の価値・相場見通し
2025年大阪・関西万博記念硬貨は、2025年に開催された大阪・関西万博を記念して発行された記念硬貨です。1次・2次で千円銀貨が発行された後、3次では新たに一万円金貨と五百円バイカラー・クラッド貨幣が加わりました。
発行されて間もない記念硬貨なので、まだ買取実績はほとんど見当たりません。しかし、大阪市での万博の開催は実に50年以上ぶりであり、今後歴史的な価値が付くと考えると、プルーフ加工が施されたコンプリートセットなどは数万円~の高値が付く可能性が見込まれるでしょう。特に金貨は金の価値が上昇していることもあり、将来的に高く評価されることが期待できます。
価値が高くなりやすい記念硬貨の特徴

市場で高く評価されやすい記念硬貨には、以下のような特徴があります。
- 希少性
- 鑑賞価値
- 付属品と保存状態
希少性が高いものや、プルーフ加工・カラー加工など見た目がきれいなもの、付属品が揃っているもの、美品などは、通常の記念硬貨よりも高値が付きやすい傾向にあります。
以下ではそれぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
希少性(発行枚数・年銘差・現存数・エラー)
記念硬貨に限らず、貨幣は希少性が高いものほど高値で取引される傾向にあります。例えば、発行枚数が限られているもの、現存数が少ないものなどです。
また、同じ記念硬貨であっても発行年の銘によって発行枚数やデザインが異なっている場合は、希少性にも差が出ます。さらに、製造過程で何らかの不備が生じたエラー銭と呼ばれるものも希少性が高く、プレミア価格が付きます。
例えば、刻印の位置や角度がずれたもの、両面同じデザインが刻印されているものなどは、本来であれば検品の段階で弾かれるものなので滅多に市場に流通しません。そのぶんレアなコインとしてコレクターからの需要が高く、額面を大幅に上回る価格で取引されるケースも多々見られます。
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プルーフ/カラー/セット完備など鑑賞価値
記念硬貨の中には、鏡面加工を施したプルーフ硬貨や、さまざまな色を付けたカラーコイン、同時発行された記念硬貨が全て揃ったセット品などがあります。これらは見た目の美しさやコレクション性の高さなどから、通常の硬貨や単品よりも鑑賞価値が高いものと判断され、市場では高値で取引される傾向にあります。
特にセット品に関しては、ものによっては数十万円以上の価値が付く事例も少なくありません。このように、鑑賞価値の高い記念硬貨は通常の硬貨より高額査定が見込まれるため、これらの記念硬貨が手元にある場合は専門業者に持ち込んで価値を査定してもらうとよいでしょう。
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付属品・状態(未使用・外箱・解説書・証明書)
記念硬貨の多くは、専用のケースや解説書、証明書などが付属されています。ケースは鑑賞価値を高める要因の一つですし、証明書があればその記念硬貨が本物だという証になるため、コレクターからの信用を得やすく、査定でも評価されるでしょう。逆に、付属品がないものは不備品扱いとなり、価値が下がってしまう可能性があるので要注意です。
また、その記念硬貨が使用済みか、未使用かでも価値が大きく変動します。傷や摩耗がほとんど見られない未使用品であれば、保存状態が良好と判断され、査定でプラスの評価を得られるでしょう。
特に記念硬貨は元々鑑賞や収集を目的としたものであり、美品のまま残っている可能性が高いので、ご自宅やご実家で状態の良い記念硬貨を見つけたら査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
記念硬貨の価値に関するよくある疑問

手元にある記念硬貨の価値について、「買い物で使えるのか」「銀行で引き換えた場合、いくらになるのか」といった疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
ここでは記念硬貨の価値に関してよくある疑問を6つピックアップしてご紹介します。
記念硬貨は買い物で使える?価値との関係
