加賀友禅作家・青木たか子とは?
着物を高く買い取ってもらう方法とは?
こちらのページでは、加賀友禅の作家として数々の着物を手がける青木たか子についてまとめています。晴れの日に身につける黒留袖や、準礼装として使える訪問着など、格式の高い場にふさわしい上質な着物を多く手がけているのが特徴です。
着物に関心のある人なら誰もがその名を知る人間国宝の作品などに比べると価値が高いとはいえませんが、中古市場では、状態によっては万単位の価値が付くこともあります。
ここでは、そんな青木たか子の作品や特徴についてまとめています。
青木たか子とはどんな着物作家?
青木たか子の加賀友禅の特徴は?
そもそも加賀友禅作家と認められるには、5年以上の年月をかけて師匠となる作家のもとで技法を学び、独り立ちが認められて加賀染振興協会に落款を登録する必要があります。長く険しい修行の時を経て、伝統的な加賀友禅を体現する作家となって初めて作品を世に出せるようになる厳しい世界です。
しかしそれゆえに、加賀友禅の作家が手がける着物はいずれもきわめて上質なものとなります。
青木たか子もまた、「ぼかし染め」をはじめとする加賀友禅ならではの伝統的な技法を身につけ、落款を押すまでになった作家であり、着物の質の高さは折り紙付きであるといえます。
また、次に紹介する作品を見られるように、色とりどりの花々をあしらった壮大な構図の絵柄を染めたものだけでなく、控えめで楚々とした枝花のみを効果的に配置したデザインに仕上げたものなど、幅広い印象の加賀友禅を手がけているのが特徴といえます。
青木たか子の作品紹介
ここでは、青木たか子の手がけた作品を紹介します。
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黒留袖 四季庭園
裾全体に文字通りの“四季庭園”がデザインされた黒留袖です。
淡い色合いで描かれた森を背景に、茅葺の東屋、飛び石が設けられた池、そして四季折々の花や木々が描き込まれているのが特徴です。みずみずしい庭園を見事に描いた一幅の絵画のような文様ですが、あくまでも抑えた色調で描かれており、華美に流れず素朴な自然の姿を写実的に写し取る加賀友禅ならではのスピリットを感じられる仕上がりになっています。
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訪問着 枝花文 暈し染め
満開の花と葉を付けたほっそりとした流麗な“枝花”を描いたデザインが特徴的な訪問着です。
淡い紫の生地に、目に鮮やかな白い花が映えます。決して派手ではなく、加賀友禅に特有の楚々とした仕上がりではありますが、抑制された筆致の中にもそこはかとない華やかさが感じられる着物です。
また、花や葉を表現するにあたって加賀友禅に特有の「ぼかし染め」の技法が用いられているのも特徴で、花びらや葉は外側ほど色が濃く、内側へいくほど淡く彩色されており、立体感と格調の高さを感じさせます。
青木たか子の着物買取は
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加賀友禅の伝統的な技法を駆使し、控えめでありながらも品格の高さを感じさせる加賀友禅の着物を手がける青木たか子の作品は、特に状態の良いものであれば高価買取のチャンスがあります。
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