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マイケルコース(Michael Kors)の歴史

1981年、ファッションデザイナーであるマイケル・コースが自分の名前を冠したブランドを立ち上げたのが始まりです。
マイケルはニューヨーク州立工科大学でファッションデザインを学びつつ、ブティックで販売員のアルバイトとして働きつつ、より深くファッションデザインに触れていきます。
アルバイトという身でありながら、すでにレザーグッズをメインとするアイテムのデザインを担当。そのデザイン性が高く評価され、世間から注目を浴びることになります。

そして1981年、自社ブランド「マイケルコース」を設立。
同年に開催されたニューヨークコレクションで華やかなデビューを果たします。
その後も彼が手がけるファッションデザインの人気は衰えることがなく、その功績が称えられて数々の名誉ある賞を受賞します。
1983年には第1回アメリカンオリジナルアウォード賞を受賞。
1995年にはELLE/キャデラックファッション優秀賞を獲得しています。
またこの年、日本を代表するアパレル会社「オンワード樫山」が展開するファッションブランド「ICB」の初代デザイナーにも任命されています。

こうして着実に世界を代表するファッションブランドへと成長していった「マイケルコース」は1996年、新たな動きを見せます。
それが、「コース・マイケル・コース」というセカンドラインの展開です。
メインブランドである「マイケルコース」では重点的に取り扱っていなかった靴やジーンズに力を入れることで、ブランドの規模をいっそう拡大させます。

さらにその翌年、マイケルはフランスのラグジュアリーブランド「セリーヌ」にチーフデザイナーとして招かれ、活躍の場を一段と広げます。
持ち前の服飾技術を存分に発揮し、パリの上品さに引けを取らないレベルのデザイン性を披露しました。これによってセリーヌの人気が返り咲くことになり、その復活に貢献する結果となりました。
その後も勢いは止まらず、2002年にメンズグッズの販売を開始したり、2004年に新たなセカンドライン「マイケル・マイケル・コース」を展開したりと、めまぐるしい成長を見せています。