記念硬貨は一般に流通している硬貨とデザインや仕様が異なるため、「買い物に使えるのかな」と思う方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、記念硬貨は店舗などでの決済に使用することが可能です。
ただし、記念硬貨は金や銀などさまざまな素材が用いられていたり、通常の通貨とサイズが異なったりするケースがほとんどです。そのため、直径や材質などから硬貨の種類や真贋を識別している自販機やセルフレジ、ATMなどの機械では、使用できない可能性が高いでしょう。
また、記念硬貨を買い物で使った場合、額面通りの価値で扱われることになります。プレミアが付いている記念硬貨の場合、付加価値で額面以上の高値で取引される可能性が高いので、買い物で使うと損をするかもしれません。
そのため、買い物で記念硬貨を利用しようとお考えの場合は一度買取業者に見てもらい、お手持ちの記念硬貨の価値を把握しておくと良いでしょう。
記念硬貨はいつ発行される?価値に影響する要素
記念硬貨が発行されるタイミングは国や地域によって異なりますが、日本の場合、通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律第5条の2において、記念硬貨は国家的な記念事業として閣議の決定を経て発行するものと定義されています。
ここでいう国家的な記念事業とは、一般的には国民がこぞってお祝いするような大規模な慶事や、国際的な行事などのことです。例えば天皇陛下の御即位、皇太子殿下のご成婚、オリンピック競技会など国際的な大会の国内開催などがこれに該当します。これらの記念行事は歴史に残るものであることから、記念硬貨も歴史的価値が加味されて、高値で取引されているようです。
実際に、過去に発行された記念硬貨の中には発行枚数が非常に少ないプレミア硬貨と呼ばれるものが存在し、それらは高価買取の対象となっています。
銀行に持ち込むと価値はどう扱われる?
国内で発行された記念硬貨を銀行に持っていくと、引換という形で現行の硬貨に換えてもらえます。ただし、銀行では記念硬貨の持つ希少性や素材としての価値、保存状態、付属品の有無などは加味してもらえないため、原則として額面通りの評価となります。例えば一万円金貨なら現行の一万円紙幣との引換です。
前述の通り、記念硬貨は専門業者に持ち込めば、付加価値によって額面以上の高値が付くことも予想されるため、ただ銀行で引換すると損をする可能性が高いでしょう。
さらに銀行での引換には一定の手数料が掛かるため、実際には額面よりも少ない額での取引になってしまいます。
以上の点から、価値ある記念硬貨は銀行で引き換えるよりも、専門業者に買い取ってもらった方がお得でしょう。
汚れ・劣化が価値に与える影響は?
記念硬貨は美品であるほど市場で高く評価されるため、汚れが付いていたり、傷や摩耗などの劣化が見られたりするものは価値が下がってしまいがちです。
ただし、汚れや劣化が著しいものを除けば、買取そのものには対応してもらえるケースがほとんどです。
「汚れているからどうせ買取してもらえないだろう」と自己判断して買い物に使ったり、銀行で引き換えたりすると損をしてしまう可能性があるので、汚れや劣化がある記念硬貨でも専門業者に査定を依頼してみることをおすすめします。
なお、汚れや傷があるからといって、自分で洗浄・研磨するのはNGです。記念硬貨は製造した状態のまま保存されるのがベストとされており、余計な手を加えるとかえって価値が下がってしまうことがあるので注意しましょう。
種類不明のコインでも価値はつく?
記念硬貨にはさまざまな種類がありますが、その知名度はまちまちです。中には、「自分で調べてみたけれど何のコインかわからない」というものもあるでしょう。
ただし、一般的な知名度の高さと記念硬貨としての価値は必ずしも比例するものではありません。見たことも聞いたこともないコインでも、コレクター市場にて高値で取引されている可能性は十分にあります。
「よく分からないコインだから価値はないだろう」と自己判断せず、古銭や記念硬貨を見つけたら専門業者に査定してもらうとよいでしょう。硬貨に精通した査定士が在籍している業者であれば、一般には知られていないマイナーな硬貨でもきちんと価値を見極め、適正な買取額を提示してくれます。
エラー(デザインずれ等)は価値が上がる?
