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加賀友禅作家・池田裕とは?
着物を高く買い取ってもらう方法とは?

ここでは、加賀友禅作家として活躍する池田裕についてまとめてみました。

池田裕(雅号・裕可)は着物の中でも特に格式の高い「黒留袖」や、準礼装として着用される「訪問着」の制作を行っています。

知名度は高くないものの、国の伝統工芸士に認定されていることもあって着物の価値は高く、中古市場では状態の良いものが万単位の価格で取引されています

そんな池田裕について、簡単な経歴や作品の特徴についてご紹介します。

目次

池田裕とはどんな着物作家?

加賀友禅作家・池田裕は1950年に生まれました。中野オトヲ鹿角恭祐といった作家に師事しながら、加賀友禅作家としての活動を始め、1973年に独立します。

その後は、

加賀友禅いろどり会で奨励賞(1983年)
加賀友禅新作競技会で石川県知事賞(1995年)

といった数々の賞に輝き、多方面で高い評価を得て現在に至ります。

池田裕の加賀友禅の特徴は?

池田裕の手がける友禅の特徴は、加賀友禅に「東京友禅(江戸友禅)」の持ち味を融合させていることといえます。
加賀友禅は石川県の名産品で、「加賀五彩」といわれる5色(臙脂・黄土・藍・草・古代紫)を使い、写実的な日本の美を表現しています。

一方、東京友禅は色調を抑え、あえて余白をたっぷりと残して「こざっぱりと仕上げる」という点を特徴としています。
加賀の「繊細な美しさ」と、江戸の「粋な美しさ」……両者の特徴を活かして自身の作品に落とし込んでいるのが、池田裕の作品の魅力です。

また、池田裕は「手描き部門」で伝統工芸士に認定されています。そのため、池田の作品にはすべて「伝統マーク」がつけられています。

池田裕の作品紹介

ここでは池田裕の作品について紹介しています。

  • 加賀友禅黒留袖『水引』

    加賀水引や熨斗をデザインに取り入れたこの作品は、漆黒の生地に浮かぶ水引と古典文様、可憐に咲く花々が印象的な作品です。加賀友禅の伝統的な色彩を使用しながらも、江戸っ子が好むさっぱりとした構図が特徴で、幅広い年齢層の人が着用できるデザインとなっています。

  • 浜ちりめんの色留袖

    こちらはたっぷりと実を付けた稲穂と2羽の雀が特徴的な色留袖です。
    生地は滋賀県の名産品である「浜ちりめん」を使用。利休鼠色に染められた生地が落ち着いた大人の女性らしさを演出しています。

    こちらの作品は色留袖ということもあり、訪問着のような華々しさはありませんが、「家内安全」「健康祈願」などの願いが込められた稲穂のデザインがたいへん美しく、上品な仕上がりとなっています。

  • 訪問着 枝花文 暈し染め

    優しい菫色に染められた生地に古典的な枝花文様が描かれたこちらの作品は、白い花と緑色の葉のコントラストが特徴となっています。

    訪問着は肩や袖、それから裾に広がる絵柄が入っています。フォーマルな場でも映えるよう、派手な絵柄がつけられることが多いのが訪問着の特徴なのですが、こちらの作品はあえて控えめな柄、そして色を使用することで、主役を引き立てるようなデザインに仕上がっています。

池田裕の着物買取は
福ちゃんにお任せください

加賀友禅の伝統的な技法と東京友禅の特徴を取り込んだ池田裕の作品は、上品でお洒落な印象を与えてくれます。

また伝統工芸士の作品であること、さまざまな賞を受賞した友禅作家の作品であるということもあり、売却の際は高価買取のチャンスがあります。

福ちゃんには、池田裕をはじめとする作家物の着物に精通している査定士が在籍しています。

豊富な経験・知識をもとに適正価格を付けさせていただきますので、ご売却の際にはぜひ福ちゃんにお声がけください。

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