加賀友禅作家・小田美知代とは?
着物を高く買い取ってもらう方法とは?
このページでは、加賀友禅作家として活躍する小田美知代についてまとめてみました。
着物愛好家の中では人気が高い作家のひとりであり、彼女が手がける着物は「女性ならではの優しく繊細なタッチとエレガントなデザインが美しい」と大好評で、数々の賞を受賞しています。
そんな小田美知代の作品は中古市場でも需要があり、思っていた以上の値が付くこともあるようです。
ここではそんな小田美知代という人物について、また作品の特徴や売却先についてまとめてみました。
小田美知代とはどんな着物作家?
小田美知代は1955年、加賀友禅の本場・石川県金沢市で生まれました。
石川県立工業高等学校デザイン科を卒業後、トヨタ紡績株式会社のデザイン室に入社。しかし2年で退社し、1976年には加賀友禅工房「千紅」に入社しています。
また1979年には坂井泉龍氏に師事し、友禅の図案彩色を学びます。
1982年、第8回加賀友禅新作競技会にて「金沢商工会議所会頭賞」を受賞した小田美知代は1984年に独立を果たしました。
その後は、
・1995年の第13回女流展で最優秀賞
・1999年の第21回伝統加賀友禅工芸展で銅賞
といった華々しい受賞歴を重ね、さらに加賀友禅新作競技会や伝統加賀友禅工芸展といった数々の品評会でも賞を受賞します。
2018年には、第36回女流展で優秀賞を受賞。平成・令和を代表する加賀友禅の女流作家として、今も制作活動を続けています。
小田美知代の加賀友禅の特徴は?
加賀友禅は金沢周辺で作られる名産品で、金糸を使った華美な装飾などを行わず、写実的な日本の美しさを表現しているのが特徴です。
そんな中、特に田中美知代の作品の特徴として挙げられるのは、「現代的なエレガントさ」と「古典的な加賀友禅の美しさ」が調和している点です。女性ならではの細やかなタッチが非常に美しく、「晴れの日の舞台にふさわしい着物」として、多くの女性の支持を受けています。
小田美知代の作品紹介
ここでは小田美知代が手がけた作品を紹介します。
-
訪問着 四季花円文
訪問着は未婚、既婚を問わず着用できる準礼装です。肩から袖にかけて、また上半身にも絵柄が入っていて、ゲストとして結婚式に参加する際やパーティーに出席する際などに着用されます。
この作品は全体が黄色味を帯びたクリーム色に染められており、円状に描かれた四季折々の草花がポイントとなっています。ポンポンと軽やかに咲く花々には、ところどころに伝統的な配色である「加賀五彩」が用いられており、どこか懐かしい雰囲気を味わえるような作品に仕上がっています。
-
訪問着『山法師』
こちらの作品は淡く澄んだ水色に染められたちりめん生地に、夏の草花である「山法師」や「ミソハギ」が描かれており、非常にさっぱりとした仕上がりになっています。絵柄が少なく華美な装飾は一切されていないため、お子さんの七五三や入園式、卒業式などにも合わせやすいデザインとなっています。
-
黒留袖 花熨斗模様
黒留袖は既婚女性の第一礼装で、帯下から裾にかけて絵付け、装飾が行われます。
この作品は伝統的な花熨斗模様をテーマとした作品で、漆黒に染められた生地に加賀五彩の藍色、黄土色、草色などが用いられています。風に揺れるように細かく描かれた草花はどれも繊細で美しく、古き良き加賀友禅の美しさが際立つ作品となっています。
小田美知代の着物買取は
福ちゃんにお任せください
加賀友禅作家のひとりである小田美知代は、女性ならではのセンスを兼ね備えた作家として多方面から高い評価を得ています。
福ちゃんでは、今回ご紹介した小田美知代など「作家物の着物」の買取に力をいれております。
「作家物」といわれる着物のポイントは、
・落款があり証紙が揃っている
・着物の保管状態が良好
・希少性
といった点になります。
「状態があまり良くない」という場合も、まずは一度お問い合わせください。
「福ちゃん」の査定士は着物の価値を見落とさず、適正価格をつけさせていただきます。
着物買取をお考えの方、ぜひ福ちゃんの無料査定をご利用ください。