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鉄道75年記念切手とは?

鉄道75年記念切手は、1947年に発行された記念切手です。

額面は4円で、蒸気機関車をデザインしたものとなっています。単片での販売が行われず、小型シートとしてのみ発行されていることが特徴として挙げられます。

目次

鉄道75年記念切手の歴史

鉄道75年記念切手

日本で鉄道が開通したのは1872年のこと。東京都と神奈川県を結ぶ新橋・横浜間で開業しました。

それから75年が経過した1947年、記念すべき節目に差し掛かったところで発行されたのが鉄道75年記念切手です。

なお、冒頭に単片での発売がなく小型シートとして発行されたと紹介しましたが、その理由としては、切手収集家向けに制作されたと考えられることが挙げられます。

当時は終戦の2年後で、日本各地に深刻なダメージは残っていたものの、復興への道を着実に歩み出し、徐々に豊かになりつつあった時代。そんな中、切手ブームが到来しつつありました。

そこで、当時の逓信省は収集家向けに記念切手を発行し、利益を確保しようとしていたと考えられます。

鉄道75年記念切手の種類

鉄道75年記念切手

鉄道75年記念切手は、額面4円の1種類のみです。
濃いめの青の単色刷りで、蒸気機関車がデザインされています。

描かれている蒸気機関車は、日本の鉄道の黎明期に北海道で開通した幌内鉄道で走っていた機関車。通称「弁慶号」という勇ましい名前で呼ばれていたそうですが、デザインされている機関車はすらりとして優雅な姿をしているのがわかります。

その他、額面を示す「400(00に下線)」「四圓」と書かれ、さらに「鉄道七十五年記念」という文字も書かれています。
またシートの余白には、発行年月日の「昭和22.10.14」も書かれています。

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