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軍事切手とは「軍事郵便に使用する事を目的として発行された切手の総称」です。
日本の軍事切手は独自のデザインで印刷された切手は存在せず、当時使用されていた普通切手(菊切手)などに「軍事」という文字を加刷印刷して使用されていました。
軍事切手は同名の切手でも、形や軍事の文字間などで種類が分類されており、それぞれ価値も違ってきます。
切手に精通した査定士でなければ、正確な価値を見抜くのは非常に難しい切手と言えます。
軍事切手のご売却をお考えのお客様は、ぜひ福ちゃんにお任せください。

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  • 新大正毛紙軍事
    広島県
    宅配買取

    買取日:2023/11/23

    軍事切手

    新大正毛紙軍事

    買取価格6,800

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  4. 新大正毛紙軍事

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軍事切手とは?

軍事切手とはどんな切手?

軍事切手の歴史や価値をご紹介いたします

明治、大正、そして昭和の半ばにかけて、太平洋戦争へ至る戦争の時代。日本国内で一般の人々が交わす郵便のほかに、戦地に赴く兵士が故郷の家族や友人、あるいは恋人と交わす「軍事郵便」がありました。名称がものものしいので軍事関係の機密書類のようなものであると思われがちですが、互いの無事を知らせ合ったり時候の挨拶をしたりと、時代や国を問わず人々が手紙で知らせ合うようなやり取りが見られたものでした。
軍事切手は、そんな軍事郵便専用の切手として使用されていたものを指します。

普通切手と軍事切手を見分ける方法は難しくありません。
特に日本で使用された軍事切手は、大きな特徴があるので見間違えるようなことはないでしょう。
当時、普通郵便に貼る切手として発行されていたものの上に、「軍事」という無骨な明朝体の黒文字を加刷したもの。それが軍事切手であり、「軍」「事」の間隔が4ミリのもの、2ミリのものがあります。前者は「Ⅰ型」、後者は「Ⅱ型」と呼ばれています。

日本で郵便制度が確立されて以降、数多くの切手が生み出されてきましたが、軍事切手は現在、その中でも特に高い価値を持つ切手のひとつとされています。
基本的には急ごしらえの切手であり、いわばもとの図柄を「軍事」の黒文字で潰しているものであるため、美的価値はありません。一方で歴史的価値は高く、また希少性がきわめて高いためにコレクションアイテムとしては最高の部類に入ります。

軍事切手の歴史

軍事切手の歴史

明治から昭和初期にかけて「富国強兵」を掲げて日清・日露の戦争を勝ち抜き、東アジアに覇権を敷こうとしていた当時の日本では、中国大陸や朝鮮半島に数多くの兵士や軍属(軍事施設で働くタイピストや料理人など)が赴きました。
太平洋戦争が始まってからは、東南アジアの大小さまざまな島々に送られる兵士や軍属も増加。そんな中で使用されていたのが、普通切手の上に「軍事」の文字を新たに印刷した軍事切手です。兵士や軍属の人々は月に2枚支給される軍事切手を使用し、帰りを待つ日本の人々に便りを送りました。

このような軍隊専用の切手はもちろん旧日本軍の専売特許ではなく、多くの国で軍事郵便、軍事切手は使用されてきました。
日本と世界各国の違いは、多くの国が独自のデザインの軍事切手を作成していたのに対して、日本ではすでに発行されていた普通切手を半ば無理やり軍事切手に仕立て上げていることです。軍事郵便用の切手をわざわざ大量生産するほどの余裕がなかったということからも、当時の日本の状況がしのばれます。

そんな日本の軍事切手は戦後に軍が解体されたために廃止されました。
現在では、通信技術の発達もあって日本で軍事切手にあたるものは使用されていません。

価値ある軍事切手とは?

価値ある軍事切手とは?

軍事切手は存在そのものが貴重であるため、ほかに類を見ない高価買取が期待できます。
特に激しい戦禍にさらされた戦時中の日本で使われた軍事切手は、現物が残っていても汚れや傷み、破れが見られるものが多く、発行されたばかりの姿をとどめているものは決して多くありません。
また、兵士や軍属の人々が個人的な手紙のやり取りをするために使用した切手であるということもあって、市場に多く出回ることがないというのも、軍事切手の希少性を高める一因といえます。

それだけに、形が整っている「美品」と判断されるような軍事切手は高い価値を持ちます。数千、数万の値がつくのは当たり前で、ものによっては1枚のバラ切手で100万単位の高値がつくこともあります。軍事切手であること、それに加えて状態の良しあしが価値を定めます。
家に眠っていた軍事切手の査定や売却をお考えの方は、保管に十分気をつけていただければと思います。

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