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ケイトスペードの歴史

1993年、由緒あるアメリカのファッション誌「マドモアゼル」でアクセサリー部門を担当していた編集者のケイト・ノエル・ブロスナンが、パートナーのアンディ・スペードとともに設立したのが「ケイト・スペード」です。

マドモアゼル誌ではアクセサリーを担当していたケイトですが、その思いはバッグにありました。
1990年代前半、ファッション業界においてバッグはケイトの目から見るとまだまだ発展途上で、女性が求めるカタチにはなっていないという思いがありました。
そんなとき、アンディのすすめでバッグのデザイン・製造をする会社の設立を決意。ふたりの名をとって「ケイト・スペード」と名づけられたブランドは、ケイトがマドモアゼル誌での経験を活かし、多くの女性が求めていたシンプルかつオシャレなデザインのバッグを次々に発表したことで、その存在を知られるようになっていきます。

ブランド設立からわずか3年後の1996年、ケイト・スペードはアメリカファッションデザイナーズ協会でアクセサリー部門の新人賞を受賞しました。
同年、ニューヨークのソーホーに出店し、ケイト・スペードの初店舗がオープン。1998年、アメリカファッションデザイナーズ協会の「アクセサリーデザイナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞してからはボストン、ロサンゼルスにも店舗をオープンし、その後も次々に新規店舗を展開します。
アイテムのラインナップも拡大し、バッグだけでなく靴なども製造するようになりました。2001年にはアイウェア(メガネ)、翌年にはエスティローダーと提携してコスメにも進出しました。バッグにとどまらず、さらに多くのアイテムが作られるようになったケイト・スペードは、若い女性御用達のファッションブランドとなっています。

特に2000年代前半、世界中の女性をとりこにしたアメリカのドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』でケイト・スペードのアイテムが使われたこともあって、さらに人気が高まりました。
2004年には東京の青山にショップがオープン。当時、日本でもドラマ『SATC』が人気を博していたこともあり、広く受け入れられました。そんなケイト・スペードは現在、全世界269の国と地域で100を超える店舗を展開する巨大ブランドに成長。最新商品はニューヨークファッションウィークに出展されています。