製造過程で何らかのトラブルが生じ、デザインの位置や角度がずれたものや、穴の角度がずれたものなどはエラー銭扱いとなります。これらは通常、検品の時点で取り除かれて市場には流通しないため、検品もれで出回ったものはプレミア品となり、通常の相場よりもさらに高い値が付くことがあります。
時には通常の査定の数倍以上の値が付く場合もあるため、他のデザインと何か違うと思ったら専門業者に査定してもらいましょう。
なお、エラー銭はエラーの程度(ずれの大きさなど)が大きいほど高値が付きやすい傾向にありますが、微小なずれでも高値で買いとってもらえます。ただし、微小なエラーは目視だけで判別するのは難しいので、プロの査定士に見てもらうことをおすすめします。
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記念硬貨を高く売るためのコツ

記念硬貨をより高値で売るためには、以下6つのポイントを押さえておくことが大切です。
- 査定に出す時期
- 付属品の有無
- 保存状態の良さ
- まとめ売り
- 業者の選定方法
- 複数の業者への査定依頼
以下ではそれぞれのポイントについて詳しく説明していきます。
相場の良い時期を逃さない(地金相場・話題性)
同じ記念硬貨であっても、査定に出すタイミングによって価値が大きく変動する場合があります。
例えば金貨の場合、金相場が値上がりしているタイミングで査定に出すと、素材そのものの価値が高く評価されるため、トータルの査定額アップが期待できます。金相場は日々変動しているので、こまめに相場をチェックし、ここぞというタイミングで売るようにしましょう。
また、硬貨の話題性も価値を左右する要素の一つです。例えば2025年には大阪万博が開催されましたが、それに伴い、1970年に開催された過去の万博の記念硬貨にも注目が集まる可能性があります。「今すぐ処分したい」などの理由があれば別ですが、そうでない場合は売り時を慎重に見極めて査定に出すことをおすすめします。
付属品(箱・証明書・セット)を揃える
記念硬貨の価値は、付属品の有無によって変動します。特に記念硬貨は専用のケースや証明書などが付属しているケースが多いので、硬貨と一緒にこれらの付属品が見つかった場合は捨てずに保管しておき、買取依頼の際に一緒に持っていくようにしましょう。
また、同時に発行された記念硬貨がセットになっているものも、完備品として査定に出すのがベストです。もちろん、価値ある硬貨であれば単体でも買い取ってもらえますが、セット品の場合、全て揃っていないと価値が大きく下がってしまう可能性があるので注意が必要です。
ご自宅やご実家で記念硬貨のセット品を見つけたら、不備がないかどうか確認した上で、足りないものがあれば改めて探してみることをおすすめします。
未使用・プルーフの保護とクリーニング注意
記念硬貨は付属している専用ケースなどにしまっておき、可能な限り良い状態を保っておきましょう。特に金貨は湿気や空気、紫外線などに弱い性質があるので、裸のまま保管せず、ケースに入れて直射日光や湿気の影響を受けない場所に置いておきましょう。
また、未開封品の場合はそのまま手を付けず、未使用のまま査定に出すのがベストです。うっかり素手で触ってしまうと、指紋や皮脂、汗などが付着し、場合によっては黒ずみやサビの原因となるので取り扱いには十分気を付けましょう。
また、勝手なクリーニングを行うのは禁物です。柔らかい布で表面の汚れをさっと拭き取るだけなら問題ありませんが、強く磨いたり、研磨剤を使ったりすると表面に傷や摩耗が発生し、かえって価値を損ねる可能性があります。硬貨は年数が経過するほど劣化が進みやすくなるので、記念硬貨を見つけたら適切な状態で保管した上で、なるべく早めに業者に査定を依頼しましょう。
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まとめ売りで評価の底上げを狙う
記念硬貨は単品よりも、いくつかの商品をまとめて買取依頼に出した方が高値で売れる可能性があります。例えば、記念硬貨や金貨の他に使わなくなったブランドバッグや着物など、売れそうなものがあればまとめて査定に出しましょう。
ただし、記念硬貨と一緒に買取してくれるものの種類は業者によって異なるので、硬貨とまとめ売りしたいものの買取に対応しているかどうかをあらかじめチェックしておきましょう。
この機会に、自宅にある不用品をまとめて売りに出したいという場合は、衣類から貴金属、楽器、アンティーク品、お酒などさまざまなカテゴリの買取に応じてくれる業者に依頼した方が一度に処分できるので、手間や時間を省けます。
「まとめ売りしたいけど店舗に持っていくのが大変」という場合は、出張買取や宅配買取など、自宅にいながら査定に出せる便利なサービスに対応しているところを選ぶのがおすすめです。
記念硬貨に強い専門業者を選ぶ
記念硬貨の価値は希少性や鑑賞価値、素材としての価値、付属品などによって決まると説明しましたが、これらの要素を総合的に判断し、適正な価値を見極めるのは簡単なことではありません。専門的な知識と技量がないと、記念硬貨の価値を正確に判断できず、本来の価値よりも低い査定額を提示される恐れがあります。
実際に、買取業者によっては記念硬貨の買取は希少価値などのプレミア性を重視せず、評判や口コミによる額面のみで買取を実施しているところもあるようです。
大切な記念硬貨を適正価格で買い取ってもらいたいのなら、豊かな専門知識と技量を備えた査定士が在籍している信頼できる業者に依頼することが大切です。業者を選ぶときはホームページなどで記念硬貨の買取実績をチェックし、実績が豊富なところをピックアップするとよいでしょう。
複数査定で価値を適正確認する
記念硬貨を高く買取してもらうためには、複数の買取業者に依頼するのも一つの方法です。
記念硬貨の査定基準は業者によって異なり、同じ記念硬貨でも査定額に大きな差が生じることがあるため、少なくとも2~3社の買取業者に査定依頼をするのがおすすめです。ある程度の見積もりが集まったら、それぞれの査定額を比較し、より良い条件で買い取ってくれる業者に売りに出せば、納得のいく価格で記念硬貨を手放せるでしょう。
近年ではホームページから問い合わせたり、LINEを使って査定を相談したりできる業者も増えており、各々の店舗に持ち込まなくても、おおよその査定を把握しやすくなっています。記念硬貨の買取に対応している業者を見つけたら、査定相談や査定依頼を申し込んでみましょう。
なお、出張買取や宅配買取に対応している業者であれば、ご自宅やご実家から距離があっても簡単に査定を申し込めます。
記念硬貨の売却は福ちゃんへ|無料査定・出張対応
大きな行事や、国際的なイベントなどを記念して発行される記念硬貨は、歴史的な価値や希少性、鑑賞価値などが付加され、額面以上の価値で取引されるケースが多々あります。特に金貨や銀貨は貴金属としての価値も考慮されるため、額面を大幅に上回る高値が付くことも考えられます。
記念硬貨は保存状態の良いものや完備品ほど高く売れる傾向にありますが、汚れが付いたものや単品でも買い取ってもらえる可能性が高いので、お手元に記念硬貨がある方は専門業者に査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
福ちゃんには、記念硬貨買取の知識が豊富な査定士が多く在籍しており、日頃から国内の記念硬貨や外国の記念硬貨の買取を行っています。また、記念硬貨以外のブランド品や貴金属などの買取も行っているため、価値あるものをまとめて査定に出せば、さらなる高額買取も可能です。買取はお近くの店舗の他、出張買取や宅配買取にも対応しています。お手元に不要な記念硬貨をお持ちの方は、ぜひ福ちゃんの買取サービスをご検討ください。